2022年09月23日

戦略的な休息(再UP)


戦略的に休日を過ごそう!


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巷では今日、秋分の日から三連休ですね。
自由業の私も、ついつい休日モードで、朝早く目覚めてしまいました。
雨の三連休のようですが。

9月は、先週の敬老の日の三連休もありました。
ま、企業様によっては出勤日のようですが。

先日、ちょいとPCデータを調べていたら、忘れていたことを思い出しました。
・・・ほんと、月日の経つのは早く、忘れてしまうことも多い今日この頃です。
トホホ・・・

それは、「戦略的な休息」

実は、今年の2月にもUPしたものでした。
そのときは、「なるほど! やってみよ!」と思った私ですが、
すっかり忘れていました。
で、今日、再度ご紹介したいと思います。

「ご褒美の休みではなく、次の成果につなげる休みにする」
出典:「(ドラッガー・スクールの)セルフマネジメント教室」
ジェレミー・ハンター著 プレジデント社


■ 休息の役割とは

かいつまんでいうと。

多くビジネスパーソンは、
「一生懸命働いた見返り、つまり自分へのご褒美として休息をとる」
と考えている。
あるいは「平日は仕事で忙しいため、子育ては妻に任せきりなので、
週末は子供たちと一緒に過ごし、遊んであげなければならない」
と考える。

または
「週末は登山やハイキングなどに出かけ、
そんな予定がないときは自己研鑽のためにセミナーに参加する」。

その結果、週明けの月曜日に疲労を抱えたまま出社することになる。

そこで、
著者は「休息の役割に対する考え方を変えることはできないか」と訴えます。

「休息は戦略的にとることが大事である。
心身ともに心から『休まっている』状態にすることが必要であり、
その状態を知ることも必要なのである」
としています。

結論として
「休みは報酬ではなく『パフォーマンスを出すために必要な時間』と考えると、
『休みを戦略的にとる』という発想ができるようになる」
というのです。

ちなみに日本人の休み方も指摘しています、
「日本人はとりわけ休むのが下手。
『休むことがどういう感覚なのかわからない』
『どうやって休めばいいのかわからない』という声を何度も聞く」

・・・確かに。
日本人の多くは、「休む」ということがどういうことなのかわからない、
と考えていますよね。

もちろん、中には休むために、
つまり休日に遊ぶために仕事をしているといった、休みを満喫している人もいますが。

そこで著者は次のようにアドバイスします。
「休日はいくつかのレイヤー(層や面)で考える必要がある。
まず、毎日の生活にどのように休息を取り入れるか。
週ごとや月ごとでどう休息を考えるか。
中長期的(四半期、半年、一年など)にどう設計するか。
を考えてみる」

その参考例も掲載されています。
● 毎日・・・散歩する、熱いお風呂に入る、健康的な食生活を心掛ける
● 毎週・・・3回はジムに行く
● 半年ごと・・・週末どこか近場に旅行する
● 毎年・・・瞑想リトリート、国内・海外旅行、内観セラピー

「どのレイヤーにおいても本来の自分を取り戻し、
モチベーションの源泉が得られるような休暇の内容を考えてみよう。
(中略)
月1回、本当に自分が行きたい場所や、最も興味のあるテーマに絞って参加し、
そのほかの週末は思い切って何もしない日を作るなどすれば、
月曜日まで疲れをひきずることもなくなるのではないか」
と結んでいます。


■ おわりに

当時の私(2月)にとってこれは、目からうろこでした。
いやはや、今日(9月23日)も、改めて、目からうろこです。

結局、当時と同様、今も、「ガンバッタごほうび」として、
自分に色々なものを与え、許していました。

その結果、翌日には、疲れたり、不調になったり。

やはりこれでは、「本末転倒!」ですよね。

ガンバってきたごほうびではなく、
次のパフォーマンスにつなげる時間、
と考えてみる。

あるいは、企業戦士(古い言葉ですが)の私たちは、
「休む」ことがわからない。どう過ごしたらいいのかわからない、
という人も多いですよね。

そこで
「明日から(休日明けから)パフォーマンスを出すために必要な時間」
ととらえてみる。

すると、なにかしら糸口がみつかるかもしれません。

きっとあなたも「休日はごほうび」と捉えていませんか?
ちょっと見方を変えて見ましょう。

「休みを戦略的にとる」

では、あなたにとって「戦略的な休息とは?」
この三連休、どう過ごしたらいいでしょう?

そして、私は・・・どうする?




posted by suzumura at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2022年08月24日

3つ目の解


必ず他の解決策がある「3つ目の解」


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年を経てから信じていることがあります。
「必ず、3つめの解決方法がある」と。

人生、仕事でもプライベートでも、試してみてもうまくいかないことや、
万事休すと思えることありますよね。
そんな時、必ず他の解決方法がある、と確信しています。

たとえば、ビジネスシーンでいうと、
新しく、かつちょっと難しそうな問題解決を任されたとします。

例えば、難しそうな新商品の開発、新事業の立ち上げ、新しい地域への出店。
また、成績不振の出張所への異動や、パワハラなど人間関係がグチャグチャな部署への異動、
あるいは、人材の墓場といわれるようなお荷物社員が集まっている部署への異動。

「自分には無理」「嫌だなあ」と思っても、受けなければならない事情もあるでしょう。

そして、取り組んでみてもなかなかうまくいかない。

それでも、脳に汗をかいて必死で考えてみれば、新しい解決策が見つかる、
というのが私の自論です。

問題解決には、必ず3つ目の解決策がある。

そう信じて考え抜くことで、必ず道は開ける。
私はそう信じ、最近もとある問題を解決することができました。

あなたも、「3つ目の解がある」と信じて、取り組んでみませんか?

脳に汗をかくまで、必死で考えていますか?

努力は裏切りません!!


その先には・・・
posted by suzumura at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2022年02月14日

思い込みからの脱却


まず、なにから変えてみる?
自分は変われる。いつなんどきでも


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「こうあるべき」「こうすべき」という思い込み、
あるいは「ずっとこうやってきたので・・・」という今までのやり方への固執。

このように、無意識のうちに思い込んでいること、あるのではないでしょうか。

こうした状態は、その場を難なくやり過ごすことができるでしょう。

しかし、状況が激変している今、無意識のうちに同じようにやり続けていることで、
実は効率が悪くなっていたり、変化に対応できなかったり、
新しい価値を生み出す機会を失っていることもあるのではないでしょうか。

私事ですが、以前から、このような自分の思い込み、固定観念を払拭するべき
と意識してやってきました。
確実に実践できているかどうかは別ですが。まだまだ私、頭固いので。

さらに、最近、
マインドセットとかマインドフルネスといった概念が注目されるようになり、
より意識しています。

最近読んだ「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室」
ジェレミー・ハンター著 プレジデント社
からも、強く影響を受けている私です。

