2019年08月15日

怒りのサイクル


人は「出来事が持つ意味」に対して怒る

2019814D時5分.JPG

最近、アンガーコントロールを学んでいます。

実は、私はそんなに気が短い方ではないと、
自分では思っています。

特に独立してからは、
会社内の人間関係や理不尽な上司の命令、無責任体質の前工程などに
腹を立てることはまったくなくなりました。
ホッ・・・。

とはいっても私も人間。
カチンとくること、イライラすることあります。

アンガーコントロールを学んでいると、
怒りとは、出来事自体に対して腹を立てるのではなく、
その出来事をどう感じるかによって腹を立てたり、
そうではなかったりするのですね。
(すでに、ブログでアップしましたが)

で、今日は、怒りのサイクルについて
考えてみたいと思います。

このワークによっても、自分の怒りの傾向が
見えてくるかもしれません。


■ 怒りのサイクルとは

どんな人も、出来事に「意味」を見出して生きている。
その意味づけはその人が持つ「価値観(信念)」に基づいている。

その意味づけによって何らかの感情が沸き起こると、
目に見える生理的反応や行動となって現れる。
この一連の動きを「怒りのサイクル」という。

怒りのサイクルは、次の5つのステップで発生します。

サイクル1「きっかけ(出来事)」
きっかけは「トリガー」とも呼ばれ、
「怒り」が爆発する前に直面するあらゆる出来事をいう。
人によって、きっかけは異なる。

その理由は、これまでに培った経験や価値観が
人によって全く違うからである。


サイクル2「その人が持つ価値観(信念、思い込み)」
価値観は幼少期に親や周りの大人または文化から学習され、
そのうちいくつかは強化されていく。
価値観はアンガーコントロールをする上で
重要なキーワードである。

(余談ですが、民族によって価値観が異なることを
実感する今日この頃です)


サイクル3「そのときの思考や感情」
思考や感情は、きっかけとなる出来事と
その人の価値観(信念)によって生み出される。

自分の置かれた状況を否定的に見る人は否定的な感情を抱く。
一方、自分の置かれた状況を肯定的に受け取る人は
肯定的な思考や感情を抱く。


サイクル4「生理的反応」
思考や感情によって活性化されたホルモンが放出され、
身体に変化が生じる。


サイクル5「行動」
思考や感情、生理的反応を経て、
その人が意思決定した結果が行動として表れる。
アンガーコントロールに問題を抱えている人は
攻撃的な行動をとることが多くある。


サイクル6「結果」
行動を経た結末。
「怒り」によって攻撃的な行動を取ると、
多くの場合破壊的な結果になる。


■ ワーク
「自分の怒りのサイクルを書き出す」


最近、カチンときたことを思い出して、
自分の怒りのサイクルを完成させます。
順番に思い出すと書きやすくなります。

(1)きっかけ(出来事)
(2)自分の価値観(信念、思い込み)
(3)その時の思考や感情
(4)その時感じたであろう生理的反応
(5)自分のとった行動
(6)その結果どうなったか

<例>
(1)きっかけ(出来事)
部下であるAさんに依頼した仕事が、
いつまでたっても上がってこない。
しびれを切らしてAさんに「あの件はどうなった?」
と訊ねたところ、
「まだできていませんヨ」とぶぜんとした表情で答えた。

(2)自分の価値観(信念、思い込み)
仕事は納期までにやるべきだ!
部下たるもの、もしできないなら上司である私に
中間報告をするべきだ!
部下は上司に対し余程のことがない限り
不機嫌な態度では接するべきでない!

(3)その時の思考、感情
Aは使えない。Aは私の言うことをきかない。
Aは私をバカにしている。

(4)その時に感じた生理的反応
心拍数が上昇した。頭に血が上った。

(5)自分のとった行動
「何度言ったらわかるんだ! おまえは使えない!」
と怒鳴ってしまった。

(6)その結果
Aさんは、「あっ、パワハラですよ、それ!」と
私をにらみつけながら言った。
職場は、気まずい雰囲気になった。


■ おわりに

いかがでしょう。

最近、カチン!ときたこと、
ありますよねえ。たぶん。

職場でも、通勤途上でも
もしかしたらレストランやショップでも、
あるいは、家庭でも・・・

その怒りに対する「サイクル」を分析すると、
何かしらの気づきがあるものです。

それは例えば、
価値観の違いだったり、説明不足だったり、確認不足だったり・・・

そうやって冷静に考えれば、
受け流すことも、事前に確認や共有しあうことも、
理解しようと一歩踏み出すこともできますよね。

穏やかな人生のために。



posted by suzumura at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション
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