2023年04月28日

人材育成B 経験学習サイクル


経験学習サイクル 「仕事を通じて成長する経験学習サイクル」

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明日から、ゴールデンウィーク、と言う方も多いかも。
なんだかウキウキ?
TVでも、ゴールデンウィーク気分満載。
私は、昨日チョーがんばって、早めに床について、
したら、今朝、はやく目が覚めて。
今に至っています。
気分はゴールデンウィークモードでも、
今日中にやり遂げなきゃならないという方も多いかも。

今日は、人材育成の代表的なモデル「経験学習サイクル」をご紹介します。


■ 経験学習サイクルとは

社会人の能力開発は、その70%が日常の仕事経験から生まれている
と言われています。

米国の組織行動学者「デービッド・A・コルブ」は
「人は実際の経験を通し、それを省察することでより深く学べる」とする
「経験学習サイクル=経験から学びを得る4つのプロセス」を提唱しました。

「経験学習サイクル」を回すことで経験が知恵に変換され、
人はより成長し、能力開発ができるとしています。

また、経験から気づきや教訓を得て、身をもって実践することで
失敗を予見できるようになります。

そのプロセスは「経験⇒振り返り⇒概念化⇒実践」の4つであり
、これを繰り返すことで経験から学びを得て成長できるとコルブ氏は提唱しています。


■ 経験学習サイクルの4つのプロセス

1.まずは経験
経験学習サイクルでは、まずは経験から始めます。
この「経験」とは、人から教えてもらった間接的なものではなく、
自分で「体験」したことを指します。

2.経験に対するふりかえり
直接的な経験を経たあとは、経験に対する「ふりかえり」をします。経
験学習サイクルでのふりかえりは、最も重要であり欠かせないプロセスです。
「ふりかえり」は「なぜその結果になったか」を
徹底的に深く掘り下げていく作業です。

3.ふりかえりを経た概念化
経験学習サイクルでいう概念化とは、
「経験し、ふりかえった内容を大まかにまとめて他の経験に活かせるようにすること」
です。
気づきを得ながら物事の本質を捉えることで、
「この気づきは別の事例(経験)にも共通するのでは」という点を見つけていきます。

一つの経験から教訓を見出し、他者に伝えられるレベルまで概念化できることがベスト
とされています。

また、同じような経験をもとにふりかえりと概念化を繰り返すことで、
自身の経験則になります。
そうすることで、さらに先のトラブルや失敗を予見できるようになります。

4.実践へ
ふりかえりや概念化で得た気づき、教訓をもとに「実践」します。
ふりかえりや概念化でとどまっていては、実力として身につかず、
自身の成長につながりません。

これまでのプロセスで見出した気づきや教訓、予測が正しいものであるかどうかを
実践を通して確認します。

再度の経験を通して「実践」することで、また新たな気づきを得ることができます。
それにより、さらに深い振り返りをおこない、
以前より精度の高い予測を立てられるようになります。

経験・振り返り・概念化・実践という、4つのプロセスをひとつひとつ繰り返すことが
大きな成長へとつながるでしょう。


■ おわりに

学び、成長、向上するためには、
まずは、実践、経験することが大事ですね。
そしてその経験をしっかいふりかえる。
さらにそのふりかえりから、得たことを確認する。
それを概念化する。
それらの結果を得て、再度、実践していく。

この繰り返し、ということですね。
やっぱ、ふりかえりは大事、ということですね。

posted by suzumura at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
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