2020年02月20日

幸福学と幸せな職場


働き方改革 キーワードは幸福感

202025青空雲.JPG


最近、「ポジティブ心理学」や「幸福学・幸福論」が注目されています。

人間、前向きで幸せを感じられることが一番、なのですね。
私も勉強しています。

先日、愛知県経営者協会の会員雑誌「愛知経協」に、
働き方改革に参考になる「幸せな職場」という記事が掲載されていました。

執筆者は、幸福経営学で最近注目されている慶応義塾大学「前野隆司」教授。

参考になる点を引用しました。


■ 職場における幸せの利点

まずは、職場におけるメンタルヘルスに注目し、
幸福学の研究結果が述べられています。

・幸せな人は不幸せな人よりも7〜10年長生きである。
・幸福度の高い社員の創造性は3倍、生産性は31%高く、売り上げは37%高い
・幸福度の高い社員は欠勤率も離職率の低い。

・・・確かに、幸せを感じられる職場や働き方なら生産性もアップするでしょう。
幸福度が高いと、病気にもなりにくい。
当然、メンタル系にも影響します。
その点・・・ダイヤモンド・プリンセス号の人たちは大変・・・


■ 幸福度を下げる要因

教授は、幸福度を下げる要因に「やらされ感」をあげています。

たとえば
「上からの命令で無理やり働き方改革をやれと指示されると、
人は『やらされ感』を感じる。
やらされ感は幸福度を下げる要因の一つである」
としています。

・・・「やらされ感」を感じながら働いている人、多いように感じます。
そんな人が多くなると生産性も上がらない、という訳ですね。
確かに「部下のやらされ感の有無」は、
上司にとって注目すべきポイントです。


■ 幸せの四つの因子

さらに
「心の良好な状態に基づく幸せ」について
アンケート調査を行った結果にもとづいた、
「幸せに影響する四つの心的因子」を紹介しています。

・第一因子「自己実現と成長(やってみよう因子)」
目標を達成したり、目指すべき目標を持ち、学習・成長していること

・第二因子「つながりと感謝(ありがとう因子)」
多様な他者とのつながりを持ち、他者に感謝する傾向、、
他人に親切にする傾向が強いこと

・第三因子「前向きと楽観(なんとかなる因子)」
ポジティブ・前向きに物事を捉え、細かいことを気にしない傾向が強いこと

・・・私的には、「なんとかなる因子」とは失敗しても許される職場だ
と考えます。
また、グチグチと責められることがない、ということも当てはまるでしょう。
いわばパワハラのない職場ですね。

・第四因子「独立と自分らしさ(ありのままに因子)」
自分の考えが明確で、人の目を気にしない傾向が強いこと

・・・私的には、自由闊達に働ける職場、
そして自己開示ができる職場だと考えます。


第一、第三、第四の因子は「個人のあり方に」関する因子であり、
第二因子は「関係性の質」を表す。


・・・働くことに関する本人の考え方やとらえ方と同時に、
周りの人との関係性も影響してくるのですね。確かに。


■ 幸せな職場

教授は
「この4つの因子が高い状態で働けるような会社は
幸せな会社であると考えられる」
としています。

たとえば、
第一因子の「やってみよう」なら
「夢、目標、強み、成長、自己肯定感」が感じられるような職場だと、
紹介されています。

他方、第二因子の「ありがとう因子」つまり「つながりと感謝」とは
「感謝、利他、許容、承認、信頼、尊敬、自己有用感」であるとしています。


■ おわりに

自発的に「やってみよう!」と思える職場。
パワハラやいじめがなく、自由闊達に発言したり行動できる職場。
もちろん、職場内に感謝や信頼、承認があふれていることも大切です。

あなたの職場の人々の幸福度はいかがでしょう?
そして、あなた自身は?
部下たちの「幸福感、幸福度」を、この4つの因子で考えてみることも有効ですね。

それが満たされてこそ真の働き方改革につながる、という訳です。


posted by suzumura at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187180337

この記事へのトラックバック