断酒ではなく減酒
コロナ禍も第8波に突入した模様。
そんな訳で最近は、11月に忘年会を開く人も多いとか。
年末年始は、お酒を飲む機会も増えまからすね。
まあ、酒飲みは、年中飲んでいますが・・・あたしみたいに・・・
先日、そんな私も危惧している「アルコール依存症」について、
新たな見解が日経新聞(11月12日)に掲載されていました。
いわく「断酒ではなく減酒」だそうです。
記事には、
「新型コロナウイルス禍でリモートワークへの移行が進み、
家庭で飲む酒の量が増えた人は少なくない。
健康のためにコントロールするにはどうしたらいいのか。
ヒントは新たなアルコール依存症治療の取り組みである『減酒』治療にあった」
とあります。
そうなんです、外で飲む会が減った分、家飲みが多くなっているのです。
困ったものです。
記事は続きます。
「お酒の量を減らしたい思う理由は人それぞれ。
『朝から充実した時間を持ちたい』という前向きな人もいれば
「酒が残って午前中の会議が辛い」という少し深刻な悩みを持つ人もいる。
最近では飲酒と健康との関係も詳しく解明されている。
佐賀県医療センター好生館(佐賀市)精神科の角南隆史医長は
「酒は百薬の長といわれてきたが、
アルコールは少なくても飲む量に応じて心臓血管障害などのリスクを高める」
と指摘する。
■ 飲み過ぎサイン「厚生労働省が示す適正な1日の飲酒量は純アルコール量で20グラム程度まで。
60グラム以上は多量飲酒者となるが
『一人ではなかなか酒量を減らせない』という人は少なくない」
ということで、記事には「飲み過ぎ(依存症予備軍)サイン」が掲載されています。
・帰宅後はまず冷蔵庫を開けてビール
・・・これ、ほとんどの人が当てはまるのでは?
・5年前と比較して酒量が増えた
・イライラすると飲みたくなる
・友人との「飲み会」だとつい飲み過ぎてしまう
・昨夜どれくらい飲んだか思い出せないことがある
・医者に「お酒を控えめに」といわれても聞き流してしまう
・職場健診の飲酒問題を評価するテスト(AUDIT)で10点以上
◆参考 量の目安
・20g程度までが適正量
・40g以上で生活習慣病リスクが高まる
・60g以上は多量飲酒(一日純アルコール感染)
いかがでしたか?
あたしは、正直、ほとんど当てはまっています・・・トホホ
ということで、記事にはアルコール依存症治療の変化があるというのです。
かつては「断酒」で全く飲まないことを強く求めたのですが、
新たな治療は「少しでも減らせば心身によい効果が得られる」という
「減酒」が提案されているそうな。
記事にはそのコツも掲載されています。
■ 無理なく酒量を減らすコツ1.飲む前には・お酒の買い置きをしない
・ビールは1日分だけ冷蔵庫に
・ノンアル、微アル飲料を試してみる
・午後6時までは絶対飲まない
・家族に「酒を減らすぞ」宣言をする
2.飲むときは・グラスは一口飲んだらテーブルに置く
・つまみや料理は早めに食べる
・飲む前にチェイサーやノンアル飲料を
・ワインなどを味わって
・・・できますか? できていますか?
■ 減酒のメリットを確認し好循環をはかる記事には減酒によるメリットもありました。
1.まずは自分の酒量を正確に知る
2.目標を決め、毎日酒量を記録する
3.減酒のメリットを確認して好循環を図る
@まず少しずつでも酒量を減らす
➁減酒による体の変化を感じる
・よく眠れる
・頭がスッキリする
・仕事の能率がアップする
・充実した休日が過ごせる
・疲れやだるさを感じにくい
・お金に余裕がでる
■ まとめ記事には、まずは減酒日記で毎日の飲酒量を純アルコール量(グラム)で記録し、
自分の問題点を意識することが第一歩としています。
スマートフォンのアプリでも簡単に記録できるそうです。
サクラの樹クリニック秋葉原の倉持院長は
「酒量を少し減らすだけで、頭がスッキリした、よく眠れるなど体に変化が表れる」
と指摘。
自覚することで減酒のモチベーションがさらに高まるといった好循環をもたらすという。
記事の最後には
「飲酒量を自分でコントロールする習慣を身につければ、
その先にはより快適な生活が待っている」と締めくくられています。
■ おわりに断酒、減酒は、あたしにとっては、今や永遠のテーマ。
まあ、今年に入って酒量も増えていますが、ときには二日酔いで断酒の日も。
でも、疲れを感じるとついイッパイ。
暑くて汗をかいたら、ついイッパイ。
がんばったあとは、自分にごほうびのついイッパイ。
それでもいまのところ、肝機能の数値は平常です。
ま、他の臓器に影響がでているかもしれませんが。
ときどき、このような記事を目にして、自分を戒めることも必要ですなあ・・・。
と言いながら、ついイッパイ、なんてね。