リーダーシップも大事だけど、フォロワーシップも大事
(2025年12月8日の日の出。輝かしい!!)
階層別研修などでは、新任リーダーなどには「リーダーシップ」が定番テーマです。
リーダーシップは目標達成や部下育成など組織運営に不可欠な能力ですね。
多くの方が、自己啓発などを含め、リーダーシップを学んでいることでしょう。
一方、近年、組織運営に必要な能力はリーダーシップだけではないとされています。
それは「フォロワーシップ」や「メンバーシップ」。
そこで、最近注目されている「フォロワーシップ」について考えてみましょう。
■「フォロワーシップ」とはフォロワーシップとは、チームメンバーが組織目標達成のために
上司や他メンバーに働きかけ、支援する能力や行動を意味します。
その行動は、単にリーダーの指示に従うだけでなく建設的な意見を述べたり、
リーダーの間違いに気づいたらそれを指摘し議論を促したり、
リーダーの手が回っていないメンバーのサポートをするなど、
自主的、自律的な働きかけです。
■ フォロワーシップが注目されている理由昨今のビジネス環境の急速な変化により、
強力なリーダーのみで組織目標を達成することは難しいとされています。
さらに、リーダーの考えが必ずしも正しいとは限らない場合もあるでしょう。
そんなとき、リーダーを補佐するとともに、リーダーに臆することなく意見を伝えることができ、
他メンバーを自発的にフォローできる存在は非常に重要です。
会社組織においてフォロワーシップは、リーダーも含む全メンバーに必要なスキルといえるのです。
米国カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授の調査によると、
組織が出す結果に対してリーダーが及ぼす影響力は10%〜20%程度。
対してフォロワーが及ぼす影響力は、80%〜90%にの及ぶとされています。
このことから、フォロワーシップは部下だけでなく、
リーダーを含む組織全体に求められる重要な資質であり、組織の成功には欠かせない要素と言えます。
さらに昨今の人手不足から、中間管理職を廃止し組織をフラット化する企業も増えています。
現代のリーダーは、部下を指導しながらも、
自らの実績に携わざるをえないプレイヤーを兼務している人も多いでしょう。
このような多忙なリーダーを自発的に支えることができるフォロワーシップのあるメンバーは、
ますます必要になってきています。
■ 「フォロワーシップ」による3つの効果(1)組織活性化フォロワーはリーダーの指示、方針などを具体化してチームに浸透させる存在です。
リーダーの方針、考えがわかりやすくチーム全体に行きわたることで、
組織の活性化につながります。
(2)信頼関係の構築「優秀なリーダーには必ず優秀なフォロワーがいる」と言われています。
そんなリーダーとフォロワーが互いに認め合っている職場では、
チーム内に強い信頼関係が生まれる環境が整います。
(3)モチベーションアップリーダー一人ががんばるだけでは企業や組織を成功させるのは難しいでしょう。
チーム内でフォロワーシップが機能していることで、互いに信頼し協力しあう環境になり、
メンバーのモチベーションアップにつながります。
■ おわりにフォロワーシップについては、すでにご存知の方も多いと思います。
今回、改めて、自分を含めチームメンバーのフォロワーシップについて考えてみませんか?