最近、その意識、
つまり「思い込みからの脱却」が実現したことがあります。

私事ですが。


私は、早寝早起きが信条です。
若いころから、朝早いことは苦にならず、朝のテンションは高い方です。

早寝早起きは無意識に私のパターンになっていて、
「早寝早起きがいいに決まっている」、
「心身の健康は早寝早起きから生まれる」などと思っていました。
というか、ずーーーと思い込んでいて、疑うことなく実行していました。

ところで、
ここ数年、「冬型うつ」を感じるようになりました。
年末年始から春にかけて、夜明けが遅く、日照時間も少なくなり、
寒さを感じたりすることで心身に不調をきたすというものです。

やる気が出ない、疲れがたまる、身体が重いなど、しんどい状態が続きます。
それをカイゼンするために、まずは太陽の光を浴びようと思う訳です。

そんな今年の1月末。
ふと、暗い朝に目覚めるのはイヤだ。
太陽の光を感じて目覚めたい、と強く思いました。

ならば、夜遅くまで起きていれば、夜明け頃、
つまりいつもより遅く目覚めることができ、太陽の光も感じられると、考えたのです。

家での仕事はあるものの、外出仕事のない日が続いていたので、
思い切って、夜遅くまで起きていることにしました。

これまでは、飲酒もあり9時30分には眠くなっていました。
が、ガマンして12時、1時すぎまで起きていて、
本当に眠くなったときに眠るようにしました。

とうぜん、朝、6時、あるいは7時ころ目覚めます。

これ、すごくいい。
目覚めはスッキリし、「よく寝た〜〜!」と大満足です。

この「深夜12時頃に眠りにつき、朝6時過ぎに目覚める」というパターンは、
若い頃以来のことです。

早寝早起きが40年近く定着していたので、
身体や精神が大丈夫かいな、とやや心配でしたが、
遅寝遅起きにチャレンジしてみると、これが、できる。

「ぐっすり眠れる」という効果のほかに、良い結果も。
1.夕方から深夜の時間が、有効に使える。
夜のTVのお気に入り番組を楽しむのもいいのですが、
寝るまでの時間が長いので、仕事などに取り組めるのです。
特に、興味のないTVをつけっぱなしにしておくという習慣はなくなり、
TVを消して、ヒーリングミュージックを聴きながら
読書したり、まとめたり、仕事をしたりすることができるのです。
・・・ちなみに、このブログも、夜の9時ころからまとめ、
今、upしています。

この「夜の仕事mode」は、初めてといっていい経験です。

2.昼間、夕方ウォーキングを楽しめる。
これまで、早朝ウォーキングが一番!と思い込んでいましたが、
この遅寝遅起きにより、昼間や夕方に歩くようになりました。
太陽を浴びて歩くことができ、
ちょっとした買い物にも車をやめ、歩いて出かけることができます。

一方、デメリットも。
1.午前中が、使い物にならないことが多い。
元気ではありますが、昨夜の仕事modeの残滓を感じ、仕事modeになれません。
もちろん、切迫した仕事がある場合は否が応でも取り組まなければなりませんが。


■ おわりに

言いたいことは、
「早寝早起きがベストだ!」という私の思い込みから脱却することができた。
ということ。

「いくつになっても、自分を変えることができる」、
とちょこっと自信になりました。

朝は得意だけど夜は苦手、という思い込みも払拭できたようです。

ちなみに、この「遅寝遅起き」習慣は、初夏頃には戻そうと思っています。
つまり、「夜明けとともに目覚める」を一義にするという訳です。
自営業ならではの特権ですね。

でも、会社員であっても、
リモートワークにより通勤時間をさけることができるならば、
この遅寝遅起きもできそうですが。
・・・子供さんへの示しがつかない、かもしれませんが・・・

ということで、「思い込みを払拭できた」私でした。
さあ、次はどの思い込みから脱却しようかしら。
可能性が拡がるかも・・・

あなたも、いかがですか?
思い込みから、脱却しませんか?


posted by suzumura at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2021年08月15日

夏休みワーク「5回の人生」


あと5回の人生が送れるとしたら?


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生き方や働き方を考える「夏休みワーク」を続けています。


最後の日の今日のテーマは
「あと5回の人生が送れるとしたら?」
2019年にもアップしました。
自分の心の奥底に眠っているなりたい人生について、再度考えてみませんか?


■ 5回の人生

1.もし、あなたが、あと5回の人生を送れるとしたら、
それぞれの人生で何をしますか?

自由奔放に、なんでも有りで、思いつくままリストアップしてみましょう。
奇想天外な人生、ありえない人物像が浮かんできたとしても、
それを書き出してください。
考えすぎは禁物で、楽しんでイメージングします。

例えば、庭師、農家、そば打ち職人、漁師、猟師、歴史の教師、
大工、弁護士、彫刻家、ハッカー、冒険家、コンサルタント、
画家、ラッパー、ジャズシンガーなどなど。

2.更に楽しむために
リストの中からひとつを選び、実際にやってみましょう。
たとえば、「庭師」と書いたなら、
近くのフラワーセンターなどで気に入った植物や植木などを買って育てる。
あるいは、お寺などで開催される植木市に行ってみる。

画家なら、絵具を買ってきたり、タンスに眠っていた絵具をひっぱりだして、
ますは描いてみる。

3.一週間後
さらに後、5つの人生を付け加えてみよう。



■ まとめ

このワークは、リラックスして、自由奔放に、なんでもありで、
なりたい自分をイメージすること。

その結果、自分の潜在意識にある、
本来の生き方が見えてくるでしょう。

そして、本来の生き方が明らかになったなら、
その生き方の一部でもいいので取り組んでみましょう。

自分が他の人生を送れるとしたら、どんな人生を送りたいか。
ぜひ、考えてみてください。
そして、その一部を実践してみましょう。

新しい人生の一歩になるかも・・・

ときどきやってみることもお薦めです。
なんせ、環境や状況が変わると気持ちも変わってくるものですから。




posted by suzumura at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2021年08月13日

夏休みワーク「自分の人生のために・・・」


自分の人生のために今できることは?


