とある資料を調べるために、本棚を探っていたら、
とある本、発見!
「プロティアン」
これまでは、雑誌の書籍紹介や新聞の書籍広告で気になった本、
すべて、手当たり次第にamazonで購入していました。
が、最近の私は、
新聞の書籍紹介広告のうち気になった紙面を切り取って保管しています。
というのも、
広告に面白い謳い文句があるものの、書籍を購入して読んでみると、
イマイチって本も多いものです。
つまり、失敗買いも多々ある、ってこと。
コロナ禍で収入が減ったこともあり、
とりあえずは切り取って保管、いわゆる「寝かしておいて」
それでも興味を抱くなら購入することにしています。
これも節約術のひとつ!
で、先日(2021年3月23日)、
日経新聞の広告で「プロティアン」をみつけました。
「プロティアンと言う言葉、どこかで見たよな」てな感じで、
興味を持ったのでした。
ところが、すでに購入していた。
それも2019年。なんと2年前!!
ヤバいよ。
ときどき、同じ本を二度買いしてしまう私。
よかった、見つけて。!
で、ついでにパラパラと読んでみると。
■プロティアン・キャリアとは
1976年
米国ボストン大学経営大学院「ダグラス・ホール」教授
(組織行動学、心理学)提唱。
「プロティアン」
ギリシャ神話で思いのままに姿を変える神「プロテウス」が語源。
ちなみに筆者の「田中研之輔氏」は、
法政大学キャリアデザイン学部の教授さんです。
人生100年時代。
働き続けるためには「変化に応じて、自分の意志で、自由に姿を変える」
ことが必要ですね。
ちなみに、
本書には「プロティアン・キャリア診断」なるものが掲載されています。
やってみませんか?
■ プロティアン・キャリア診断
今の自分に当てはまる項目にチェックをいれる
1.毎日、新聞を読む
2.月に2冊以上、本を読む
3.英語の学習を続けている
4.テクノロジーの変化に関心がある
5.国内の社会変化に関心がある
6.海外の社会変化に関心がある
7.仕事に限らず、新しいことに挑戦している
8.現状の問題から目を背けない
9.問題に直面すると、解決するために行動する
10.決めたことを計画的に実行する
11.何事も途中で投げ出さず、やり抜く
12.日頃、複数のプロジェクトに関わっている
13.定期的に参加する(社外)コミュニティが複数ある
14.健康意識が高く、定期的に運動している
15.生活の質を高め、心の幸福を感じる友人がいる
■ 診断:ビジネスパーソンの3種類型
チェック数に応じて、3種類のプロティアン・キャリア形成の行動状態に
分類できる。
@12個以上 「プロティアン人材」
変幻自在に自分でキャリアを形成し、変化にも対応できる
A 4個〜11個 「セミプロティアン人材」
キャリアは形成できているものの、変化への対応力が弱い
B 3個以下 「ノンプロティアン人材」
現状のキャリア維持にとどまり、変化にも対応できない
田中氏は
「大切なことは、今のキャリアの状態を客観的に把握すること。
そしてキャリアを自分で形成することを意識して、一つひとつ行動を変えていく。
項目が一つでも増えるように、中長期的なキャリア戦略を練っていくことが必要」
としています。
■ おわりに
この書は、コロナ禍前に出版されたものです。
コロナ禍においてもますます「思いのままに姿を変える」生き方、働き方、
必要ですね。
改めて「プロティアン・キャリア」考えてみてもいいのでは?