ちなみに、フォロワーシップには5つのタイプがあります。
詳細は後日・・・。
・・・
■フォロワーシップとリーダーシップ、メンバーシップとの違い
フォロワーシップと関連性が強いリーダーシップとメンバーシップとは、次のように意味が異なります。
• フォロワーシップ:フォロワーの立場からリーダーを支援すること
• リーダーシップ:組織やチームをまとめ、目標達成のためにメンバーを導くこと
• メンバーシップ:各人がそれぞれの立場で役割を果たし、組織全体を支援すること
つまりリーダーシップとの違いは、リーダーシップが目標達成に向けて組織やチームを導くことに対して、フォロワーシップは、目標達成に向けて主にリーダー支援がメインであること。
またメンバーシップとの違いは、メンバーシップが組織全体を支援する側面が強いことに対して、フォロワーシップはリーダー支援の側面が強いことです。
■メンバーシップとの違い
リーダーを支援するのが「フォロワーシップ」であるのに対し、メンバーシップは、与えられた役割を果たし、組織全体のために尽力するメンバーです。つまり、フォロワーシップは「フォロワー」という役割を担ったメンバーシップの一部だとも言えます。
●リーダーシップと「フォロワーシップ」の違いと関係性
組織の活性化を図るには、リーダーシップだけはうまくいかないし、フォロワーシップだけでもいけない。組織運営には、ビジョンを示すリーダーシップと、それを実現可能な形に具体化するフォロワーシップの両方が不可欠と言えるでしょう。
つまり「リーダーシップとフォロワーシップ」は組織運営において相互補完的な関係にあるといえます。
リーダーが方向性行動指針を示すことは重要ですが、それだけではメンバーが具体的にどう行動すべきかを判断できず、すぐに動くことが難しい。そこで「フォロワーシップ」が必要になる。行動指針を確認したフォロワーが具体的な行動計画を立て、それを伝えることで、メンバーは目標に向かって行動することができる。
別の日にUP
■「フォロワーシップ」の5つのタイプ
「フォロワーシップ」には次の5つのタイプがあります。
(1)模範的フォロワーシップ
このタイプのフォロワーはリーダーの「腹心」や「側近」とも呼ばれる存在である。自分の意見を持ちリーダーに進言できるだけでなく、メンバーをまとめ上げることも可能だ。模範的フォロワーとなる人は組織を外れた立場でもリーダーと同格であることが多い。
(2)孤立型フォロワーシップ
すべての従業員が組織の方針に従うというわけではない。中には批判的な人間もいるだろう。このような従業員は「問題児」、「頑固」、「判断力が欠如している」と評されることも多い。しかし、チームでの仕事に向かないと思われている従業員でも、組織への貢献を意識しだすようになると理想的なフォロワーに変貌することもある。方針や業務に対して納得感を持たせるフィードバックが重要になる。
(3)順応型フォロワーシップ
リーダーの示す方針に従順に従うタイプのフォロワーを指す。批判等もなくまじめに仕事をこなすが、言われたことに素直に従うのみでリーダーへの進言までは期待できない。自分から提案するというより、指示された業務を積極的にこなしていくタイプのため、組織の中では重宝されると言っていい存在だ。考えを提案してもらうために、積極的に発言の機会を持たせるようにすると良いだろう。
(4)消極的フォロワーシップ
組織への批判もないが、積極的に関わることもないのが特徴だ。このタイプは業務や組織の改善に向けての提案も特に行わない。組織への貢献度も低くなりがちで、フォロワーとしての働きも期待できるとは言い難い。業務に対しどのような目標や希望を持っているかを確認し、やる気を高める努力が必要である。
(5)実務型フォロワーシップ
与えられた仕事はしっかり消化するものの、それ以上の働きまでは期待できないタイプである。バランスが良いと評されることも多いが、挑戦する意欲に欠けるため、組織への貢献は高くも低くもないといったところである。高めの目標を設定しておくと、確実に遂行してくれるため良いフォロワーになれる存在といえるかもしれない。
■「フォロワーシップ」を発揮するうえでのポイント
●リーダーの能力にも限界があることを理解する
一人の強力なリーダーがいるだけでは確実に組織の成功に導けるわけではありません。また、刻一刻と変化するビジネス環境の中では、リーダーの出す方針が必ずしも正解とも限らないでしょう。リーダーを支えるメンバーはリーダー個人の能力には限界があることを理解し、その上で、最適なサポートをする意識を持つことがだいじです。