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生き方や、働き方を考える「夏休みワーク」を続けています。

今日のテーマはシンプルです。

「自分の人生のために今できることは?」

もちろん、自分があと何年生きることができるのかは、
わかりません。


それでも
これからの人生における目標や夢、
あるいは野望、野心があるでしょう。

でも「ないよ」とおっしゃる方は、
改めて「自分はどんな人生を送りたいか?」と自問してみましょう。

そしてそれを叶えるために、「今できることはなにか?」
を考えましょう。


きっと、気づくことがあるはずです。




posted by suzumura at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2021年08月12日

夏休みワーク「働く意味」


働く意味を確認する

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生き方や働き方を考える「夏休みワーク」を続けています。

今日のテーマは「働く意味」。
2019年にもアップしました。

今の自分の意味について再度考えてみませんか?
コロナ禍で、働く価値観も変わっているかもしれません。


働く意味合いは人によってそれぞれ違います。
もちろん、どれが良くてどれが悪いということもありません。

働く意味の強弱も人によって異なり、
1つだけではなく複合的に重なり合って
仕事の価値観になっています。

今日は、自分の働く意味、
自分の仕事の価値観をふりかえってみましょう。


■ 働く意味セルフチェック

次の中で「働くことの理由」として、
自分に当てはまると思われるものすべてに
「〇」をつけてください。

<経済的理由>
1.今の生活を少しでも豊かにしたい
2.自宅のローン返済までは、働き続けたい
3.子供が社会人になるまでは、働き続けたい
4.年金が支給されるまでは、働き続けたい
5.今後の病気などの治療費として残しておきたい
6.子供に介護の負担をかけたくない
7.老後の蓄えを少しでも多くしたい
8.子供に少しでの資産を残してやりたい
9.孫のために使えるお金を用意したい
10.退職後、豊かに過ごしたい

<仕事上の理由>
1.自分をもっと成長させたい
2.やりたい仕事がまだ残っている
3.成し遂げたいことがある
4.自分の目標を達成したい
5.自分の技術や経験を伝承していきたい
6.責任を果たしたい
7.自分のミッションを成し遂げたい
8.役割をまっとうしたい
9.キャリアをもっと広げたい
10.自分の功績を残したい
11.自分のスキルに磨きをかけたい
12.退職後のために必要なスキルを身につけたい
13.自分の能力を証明したい
14.今まで働くことができた会社に恩を返したい
15.働くこと自体が楽しい
16.仕事以外、何もすることがない

<他人との関係性>
1.社会とつながっていたい
2.仲間を作りたい
3.仲間とともに仕事したい
4.仕事の喜びを仲間とともに分かち合いたい
5.みんなの役に立ちたい
6.みんなから頼りにされたい
7.みんなから敬われたい
8.みんなから慕われたい
9.家庭にいたくない


■ 意味を絞る

「〇」の中から、特に自分にとって大切だと思えること、
3個程度を挙げてください。
それがあなたの
今の「働く意味、働くことの価値観」といえます。


■ 解 説

どの価値観が良いとか悪いというものではありません。
どのような価値観であれ、
その意味がその人にとって大切であればあるほど働く土台となり、
働くその人の強さとなります。

逆に価値観がわからず働く意味を感じられなければ、
その人の働く意欲は非常に脆弱になります。

働くことに強い意味を持たないまま働き続ければ、
難しい問題を避けてしまったり、
不平不満を口にだしていたり、
無責任な言動をとってしまう原因にもなるでしょう。

仕事の意味づけがしっかりとできていれば、
一時の不安や悲しみを抱えながらでも
仕事に肯定的に仕事に取り組むことができます。

他にも「人生の意味づけ」や「家庭の意味づけ」などがしっかりしていれば、
精神的な健康に比例していくでしょう。

仕事を通して、あるいはその職場から
「何を得たいか」「何を大切にしたいのか」を
踏み込んで考えることも大切です。


■ まとめの質問

あなたは今後、仕事を通して、
あるいは自分の職場から「何を得たい」と思っていますか?
そしてそのために「何を大切にしたい」と思いますか?


■ おわりに

人生100年時代。
定年延長もあり、70歳まで働き続けるという時代の到来です。
いや、70歳まで働きつづけなければならない、ともいえるでしょう。

コロナ禍でもあり、転職、独立、副業など、
さまざまな働き方が提唱され、
すでにチャレンジしておられる方もいらっしゃるでしょう。

でも、迷っていたり、わからないという場合は、
今ここで、自分にとっての働く意味合いを明確にすることも必要でしょう。

いずれにしても、どうせ働くなら
「前向きに、イキイキと」働き続けたいものですね。



posted by suzumura at 05:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2021年08月11日

自分の満足度は?


自分の満足度を数値化してみる


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夏休み、ということもあり、
昨日から「人生をふりかえるワーク」、
「自分の生き方を確認するワーク」を行っています。

今日のテーマは「満足度の数値化」です。


■ 自分の満足度の数値化「仕事編」

1.あなたは、今の自分の仕事や会社にどのくらい満足していますか?
  100点満点で何点になるか考えてみましょう。
2.どうしてその点数をつけたのですか?
3.100点満点に近づけるため、
  あるいは10点アップするためには、どうしたらいいでしょう?



■ 自分の満足度の数値化「生活編」

1.あなたは、今の生活、暮らしぶりにどのくらい満足していますか?
  100点満点で何点になるでしょう?
2.どうしてその点数をつけたのですか?
3.100点満点に近づけるため、
  あるいは10点アップするためには、どうしたらいいでしょう?



■ 自分の満足度の数値化「生き方編」

1.あなたは、今の生き方にどのくらい満足していますか?
  100点満点で何点をつけますか?
2.どうしてその点数をつけたのですか?
3.100点満点に近づけるため、
  もしくは10点アップするためには、どうしたらいいでしょう?



■ おわりに

数値化しにくい事柄も、
100点満点で何点?、とか100%のうち何%?、
と考えてみると足りない点がわかり、
対策も立てやすくなります。

もちろん、これは「独断と偏見」の点数です。
それでも、数値というものさしで考えてみる、ふりかえってみる、
ことで、モヤモヤが晴れてくるのではないでしょうか。

当然、私もやってみて、今の自分に足りないこと、足りないものが
なんであるかが、明らかになりました。

この問いは、1年に一回程度やってみることをお勧めします。
記録を残しておくと、自分の成長や変化に気づくでしょう。


posted by suzumura at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2021年01月27日

瞑想と深呼吸


不安やイライラを感じたら瞑想する時間をつくる


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不安、焦り、イライラ。
生きていくうえで、そんなネガティブな気分はつきものです。
そんなとき、役に立つのが、深呼吸、あるいは瞑想です。

深呼吸も瞑想も、日常でちょこっと意識するだけで、効果バツグン!

