「むちゃぶり」は自分のため
仕事をしていると、上司や取引先などから「むちゃぶり」されることありますよね。
■ むちゃぶり(無茶振り)とは(Wikipediaなどによると)
元々は、お笑いの世界で使われる「フリ」の一種。
相手に無理難題を押し付けて困らせ、その動揺や素の反応を笑いに変えるテクニックです。
テレビなどを通じて一般にも広まり、会話の中で相手に話を強引に展開させたり、
突然モノマネや一発芸を振ったりする際にも使われます。
・・・ビジネスシーンでも使われるようになりましたね。
困難な仕事を無理に頼んだり、返答に困るような話題を突然振ったりすることです。
実は私も、研修講師の際、受講者に「○○さん、どう思いますか?」、
「○○さん、どうしたらいいと考えますか?」など、
突然、指名して考えを訊く場合がよくあります。
大抵、「う〜〜ん」と言いながらも、自分の考えを述べます。素晴らしい!!
さて、今日は、「むちゃぶり」は自分のためになる、というお話です。
■ むちゃぶりに対応すると、度量がひろがる
齋藤孝先生著「気づきの快感」(幻冬舎新書)に、言い得て妙のくだりがありました。
本書によると、齋藤孝先生(明治大学文学部教授)は、
学生たちに抜き打ちで即興ライブを行ってもらっているそうです。
学生たちは困惑するものの、面白いコントを作るそうです。
そこで、学生たちの対応力に感動して、さらなるむちゃぶりを仕掛けます。
すると、学生たちは、またたく間に優秀なコントを練り上げるそうです。
そこで、斎藤先生は「たいていのむちゃぶりは、工夫しだいで乗り越えることができる。
一度むちゃぶりをクリアすると、無理難題を受け容れる度量ができる。
その経験値は何物にも代えがたいものがある。
むちゃぶりは貴重なチャンスだと思うべきだ。」
と締めくくっています。
■ 私の場合
会社員時代は、「むちゃぶり」という言葉はありませんでした。
が、無理難題を言われた経験は多々あります。
むしろ独立して研修講師になってから、研修仲介者などからの「むちゃぶり」が多くあります。
経験のないテーマ、企画書やテキストのギリギリ納期、今までより高いレベルの要求などなど・・・。
でも、なんだかんだ言って、すべて引き受けてきました。
なんせ「NOと言わない女」がモットーの私ですから。
そりゃあ大変でしたよ。
でも、「むちゃぶり」が私を成長させてくれると理解しています。
なので、斎藤先生の文を読んで、更に納得しました。
■ おわりに
もし、今、上司や取引先、顧客などから「むちゃぶり」されていることを嘆いているとしたら、
それは自分の成長のためと理解して、取り組んでみませんか?
「むちゃぶり」をしてくる上司たちも、あなたならできる、と考えて振ってくるのです。
そして、上司のあなたなら、時には、部下にむちゃぶりしてみましょう。
その「むちゃぶり」の積み重ねが、部下を育てます。
