2019年11月15日

ゲートキーパー「身近な人の異変に気づこう」


ゲートキーパーになる

2019111.JPG

先日、担当した研修の中で
「心理的不調が気になる部下、同僚はいますか?」と質問しました。

受講者が周囲をよく観察しているかどうかを確認する質問です。
すると、手を挙げた受講者が数名いました。
超多忙な昨今、自身もプレイヤーである上司ですが、
部下や周りの人の異変に気づくことも必要です。

私は、上司として「部下をよく観察する」ことも
役割のひとつと考えています。

日々、部下を観察し、
「仕事がうまく進んでいるか、体調は大丈夫か、心配事があるのではないか」
をはじめ、
「最近、なんか変だ」とキャッチして、しかるべき手を打つ責任があると。

このように、部下をはじめ身近な人の異変に気づき、
適切な手を打つことを「ゲートキーパー」といいます。


■ ゲートキーパーとは
  
「ゲートキーパー=身近な人の異変に気づく」

「ゲートキーパー」とは、日本語の直訳で「門番」という意味。
「何らかの異変に気づいたときに、初動対応を起こす人」のこと。

内閣府が提唱していて、この概念を精神保健福祉に応用したようです。
「悩みのために心理的危機にある身近な人に気づき、
お互いに支援し合える社会をめざす」としています。

メンタル系疾病がなかなか減少しない今、
家庭で、職場で、お互いに支え合う、支援し合うことは、とても大事ですね。


■ 「ゲートキーパー」の4つの機能

・気づく
家族や友だち、会社の仲間の変化に気づいて、声をかける。

Netでは、ゲートキーパーの出発点が言及されていました。
「人はインプットされた情報をもとに大脳によって様々な解釈がされたあと、
言語がアウトプットされる。
ただ、心理的危機に陥っている状態では、
大脳の思考パターンはいつものような円滑な思考力がなく、
心理的視野狭窄のため、判断力が落ちてきていることもある。

そこで、身近な人が『いつもと違う言動の変化』に気づいて、
声をかけようというのが、ゲートキーパーの出発点」

身近な人の変調に気づくこと、大切ですね。


・傾聴
本人の気持ちを尊重して、その話に耳を傾ける。

気をつけたいのは、何か気の利いたアドバイスをしようと意気込まないコト。
じっくりと話を聴くことが、悩む人への最大の支援になる。

確かに、何か悩みや不満のある相手の話をじっくり聴くことは、
上司としては大切です。

・つなぐ
話に耳を傾けることで本人の回復力、
治癒力によって状況が改善することが多い。

しかし、体調が悪い、疲れているのに眠れない
というようなことが続くなら、専門家に相談するよう助言する。

・見守る
つないだ後もやわらかく寄り添う気持ちで接するのが大切。


■ まとめ

「ゲートキーパー」の機能とは、
1.気づく・・観察が大事。
2.傾聴・・じっくりと親身になって聴く。
3.つなぐ・・改善しないようなら専門家に相談することを勧める。
4.見守る・・愛情をもって見守る。

まずは、よく観察すること。
そして、部下をはじめ、身近な人の変調に気づいたら、
ぜひ、「声をかけて」ください。

あなたの「声かけ」が、
その人を救う転機になるかもしれません。

ぜひ、この「気づく」「傾聴」から実践してみませんか?



posted by suzumura at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186807128

この記事へのトラックバック