とはいえ、日ごろの忙しさで忘れてしまっていることもあるでしょう。
実は、私自身も、瞑想はすっかり忘れていました。トホホ・・・
深呼吸は、ウォーキングのときに意識することがありますが・・・

ということで、深呼吸や瞑想について改めて考えてみたいと思います。
いずれも諸説ありますが、簡単なものをご紹介します。 


■ まずは呼吸を意識する

ヨガや禅では、呼吸と姿勢を整えることで、
心が整えられ安定するといわれています。

1日15分から20分の瞑想を続けることで、
同じような効果が期待できるようになるというのです。

手軽にできる方法を簡単に紹介します。


■ 深呼吸

呼吸はとても大切です。

普段からできるだけゆっくりとした(1分間に10回以内)呼吸を心掛けると、
精神も落ち着き健康にも効果的です。

一呼吸10秒以上かけ、苦しくない程度に定着すると効果的です。
吐くことに意識を集中することがポイントです。
つまり、吐くときに、心の中で、いーち、にーい、さーんと
ゆっくり10まで数えながら続けるといいですね。

進め方は、次のとおり。

1.姿勢を正して息を吐きます

できるだけゆっくりと、
口を少し開けて息がまっすぐ伸びていくように行います。
お腹(丹田)をへこませながら、
疲れやイヤなことが身体中から出ていくようにイメージします。

なお、吐く部分は口からと鼻からの両方の説があります。
自分にとってやりやすい部分から吐くといいですね。

2.吐き終ったら
お腹を自然にゆるめ、鼻からゆっくりと吸います。
ちなみに、吸う場合は「鼻」が定番のようです。

3.吸うとき
お腹を膨らませながら
イキイキとしたものや新鮮なエネルギーが身体中に入ってくるイメージをします。

4.繰り返す
吸い終わったら、少し止めて、
また口から(または鼻から)吐き出します。
これを数回繰り返します。

深呼吸が終わったら自然の呼吸を行うのですが、
できるだけゆったりと静かな息をします。
今吸い込んだ新しいもの、
イキイキとしたものが身体中に沁み込んで行くようにイメージして、
心を落ち着かせます。

時間は、3分、5分から始めるといい、とか10分続けるといいとか、
諸説あります。
お好きな時間から・・・。


■ 瞑想の進め方

1.静かで、気温も適切で落ち着ける部屋を選び、椅子に腰かけます。
 正座やあぐらという説も多いのですが、
 椅子に腰かける方法が今は一番取り組みやすいですね。
 なお携帯やチャイムは鳴らないようにしておきましょう。
2.そして伸びをしたり、首を回したりして身体を整え、
  背筋を軽く伸ばします。
3.肩の力を抜き、両手は太もものところにそっと置きます。
  手の向きも諸説ありますが、
  手のひらを上に向けて、モノをつかむように少し曲げるといいでしょう。
4.目をつむって数回深呼吸をします。
5.所要時間も、やはり5分、10分、20分と諸説あります。できる時間から。


■ 瞑想の効果

瞑想の音楽を聴いているだけでもリラックス効果はありますが、
音楽を使わない方法もあります。

瞑想をして身体がリラックスしてくると脳波にα波が増え、
皮膚の温度もあがってきます。

完全弛緩ができると、呼吸は静かで深くなります。
身体は眠っているときのような休息感があり、
感覚はなくなったようになりますが、意識はむしろはっきりしてきます。

心が安定し意識が明晰になった状態では、
一つのテーマを熟考していくことや、
イメージの力を借りてより深い気づきを得られるようになります。

また自分の中の良い特性を育み強化していくことも可能になります。

最初のうちは雑念ばかり浮かんできてなかなか集中できません。
そのようなとき、雑念を無理に消そうとしないで、
淡々とそれを眺めている、といった態度が大切です。

雑念にとらわれてしまったら、
「心地よく響く音や言葉をキーワードにして唱え続ける」「
美しい風景や物、心安らぐ場面を思い描く」なども効果的です。
楽な気持で続けましょう。

1日2回(満腹のときや運動の前後を避けて)行うことが理想です。
日々続けていくと単に疲れがとれる、気持ちが言い
といった感じが得られるだけでなく、心が安定してくるはずです。

更に、感情・身体がバランスよく機能し統合された状態がもたらされるでしょう。


■ おわりに

いろいろなやり方があるにせよ、
深呼吸も集中する瞑想も、今の私たちの生活では必要なようです。

不安にかられたり、イラっとしたり、不安定なときもあります。

そんなとき、
まずは「ああ、不安でいるよなあ」とか「イライラしているなあ」と
自分の状態に向き合い、
深呼吸を10回してみるとか、時間を作って瞑想してみること、手ですよね。

なんせ、費用はかからず、どこでもできる方法ですから・・・。

さて、私も、まずは深呼吸10回から・・・



posted by suzumura at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年12月24日

感情の若さを保つコツ



感情も老化するらしい


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コロナ禍、外出する機会が減り、外食する機会も減り、
会社仲間と雑談する機会も減り、引きこもりのような生活。
まだまだ続きそうです。

やがてストレスもたまり、イライラしたり、落ち込んだり、
やる気も出ないときもあるでしょう。

それは、コロナ禍が理由ばかりではないようです。

年末で、溜まりに溜まった書類や資料の整理をしていると、
興味ぶかい資料を見つけました。

イオングループが発行している月刊雑誌「mom」の切り取り記事です。

タイトルは
「無自覚のうちに進行する“感情の老化”にご注意!」


実は、この記事は以前UPしました。
コロナ禍での改めて確認したいと思います。


■ 感情の老化とは

著名な精神科医「和田秀樹」先生は、
著書「40歳から始める『脳の老化』を防ぐ習慣」で
「老化は感情から始まる」と指摘しています。

「イライラすることが多い。
気持ちの切り替えが遅い。
なかなかやる気が出ない。
以前と比べてこうしたケースが増えてきたら、
それは感情の老化かもしれない」

「原因は、ホルモンバランスの変化に加え、
脳の中で感情や意欲、創造性などをつかさどる『前頭葉』の萎縮」

おお、「前頭葉」って萎縮するのですねえ・・・。

なんと、早い人は「40代」から萎縮が縮め始まるそうな。

ということで、
「筋肉や関節と同じように、
前頭葉も日常的に活性化させることで老化を抑えることができる」


■ 感情の若さを保つ5つの秘訣

・いつもと違うものを選ぶ
「安全」を求めることが感情の老化の原因に。
使ったことのない食材での調理や、
大胆な色の服を着るなどしよう。

・・・コロナ禍で、DIYや料理、洋裁に目覚めた人も多いようです。
 意識的に、いつもと違うもの、選ぶようにしたいですね。

・新たなチャレンジをする
何かを企画して行動することで、前頭葉は刺激される。
入ったことのない店での食事や、初めての観光地巡りなどが効果的。

・・・コロナ禍なら、これまで興味のなかった小説、文学を読んだり、
 今までスルーしていたDVDを観てもいいかもしれません。

・変化を楽しむ
家庭菜園などは、天候の変化に合わせた臨機応変な対応が必要。
判断力や分析力が養われ、興味や好奇心も旺盛になる。

・・・部屋の模様替えもいいですね。
 思い切ってミニマリストに挑戦してみるとか。
 早朝や夜の散歩で、違う道を歩いてもいいですね。
 早朝や夜なら、あまり他者に出会うこともないでしょうから。

・時には自分を優先する
好きなことをしたいという「欲望」は、人間が生きるための原動力。
我慢や遠慮をせずに羽ばたけば、興味の幅も広がる。

・・・多くの時間をステイホームに費やす今。
 家族との時間も必要ですが、
 家族と話し合って自分だけの時間を創出することもいいでしょう。

・ドキドキときめく
恋愛感情により前頭葉は大いに活性化し、ホルモン量も増加する。
芸能人などに夢中になり、恋焦がれる気持ちが、脳を若いままに保つ。

・・・これは、ヒト工夫必要ですね。
好みのアーティストやアイドルもいいかも。


■ まとめ

不自由なコロナ禍でも、できることはあります。
工夫して、感情の若さを保つことを意識してみませんか?

