健康な人には、性格に特性がある
そうな・・・
健康、心身関係のサイエンス・ライター「ヘンリー・ドレイア」は
著書「免疫力の高い人々」の中で、
健康な人の性格特性を述べています。
ちなみに著者は、最近「がん」に関する性格特性も
発表しているようですよ。
なお、
(この書籍を読んだわけではなく、
「潜在能力をとことん使いこなす C・ジェームス著」
からの引用です)
■ 長命な人や健康な人の7つの性格特性
1.疲労感や怒り、悲しみなどを感じてつらいときも、
嬉しいときも、心と身体が発するシグナルに敏感である。
2.秘密やトラウマとなっている出来事や自分の気持ちをのみ込み、
内に秘めてしまうのではなく、他人に打ち明ける能力と自信がある。
3.健康な人には3つのCがある。
それは自分の健康と生活の質をコントロール(control)
できているという感覚、
仕事や人間関係への積極的な関り(commitment)、
そしてストレスを嫌なものではなく、
挑戦すべき課題(challenge)だと考える能力
4.自分の要望や気持ちを、適切な形で主張できる。
5.不満感を秘めた権力によるのではなく、
無条件の愛情に基づいた人間関係を築くことができる。
6.利他的な気持ちで人を助け、人のために何かしようとする。
7.自分の感情を素直に見つめ、自分がもっている異なる様々な面を
良いところも悪いところも含めて見つけようとし、
問題に直面したり、失敗したりしたときに頼れる内面的な強さを
身につけたいと考えている。
ちょっと難しいでしょうか?
理想論?
それでも健康で生き抜きたいですね。
■ 健康な思考が、身体を健康に整える
「潜在能力をとことん使いこなす」には、
思考と健康の関係についても述べ、
「健康な思考が、身体を健康に整える」としています。
「人の身体には、放っておいても身体の維持管理をする知性が
備わっている」
しかし
「恐れ、心配、悩み、嫉妬、憎しみなど不安に満ちた思考は、
自分の神経や腺を傷つけ、破壊し、あらゆる種類の心身の病気を引き起こす」
と。
確かに・・・。
有名な諺「健全なる精神は健全なる身体に宿る」
を思い出します。
ちなみに、この言葉は
なんと、
古代ローマの風刺詩人「デキムス・ユニウス・ユウェナリス」
が風刺詩集に載せた言葉だそうです。
(西暦60年〜128年に生存)
人間にはそんな古代から、
「精神と健康」にまつわる課題があったのですねえ。
これは、「健全=健康」な「精神=思考」が、健全=健康な身体を創る
といえますよね。
だから、「潜在能力をとことん使いこなす」では、
「身体の症状は、心と身体が発する
『自分の生活のどこかを変える必要がある』という合図だ」
とあります。
確かに確かに。
たとえば、胃がムカつくのは
・・・飲み過ぎ、食べ過ぎの結果
あるいは、あの上司との強烈な人間関係のストレスの結果
などと、自分の身体不調を冷静に分析し、
その原因を取り除くことが望ましいですね。
それも早めに・・・
「まだ、大丈夫」とそのままにしておくと、
えらいめに合います。
特に、年齢を経た人たちには・・・
■ おわりに
私的に、かいつまんで言うと、
健康で生き続けるためには、
「ありのままの今の自分を受け容れ」、
「ポジティブに物事をとらえ」、
「健康と生活の質を自分でコントロールする」
てなことでしょうか。
そして、自分の心身の不調にも敏感に対応する。
人生100年時代。
心身とも健康で、整った状態で生き抜きたいですね。