「段取り」を見直そう
突然ですが、私は「『段取り』をするのが癖になっているなあ」とつくづく思います。
というか、「好き」なのかも。
新入社員時代、
先輩が「自分は、入社3年目でやっと営業事務の段取りが身についてきたよ」と
考え深げに語っていたことが鮮明に印象に残っています。
今では、三年間もかけて新人を育てる訳にはいきませんが。
当時、「段取りができるようになったとは、一人前になったということなのかなあ」
となんだかうらやましく、「段取り」という言葉がすごく新鮮でした。
「段取り」は、古くて新しい言葉。
特にメーカーさんでは定着しているのかと思います。
が、一方、ときには研修で「段取りって何ですか?」と質問されることがあります。
日々の業務において、計画や事前準備にしっかりと取り組むこと、
つまり「仕事の段取り」をすることは、成果を左右する重要な要素です。
今日は、「仕事の段取り」について、改めて考えてみましょう。
■ 段取りとは?「段取り」とは、目標を達成しようとするときに準備をすることや、
目標の達成に向けて最適な順序、適した方法などを考えることです。
例えば、製造業では生産ラインの設定や材料の準備、作業手順の確認などでしょう。
事務作業、営業なら、担当するタスクについて、いつまでに、何を、どれだけ、
どのようにして、目標を達成させるかを、ある程度細かく考える作業が必要です。
このように、仕事を成功させるための事前の検討や準備のすべてが「段取り」です。
■ 段取りの重要性段取りは業務の効率化や生産性の向上につながる重要な要素です。
十分な段取りを行うことで、無駄な時間やミスを減らす効果が期待できます。
例えば、作業に必要な工具や材料を事前に準備しておくことで、
作業中の中断を防ぎ、スムーズな進行が可能になります。
あらかじめ準備が整えられている状態では、作業中に不要な手間が発生することがなく、
急な変更やミスの発生も大幅に減らすことができます。
逆に、段取りが不十分な場合は、作業途中で修正やトラブル対応が必要になるため、
結果的に時間や労力のロスが生じ、業務全体の品質にも影響を及ぼします。
しっかりとした段取りを行うことは、日々の業務を円滑に進めるうえでの基本であり、
成果を左右する重要なポイントとなります。
■ 段取り不足が引き起こす問題万が一、十分な準備ができていない状態で作業を開始すると、
計画の見直しや手戻りが発生しやすくなります。
作業中に予想外の問題が発生した場合、再度準備からやり直す必要があり、
そのたびに時間と労力が余計にかかってしまいます。
こうした事態は、業務全体の効率を大きく下げるだけでなく、
結果的に品質にまで影響を及ぼす可能性があります。
事前の段取りを十分に行うことで、こうしたリスクを未然に防ぐことができます。
また、段取り不足はミスの発生にもつながります。
例えば、必要な工具や材料の準備が不十分だと、作業の中断や手戻りが発生し、
結果として品質低下や納期遅延などの問題を引き起こす可能性があります。
■ 「段取り八分、仕事二分」段取りというと、「段取り八分、仕事二分」という言葉が定着しています。
「仕事の成功は八割が段取りで決まり、残りの二割が実行である」
という考え方を表しています。
周到な準備(段取り)があってこそ、業務全体の流れがスムーズになり、
効率的に成果を上げることができるというものです。
「段取り八分、仕事二分」には、業務効率化の本質が凝縮されているといえます。
■ おわりに「段取り八分、仕事二分」、いかがでしたか?
今、「段取り」十分にできていますか?
この「段取り八分、仕事二分」、改めて部下たちと共有してみてはいかがでしょう。
特に、最近、何かとミスを起こしている部下に、
十分な「段取り」ができているかを確認、指導してもいいでしょう。
おっと、最近は、突然の予定変更や飛び込み業務など予期せぬ事態に陥ることが度々あるでしょう。
段取りにあたっては、そういった突発事項の発生も想定しておくことが大切ですね。
・・・米国の突然の、イラン攻撃のように・・・