自己開示➁ 自己開示のメリット、自己開示をしないデメリット
(11月4日 秋の青空です)
先日(11/18)、職場における自己開示の必要性を考えました。
その続きです。
■ 自己開示とは(復習)
自己開示とは、自己の考えや感情、価値観などを他者に伝える行為です。
自己開示を通じて相手との共感や親近感が生まれ、信頼感も高まっていきます。
ビジネスシーンでも、自己開示によって職場内の信頼関係につながります。
■ ビジネスシーンにおける自己開示のメリット
自己開示は、ビジネスシーンで信頼関係を構築し、
効果的なコミュニケーションを図るための重要な方法です。
そのメリットを再確認してみましょう。
1.迅速に相手と打ち解けることができる
状況に応じて適切な自己開示を行うことで、相手の警戒心を和らげ、
距離感を縮める効果があります。
例えば、新しい取引先や初対面の相手、また新しいチームで自己紹介をする場合、
自分の背景(出身地、住んでいる地域、趣味など)を含めて話すと、
相手もリラックスして話しやすい雰囲気をつくれます。
新入社員など新しい部下と接する場合も、
これまでの自分の経験や仕事への思いなどを伝えることで、
相手に安心感をあたえることができます。
2.深い人間関係を構築できる
更に自己開示を重ねることによって、単なる表面的な関係を超え、
深い信頼関係を築くことにつながります。
例えば、上司が過去の苦労や成功体験、失敗談、仕事への思いを部下に話すことで、
部下は親近感を覚え、心を開きやすくなります。
やがて、部下も自身の思い、考え、将来への希望、不安などを話そうという気持ちになります。
双方の価値観や考え方を共有するきっかけとなり、相互理解を促進します。
深い信頼を基盤とした関係は、ビジネスの成功において重要な要素となるでしょう。
3.心理的安全性を高める
自己開示は、心理的安全性の向上にも寄与します。
心理的安全性とは、職場内で安心して自分の意見や感情を表明できる状態のこと。
今や、組織やチームの生産性向上に不可欠といわれています。
例えば、マネジャーが失敗談を開示することで、
メンバーは「この組織では失敗を恐れずに発言できる」と安心感を抱きます。
安心感があると、メンバー間で自由な意見交換が生まれ、
新しいアイディアの創出や問題解決につながります。
心理的安全性を確保することは、職場環境の改善や人材の定着率向上にもつながるため、
重要な施策といえるでしょう。
4.ミスマッチのない採用につながる
自己開示のメリットは、今、困難を極めている「採用」でも生かすことができます。
新卒者、転職者とも、採用面接の場で、企業側が自己開示をすることは、
企業と求職者の相性を見極めるのに役立ちます。
企業側が社風や業務の具体例を率直に伝えることで、
求職者は自分との適合性を判断しやすくなるでしょう。
また、面接担当者が自己開示をすることで、求職者の緊張を和らげ、
本音や価値観を引き出すきっかけにもなります。
これらにより、求職者と企業のミスマッチを防ぎ、
早期退職や内定辞退のリスクを減らすことにつながります。
採用時に適切な自己開示を行うことは、双方にとって満足度の高い結果を得るための
重要な要素となります。
■ 自己開示をしないデメリット
自己開示をしないデメリットもおさえておきましょう。
・自己開示しない人や、自己開示が苦手な人は孤独になりやすい。
・周囲の関係者に興味関心を持ってもらえない。
・また自己開示のない職場では、社員間のコミュニケーションが希薄になる。
もちろん、自己開示が苦手な人、口下手な人、人見知りの人も多いでしょう。
マネジャーとしては、そんな人に対しても、小さな自己開示を続け、距離感を縮め、
その人の居場所を作ることも必要ですね。
■ おわりに
「自己開示」のメリット、再確認できたでしょうか。
なにも、自分のすべてをさらけ出さなくてもいいので、
今一度「自己開示」を実践してみませんか?
すると、あなたの部下も自己開示をしてくるでしょう。
