2020年06月04日

部下のモチベーションを高める職務要因


充実した仕事にある5つの要因

202057青空.JPG


部下のモチベーションを上げることは、
リーダーにとって大切な職務のひとつです。

榎本博明氏は「ビジネス心理学100本ノック」の中で、
「(部下の)モチベーションを高める職務特性」
を取り上げています。

コロナ禍、今、部下に与えている仕事は、
モチベーションを高めさせるものでしょうか?


■ 職務充実の5つの要因

心理学者ハックマンとオルダムの理論を紹介しています。

彼らは、
職務というものは有意義感の欲求、責任の欲求、
フィードバックの要求などを満たす必要があるとし、
このような欲求を満たす仕事のことを充実した仕事、
と呼んだ。

そして、モチベーションを高める5つの職務要因を紹介しています。

@ 多様性
 単調な仕事ではなく、多様な操作やスキルが必要だったり、
 変化があったりすること
A 完結性
 部分的な作業をするのみで全体が見渡せないということがなく、
 仕事全体を見渡すことができ、自分の仕事の位置づけができること
B 重要性
 社会的意義がわかるなど、やっている仕事の重要性や有意味性が
 感じらえること
C 自律性
 命じられるままに作業をするというのではなく、
 自ら計画を立てたり、方法を工夫したり、自律的に取り組めること
D フィードバック
 自分の仕事の結果がわかり、今後の改善のための有益な情報が
 得られること

「これらの特性を持つ仕事が職務満足をもたらしやすい」としています。

・・・日本的経営が定着していた昔は、このような期待は持っている社員は
少なかったと思います。
しかし、
ここ10年、いや20年で、日本の社員の意識も大きく変化してきました。
特に最近の若手社員、新入社員は、これらの職務要因を強く求めます。

とはいえ、50代以上の上司の中にはこの感覚が理解できない人も
多いようです。


■ まとめ

この項の最後で榎本氏は
「職務充実がモチベーションを高めるとはいっても、
仕事の性質によって、どの要因に改善の余地があるかが異なり、
どのような充実の仕方があるかも違ってくる。
職場ごとに具体的な職務充実の方向性を模索し、
モチベーションが高まるような職務改善を試みる必要がある」
としています。

■ おわりに

今のあなたのチームには、
5つの職務充実要因のどれが当てはまり、
どれが当てはまらないでしょうか?

コロナ禍、
今後もリモートワークを始めとする在宅勤務や短日出勤、時差出勤など、
様々な形態の働き方が定着してくるでしょう。

そんな多様な職場環境の下、
部下たちのモチベーションを維持し高めるために、
自分の職場に適した「職務充実要因」を考えることも
必要ではないでしょうか。

それにしても、マネジメントがより難しい時代に突入しちゃいましたね。


posted by suzumura at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | モチベーション
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187560713

この記事へのトラックバック