タイプA行動パターンから脱する方法
昨日(2021年10月7日)、
最近、改めて気づいた私の「タイプA」気質についてご紹介しました。
■ タイプA行動とは
米国の医学者フリードマンとローゼンマは
心臓病にかかりやすい人の行動傾向を調査研究し、
その結果を「タイプA行動パターン」として警告を発したのでした。
主な特徴は、
時間的切迫感がある、達成欲求が強い、競争心や野心がある、攻撃性が高い、
いつも苛立ち気味、大声で早口、せっかちである、などなど。
日本人に多い、仕事熱心、仕事中毒の人の中には
このタイプAが多くいると考えられています。
いやはや、多くの特徴が私にピッタリ!
特に会社員時代は・・・。
トホホです。よく心臓疾患にならなかったなあ〜〜。
では自分が「タイプA」ということがわかったら、どうする?
榎本博明著「仕事で使える心理学」日経文庫には、
「タイプAの行動パターンから脱出する方法」
も掲載されています。
■ タイプA行動パターン」から脱するための行動リスト
1.仕事中、ときどき無理にでも中断して
気分転換をするように心掛ける
2.急いで仕事をしているときでも、窓越しの風景を眺めたり、
軽く体操したりするくらいの短い休憩をこまめに挟むようにする
3.仕事が予定より早くすんだら、つぎの予定を繰り上げたりせずに、
趣味や楽しみのための時間に回す
4.仕事と関係のないことをするための時間を毎日確保する
5.趣味といえるようなものを持つようにする
6.仕事と関係のない読書を楽しむ
7.美術館や博物館に出かけたり、美術書をめくったり音楽を聴くなど、
芸術に親しむ時間を持つ
8.古典を読んで、ゆったりとした時間の流れの中に身をおく
9.若い頃や子供の頃に好きだったことを思い出してみる
10.アルバムの整理をしたり、旅行中に集めたものを整理するなど、
現実の時の流れから、しばし降りる時をもつ
11.仕事や職場と関係のない人間関係をもつようにする
12.親しい人間関係に浸る時間を大切にする
13.子供時代や学生時代の友達と旧交を温める
14.とくに興味をひく話や役に立ちそうな話でなくても、
ムダとして切りすてたりせず、会話そのものを楽しむように心掛ける
15.目の前に出来事や風景、人々に関心を向ける
16.安らぎの生活空間づくりを心がける
17.仕事場も機能追求ばかりに走らず、
遊び心を入れた装飾などをするゆとりを持つ
18.列に並んだり、電車を待ったり、食事が出るのを待ったりするとき、
ひたすら待つのではなく、周囲の人や景色を観察したり、
空想にふけるなど、楽しい時間に変えるように工夫する
■ おわりに
これらの対処法って、
今注目されている「マインドフルネス」、「コーピング」、
「コンシャスネス」などの概念にじる方法ですね。
では、もしかして「タイプA」だとしたら、
どんな対処法を取り入れますか?
昨日の私は、
「1.仕事中、ときどき無理にでも中断して気分転換をする」と
「2.急いで仕事をしているときでも、窓越しの風景を眺めたり、
軽く体操したりするくらいの短い休憩をこまめに挟むようにする」
を実践しました。
つまり、1時間ほど集中したら(実は、行き詰まってきたら)、
部屋の中を歩き回ったり、ストレッチをして気分転換を図ったのでした。
「リラックス、リラックス」と自分に言い聞かせながら、
結構頻繁に行ったところ、
一日を通して集中できました。
ありがたや!!
今の自分に「気づく」こと、大事だと改めて思いました。
在宅勤務でも、職場勤務でも、
ストレスをため込まないように気分転換することって大切です。
ああ、そういえば、会社勤務時代にストレスが溜まってきたと感じたとき、
席を外して別の部屋に行ったり、
構内を見て回ったりしていましたっけ。
知らず知らずのうちに、気分転換を図っていたのか?
いやいや、当時もすでにリラックス法を学んでいたような記憶が・・・
いずれにしても、自分の健康は自分で守るしかありませんから。