私も、チャレンジします。
老化してしまわないように・・・


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2020年12月04日

自分の人生をデザインできるのは自分だけ



さあ、これからの人生をどうデザインしようか


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PCの資料を整理していたら、今にピッタリの言葉に出会いました。


自分の人生をデザインできるのは自分だけ



確かに、
どんな状況であったとしても、
自分の人生を創造するのは、創造できるのは自分自身ですよねえ。

どうデザインするのか、どんな人生にしたいのか。

すべては自分しだいという訳です。

来年以降も共存していかなければならない新型コロナウィルス。

ならば、それを前提にして、人生をデザインしてみる。

後悔しない人生にしたいですね。




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2020年11月26日

思い込み



フロントガラスのお話


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様々なお会社との打ち合わせで、
「この人、思い込み強いなあ」って思うこと多々あります。

研修をしていても、特にグループ討議で、
主張の強い受講者が、自分の考えを押し通すことも目にします。

もちろん、私自身も、
「ああ、これ思い込みだあ」とハタと気づくこと多々あります。
それは、失敗したときですが。

あなたに「思い込み」ってありませんか?
人間には思い込みがつきもの。

年を経て、経験が重なることによって、思い込むことが多くなる。
特に、成功体験での思い込みってありますよね。

いやいや自分は違うよ、というあなた。
こんなお話をご紹介します。


■ フロントガラスのお話

出典:「The Golden rules of Growth」
アレクサンダー・ロックハート著

ある男が妻と自家用車で旅に出かけ、
ガソリンスタンドに立ち寄った。

店員がフロントガラスを拭き終ると、
男は「まだ汚いから、もっときれいに拭いてくれ」と言った。

店員が再びフロントガラスを拭いて料金を請求したところ、
「まだ汚い。キミはフロントガラスの拭き方も知らないのか?」
と腹を立てた。

すると助手席に座っていた妻が夫のメガネを取って、
ティッシュで拭いた。

夫はふたたびメガネをかけると・・・

フロントガラスがきれいになっていることに気づいた。


・・・オチのある笑い話でもありますが、
「あるなあ」と納得された方もいらっしゃるのでは?


■ まとめ

ことほど左様に、我々は思い込みの中で生きている、
といっても過言ではありません。

コロナ禍で思い込みを実感することあるのではないでしょうか?

たとえばこれまで「会社では必ず全員が出勤すべきだ」が正論でした。
誰もが、ほとんどそう思い込んでいた。

ところが今や、
在宅勤務、フレキシブル出勤、短時間勤務、シフト勤務など
勤務形態はさまざまで、それが推奨される時代になりました。
更には「ワークケーション」といった、
仕事とバケーションを楽しむなんてアイデアもあります。

今まで、ほとんど考えられないことでした。
一部で実践されていても、多くの会社では「それは無理」
と考えていましたね。

また、
「自分はやることがいっぱいあって忙しいのが当たりまえ。
自分はできる社員だ」と思い込んでいたビジネスパーソン。

コロナ禍の勤務体制で、
「やる必要のない仕事までやっていた」と気づくことも。

さて。

あなたは、世の中をながめるとき、
自分の生活や人生を見つめるとき、
どんなメガネをかけて見ているのでしょうか?

自分の考えは正しい、正解だと思い込んでいるかも。

思い込みは、私たちの創造力を低下させます。

このコロナ禍で、新しいビジネスチャンスに挑んでいる人々も多いですね。
そう、ピンチはチャンス!!

自分の「思い込み」に気づいて、思い込みを取っ払って、
新しい人生を創造してみようではありませんか!!

コロナ第三波。いい機会です。


posted by suzumura at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年10月27日

自分の理想の老後とは?



老後もイロイロ


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最近、年配社員を対象に「ライフプランセミナー」とか
「キャリアアップセミナー」が注目されており、
私も担当することもあります。

人生100年時代、コロナ禍、70歳定年など、
高齢者、老後をとりまく環境は多種多様でかつ複雑になっています。

そんな中、日経ビジネス(2020.02.17)NO.2029号では、
理想の老後設計にまつわる記事が載っていました。

なんと「長生きという憂鬱」というワードも。

確かに、長生きするってどうかな・・・
なんて思ってしまいますねえ。

さて、記事では理想と現実、プラス面とマイナス面を対比しています。
ご参考までに、かいつまんでご紹介いたします。


■ 人生100年時代の正しい老後設計

・・・ただしい老後って、あんの?

・理想1「生涯現役」 80代90代当たり前 
仕事で輝くスーパーシニアが紹介されています。
人生100年時代の長い老後を幸せに過ごすためには、一番の近道に思える生涯現役。
ただし、生涯現役を目指すすべてのシニアに幸せな老後が待つわけではない。
働かないおじさん など
・・・確かに、定年後の先輩社員への不満、多いこと確かです。

・理想2「シニア起業」 若いころから好きだったことでお店を開く
⇒ 半数が慢性赤字。安直な起業は危険とし、種まきは20年前から
・・・確かに。起業って、結構大変ですよねえ。
 今回のコロナ禍で、さらに厳しい状態かも・・・

・理想3「地域に生きる 地域貢献」
 民生委員、教育協議会会長、ボランティア活動
⇒ 増える見知らぬ隣人。トラブルも
・・・確かに。街によって、すごく親しいご近所さんもあるけど、
 それを嫌う住民もいる。
 ひと昔のように、定年後は地元で活躍、なんてことは、
 難しくなっていると思うのですが・・・

・理想4「趣味三昧」
 キャンプ、旅行、アスリート、
⇒ なんと、カルチャースクールカーストがあるそうな。
  高齢になればなるほど楽しめる趣味が限定されていく、とあります。

・記事の最後には
ある程度の貯えがあって、老後は、仕事はほどほどにして、
好きな趣味でのんびり暮らそうと思っていたのに、
結局肝心の趣味が見つからなかったシニアの末路。

なんて記事も。
これもアルアルですよね。


■ おわりに

コロナ禍も加わり、多種多様な生き方、働き方が生まれている今。

自分にあった老後をイメージしておくことが必要かもしれません。

私的には・・・



posted by suzumura at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年09月25日

老後 なりたい自分


理想の60代以降の自分は?

