アソシエイトとデソシエイト 自分を客観視してみる
(2026年10月7日 2種類のススキとセイタカアワダチソウ)
多忙な毎日。
つい目の前の仕事に埋没してしまう日々です。
ところで、今の自分はどうなのか?
他者は、自分をどう見ているのか?
自分はどう見られているのだろうか?
相手に質問してもいいのですが、正直に答えてくれるかは疑問です。
ならば、自分で自分を客観視してみませんか?
その手法がディソシエイトとアソシエイトです。
■ ディソシエイトとアソシエイト
・アソシエイトとは、自分自身がそれを体験している状態。主観的状態ともいえます。
・ディソシエイトとは、それを体験している自分を外から見ている状態。客観的状態ともいえます。
NLP(神経言語プログラミングのことで、ジョン・グリンダー(言語学者)とリチャード・バンドラー
によって提唱された、コミュニケーション、能力開発、心理療法へのアプローチを目指す技法)では、
次のような使われ方をします。
たとえば、過去のネガティブな出来事を思い出し、アソシエイトとディソシエイトの二つの視点で
感じてみます。
�@まずは「アソシエイト(体験している自分自身目線)」で感じてみます。
するとその時のネガティブな感情がありありと思い出され、嫌な気分になったり、
落ち込んだり、腹が立ってきたりします。
�A次に「ディソシエイト(体験している自分を第三者的視点で見ている)」で感じてみます。
すると、そのときの嫌な感情は緩和され、客観的に違った見方ができるようになります。
■ ディソシエイトの使い方
人間はつねにアソシエイト、つまり自分の視点のみで物事を見ており、体験もしています。
そのため直接的に悩んだり、落ち込んだり、イライラしたり、腹が立ったりします。
ネガティブな出来事が発生したとき「ディソシエイト」のスキルを使ってみるのも、
手ではないでしょうか。
問題が発生したときや解決策が浮かばないとき、切羽詰まったとき、万事休すと思ったときなどに、
「ディソシエイト」の視点で、意識的に自分を含めた全体像を見てみる。
あるいは、距離を置いて見てみる。
すると、まったく別の見方や考え方、解決策が湧き上がってくるでしょう。
■ ディソシエイトの事例
たとえば、人事異動で新しい職場に移ったとします。
まったく異なるジャンルの職場です。
新入社員ならともかく、リーダーとして異動したので誰も何も教えてくれません。
途方にくれながらも、リーダーとして責任を果たさなければならないと焦る自分。
そんな自分の状態を、ディソシエイトで見てみると?
一人で黙々と忙しそうにがんばっている自分と、周りの部下や上司が見えます。
部下や上司たちは、自分をどう見てどう感じているのでしょうか?
「いったいどんな人なのだろう?うまくやっていけるだろうか?」と不安な気持ちでいる。
「異動したばかりだから、知らないことが多いのは当たり前」と理解している。
「お手並み拝見」と距離を置いている。
「期待してる」と心の中でエールを送っている。
中には、「なんでも一人でやろうとしないで、私たちにも聞いてください」と思っている人も
いるかもしれません。
さあ、どうしますか?
ヒントとしてまずは、信頼関係の構築からでしょう。
そのためには、気楽にコミュニケーションからはじめるのがいいでしょう。
距離を縮めるあいさつや声掛けはもちろん、自分を理解してもらうための自己開示も必要ですね。
■ おわりに
多忙で変化の激しい今日、人間だれしも視野狭窄になりがちです。
主観的になりすぎて見えなくなっていたことも客観的にとらえるだけで、
見えるようになったり楽にもなったりします。
次の一手も浮かんでくるのではないでしょうか?
自分と自分の周りを客観的に見てみる「ディソシエイト」の視点、ぜひ、使ってみましょう。
・今の職場のあなたは、ディソシエイトで見てみるとどう映りますか?
・今のあなたの職場全体をディソシエイトで見てみると?
・業界の中であなたの会社をディソシエイトで見てみると?
新しい気づき、あるのではないでしょうか?
