2021年05月27日

長引くコロナ禍、ストレスも増加



コロナ禍の不安やストレスの対処・対策


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何度も発令される「緊急事態宣言」。

政府はワクチン接種のスピードアップを図るように
指示を出しています。
現場のスタッフさん、大変でしょうね。

我も我もと「ワクチン接種」を希望する気持ちもわかりますが。

最近の報道では、政府が企業に対し社員の在宅勤務、
テレワークの導入を数値化して求めているようです。

企業、職種によっては、スムーズにテレワークを導入し、
地方に在住して仕事をすることを満喫している社員も紹介されています。
が、そうもいかない企業もあるでしょうね。

いずれにしても、コロナ禍が続く今、
社員のストレスも増加傾向にあるようです。

となると、企業としてはメンタル不調対策など、
社員の健康管理も大きな課題でしょう。

(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構が発行している
「高齢者雇用の総合誌『エルダー5月号』には
「コロナ禍で変わる職場と働き方」が特集されています。
執筆者は「株式会社健康企業代表・医師 亀田高志」氏です。

その中での
「職場性ストレスモデルに基づくコロナ禍の不安やストレスへの対処・対策」
を抜粋して紹介します。


■ 4つのストレス要因と「取りうる対処・対策」モデル

著者は
「職場のストレス要因によって人体には感情(心理)面、生理面、
行動面の3つの反応が起き、
それが高じるとメンタルヘルス不調や身体の病気(心身症)に至る」
としています。

そして
「雇用や職位といった個人的な要因や職場外のストレス要因がストレスによる反応に
影響する一方、
上司や同僚、家族などの支援は緩衝要因と呼ばれ、
その反応を和らげると考えられている」。

「そして、これらの要因を確認しつつ、
職場と労働者の双方が協力してストレス対処や対策に取り組むことが大切」
としています。


■ 職場のストレス要因

・テレワークなど労働環境の変化
・役割上の葛藤や不明確さ
・人間関係における問題
・仕事の将来の不安さ
・裁量や自由度の不安
・重すぎる負荷や変動
・部下や同僚への責任
・能力の活用が不十分
・仕事上の要求の厳しさ
・勤務体制の変化

● 取りうる対処・対策
・テレワークなどの準備とサポート
・時間管理・業務管理
・非常時という共通認識の共有

・・・「職場のストレス要因」はどれもアルアルですよね。
PCを持っていない社員や、
Wi-Fi環境が整っていない家庭もあるでしょう。
また、会社のPCを使用するにしても、機密保持の問題や、
古いPCで必要なソフトが入っていないケースもあるようです。
思い切って、将来を見据え投資する覚悟も必要かもしれません。

■ 個人的ストレス要因

・年齢・性別
・結婚の状況
・雇用の状況
・職位
・タイプA性格(米国では競争を好む攻撃的な野心家タイプだが、
 日本では仕事に没頭するか行適応タイプと考えられ、
 いずれも心身の病気になりやすいとされている)
・自己評価

●取りうる対処・対策
・雇用の確保措置
・労使間の対話

・・・コロナ禍でプライベート面も変化しています。
まずもって、雇用が継続されるかを心配する人も多いでしょうね。
それらを含めて、会社と労働組合もきちんと話し合い、
対策を講ずることが必要ですね。
ちなみに、私は完全に「タイプA」でした。何度チェックしても…トホホ


■ 仕事以外のストレス要因

・家庭や家族内の不安やストレス

● 取りうる対処・対策
・プライバシーに配慮した個人的な相談事への慎重な対応と支援

・・・この問題も大きいですね。
在宅勤務が増え、家族が一緒に居る時間が増えて、
うまくいっている家庭もあれば・・・。
好きでもない人や愛されていないと感じられる人との
長い時間の同居はつらいと思います。
親も子供も。


■ 緩衝要因(ストレス反応を和らげるもの)
・周囲からのサポート
・上司、同僚、家族から

● 取りうる対処・対策
・職場のコミュニケーションの促進
・ストレスチェック実施後の職場環境改善活動の活用

・・・まったくもって、コミュニケーションの促進は不可欠です!
声をかけることが一番です。
部下はもちろん、同僚であっても。
異変に気づくこと大事です。


■ 急性の反応

@心理的なもの
・仕事への不満
・抑うつ

➁生理的なもの
・身体の症状

➂行動面のもの
・事故
・病気による欠勤

● 医師が診断しうる病気
・身体の病気(心身症)
・メンタルヘルス不調

● 取りうる対処・対策
・産業医・保健師などによる相談対応
・管理職と人事部門との連携
・職場復帰支援プログラムの実践


■ おわりに

世界中に降ってわいた「新型コロナウイルス」の脅威。

数年後、私たちは、コロナ禍に見舞われたこの時間のことを、
どう解釈するのでしょうか?

記事には
「われわれは困難を経て何かを学び、未来に生かすことができる才能を持っている」

「危機を経てもしなやかに立ち直ることを意味する『レジリエンス』を
 強化することが大事である」

「レジリエンス」はコロナ禍以前からも注目されています。
なんせストレスの多い時代ですから。

最後に亀田氏は、
「オープンなコミュニケーションが大切」とし、
「これを機会に自分の気持ちを表現しあうことは
働く人と職場双方の問題防止や早期発見にも有効」
としています。

直接の対面状態が少なくなっている今、
より積極的なコミュニケーションが必要ですね。




posted by suzumura at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
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