2019年07月11日

部下の欲求を理解する「マズローの欲求段階説」


部下の欲求を理解し、モチベーションを高める方法を探る

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部下、あるいは自分自身の行動の動機づけになっている「欲求」。

真の欲求を理解することで、
どのような手を打てばいいのかもわかってきます。
つまり、部下のモチベーションを高める方法ですね。

人間の欲求については「マズローの欲求段階説」が有名です。

ご存知の方も多いと思います。
なんせチョー有名理論ですから。
復習の意味で確認してみましょう。


■ マズローの欲求階層説

米国の心理学者「アブラハム・マズロー」は
「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」
という「自己実現理論」を打ち立て、
5段階で人間の欲求を理論化ました。

「マズローの欲求階層説」と称され、
人間の欲求には5つの階層があり、
ステップを踏んで高まっていくという考え方です。

その5つの欲求とは
1.生理的欲求
2.安全欲求
3.所属と愛の欲求(社会的欲求)
4.承認の欲求(自尊欲求)
5.自己実現の欲求

では、詳しく見ていきましょう。
諸説ありますが、私流の考え方を述べます。

1.生理的欲求
人を動機づける最も根源的な欲求。
食事や睡眠をしっかりとって生きたいなど、
生命を維持したいという欲求です。

2.安全の欲求
飢えなどの生理的欲求がある程度満たされると、
「安全の欲求」が現れます。
脅かされることなく、安全安心に生きたい。
安心できる生活空間や命の保障を求めるという欲求です。

マズローは、
「生理的欲求と同じくらい安全の欲求は強いものだ」
としています。

この「生理的欲求、安全の欲求」を「物質的な欲求」とし、
以降の3つの欲求を「精神的な欲求」として
区別して考える理論もあります。

・・・つまり、
物質的な欲求が満たされてこそ、精神的な欲求が生まれる、
という訳ですね。

3.所属と愛の欲求
生理的欲求と安全欲求が満たされると、
「所属と愛の欲求」が現れます。
集団に帰属していたい、家族を持ちたい、
そして家族や仲間から愛されたいという欲求です。

・・・まあ現代では、独身、独居を求める人も増えているのも
事実ですが。
最近は、シェアハウスで見知らぬ人と気兼ねなく住む、
という選択もありますね。

4.承認の欲求
「所属と愛の欲求」が満たされると、
「承認の欲求」が芽生えてきます。

「承認の欲求」は、「尊厳欲求」や「自尊欲求」とも呼ばれ
「誰かに認められたい。尊敬されたい」という欲求です。

「承認欲求」といえば、
他者や集団から認められたいという考え方が一般的です。

ところが、人間の承認欲求とは、
他者からの評価だけではないのです。

マズローは
「誰かから評価されていないと自分の価値が感じられないと
思い続けているのは危険である」としています。

つまり、自分自身への承認も必要ということです。
他者からの承認よりも自分自身の承認が強い状態であることが
望ましいとしています。

従って「承認の欲求」は2つの解釈がなされています。

・他者からの評価に対する欲求
評判、地位、名誉、優越、承認、尊敬など、
他者からの自分への評価・承認を求める欲求。

・・・特に「上司から認められたい」「自分の努力を分かってほしい」
という欲求は、働く人なら誰でも抱く欲求です。
従って「上司は部下の承認欲求を満たす必要がある」
という理論が提唱されているのです。

・自分の自己に対する評価の欲求
強さや達成、熟達、能力への自信、独立や自由など、
自己を優れた存在と認める自尊心ともいえる欲求です。

・・・この欲求は「自己肯定感」ともいえるでしょう。
自己肯定感は、今注目されている概念で、
「自分は価値のある存在である」と思える感情のことです。
自己肯定感は人間の成長に必要なものとされています。

承認の欲求が満たされると、
自分は世の中で役に立つ存在だという感情が湧いてきます。
逆に満たされないと、焦燥感や劣等感、無力感などの感情が現れてきます。

今のビジネスシーンでは、どんな職場においても
必要とされる概念です。

5.自己実現の欲求
最後に「自己実現の欲求」に到達します。
自分を価値ある存在にさらに高めたいという欲求です。


■ おわりに

あなたの部下は、今、どの段階の欲求を求めているのでしょうか?

最近は、働く価値観も多様化しています。
また、正社員ばかりでなく、パートさん、
派遣さん、外国人労働者など多種多様な部下を
持つ人も多いでしょう。

部下それぞれが、どんな欲求を抱いて働いているのか、
それを把握、理解することで、
部下のモチベーションを高める方法となるでしょう。

企業で働いている人なら、
基本的には生理的欲求と安全欲求は満たされています。

とすると、
次の「承認欲求」や「自己実現欲求」を求めている人は多い、
ともいえます。
居場所を見つけたい、承認が欲しい、自己実現したいなどの
部下の欲求を見極めて、対応していくことが
求められます。



posted by suzumura at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
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