●クリティカルシンキングを意識する
「フォロワーシップ」とは、従順にリーダーの言うことに従う、ということではありません。時には「その意見は正しいのか」などと組織やリーダーの意見を客観的かつ批判的に考える力、つまり「クリティカルシンキング」の力も重要です。
クリティカルシンキングは単なる否定や批判ではない。物事をあえて批判的に見ることで、客観性を保つことができ、正しい判断につながります。
●自分のフォロワータイプを把握する
メンバーが「フォロワーシップ」を充分に発揮できるようにするためには、自分のフォロワータイプを把握することも必要。フォロワータイプを把握することで自分の強みや弱みも理解でき、それに応じたサポートをすることができます。が可能になる。
●研修を実施する
企業内で「フォロワーシップ」に関する研修を行うのも良いだろう。従業員それぞれが自分に合ったフォロワーシップを見つける機会となるはずだ。特にリーダーが求めているサポートは何かを理解するために、リーダーの仕事を経験させる研修はより有効であると言える。
●コミュニケーションの量を意識する
業務に関係ないことでも話し合い、メンバー同士の距離を縮めておくことも大切。良い人間関係ができていると、意見や問題点を伝えやすくなります。ることが期待できる。
■「フォロワーシップ」の具体的な行動や意識例
●自分以外の仕事も積極的に引き受ける
組織のフラット化が進んでいる場合現代では、自分の業務を遂行しながらマネジメントを行うリーダーも多いでしょう。そのような状況にある場合は、フォロワーも自分の業務に加え、他の仕事を引き受けていく姿勢が重要になってきます。
リーダーに従業員・組織を率いる業務に集中してもらうことで、組織はより良い方向に進んでいけまするだろう。
●リーダーへの提言を日常的に行う
フォロワーに求められているのは、リーダーの意見に異を唱えることなく、従順に従うことではない。
リーダーの示す方針が間違っている場合は意見し、考え直してもらうことも必要。そのためには、日頃からリーダーへの提言を積極的に行い、互いに良い緊張感のある関係を築いておくことが必要重要です。
●リーダーによる指示の背景を全体に伝え浸透させる
リーダーの指示や考えが組織のメンバー全体に明確に伝わるとは限りません。フォロワーにはリーダーの意図や目的を把握し、メンバーに伝えるという役割もあります。
メンバー全体に指示が伝わり、理解してもらうことで、組織運営が円滑に進むようになります。また、フォロワーとしてリーダー、メンバー双方からの信用も得ることができます。
●報連相を着実に行う
着実な報連相もフォロワーに求められます。特にメンバー一人ひとりの考えや状況はリーダーには伝わりにくいもの。報連相を欠かさないことで、リーダーはメンバーの状況を把握することもでき、チームの結束に繋がります。
●最初から完璧なものを求めない
良いフォロワーはリーダーが完璧な人物ではないことを理解しているものです。そのため、適切な補佐とは何かを常に意識することができるでしょう。意見すべき時には意見し、リーダーと共に組織を成長させていくことが大切です。
●上司の最終決定を受け入れる
リーダーは組織の運営について責任を持つ立場です。フォロワーとしては、上司の最終決定を受け入れる姿勢を持つことも必要です。最終決定に至るまでに活発な意見交換をするように心がけましょう。
●ポジティブな思考で、チームの未来を考える
組織を運営する場合、失敗が生じる可能性もあります。しかし、良いフォロワーはその失敗をポジティブにとらえるもの。チーム全体が沈んでいる時でも、留まることなく前向きにリーダーをサポートし、メンバーを鼓舞しましょう。するのが良いフォロワーである。
■まとめ
企業や組織の運営は強力なリーダーだけでは成り立ちません。良きフォロワーシップも加わることで目標達成や組織の運営を成功に導けるでしょう。特に人手不足の企業や組織のフラット化を図る企業では、リーダーであってもメンバー同様に実績を求められます。そこで、重要になってくるのが「フォロワーシップ」。フォロワーシップを発揮することはリーダーの助けにもなり、組織の成長にも繋がります。さらにフォロワーシップを発揮することでその人自身の成長にもつながります。
なお、フォロワーシップのタイプは人によって異なります。まずは、どのようなフォロワーになれるか、もしくはなりたいかをメンバーに意識してもらう、あるいは自分自身で認識することが大切です。
よくある質問
●「フォロワーシップ」の身近な例は?