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先日、PC内資料を整理していたら、
興味深いチェックリスト発見。

というのも、仕事で「シニア向け」のセカンドキャリア研修の発注を
いただいていたので、目に留まったわけです。

人生100年時代。
コロナ禍で、働き方も生き方も一変しましたが、
長生きする時代ではあります。

どう生きるか、どう働くかは、万人のテーマとなっています。

そこで、こんなチェックリストやってみませんか?


■ 60代、70代の理想の人生チェックシート

出展は定かではありません。すみません。

次の問いについて、心に響く生き方に〇をつけてみましょう。
なにか、見えてくるかも・・・

1.広い人脈を活かして豊かな交友関係を保ち、日々楽しく過ごしている
2.豊富な知識と経験に基づき、教養を身につけて貫禄がある
3.多様多彩な世渡りの秘訣を知っており、若い人に伝授し慕われている
4.問題が起きても、自分の知恵と経験で適切な対応へ導いている
5.年齢を重ねた分、偉ぶらず、品位をもって微笑んでいる
6.やりがいのある仕事を持ち、生き生きと働いている
7.自らの専門や趣味の分野を極めつつ、さらに向上の情熱に溢れている
8.身体、外見、心のおしゃれを楽しみ、いつも姿勢を正して歩いている
9.自然(農業、漁業など)に親しみ、田舎暮らしを満喫して
 晴耕雨読の豊かな生活を送っている
10.引き際を心得て若い人に出番を与え、次世代を担う人を指導している
11.自らの義務を果たし、常に自己の尊厳を崩さない生き方を貫いている
12.老いてますます、家族や周り、地域に尊敬され長寿を望まれている
13.人徳があり、周りに恵みと慈しみを与え喜ばれている
14.自分の新たな可能性を見いだし、充実感を味わいながら暮らしている
15.十分に人生を堪能し、惜しまれつつ安らかに長い眠りにつく

ちなみに次の3つの視点でとらえてみるとどうでしょう?
・なりそうな自分
・なりたい自分
・なるべき自分

なにか、見えてきましたか?
次の問いの答えも考えてみませんか?
1.15問の中で、一番大切にしたいことはなんでしょう?
2.その理由は?
3.できたらいいなと思うことは?
4.そのために、今から何をしますか?


■ おわりに

「理想の老後」といっても、
10年先、どんな世の中になっているかわかりません。
5年先だって、1年後だって不確実な時代ですから。

それでも、なにかしら「目標」や「ありたい姿」「理想像」
を確認しておくことも必要ではないでしょうか。
決して、無駄にはならないはず・・・

もちろん、その理想は、
世の中の変化や自分の変化によって変わっていく、
あるいは見直していくのも、ありですね。



posted by suzumura at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年05月18日

今「プロテウス的生き方」がピッタリかも


先が見通せない時代の生き方「プロテウス的人間」

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「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著(日経文庫)には、
ビジネスシーンで役立つ心理学が満載です。

先日も読み返していたら(何度も読み返しています)、
今の緊急事態にピッタリの心理学を見つけました。

■ 先が見通せない時代

この本が出版されたのは初版で2018年。

今から2年程前のことですが、その前から不確実性の時代、
そして「VUCAの時代(変動、不確実、複雑、曖昧)」という概念が
日本にも浸透しはじめていました。

著者「榎本氏」は、
「ITの発達により人々のライフスタイルも仕事の形態も
めまぐるしく変化する時代に、
自分のキャリアの可能性を力強く切り開いていくには、
不透明さに不安を感じるのではなく、
不透明だからこそワクワクするといった心構えが求められる」
とし
「そのためには先を読むことにあまりとらわれず、
よくわからないことにエネルギーを注いでも仕方がありません」
と断言しています。

・・・今は、2年前よりも更に世の中は混沌とし、
まさに仕事の形態もライフスタイルも一変する時代に突入しています。
また、緊急事態宣言解除で、
少しはワクワクする気持ちに、なれるでしょうか・・・?

その上で、社会学者リプトンの「プロテウス的人間」を紹介しています。

「世の中が変動社会に突入し始めたころ、
リプトンは、プロテウス的人間こそが変動の時代の適者だとした。
プロテウス的人間とは、自分の姿を恐ろしいヘビ、ライオン、竜、
火、洪水などに変幻自在に変えることができるものの、
自分自身の真の姿を現すことができない
ギリシャ神話のプロテウスにヒントを得て、
リフトンが命名した人間のタイプ」


■ プロテウス的人間の特徴
・環境の変化に応じて自分自身を柔軟に変化させながら
 自己を発展させていく
・今の自分をあくまでも一時的な仮の姿とみなし、
 次々と新しい仕事や生き方に全力でぶつかっていく
・たとえ何かでうまくいっても、そこに自分のアイデンティティを
 縛りつけたりせずに、別の可能性にも自己を開いておく
・新たな自己の可能性を求めて終わりなき実験を繰り返すため、
 特定の生き方に傾倒することができず、
 不条理の感覚を心の奥底に抱えている

・・・ああ、これらの生き方は、まさに今の時代にも有効かもしれません。
特に新型コロナウィルスの拡大により、より取り入れてみるべき
生き方かも・・・

榎本氏は続けます。
「このような人間は、いつまでもフラフラしているとして
否定的に評価しがちだが、
変動の激しい時代には、むしろ適応的とみなすことができる。

経験を糧にして自分自身を変身させ、環境に適応すると同時に、
どこまでも自分の可能性を開発していく姿勢は、
まさに先を見通せない時代にふさわしいといえる」

そのうえで
「決定しないことによって高い適応力を保つ。
あらゆることがらに心を開いておく。
とりあえず今気になることをやってみる。
このような開かれた心の構えが、これからはますます求められるのではないか」
と結んでいます。

・・・この3点、まさにまさに今、必要だと思いませんか?


■ おわりに

まさに先が見えない時代。
日本も、固定的な生き方、働き方が幸せとは限らない時代に
突入しています。

このコロナ期を経て、一変する暮らしや働き方。
コロナとの共存する生き方が安定したとしても、
その後どうなるかわかりません。

これを機に「プロテウス的人間の特徴」の中で、
自分に取り入れられることを意識してもいいかもしれませんね。

私は、どのような変化があろうと、必ず可能性があることを示唆している点に
励まされました。



posted by suzumura at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年04月01日

新年度 今こそこの大転換期、新たな生き方を模索する


大変な新年度がスタートしました。

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人事異動、組織改編、新しい上司、そして転職、退職など、
さまざまな組織の変化のみならず、
世界中の社会秩序も大転換の中にあります。

まったく予測できない時代の到来です。
まさに「VUCA(ブーカ)」の時代。
「Volatility(激動)」「Uncertainty(不確実性)」
「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性)」
の頭文字をつなげた言葉。

そんな渦中にある、新年度の4月1日。

色々不安はつきませんが、
今こそ、現実と向き合い、自分に向き合うときだと思うのです。

その上で、「自分にとって本当に大切なこと」を再確認してみませんか?

