「静かな退職」4つのパターン
(2026年7月13日 夕方7時頃の美しい夕焼けです)
先日(2026年7月9日)の中日新聞に興味深い記事がありました。
タイトルは「静かな退職じわり浸透」。
このところ「静かな退職」というフレーズを耳にしますね。
■ 静かな退職とは
(Wikipediaによると)
2022年に米国のキャリアコーチ「ブライアン・クリーリー」がSNSに投稿した
「Quiet Quitting」の和訳で、
「企業を辞めるつもりはないものの、仕事への意欲を持たず、必要最低限の業務のみをこなす働き方」
をさす。
日本で2024年1月に行われた「Great Place To Work Institute Japan」の調査では、
約6割の人が「静かな退職」を自覚しているという調査結果が出ている
そうな。
・・・おお「6割」が自覚してるんですなあ
ちなみに中日新聞の説明は
「静かなる退職とは、最低限のやるべき業務だけをこなし、がむしゃらに働かない。
出世は目指さず、定時退社し、休みはしっかりとる」というもの。
居る居る、という声も聞こえてきそうです。
「働く価値観」は多様化しているといわれています。
ここにきて、いよいよ明確に会社や仕事に対する興味、働き甲斐といった概念が薄れているようですね。
マネジャーは、そんな部下たちの、仕事に対するモチベーションをどう維持するのか、
悩ましい時代です。
さて今日の本題は、
この記事にある「静かな退職にみられる4つのパターン」というマトリックスです。
「パーソル総合研究所」の中俣良太研究員による「働く1万人の就業・成長定点調査」の分析に基づき
作成したそうです。
対象は、全国15〜69歳の就業者1万人。
■ 「静かな退職」に見られる四つのパターン
横軸を「仕事の成果の高低、縦軸を「幸福度の高低」で4分類。
1.仕事の成果は低いが幸福度は高いタイプ・・・自己満足型
・職場環境や人間関係に満足するが、仕事の成果や技量に課題
・女性、50代、バックオフィスに多め
2.仕事の成果は高いが幸福度は低いタイプ・・・割り切り型
・業務遂行能力は高いが、職場や仕事に不満
・30〜40代、事務系職種に多め
3.仕事の成果が高く、幸福度も高いタイプ・・・戦略型
・経験と能力を活かし、効率よく定時で仕事を終える
・60代、専門職に多め
4.仕事の成果も幸福度も低いタイプ・・・無気力型
・成果は乏しく、自己啓発にも積極的ではない
・男性、20代、製造・物流系職種に多め
■ 解説
前出のパーソル総合研究所の中俣良太研究員の解説です。
近年は特に「無気力型」が増加傾向にある。
企業にとって貢献度が低いと問題視され、場合によっては「切り捨てられてもいい人材」
と判断される恐れもある。
ただ、回答を分析すると、無気力型は「必ずしも、仕事に対する“火”が消えているわけではなく、
成長を促し、能力をどう引き出すか、適切なマネジメントが重要となる。
■ おわりに
この記事には、2年前から静かな退職を実践している40代男性の談があり、
「最小限の仕事をやり切りるが(中略)そこそこ残業して帰宅してから
副業や自己啓発の勉強をしている」とのこと。
たしかにねえ。
こういった「割り切り型」の社員、増えているかも。
あなたの部下たちの中に「静かな退職」に該当する人いますか?
いるとしたら、どのタイプでしょう?
もしかしたら、転職が念頭にあって「静かな退職」状態にあるかもしれません。
いずれにしても、こうした「静かな退職」状態の部下に対して、
仕事やチームワークへのモチベーションを高める工夫が求められますね。
ところで、あなた自身はどうですか?