フォロワーシップの身近な例としては、まず業務を積極的に引き受ける姿勢がある。忙しい上司をサポートするため、自分の役割を判断し自発的に行動することだ。また、上司への提言も積極的に行い、上司の判断が誤っていると思われる場合は臆せず意見を述べることも重要だ。さらに、上司の指示をメンバーに伝え、組織の業務を円滑にさせる行動もフォロワーシップと言える。
●「フォロワーシップ」に必要な能力は?
「フォロワーシップ」に必要な能力は、状況把握力(現状を理解し、自分がすべきことを判断する力)、質問力(疑問点の解消や建設的な提言をする力)、柔軟性(変化に素早く対応する力)、主体性(自ら判断し、行動する力)、協調性(メンバーと協力関係を築く力)などが挙げられる。
・・・
<カオナビ 2024/08/03>
1.フォロワーシップとは?
フォロワーシップとは、部下やチームメンバーが、組織の目標達成のために上司やリーダー、他メンバーに働きかけ支援することです。具体的には、上司の意思決定や行動が間違っていれば議論を促したり、リーダーの手が回っていないメンバーのサポートなどを自主的に行うことなどの行為を指します。
現代のビジネス環境は急速に変化しており、組織のリーダーではないフォロワーも、能動的な判断や行動が求められるようになっています。会社組織においてフォロワーシップは、リーダーも含む全メンバーに必要なスキルといえるのです。
アメリカにあるカーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授の調査によると、組織が出す結果に対してリーダーが及ぼす影響力は10%〜20%程度。対してフォロワーが及ぼす影響力は、80%〜90%にのぼるそうです。
このことから、チームの成果を最大化させるには、フォロワーシップが欠かせないと分かります。
フォロワーシップは、組織におけるメンバーの行動パターンのひとつ。組織のリーダーではないフォロワーも、能動的な判断や行動が求められています
2.フォロワーシップとリーダーシップ、メンバーシップとの違い
フォロワーシップと関連性が強いリーダーシップとメンバーシップとは、次のように意味が異なります。
• フォロワーシップ:フォロワーの立場からリーダーを支援すること
• リーダーシップ:組織やチームをまとめ、目標達成のためにメンバーを導くこと
• メンバーシップ:各人がそれぞれの立場で役割を果たし、組織全体を支援すること
つまりリーダーシップとの違いは、リーダーシップが目標達成に向けて組織やチームを導くことに対して、フォロワーシップは、目標達成に向けて主にリーダー支援がメインであること。
またメンバーシップとの違いは、メンバーシップが組織全体を支援する側面が強いことに対して、フォロワーシップはリーダー支援の側面が強いことです。
3.フォロワーシップの重要性
現代では多様な価値観や考え方が尊重されるなか、フォロワーシップの重要性が増してきているのです。一人ひとりが個性を発揮しながら多くの人とかかわり、組織全体を発展させていくには、フォロワーシップが必要だからです。
相乗効果によるリーダーシップの向上
フォロワーシップは、単独では影響力がありません。リーダーによるリーダーシップのもとで効果を発揮します。
たとえばリーダーシップによりビジョンが提示された状況下で、物事を具体化して実行するのは、フォロワーシップの力によるもの。つまりリーダーが方針を示したのち、フォロワーが実現できるように計画するという流れになっています。
組織を活性化させる
フォロワーは組織を活性化させる存在としても重要です。リーダーとともに組織の構成要素であるため、行動の仕方により組織全体を活性化できます。
リーダーである上司に対してフォロワーが上手に働きかけ、リーダーの素質が向上する場合もす。それまで停滞気味だった組織全体の改善も期待できるのです。
信頼関係の構築につながる
リーダーは、フォロワーの存在なくして成り立ちません。どんなに素晴らしい功績があっても、その人をリーダーと認めるフォロワーがいなければ、リーダーで居続けるのは難しいといえます。
組織ではリーダーとフォロワー、互いに認めあうことが必要。つまりフォロワーシップの強化は、組織全体の信頼関係に影響しているのです。