生き方しかり、
働き方しかり・・・

自分にとって大切なこととは、価値観ともいえます。

価値観が定まっていれば、ブレることはないでしょう。

あるいは、新しい自分の価値観を再構築するときかも
しれません。

新年度スタートで、お忙しいとは思いますが、
時間をつくって、
現実と自分に向き合い、
自分にとって真に大切なことを問い、
新たな生き方、働き方を模索してみませんか?

私も、取り組みます。



posted by suzumura at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年03月30日

幸せを構成する5つの要素


こんな時だからこそ、幸福を考えてみる

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世の中、ますます大変な状況に陥っています。
欧米も大変です。
特に、米国、イタリア、スペイン。
そして東京も。

どうなるか?いつまで続くのか・・・?

そんな今だからこそ、幸福を実感してみませんか?

ということで、
ポジティブ心理学の第一人者「マーティン・セリグマン」の提唱した
幸福を構成する5つの要素を紹介します。


■ 幸せを構成する5つの要素

セリグマン先生は5つの要素として
「PERMA(パーマ)」としして提唱しました。
最近、ここにバイアリティを加えた方がいいという議論があるようです。

P=Positive Emotion (ポジティブ感情)
E=Engagement (熱中)
R=Relationship (人間関係)
M=Meaning (意義)
A=Achievement (達成感)
+X=Vitality (身体的活力・健康・生命力)

詳しく見ていきます。

・ポジティブ感情
文字通り、前向きで明るい感情をもつこと。
出来事に対してポジティブ感情を持つことは幸せにつながります。

・熱中
時がたつことを忘れるほど、何かに没頭すること。
熱中することがあると幸せですね。
ちなみに、没頭する状態をフローといいます。

・人間関係(他者との関わり合い)
人は誰かとの結びつきを感じられるとき、幸福感が増大します。
職場に尊敬できる上司や先輩、頼もしい同僚がいてくれれば、勇気づけられます。
親しい友達とおしゃべりをしたり、
恋人と過ごしたりするときは楽しい気分を味わえます。
また、つらい経験をしたときや悩んでいるときは
心の支えとなってくれることでしょう。
大切な家族との結びつきが感じられた時は、安心感に包まれます。

・意義(意義を見い出すこと)
人は嫌なことや何の意味も感じられないことをやり続けていると
ストレスがたまり、
体調を崩してしまうこともあります。
しかしどれほど大変でも、苦しいことでも、
それを上回る意味や意義があれば、幸せを感じることができます。

・達成感
仕事でも趣味でも、目標をもって取り組み、
それをやりとげたとき、大きな達成感が得られます。
やり遂げたことが自信になり、新たなことに挑戦する勇気が湧いてきます。
そして次なる目標に向かって、また挑戦し続けます。
このサイクルを繰り返すことで、
私たちは少しずつ成長することができ、そして幸せを感じることができます。

・身体的活力
健康な状態であり、活力ある生活を送れること。
幸せを感じる基本ですね。


■ おわりに

6つの幸福の要素、どれぐらい満たされていますか?

大変なご時世ですが、そんな中でも幸福を感じられるよう、
6つの要素に意識を向けて見てもいいのではないでしょうか。




posted by suzumura at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年03月05日

今の状況から、今後のライフキャリアを再構築する


なんだか緊急事態のような雰囲気が漂い始めています

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学校も休校になり、
在宅勤務が奨励され、
不要不急の外出は避ける。

ライブハウス、スポーツクラブ、ヨガスタジオ、サウナ、
そして
マックとか、
名古屋ではスタジオアリスなどでクラスター発生。

イベントもセミナーも講演会も中止。
街には人が少なくなり、
飲み会も中止。

人が集まることがはばかられ、
家に居ることが増えてきている昨今。

今後、様々なデメリットが生じることが予想されます。

だからこそ、
この苦境を逆手にとって考えてみたいことがあります。

自分の今後のライフキャリア、
つまり「働き方」と「生き方」の再構築です。

・働き方として
想定されるのが「経営難」です。
今の勤務先で定年まで安心して働ける保障はないといえます。
最悪、「コロナ」の影響で、経営破綻も・・・
そこまでいかなくても「事業縮小」は考えられ、
その結果「リストラ」になるかもしれません。

となると、新しい働き方を考えておく方がいい。

なんでも有りの時代だからこそ、
確実なキャリアアップの方法や
自分らしい働き方、
自分の環境に合った働き方など、
改めて考えてみませんか?

・生き方として
まずは「家族との関係」です。
配偶者、子供、そして両親、親族。
つながり、助け合いなどを含め、
関係を再構築するときではないでしょうか?

「生活の見直し」も必須ですね。
ライフスタイル、健康、趣味、自宅学習など。
収入減を想定して、見直すべきかもしれません。
年金受給についても暗雲が立ち込めていますから。

そんなこんなをじっくり考え、
家族とトコトン話し合ってもいいのではないでしょうか。


■ おわりに

今の状況が、
「働き方」にしろ「生き方」にしろ、
これまでの価値観を一変させる契機になるような気がするのは、
私だけでしょうか?

これまでの「働き方」、そして「生き方」を
再構築する良い機会かもしれません。

最悪の事態を想定しておくこと、
そして準備がなによりですから。


posted by suzumura at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年02月11日

すべてに意味がある


池江璃花子さんに学ぶ

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先日のTVで、水泳選手「池江璃花子」さんが、
トレーニングを始めたとの報道がありました。

その中で
池江選手のインスタグラムも紹介されていました。

私が、胸を打たれたフレーズがありました。

「あれからちょうど1年、色々あったなあと振り返りながらも、
全てに意味があると思って、次は前に向かって突き進んでいきます!」


なんと前向きな人なのだろう!
きっと、様々なメンタル面のトレーニングも積み重ねておられるのでしょう。

生き方にポリシーをもって生きておられる。

だからこそ「すべてに意味がある」との言葉が
出てくるのだろうと思います。

心理学などで多くの人々が提唱している
「起こることすべてに意味がある」というフレーズ。
目にされた方も多いと思います。

私自身も、「自分に起こる出来事はすべて自分にとって『意味がある』」
と考えるようにして
生きています。

すると、
毎日のように報道され、時間の経過ごとに新情報が発信される
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」のことを
思わざるを得ません。

関連するすべての人々にとって、
今回のことが、どんな意味があるのだろうと。

理不尽で、辛くて、不安いっぱいな状況に出会ったときでも、
意味は必ずあるのでしょう。




自分に起こる様々な出来事。
良いこともよくないことも、自分にとって意味がある。

その意味を見つけたとき、新しい一歩が踏み出せると思います。

池井選手、がんばって!!

