2023年09月19日

リーダーシップ・スタイルを考える


クルト・レヴィンの3つのリーダーシップ・スタイル


20230913.JPG


研修を担当していると、受講者それぞれに個性や特徴があることがわかります。
そして、各人のリーダーシップ・スタイルもさまざまであることが見てとれます。

私が参考にしているのが、古典的な「3つのリーダーシップ・スタイル」理論。

私が30代前半のとき、研修を受けて初めて知ったリーダーシップ・スタイルです。

ちなみに、
リーダーシップ理論は、時代の流れや研究者ごとに、
様々な解釈、理論、方法論が定義され、求められる能力も変遷してきています。

混沌とした不確実時代の中で企業が成長し続けるために、
先端企業では
「役職者のみならず、新入社員でも必要なときにはリーダーシップをとるべきだ」
という考え方があ ります。

組織を、到達すべき目的や目標、ビジョンに導くためには、
他者(部下、後輩、同僚、関係先、上司)を動かし、意識や行動の改革に導くなど、
他者に何らかの影響を与えなければなりません。

さて、それではクルト・レヴィンの3つのリーダーシップを簡単にご紹介します。

 
■ クルト・レヴィンの3つのリーダーシップ・スタイル

古典的で有名なリーダーシップ理論です。

米国心理学者「クルト・レヴィン」は1939年、
リーダーシップのタイプを専制型・放任型・民主型の3つに分類しました。
レヴィンは「民主型リーダーシップ」が、
作業の質・作業意欲・有効な行動等の点で最も有効である」と結論づけています。

・専制型リーダーシップ
専制型リーダーシップは、
メンバーの行動全てにリーダーが上から指示出したり決定を行うスタイルです。
リーダーは、目標設定からスケジュール管理に至るまで細部にわたり
コントロールできるため、
失敗を最小限にすることができるでしょう。

このスタイルは、集団・メンバーが未熟で安定していない状態や、
緊急に意思決定を下す必要がある状況には有効であるといわれています。

しかし、メンバーが自分で考えて行動する機会が失われるため、
長期間このスタイルを続けると、メンバーの自立心が育たないことが懸念されます。

・放任型リーダーシップ
放任型リーダーシップとは、メンバーの行動にリーダーは関与せず、
全てを任せるスタイルです。
すると、メンバーそれぞれが自由な発想で行動できるため、
メンバーのスキルが高い場合には個々の能力を最大限に活かすことができるでしょう。

このスタイルは、研究開発部門など、メンバーや集団のレベルが高い
専門家集団に効果的とされています。

しかし、一般的にはチームとしてのまとまりが得られず、
協調性が失われる場合があります。
また、自己管理能力の低いメンバーについては
モチベーションの低下や生産性の悪化が起こる可能性があります。

・民主型リーダーシップ
民主型リーダーシップとは、
メンバーが自分達で決定できるようにリーダーがサポートするスタイルです。

あらゆる決定は集団討議によって行われ、必要に応じてリーダーは助言を与えるなどし、
意思決定がスムーズに行われるよう導きます。

組織としての目標にメンバーの意見が取り入れられるため、
個々の積極性が高められ、チームに一体感が生まれるでしょう。

しかし、作業計画やスケジュール管理もメンバーに任されるため、
短期間で確実に成果を求められる場合にはやや不向きであると言えます。


■ おわりに

レヴィンの3つのリーダーシップ・スタイルも、
メンバーの能力や経営環境に応じて変化させることも必要ですね。

ところで、今、あなたはどんなリーダーシップ・スタイルですか?

リーダーシップ・スタイルを身につけて、
状況に応じて使い分けられるようになるといいですね。



posted by suzumura at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | リーダーシップ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190565013

この記事へのトラックバック