仕事へのモチベーションを高める
組織で良い仕事を成し遂げるのは、リーダーにとって重要なこと。そのためには、個々の能力によるだけでなく、組織の人員のモチベーションを高い水準にしておかなくてはなりません。
そこで同僚と関係や作業環境を良好なものにしておくと、フォロワーシップが高まります。皆が生き生きと働けるため、組織全体のモチベーション向上も期待できるでしょう。
現代は多様な価値観や考え方が尊重されており、そういった環境でフォロワーシップの重要性はさらに増してきています
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4.フォロワーシップにおける5つのタイプ
フォロワーシップには5つのタイプがあります。それぞれについて見ていきましょう。
1. 模範的なフォロワー
2. 孤立型フォロワー
3. 実務型フォロワー
4. 消極的フォロワー
5. 順応型フォロワー
@模範的なフォロワー
このタイプはしばしば「右腕」とも称されます。リーダーに対して自分の意見を伝えられ、周囲とも協調できる存在です。
公式の役職以外では、リーダーとほぼ対等な立場でフォロワーの理想像といえるでしょう。ほかフォロワーとの関係を調整し、組織全体をも向上できる役割といえます。
A孤立型フォロワー
孤立型フォロワーは、組織への貢献度はそれほど高くなく、批判的な発言が多いです。
このタイプは自分では「自立した一匹狼である」と思っているものの、周囲からは「問題児で不満分子」「チームプレイに向かない」「頑固で判断力に欠けている」と思われている場合が多くなります。
貢献しようという気持ちを持ち、前向きに取り組めば模範的なフォロワーに近付くでしょう。
B実務型フォロワー
実務型フォロワーは、誠実に仕事をします。しかし言われたことの範囲内で収まるもので、それ以上の発展した行動は行いません。
周囲からはバランスが良い人物と見える半面、「挑戦力に欠ける」「どこか官僚的なところがある」と批判される場合も。提案力や集団への貢献力は高くも低くもなく、中程度です。
C消極的フォロワー
消極的フォロワーは、批判もせず積極的な関与もしないというタイプ。周囲からは、おとなしく主体性がないように見えています。
自分の意見がないため提案もせず、組織への貢献力も低くなっています。組織に居ても存在価値が発揮できておらず、フォロワーとしての役割はあまり果たせていません。
D順応型フォロワー
リーダーの意見を批判せず、指示や決定事項に従順に従うのが順応型フォロワーです。まじめで素直な人だと評価される半面、自分の考えを持たないため「イエスマン」「ゴマすり」だと批判される場合も。
指示待ち型の人物で、組織の中で提案力は低いものの、扱いやすく積極的に取り組むため、貢献力は高めになるタイプです。
フォロワーシップのタイプは、「模範的なフォロワー」「孤立型フォロワー」「実務型フォロワー」「消極的フォロワー」「順応型フォロワー」の5つです
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5.フォロワーシップの具体的な行動例
フォロワーシップを意識して行動すると、「同じ成果にたどり着くまでの時間や費用が節約できる」「組織が活性化する」などプラスアルファの効果が期待できます。フォロワーシップ行動の具体例について見ていきましょう。
積極的に仕事を引き受ける
目の前に課題があるときに、解決に向けてフォロワーである自分自身がどうするか、何ができるかを考えます。
求められる内容やできる事柄へ取り組むうちに周囲のフォロワーも影響を受け、相乗効果によって組織全体が生き生きとしたものになっていくのです。
自分の意見をしっかり伝える
ほかの人と対立したりアイディアが不採用になったりするかもしれません。自分によいアイディアがあれば、臆せず積極的に発信しましょう。組織や顧客のニーズにあった内容であれば採用される可能性も高く、組織全体の成功にもつながります。
全体への貢献を考える
自分やチームなど近い関係の利益ばかりでなく、さらに大きな組織や会社全体への貢献を考えて行動してみましょう。より多くの人々の利益になるように配慮すると、今まで以上に視野が広がり、その結果、自らのリーダーシップも養われます。
