ジョハリの窓➁
「ジョハリの窓 具体例」
(11月8日 朝の赤池の鉄塔)
昨日、これまで記述してきた「自己開示」
(より良いコミュニケーションに必要なあり方)を裏付ける理論として、
「ジョハリの窓」について記述しました。
今日はその具体例を見ていきましょう。
(ちょいと長くなりますが悪しからずご容赦ください)
■ ジョハリの窓とは(復習)ジョハリの窓とは
「人と人との円滑なコミュニケーションを考える」ために考案された心理学的フレームワークです。
1955年、米国の心理学者ジョセフ・ルフトとハリントン・インガムが発表しました。
具体的には
「自分自身を公開するか隠蔽するか」という視点で4つの領域を作り、
より良いコミュニケーションのあり方を考えるためのフレームです。
ビジネスシーンでは、人材育成やリーダーシップ、チームビルディングなどに活用されており、
自己理解と他者理解を深めるうえで有効な理論のひとつとして長年にわたって注目されています。
■ ジョハリの4つの窓の意味と具体例ジョハリの窓は、「自分に関する情報」を4つの領域に分類して考察することで、
自己認識と他者理解のギャップや、自己開示とフィードバックの重要性に気づき、
人間関係の円滑化を進めるためのポイントが理解できる有効なツールです。
具体的には、
横軸を「自分が知っているか/知らないか」の2つに分類し、
縦軸は「他者が(自分を)知っているか/知らないか」の2つに分け、
2軸の組み合わせから4つの領域(開放・秘密・盲点・未知)を構成します。
(画像は、netにイッパイ掲載されているのでご参照ください。
・・・というか、私はこのblogに図表を表示する方法を知りませぬ・・・自己開示)
・開放の窓「OpenSelf」(図表の左上の領域)
「開放の窓」は、自分も把握しており、周囲の人々にも認識されている側面を指します。
自己認識と他者の印象が一致している領域といえるでしょう。
たとえば、ビジネスシーンでいえば
「自分の経歴、自分の性格や癖、得意・不得意なこと、仕事上の強みや特技、
好き嫌いや苦手なことなど」
が、相手に共有されている場合が当てはまります。
この「開放の窓」が広がると、相手との認識のズレが少なくなり、誤解も生まれにくくなります。
その結果、信頼関係が築きやすくなり、やりとりもスムーズでしょう。
「あうんの呼吸」で仕事が進めることも期待できます。
職場において円滑なチームワークや意思疎通の土台となる重要な要素です。
・秘密の窓「HiddenSelf」(図表の右上の領域)「秘密の窓」は、自分では認識しているものの他人には伝えていない
内面的な情報や感情の領域を指します。
たとえば、誰にも話していない過去の失敗や弱点、本心や価値観などがこの領域に該当します。
いわば、他人には見せていない、あるいは見せたくないと考えている自分の秘めた思いや
背景などといえるでしょう。
この「秘密の窓」が広い場合は、周囲に対して多くを隠している状態であり、
他人との距離が縮まりにくくなる可能性があります。
自分としては守りたい領域かもしれませんが、他者との信頼関係を築くうえでは障壁になることが
あります。
・盲点の窓「BlindSelf」(図表の左下の領域)「盲点の窓」は、自分では気づいていないものの、他人には見えている、
あるいは他人は知っている自分の一面を指します。
たとえば、自分では意識していない口癖、気づいていない長所・短所などがこの領域に当たるでしょう。
他者から「○○さんて、周りを和やかにしてくれてるね」とか、
「あまり、笑わない方だね」、「怒っているの?顔に出てるよ」などと指摘され、
初めて気づく自分の情報が、この領域に当てはまります。
この領域が大きいままだと、気づかないうちに相手に誤解をされたり、
不快感を与えたりすることもあり、円滑なコミュニケーションを妨げる要因になる可能性があります。
そのため、盲点の窓は可能な限り小さく保つことが望ましいとされています。
・未知の窓「UnknownSelf」(図表の右下の領域)「未知の窓」は、自分自身も気づいておらず、他人にも知られていない、
誰の目にも触れていない領域を意味します。
たとえば、今はまだ表れていない自分の能力や、特定の状況で初めて出現する感情や反応など、
未知の可能性を秘めた自分がここに含まれます。
この領域は、日常的には意識することが難しい一方で、
自己成長や変化のヒントが眠っている場所でもあります。
「潜在能力」ともいえ、「自分にこんな一面があったなんて」と後に気づくような経験は、
この未知の窓に由来するものかもしれません。
■ おわりに対人関係を向上させていくためには、
「開放の窓(自分も、相手もよく知っている領域)」を拡大していくことが重要である
とされています。
なぜなら、人と人が「開放の窓」で関わるときは、緊張しない理想的な関係であるといえるためです。
この「ジョハリの窓」をより効果的に活用するには、グループでワークをするとよいでしょう。
自分でやってみるのもいいのですが、「自分は知らないが他者は知っている」領域は、
正直、自分自身ではわからないものです。
そこで、他者とそれぞれの印象を共有しあうと、よくわかります。
実は、私は企業研修などでこの「ジョハリの窓ワーク」を実施したいのですが、
まったくチャンスはありません。
概要を説明するだけで時間がきてしまいます。
なんせ、他の重要なテーマが盛りだくさんなので・・・。
もし、機会があれば、ぜひとも実施したいですが。
それはそうとして、その詳細は、後日(たぶん、気が向いたら)。