戦略的に休日を過ごそう!
巷では今日、秋分の日から三連休ですね。
自由業の私も、ついつい休日モードで、朝早く目覚めてしまいました。
雨の三連休のようですが。
9月は、先週の敬老の日の三連休もありました。
ま、企業様によっては出勤日のようですが。
先日、ちょいとPCデータを調べていたら、忘れていたことを思い出しました。
・・・ほんと、月日の経つのは早く、忘れてしまうことも多い今日この頃です。
トホホ・・・
それは、「戦略的な休息」。
実は、今年の2月にもUPしたものでした。
そのときは、「なるほど! やってみよ!」と思った私ですが、
すっかり忘れていました。
で、今日、再度ご紹介したいと思います。
「ご褒美の休みではなく、次の成果につなげる休みにする」
出典:「(ドラッガー・スクールの)セルフマネジメント教室」
ジェレミー・ハンター著 プレジデント社
■ 休息の役割とは
かいつまんでいうと。
多くビジネスパーソンは、
「一生懸命働いた見返り、つまり自分へのご褒美として休息をとる」
と考えている。
あるいは「平日は仕事で忙しいため、子育ては妻に任せきりなので、
週末は子供たちと一緒に過ごし、遊んであげなければならない」
と考える。
または
「週末は登山やハイキングなどに出かけ、
そんな予定がないときは自己研鑽のためにセミナーに参加する」。
その結果、週明けの月曜日に疲労を抱えたまま出社することになる。
そこで、
著者は「休息の役割に対する考え方を変えることはできないか」と訴えます。
「休息は戦略的にとることが大事である。
心身ともに心から『休まっている』状態にすることが必要であり、
その状態を知ることも必要なのである」
としています。
結論として
「休みは報酬ではなく『パフォーマンスを出すために必要な時間』と考えると、
『休みを戦略的にとる』という発想ができるようになる」
というのです。
ちなみに日本人の休み方も指摘しています、
「日本人はとりわけ休むのが下手。
『休むことがどういう感覚なのかわからない』
『どうやって休めばいいのかわからない』という声を何度も聞く」
・・・確かに。
日本人の多くは、「休む」ということがどういうことなのかわからない、
と考えていますよね。
もちろん、中には休むために、
つまり休日に遊ぶために仕事をしているといった、休みを満喫している人もいますが。
そこで著者は次のようにアドバイスします。
「休日はいくつかのレイヤー(層や面)で考える必要がある。
まず、毎日の生活にどのように休息を取り入れるか。
週ごとや月ごとでどう休息を考えるか。
中長期的(四半期、半年、一年など)にどう設計するか。
を考えてみる」
その参考例も掲載されています。
● 毎日・・・散歩する、熱いお風呂に入る、健康的な食生活を心掛ける
● 毎週・・・3回はジムに行く
● 半年ごと・・・週末どこか近場に旅行する
● 毎年・・・瞑想リトリート、国内・海外旅行、内観セラピー
「どのレイヤーにおいても本来の自分を取り戻し、
モチベーションの源泉が得られるような休暇の内容を考えてみよう。
(中略)
月1回、本当に自分が行きたい場所や、最も興味のあるテーマに絞って参加し、
そのほかの週末は思い切って何もしない日を作るなどすれば、
月曜日まで疲れをひきずることもなくなるのではないか」
と結んでいます。
■ おわりに
当時の私(2月)にとってこれは、目からうろこでした。
いやはや、今日(9月23日)も、改めて、目からうろこです。
結局、当時と同様、今も、「ガンバッタごほうび」として、
自分に色々なものを与え、許していました。
その結果、翌日には、疲れたり、不調になったり。
やはりこれでは、「本末転倒!」ですよね。
ガンバってきたごほうびではなく、
次のパフォーマンスにつなげる時間、
と考えてみる。
あるいは、企業戦士(古い言葉ですが)の私たちは、
「休む」ことがわからない。どう過ごしたらいいのかわからない、
という人も多いですよね。
そこで
「明日から(休日明けから)パフォーマンスを出すために必要な時間」
ととらえてみる。
すると、なにかしら糸口がみつかるかもしれません。
きっとあなたも「休日はごほうび」と捉えていませんか?
ちょっと見方を変えて見ましょう。
「休みを戦略的にとる」
では、あなたにとって「戦略的な休息とは?」
この三連休、どう過ごしたらいいでしょう?
そして、私は・・・どうする?