実感
「過去と他人は変えられない」
私は研修の講師をやっています。
研修では、スタート時、緊張したり、身構えたりするものです。
企業内研修であっても、実は知らない同僚との集合や、研修内容について、
あるいは研修講師について、距離感があるものです。
受講者はもちろん、私たち講師も、実は緊張しているのです。
ま、そうでない講師もいますし、受講生もいますが。
そんな、その場の凍ったような雰囲気を徐々に溶かしていくのが、私たち講師の仕事。
私が担当する研修では、最初に行うアイスブレイクワークから場が和んでいく場合が多く、
そうでなくてもお昼前にはみな、打ち解けていることが感じとれます。
そんな、受講者同士の距離感が近づいてくると、本音が出てきます。
つまり、日ごろの不満です。
多くは、「上司への不満」。
・上司がいつも自分ばかりに無理難題を押し付けてくる。
・上司は仕事をわかっていない。
・上司が上から目線。
・上司は上ばかり見ている。
・上司は公平ではない。
・上司はやってくれない。
・上司を尊敬できない。
・無能な上司・・・などなど・・・
確かに、会社員時代の私も、一人の上司には不満でした。
一方、「部下への不満」も耳にします。
それらの意見には、納得できます。
「そうだよなあ」、「気の合わない上司は最悪だよなあ」、
「大変な環境で頑張ってるなあ」と。
それでも、思うのです。
「過去と他人は変えられない」自分の過去を変えることはできません。
もちろん、自分の過去の解釈、
つまり「よかった」「よくなかった」など考え方、捉え方を変えることはできます。
一方、「他人」を変えることはまず、無理でしょう。
自分が他人に影響を与えることもあります。
でも、自分の意図で、相手を変えることはできませんね。
ならばどうするか?
この「過去と他人は変えられない」という言葉は、
1950年代に活躍した精神科医エリック・バーンの言葉です。
エリック先生は、続けて
「変えられるのは未来と自分自身だ」といいます。
他人を変えるのは、難しい。
ならば、「自分を変えることで、状況を変えよう」ということです。
たとえば、相手に対しての「自分の捉え方」を変える。
・上司には上司の言い分がある、とか
・上司には上司としての立場がある、とか
・上司とは距離を置く、とか
・上司には期待しない、とか
・俯瞰して見てみる、とか
自分なりの考え方、捉え方があると思います。
要は、その渦中にはまり込まず、客観的に見る癖をつける。
同じ土俵に乗らない、という手もあります。
上司の立場、自分の立場。
上司との関係に巻き込まれないように、したいですね。
同様に、部下に対しても、部下を変えることはできないので、
自分が変わる、しかない。
のです。
posted by suzumura at 19:56|
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