そして、政府も早く手を打って!
がんばっておられると思いますが。

さあ、今あなたの身に起こっている出来事に
どんな意味があると思いますか?




posted by suzumura at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2020年01月31日

「マインドフルネス」私流思考法


今の自分を受け容れると・・・?

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マインドフルネスを昨年から学んでいます。

マインドフルネス的生き方、
あるいはマインドフルネス思考によって、
最近になってやっと、随分、心が整ってきました。

「心が落ち着いてきた」「少しは穏やかになってきた」
そんなことを実感することが多くなってきました。
・・・いつもではありませんが。

さらに、今まで苦手だった人、苦手だった出来事も、
受け容れることができることも増えてきました。
・・・すべてではありませんが。
まだまだです。

と、
試行錯誤して、私なりのシンプルな
「マインドフルネス思考法」に到達しました。
ご紹介します。


■ マインドフルネスとは

Wikipediaなどによると
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、
評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」
とか
「今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程」
とか
「今この瞬間に注意を留めること、それによって生まれてくる
明晰な気づきの状態」
とか
「今、この瞬間を大切にする生き方」
などと言われています。

また、
「マインドフルネスとは心の状態」という説もあります。
つまり「ただ目の前のことに集中している状態」。

「ただ目の前のことに集中する状態する状態でいられるようになると、
脳の疲労が減って、集中力や創造力、幸福感などが高まる」
といわれています。
これは、近年の科学的な研究で明らかになってきたと。

ストレスフルな現代人にとって、
良いことづくめですね!!

私が今、一番、ピッタリくるのが
「今の自分を受け容れ、大切にする生き方」
という考え方です。


■ マインドフルネス実践法

「瞑想」が基本です。

呼吸瞑想、歩行瞑想など、さまざまな瞑想法があります。
詳しくは、後日。


■ 私のマインドフルネスな思考法

「今の自分を受け容れ、大切にする生き方」を実践するために、
私が到達した思考方法です。

一番簡単で、効果的。
私が実践して心が落ち着く、3つのステップです。

ステップ1「気づく」・・・今の自分の状態、気持ちに気づく
ステップ2「認める」・・・自分のネガティブな気持ちを認める
ステップ3「受け容れる」・・・今の自分のネガティブ気分を受け容れる


たとえば
(最近の私の例で恐縮ですが・・・)

・気づく・・・少し前のネガティブな出来事を思い出し
「クッソ!やっちまったなあ!」
「ああ、(私)とても悔しい」

・認める・・・「私、あのことすごく悔しいと思っているんだ」

・受け容れる・・・「(すごく悔しい思いをしたこと)しかたないよね。
私、あのとき自信過剰だったから。そういうときもあるよね。
しゃあないなあ・・・ま、いっか」

と、なって、思い出した瞬間は、
ひどく悔しかったり恥ずかしかったりしましたが、
そんな自分を受け容れることで落ち着いてきたのでした。

他にも

・気づく・・・「ああ、腹立つ!!」
・認める・・・「私、今、腹を立てているんだ」
・受け容れる・・・「まあこれじゃあ腹も立つわなあ。当然だよ」

・気づく・・・「ああ、なんか落ち込む・・・」
・認める・・・「あのことで落ち込んでいるんだ」
・受け容れる・・・「そりゃ落ち込むよね。そういうときもある。いいんじゃない」


■ おわりに

要は、「今の自分の状態を評価なく受け容れる」ことです。

自分の今のネガティブ感情に気づき、認め、受け容れることで
ホッとできます。

もし、最近、イライラしていたり、ムカついていたり、
落ち込んでいるとしたら、
その状態を、まずは全面的に認め、
そんな自分もアリだ!と受け入れてみませんか?

きっと、落ち着いてくるでしょう・・・

熱い時間も必要ですが、穏やかな気持ちも必要な現代です。



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2020年01月21日

給料アップは嬉しいけど・・・


お給料だけが幸せ!とはいえないらしい

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そのキャッチ―なタイトル「科学的な適職」と、
帯の「天職、独立、副業を考えているあなたへ」や
「もう迷わない!後悔しない!」などのフレーズに興味を持ち、
購入しました。

サイエンスライター鈴木祐著『科学的な適職』
(クロスメディア・パブリッシング)

人生100年時代、70歳まで働かなければならない時代、
自分の職業をどうデザインしていくのか?
定年後を見据え、どんな職業に就いたらいいのか?、
など、働き方が、最近の私のテーマの一つです。

様々な興味深いテーマが掲載されています。
ご紹介は、またいずれ・・・。

で、一番納得したのがこれです。


■ 給料の効果

職業を選ぶとき、やはり「給料」の額もポイントですね。

書籍には、年収と満足感についての内閣府の調査結果が引用され
「年収が400万〜430万円を超えた場合、
そこからさらに幸福度を5%高めるには
追加で年に400万〜430万円が必要になる」
と紹介されています。

更に、給料アップと幸福度についても言及されています。

「年収に限って言えば、給料アップによる幸福度の上昇は
平均して1年しか続きません。
3万3500件の年収データを分析したバーゼル大学の調査によれば、
たいていの人は給料がアップした直後に大きく幸福度が上がり、
その感覚は1年まで上昇を続けます。

しかし、給料アップの効果が得られるのはそこまでで、
1年が過ぎた後から幸福度は急降下を始め、
それから3年もすればほぼもとのレベルまでもどっていくようです。
給料から得られる喜びは実に短命です」


・・・確かにそうですね。

ただ、毎年の昇給はビジネスパーソンにとって楽しみの一つですね。
こんなに頑張っているので、もっと給料を上げてほしい、
と、誰しも思っています。

が、今年、昇給して喜んでいても、
来年も、絶対もっともっと給料をアップしてほしい、
って思ってしまいます。

これは、
有名な「ハーズバーグ」の二要因理論(動機付け要因・衛生理論要因)
が思い出されます。

簡単に説明すると。

仕事の満足に関わるのは、「動機づけ要因」である。
「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」
「責任」「昇進」などが満たされると満足感を覚えるが、
欠けていても職務不満足を引き起こすわけではない。

一方、「給料・作業条件」などは「衛生要因」とされ、
不足すると不満を感じるが、
満たしたからと言って満足感につながるわけではない。
単に不満足を予防する意味しかもたない。

ということで、給料アップの効果は限定的という訳ですね。

 
■ おわりに

書籍では、給料と幸福について次のように結んでいます。

「数パーセントの幸福度を上げるためにあくせく働くのをやめて、
最低限の衣食住を満たしたあとは
空き時間を趣味に費やすというのもひとつの生き方でしょう。
すべてはあなたの選択次第です。」
と。

確かに確かに。

ここで考えたいのは、
「自分にとって幸福とはなにか?」
「どんな状態であれば、幸福を十分感じることができるか?」

働き方、生き方も、ますます多様化していますね。
要は、自分の選択次第、ですねえ!



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