2023年01月24日

雑談を見直そう


距離を縮める雑談力

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研修をしていると、空いている時間、
じっと押し黙っているグループもいれば、
各自がスマホに集中しているグループもあります。

が、中には、誰かが口火を切って、雑談に興じているグループもあります。
そうしたグループは、話が弾み、相互の距離も縮まっているようです。

私は、空いた時間は雑談をするように薦めています。
雑談には様々な効用があり、職場運営でも欠かせないツールの一つです。
ことにマネジャーから部下に雑談をすることは、
実はチームの距離感を縮めるとてもよい方法です。

ということで、今日は雑談、雑談力をおさらいします。


■「雑談力」とは

「雑談」とは、日頃、職場で関係する人々と1〜3分程度、
世間話やたわいもない話を交わすこと。「
声かけ」の長いバージョンとも言えるでしょう。
誰とでも楽しく雑談ができて、その場を和ませたり、
職場の雰囲気を和らげたりすることができる人は「雑談力」のある人といえます。

「雑談力」のある人は、饒舌な人、話術が巧みな人とは限りません。
無口な人でも、その人と話していると楽しい、話を聞いてくれる、
とメンバーが集まってくる人は「雑談力」のある人でしょう。
 
職場でもコミュニケーション不足を解消するためには、日頃の雑談が不可欠です。
雑談をするうちに、相手の人となりがわかって共感できたり、
自分のことをわかってもらったりすることができます。

その結果、信頼関係が築かれ、やがてはチームワークも高めることができまます。

最近、「雑談力」が注目されてきています。
職場で良いコミュニケーションを図るためには仕事の話ばかりでなく、雑談も必要なのです。


■ 雑談のメリット

1.苦手な相手とも打ち解けることができるようになる。
2.メンバー同士が短時間の雑談をし合うことで、雰囲気のよい職場になる。
3.その結果、チームワークも良くなる。
4.雑談の中から、アイデアが出やすくなる。
5.ミーティングなど会議の場では、最初に雑談をすることで
  空気がやわらぎ発言しやすい雰囲気を醸成することができる。


■ 雑談の3つのポイント

1.中身がなくオチ(結論)もない話をする
単なる情報のやりとりで、中身のないのが雑談。
従って、結論やオチがなくてOK。尻切れトンボが雑談。
2.話の途中で切り上げる
1〜2分程度雑談したら途中で切り上げ、本題に入ったり、仕事に戻ったりする。
長話は禁物。
3.誰にでもまんべんなく
とくにマネジャーは、誰にでも満遍なくすることが必要。
その人に合わせた雑談するのがコツ。
特定の人に偏ると、不公平感を感じる人も出てくる。


■ 「雑談力」を高めるコツ

1.まずは「挨拶+α」
挨拶にひと言付け加える。
挨拶は雑談に進めるための絶好のきっかけです。
ただし「おはようございます」だけでは不十分。
雑談に発展させるためにはもう一言、プラスαのネタが必要です。

たとえば「最近、風邪がはやっているようですね」などとひと言加えると、
「うちの息子も風邪ひいちゃってね。昨日の夜は大変だった」などと
、相手から返ってくることでしょう。
こんなやりとりがあるだけで、気持ちが打ち解けるものです。

2.ごく短い会話から
一言二言程度の短い会話を繰り返すことによって、
徐々に相手と打ち解けることができます。
ほんの数秒のやりとりで終わってしまったら、その場を立ち去ります。
無理して続ける必要はありません。
「では・・・」とか「じゃあまた」などと声をかけて去るといいですね。
まずは短い会話を重ねて、話しやすい雰囲気を作ることから始めましょう。

3.万人に共通な簡単なテーマで
「天気」「暦(満月・太陽・秋分・夏至・冬至など)」
「食べ物」「趣味」「はやりモノ」。
これらは相手を選ばず、いくらでも展開できます。
ただし、「宗教、政治、思想」など、
意見が対立する可能性の高い話題は避けた方がいいでしょう。

4.相手優先で
自分は発言を控え相手を優先し、話を聞き出しましょう。
雑談上手な人は、話術が巧みな人よりも、話を聞いてほしくなる人です。
自分の話ばかりするのでなく、相手の話に耳を傾け、
うなずいたり、あいづちを打ったりしながら、雑談力を高めましょう!

5.相手を否定しない
相手の言ったことに対し「いや」「しかし」「でも」と頭から否定したり、
反対意見で切り換えしたりするのはNGです。
そう言ったとたん、その場の雰囲気を壊しかねません。
興味のない話題でもあったとしても同意したり、
肯定形で応えたりすることが雑談の大前提。
自分の好き嫌いとは別の次元で、相手の話から良さを見つける努力も必要です。
それが雑談の話題を増やし、良好な人間関係を築くための第一歩です。


■ 「雑談ストッパー」

「雑談ストッパー」とは、話に水を差し、相手をシラけさせる人です。
注意しましょう。
1.分析したがる人
何でも分析したがる人は、周りから煙たがれる。
2.結論を急ぐ人
「それで?」と相手に結論を急がせると、雑談にはならない。
3.「なぜ?」とよく口に出す人
「なぜ?」という訊き方はNG。
「自分の話を否定された」「攻撃されている」と受け取られる可能性がある。
4.正論ばかり言う人
正論を言われると相手は、否定されたり、咎められたりしている気分になる。
雑談は、相手の間違いを正す場ではない。


■ おわりに

日頃、雑談していますか?
いつも、仕事関係の話ばかりではありませんか?
雑談は不謹慎だと思っているのかもしれません。
が、ほんの1〜2分の雑談なら、仕事をさぼっているとはならないでしょう。
声掛けを少し長引かせて、たわいもない世間話をしてみましょう。
そんなあなたに、部下は、親近感を覚えるはずです。
おっと、自分のことばかり話すことは禁物ですが。


posted by suzumura at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
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