2025年02月04日

SWOT分析@


SWOT分析

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戦略策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化などを行うための
フレームワークのひとつに、有名なSWOT(スウォット)分析があります。

ご存知の方も、日ごろ活用されている方もおられるでしょう。

このフレームは、自分のキャリアデザインや起業のための分析に使うこともできます。

それでは、今日はまず、SWOT分析の基本について考えてみましょう。


■ SWOT分析(スウォット分析)とは

企業の戦略立案や、目標達成のための意思決定の参考にするために、
自社を取りまく外部環境(競合、法律、市場トレンド)と、
内部環境(自社の資産、ブランド力、品質、価格)を洗い出し、
それぞれプラス要因とマイナス要因に分類して分析する手法です。


■ SWOT分析を行う目的

SWOT分析を実施する目的は、効果的な経営・マーケティング戦略を立案すること。
ビジネスにおいて戦略や計画を立てるためには、
自社の現状や競合企業、市場の将来性といった複数の要素を
正しく把握・分析することが必要不可欠です。

それらの要素を、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、
Threat(脅威)の4つの要素に整理することで分析しやすくなり、
戦略立案に役立てることができます。

ちなみにSWOT分析は戦略決定の前後両方で活用されることがあり、
SWOT分析を元に戦略を決定する場合と、
決定した戦略についてSWOT分析を用いてレビューをする場合もあります。

・Strength(強み)
 自社や自社商品の長所や得意とするところ。内部 環境のプラス要素。
・Weakness(弱み):
 自社や自社商品の短所や苦手とするところ。
 悪影響を及ぼすと考えられる内部環境のマイナス要素。
・Opportunity(機会):
 社会や市場の変化などにより、自社や自社商品にとってプラスに働く外部環境のプラス要素。
・Threat(脅威):
 社会や市場の変化などにより、自社や自社商品に悪影響を及ぼすと考えられる
 外部環境のマイナス要素。


■ おわりに

今日はここまで。

どうですか?
初めての人は、ちょっとやってみたくなったのでは?
個人でやるもよし、グループや仲間とやってみてもいいでしょう。

明日は、より詳しくみていきましょう。



2021年05月11日

年収の一割を自己投資に


自己投資している?
「その時=チャンス到来時」のために自己投資を

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知人が手当たり次第にセミナーを受講しているようです。

少し前、ある資格についてアレコレ話をしていたところ、
その日うちにその資格取得のためのオンラインセミナーに応募したとか。

今年に入ってからも複数、資格取得セミナーに応募しているのです。
行動力ありますよね。

「すごいね!」と感心し、すごく刺激を受けた私でした。

彼がセミナー受講をしている理由は、
「コロナ禍で仕事がヒマになり時間があるため」と
やはり「コロナ禍でこれからの仕事の不安があり、
次につなげる資格を取得するため」とのこと。

納得です。

以前から自己投資を惜しまない人間でしたが、
今の環境がより後押ししているようです。

著名人の著書の中で、
「キャリアアップを図るために『年収の1割を自己投資にすべき』」
という指摘が多いことを思い出しました。

確かに、いわゆる優秀な人、勉強しているなあると思える人は、
自己投資を惜みません。

ちなみに「自己投資」の例としては、
王道の「資格取得」以外にも、
「会社の通信教育に申し込む」という手もあります。

会社主宰の通信教育なら、
終了した時点で料金が補填されることも多いでしょう。

他にも「知識を得るための書籍やビジネス雑誌の購入する」
(図書館で借りるより自腹を切る方が身につくという説を私は信じています)
や「社外セミナーに参加する」というのもいいですね。

「異業種交流会」や「社外勉強会」への参加もあります。

コロナ禍でZOOMなどのオンライン化が進み、
自宅で、交通費もかからず、全国から参加できるいう
これまでにない利点が生まれました。

さらには、ノートPCやモバイルPCを新調したり、
プリンターやプロジェクター、
あるいはZOOM利用のための機材に投資してもいいかもしれません。

今、「人生100年時代」の到来と「コロナ禍」で、
働く環境は激変しています。

60歳定年でその後は悠々自適だった時代は今や昔。
65歳まで働く時代が到来し、
今は少なくとも70歳まで働くべき時代へと変化してきました。

ほとんどの会社では、再雇用制度の延長や定年延長が制度化されてきています。

ところで、長く働き続けるための今の選択肢は3つあるといわれています。
・今の会社でできるだけ長く働き続ける
・転職を重ねながら働き続ける
・個人で稼いでいく

いずれも、今の知識やスキル、あるいは資格だけでは、
自分が希望する働き方はほとんどできないのが現実でしょう。

同じ会社で働き続けることができたとしても、
刻々と変化していく経営環境のもと、
これまでのキャリアのみでは通用しないことも多くなってくると思いませんか?

ということで、
今こそ自己投資を充実させるべき!
と確信する今日この頃です。

さて、あなたは年収の何割を自己投資に充てていますか?


2019年07月29日

部下のやる気を引き出すには?


まずは、上司(あなた)の言動を変えてみよう!


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先日、とある研修で
「部下のやる気を引き出すにはどうしたらいいか」
という質問を受けました。

どうも、やる気のない部下が多いようです。

部下のやる気を引き出すこと、
部下のモチベーションをあげることも、
上司の役割のひとつですね。

実は、部下のやる気が上がらない理由に、
上司である自分に原因がある場合も・・・。

ご自分でも、自分のモチベーションが上がらなかったとき、
自分の上司の言葉や仕事の振り方が原因のこと、
ありましたよね。

ということで、
こんな自問(セルフコーチング?)で、
確認してみませんか?

参考「しつもん仕事術」松田光弘著 日経BP社  


■ 部下のやる気を引き出す確認質問

・どんな時に部下の笑顔が見られますか?
・どんな時に、部下はやる気をなくしていますか?
・その原因は何だと思いますか?
・部下のどんなことを認めてあげることができますか?
・部下のどんなこと、どんなところをほめたいですか?
・部下から学べることは何ですか?
・あなたは、自分の上司がどんな上司であれば、
 やる気が出ますか?
・あなたが変われるところはどこですか?


■ おわりに

いかがですか?

ちょっとグサっときませんか?

たとえば、あなたの部下は今、笑顔でいるか、不機嫌か?
笑顔であっても不機嫌でも、必ずその理由があります。

部下がやる気をなくしている、そんな場面にも遭遇するでしょう。

その原因を考えてみませんか。

それだけでも、打つ手が浮かんでくるでしょう。


部下のやる気を引き出す方法は、
多くのビジネス書で取り上げられています。

その方法を試すこともいいですが、
まずは現状確認からですね。