三人のレンガ職人のお話
(2026年5月20日 晴れやかな青空と雲です)
リーダーシップ研修などで紹介される「三人のレンガ職人のお話」。
有名な寓話ですね。
同じ意味を持つ「3人の城壁職人」とか「3人の教会の大工さん」という逸話もあります。
ご存知の方も多いでしょう。
このお話の意図は、どのような仕事、雑用と思える仕事であっても、
その仕事の「意味」や「目的」、「目標」を持つことで
モチベーションが上がり真摯に取り組めるというもの。
結果的に自分にとって意義ある仕事になります。
逆に、何の意味も目的も持たないで仕事をすると、つまらない作業になってしまう、
ということでもあります。
では、簡単にご説明します。
■ 三人のレンガ職人のお話
旅人がある町を訪れたところ、教会の工事現場で働いている職人たちと出会いました。
1人目の職人に「あなたは何をしているのですか?」と尋ねました。
するとその職人は「レンガを積んでいるだけさ」と答えました。
しばらく歩いたのち、2人目の職人に同じ質問をしました。
その職人は「家族を養うために、レンガ積みの仕事をしているのっさ」と答えました。
さらに、3人目の職人に尋ねたところ、
「歴史に起こる大聖堂を作って、みんなの心安らぐ癒しの場所を造っているのです」
と答えました。
この3人の答えはいずれも、私たちが与えられた仕事に対して考えている答えです。
■ 三人のレンガ職人の答えの解釈
1番目のレンガ職人の答えは「レンガを積んでいるのだ」というもの。
この職人は、仕事に対し、特に目的も意味もなく、単なる作業として働いている。
2番目のレンガ職人は「家族を養うために、レンガ積みの仕事をしている」と答えている。
この職人は、仕事をするのは「生活費を稼ぐのが目的」である。
3番目のレンガ職人は「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」という。
この職人は「後世に残る事業に加わり、世の中に貢献する」という明確、
かつ崇高な目的を持って仕事をしている。
この3人のそれぞれ答えは、私たちが仕事に向かうときに、いずれも思い当たる考え方です。
結論。
同じ作業をしていても、目的を持つか、あるいは何を目的とするかによって感じ方、
働き方は違ってくる、ということでしょう。
同じ働くなら、夢を持って働く「3人目の職人」でありたい。
というお話です。
■ ちなみに
この「三人のレンガ職人」は、そもそもイソップ寓話らしいです。
一方、米国の経営学者、P・F・ドラッカー(1909〜2005年)の名言という説もあります。
ドラッガーが提言したとあれば、ビジネスシーンでの説得力がありますね。
ドラッガーの「現代の経営��」に「3人の石工」の物語が載っているとのことです。
■ おわりに
今、あなたは、どんな意識、どんな目的で、目前の仕事をしていますか?
あなたの部下はどうでしょう?
単純作業や苦手な作業が重なると、ついつい一番目の職人のような感覚になってしまいがちです。
あるいは、「仕事は生活費を稼ぐのが目的」と考えている人も多いでしょう。
多様な仕事の価値観が存在する昨今、「お金を稼ぐのが目的」という人は多いです。
それでも、自分なりの目的や、価値を考えて取り組む方がいいのではないでしょうか。
「世の中に貢献する」といった崇高な目的でなくても、
人に役立ちたいとか、助けになりたいといった考えもいいでしょう。
あるいは、自分のためになる、スキルアップや能力向上、経験にもつながる、と考えてもいいですね。
そこで、明日の朝礼で、部下たちに紹介してみませんか?
そして「今のあなたは、3人の誰の考え方に当てはまりますか?」と質問してみてもいいでしょう。
何度も言いますが、多様な価値観が存在する今、いろんな意見がでてくるかもしれませんよ。