組織で動いているからこそ、フォロワーも組織全体について考えることが大切なのです。
完璧を求めない
ほかの人に、最初から完璧なものを求めない点も、重要なフォロワーシップ。完璧を求めると仲間が萎縮して消極的になったり、メンバーと衝突したりする可能性が高いです。上司自身も完璧ではない場合もあるでしょう。
誰しもミスや見落とし、スピードの遅れなどがあると理解し、先回りしてフォローするなどの行動がポイントになります。
他者のニーズをくみ取る
多様な人々で構成される組織の場合、さまざまな人物像のリーダーやほかフォロワーとの協調が求められます。そこで必要とされるのは、他者の気持ちをくみ取る能力。
お互い敬意を持って接していければ、コミュニケーションはうまく取れます。優れたフォロワーは対人マナーにも優れているため、他者を不快にはさせません。
自他の行動を検証する
まずリーダーや自分自身の行動を振り返り、冷静に評価します。異議や提案があれば、その上で建設的な意見を述べましょう。
上司や会社に文句ばかり言っていても、組織の健全化・環境の改善にはつながりません。
また自らの行動がきちんとしていないと聞く耳を持ってもらえないでしょう。
未来志向で物事を考える
反省は重要ですが、過去にこだわっていると何も生まれません。未来に焦点を合わせられれば、過去の反省が未来を考えるベースになります。
人間は感情に左右されやすい生き物。ポジティブ思考で発言したり行動したりすると、明るい希望が生まれ、組織全体の活性化につながるのです。
フォロワーシップを意識した行動は、組織全体に良い影響を及ぼします。未来志向で積極的に行動したり、他者を思いやったりするとよいでしょう
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6.フォロワーシップを実践するためのポイント
フォロワーシップを円滑に取り入れるには、どうしたらよいのでしょう。組織でフォロワーシップを発揮できるベースや環境づくりについて、以下で詳しく見ていきましょう。
まずは自分のフォロワータイプを知る
各自が優れたフォロワーシップを発揮するためにも、まず自分のフォロワータイプを知りましょう。そのうえで、良いフォロワーとして不足している点は何か理解し、工夫して行動します。
たとえば、孤立型フォロワーは意見を不満のように述べるのではなく、改善案として提言する形に変えていけば組織にとってプラスになります。
研修を行う
研修を行い、フォロワーシップについて学ぶ機会を設けるのもよいでしょう。たとえば中堅社員がリーダーの仕事を代行し、管理職の役割をするなどです。
その経験により、中堅社員は「自分がメンバーとしてどう行動すればよいか」を学べるため、優れたフォロワーシップが備わるでしょう。
批判的な思考を取り入れる
フォロワーはリーダーを支える役割のため、批判的な思考を持つ、つまりクリティカルシンキングを身に付けるのも重要です。
組織やリーダーの意思決定に対して、「意思決定は本当に正しいか」「問題の本質は一体何なのか」つねに意識している人物が必要といえます。組織がイエスマンのみで構成されているとなれ合いが発生し、向上は期待できません。
コミュニケーションの機会を増やす
普段から業務に無関係な会話でもよいので、コミュニケーションを取って距離を縮めておきましょう。もともと良い人間関係ができていると、批判や意見を言いやすくなります。伝えづらいことほど重要な事柄である場合が多いのです。
・・・
「フォロワーシップ」のAI回答
フォロワーシップとは、組織の目標達成のために、部下やチームメンバーがリーダーや他のメンバーを自律的に支援する能力や行動を指します。単に指示に従うだけでなく、建設的な意見を述べたり、リーダーの間違いを指摘したりすることも含まれます。
フォロワーシップの定義
フォロワーシップは、組織の成功や発展のために、自分の立場から積極的にリーダーや周囲のメンバーに働きかけ、支援することです。リーダーシップが組織を導く役割であるのに対し、フォロワーシップはリーダーが示したビジョンに共感し、組織をサポートする働きを指します。
フォロワーシップが求められる理由
