2019年06月18日

ポジティブ・フィードバック


ポジティブ・フィードバックでグングン部下を育てる

2019616朝.JPG

相手からのフィードバックは、
自分の気づかなかった点、良くなかった点が知らされ、
自身の成長、向上にとても役立つものです。

コミュニケーションの代表フレーム「ジョハリの窓」でも、
相手からのフィードバックが自分の枠を
広げる手立てとしています。

ところが、誰しも、自分の弱点を指摘されるのは嫌なもの。
特に日本人は苦手のようです。

ということで今日は、
部下育成に効果的と言われている
「ポジティブ・フィードバック」をご紹介しましょう。


■ フィードバックとは

一般的には、相手の行動を「正す」ための働き
といわれています。

組織においては、部下の言動を正すための指導です。

部下のよくない行動によってもたらされた
望ましくない結果や組織への悪影響をくり返さないために、
その問題点を指摘し、
失敗の原因や不足している部分に本人の意識を向けさせ
自覚と反省を促す、
というものです。

結果的に、部下のネガティブな要素に焦点を当てるところから、
「ネガティブ・フィードバック」と呼ばれます。


■ ネガティブ・フィードバックの弱点

上記のようにネガティブ・フィードバックは
否定的な言葉によって、部下に発見や気づきを促し、
成長、向上に役立ててもらおうというものです。

しかし、相手の受け取り方によって左右されると
いわれています。

「自分の成長のためだ」と肯定的に受け取る人がいる一方、
「自分のすることを全て否定される」と
自分の行動のみならず、自分の存在そのものを否定されていると
思い込む場合も多いのです。

自分が否定されていると感じると、
やる気が落ちたり、上司への信頼感が薄れていったりする可能性も
ありますね。

あるいは、
「あの人は指導力が低いから
具体的に改善方法を示すことができないのでは・・・」と
思われてしまう場合もあるでしょう。

そこで登場するのが「ポジティブ・フィードバック」です。

特に、
新入社員などの若手には、「ポジティブ・フィードバック」が
有効です。


■ ポジティブ・フィードバックとは

端的に言えば「前向きな言葉によって部下の成長を促す」
というもの。

方法については諸説ありますが、
私流のしごく簡単なやりかたをご紹介します。

部下が問題行動を起こしたことに気づいたら、
まず、その行動に関連する良い行動や、日頃の努力などとりあげてほめ、
次に、問題点を「改善すべきこと」として伝える。

ということは、
日頃から観察が大事、ともいえます。
行動の問題点のみならず、良い点を観察する、
あるいは、日頃の行動を観察して、
良い点を把握する。

大切なことです。

<例>

部下のプレゼンテーションで良くない点があったとき。

・ネガティブ・フィードバック
「A君。
さっきのプレゼンテーション、わかりにくかったよ。
もっと調べたらどう?
声も小さかったし・・・」

・ポジティブ・フィードバック
「A君、さっきのプレゼンテーションご苦労さん。
昨日も遅くまで準備をしていたね。
他の仕事で忙しいところ、
がんばろうとしている努力が伝わってきたよ。

ところで、数字を示すところは、
折れ線グラフなど使って表すと、もっとわかりやすくなると思うよ。

あと、緊張していたんだね。
声ももう少し大きくすると、もっとよくなるよ。

次回がんばって」


■ おわりに

いかがでしょう。

突き放したような、否定的な「ネガティブ・フィードバック」より
「ポジティブ・フィードバック」の方が
効果的だと思いませんか?

実は、私事ですが、
最近、フィードバックをもらいました。

相手は、気を遣ってオブラードに包んだ感じで
私のとある行動の問題点をやんわりと指摘。

私的には、その指摘された行動は、
実は心の底で気づいていたものでした。

でも、やはり、指摘されると凹みました。
この年になっても、問題点のフィードバックは、
ちょいと傷つきます。

そこで、
もし、その人が、まず私の良い点を認めてくれ、
その上で、問題点を改善点として伝えてくれたとしたら、
私も落ち込まずに、もっと前向きに
取り組めるだろうなあ、と
正直思ったのです。

ことほどさように、
組織でも、部下の問題点、問題行動のみ目がつき、
それを正して成長してもらいたいと思うあまり
問題点のみ指摘すること、
ありますよね。

自分の「ネガティブ・フィードバック」によって、
部下は成長するものと、思う・・・。

でも、人間って傷つきやすいもの。

部下のやる気をあげながら、
問題行動の改善をうながす「ポジティブ・フィードバック」、
ぜひ、取り入れてみませんか?



posted by suzumura at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり
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