2020年11月17日

リモートワークの健康リスク



リモートワーク、気をつけたいこと


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出勤日が減り、在宅勤務も定着してきた昨今。
最初は慣れなくて、大変でしたよね。
が、時を経て慣れている人も多いかも。

私は、慣れません。
どっと疲れます。

そんなリモートワークの「健康リスク」についての言及がありました。
愛知県経営者協会発行「愛知経協」10月号に、
産業医「新井孝典」の提言が載っていました。

タイトルは「コロナ禍とリモートワークに潜む健康リスクを考える」です。


■ コロナ禍のリスク

コロナ禍から生じるリスクは3種類あるといいます。

1.感染への不安
人間は目に見えないモノ、得体のしれないモノには
大きな不安と恐怖を感じる。
ウイルスは人間の目では確認できない。
さらに、連日マスコミが扇動的報道をするおかげで
社会的不安が今でも治まらない。

2.外出自粛によるストレス
今までの生活リズムが激変し、
慣れないリモートによるコミュニケーション、
24時間ずっと一緒に居続ける家族との関係、
逃げ場の喪失などが挙げられる。

3.経済的不安
飲食、旅行、医療など多くの業界が経済的ダメージを被った。
そうすると今後の景況感悪化を感じざるをえない。
自分が努力してもどうしょうもないという、自己効力感低下を感じる人も多い。

・・・確かにこの3点は、逃れられない不安であり、リスクであることは、
多くの人に共通しているのではないでしょうか。


■ リモート勤務からわかった、今まででは考えられなかったリスク

コロナ禍、定着しつつあるリモートワーク(在宅勤務)では
新しい3つのリスクがあるとしています。

1.空間のリスク
一日中同じ場所、家族と一緒にいることによるリスク。
家族とは、本来自分の安心安全な場所であるはず。
しかし、それは時には、ストレスを溜める場所になってしまう。
安心安全な場所であるからこそ、
それを求めすぎてちょっとしたコトが目についてしまい、
家族同士の感情を逆なでしてしまう。
ゲームばかりしている子供、
いちいち注意してくる妻、モノをかたづけない夫、などなど。

その他にも外出できないことによる運動不足。
一人暮らしの場合、リアルに接する機会が激減するので、
孤独・孤立感が湧き出てしまう。
また、人間は太陽光に当たることにより、体内時計をリセットしている。

一日中家の中にいるとリセットされず、昼夜逆転や睡眠不足が引き起こされる。

2.時間のリスク
仕事とプライベートの区別がなくなる。
以前の日常では、顔を洗う、着替える、電車に乗るなど
、仕事モードに入るための「儀式」があった。
しかしずっと家にいると、この儀式が執り行われない。
そのため、仕事モードスイッチが入らず、
ダラダラ仕事や集中力の低下を招くことになる。

また家族がいるとご飯の時間は決まり、
それに合わせるように仕事をするが、
一人暮らしだと好きな時間にご飯を食べることができ、
それによって体重増加や生活習慣病が悪化するケースもある。

3.インフラ・環境リスク
今回、急にリモートワークが進んだため、
会社や自宅のネットワーク環境が整っておらず、
動画が止まる、音声が途切れるなどのストレスも生まれる。

また、クラウドやリモートでのファイルのやり取りや、
そもそもファイル整理をしてこなかった企業の社員が、
ファイル探しだけで多くの時間を増やしてしまうストレスもある。

若い社員はいいが、そもそもPC操作が苦手でよくわからない
中年にとってはリ
モートワークやリモート会議はコロナより怖いかもしれない。
そんなIT弱者へのハラスメント生じている。
部下から嘲笑される上司も出てくるのである。

今まで経験もなく慣れていないオンラインコミュニケーション(OC)
が始まることで、いろいろなリスクも見えてきた。
リモート会議では雑談がしづらく、目的志向性の強い会話になる。
雑談は非常に重要なコミュニケーション手段だが、
OCでは雑談があまり生まれない。

人間にとって、
非言語コミュニケーション(表情、身振り手振りから読み取る情報)は重要。
リモート会議などでは、動画がネットワークの負荷となる理由で、
サウンドのみで会議を進めることもある。
そうなると、非言語情報が遮断され、情報の読み取りが大変だったり、
もともと言語化が遅い人、発言に消極的な人は無視されがちになる。

そのため、メンバー間での問題に気づくのが遅くなってしまうリスクがある。

・・・いずれも納得です。
おっと、最近の報道では、夫婦喧嘩が増えたとか、夫婦仲が良くなった
とのアンケート結果のあります。
どっち?
どっちもなのでしょうねえ。


■ リモートが続くことによるリスク

@運動不足
➁睡眠の質の低下
➂生活習慣病悪化
C不安憎悪・・・人間は先浮き不透明な事象には、かなりの不安を感じる。
 例えば、コロナ感染・経済的・リモートを続ける・出勤再開
     リアルな対人関係への不安など


■ リスクに対する対策
それらのリスクに対する対策もあります。
キーワードは「『区切る』を意識する」。

1.時間を区切る
実質睡眠を意識する。
睡眠時間が5時間を切り始めると、
その三日後からパフォーマンスが低下することが知られている。
このパフォーマンスは寝だめでは改善しない。

他にも、食事の時間、お風呂の時間を決めて区切ることとで、
ダラダラを仕事を続けることがなくなる。
とはいえ、リフレッシュや気持ちをダラダラする時間も重要なので、
その時間も区切って確保する。

2.空間を区切る
一カ所で一日を終わらせない。
散歩や運動で外出したり、
時には一人でカラオケボックス(
一人で部屋を借りてリモートワークをする人が増えている)や
カフェで仕事をしてみたり、
感染予防をしっかりして人と会うための外出をしてみなりするなど、
空間を区切ってみる。

3.五感を区切る
Youtubeやテレビを観ての視覚、美味しいものを食べての味覚、
好きな音楽を聴いての聴覚を使う。
またパジャマから仕事モードに入るために着替えるのも、
感覚や見た目の視覚を刺激することになる。

「時間、空間、五感の3つを区切ることで、感情を区切ることにつながり、
リモートワークの4つのリスクと上手に付き合っていける」としています。


■ おわりに

アルアル、と実感された方も多いと思います。

いずれにしても、緊急時が続く今、リスクがあることを意識し、
改善するように心がけ、この第三波を乗り切りたいですね。

北海道、そして札幌、大丈夫?と心配です。


posted by suzumura at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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