現代の企業では、人手不足により管理職の負担が増加しています。マネジメントと実務を兼ねるプレイングマネージャーが増え、マネジメントに割けるリソースが減少しているため、管理職をサポートするフォロワーシップが不可欠です。また、チームの成果の8割以上はメンバーの影響によるとも言われています。
具体的な行動例
フォロワーシップを発揮する具体的な行動には、以下のようなものがあります。
• 積極的に業務を引き受ける
• リーダーに建設的な意見を伝える
• リーダーの指示をチーム全体に浸透させる
• メンバー間のコミュニケーションを密にする
リーダーシップとの関係
フォロワーシップとリーダーシップは、組織の目標達成という共通の目的を持ち、相互に補完し合う関係です。リーダーシップが方向性を示すのに対し、フォロワーシップはその方向性を具現化し、実行力を高めます。両者が相乗効果を発揮することで、組織はより大きな成果を生み出します。
フォロワーシップに必要な能力
フォロワーシップには、「貢献力」と「批判力」の2つの軸が重要とされています。
• 貢献力: 積極的に組織に関与し、行動する力
• 批判力: リーダーや組織の意見を客観的に評価し、建設的な提言を行う力
これらの能力をバランス良く持つ「模範的フォロワーシップ」が理想とされています。
・・・
<日本の人事:2014/09/16>
フォロワーシップとは?
上司のリーダーシップを補完する概念として、部下(フォロワー)が自主的な判断や行動で上司を支え、組織における成果の最大化をはかることを「フォロワーシップ」といいます。
掲載日:2008/11/17更新日:2014/09/16
リーダーだけに依存する組織は危ない
貢献と批判で上司を支える「部下力」が必要
「部下は上司を選べない」とよくいわれるように、組織とその構成員の命運は、上に立つリーダーの手腕次第と一般的には考えられています。たしかに企業が目標を達成するうえで、トップやマネジャーのリーダーシップは必要不可欠です。しかしフォロワーなしには、リーダーもまた存在できません。現に「組織における成果のうち、リーダーの影響力がおよぶ割合は2割程度にすぎず、残りの8割はフォロワーである部下の力に左右される」という研究結果もあり、米国では1990年代以降、旧来のリーダーシップ偏重の組織論を見直す動きが高まっています。そうした中で注目されているのが「フォロワーシップ」――部下が上司を動かすという概念です。
上述の研究結果を発表した米カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授によれば、「フォロワーシップを構成する要素は『貢献力』と『批判力』の2つ。上司の指示に従って目標達成にまい進する誠実な貢献と、その指示の妥当性を自分なりに判断し、必要な場合は諫言も辞さない批判的思考とを、高い次元でバランスさせている人材が良いフォロワーである」と同教授は指摘しています。
近年、多くの企業ではリストラに伴う組織のフラット化が進み、管理職ポストも以前に比べて大幅に削減されました。その結果、リーダーがリーダーとしてのキャリアを十分に積まないまま、プレイングマネジャー的な立場で多くの部下を抱えるという図式が広がりつつあります。こうした現状に、日本でいちはやくフォロワーシップに着目した三菱総合研究所の仲伏達也主任研究員は、「不確実性の高い現在の社会で、一人あるいは一部のリーダーに依存する組織は、リスクへの感度が悪く、危機にもろく、組織として発揮できるパフォーマンスにも限界がある」と警鐘を鳴らします。「貢献力」と「批判力」で上司を補完するフォロワーシップの必要性は、今後さらに高まると見ていいでしょう。
ベンチャー、飲食、アミューズメント業界に特化した人材ビジネスを展開するFaithホールディングス(東京・港区)は、組織を成功に導くプロフェッショナルフォロワーを育成する研修プログラム『Initia(イニシア=率先)』を開発、2008年2月より本格的なサービス提供を開始しました。前述の業界ではとりわけ、現場を支える部下一人ひとりの行動が業績に大きな影響をおよぼすといいます。同社では、リーダーシップとフォロワーシップを両輪と位置づけ、組織の成功のために上司を全力で支えられる人材の育成を支援しています。