2019年02月04日

部下指導で困ったら「やる気と能力」で分けてみる


部下を「Will/Skillマトリックス」で分類する



先日、今年リーダーになった男性から、
部下指導で困っているという
お話がありました。

201918日出@.JPG


部下の資質は人それぞれで、
さらに、やる気スイッチもいろいろある。

そんなとき、
少しお役に立てそうなのが、
「Will/Skillマトリックス」です。

このブログで何回もご紹介しています。
が、忘れている方もいらっしゃるかも。
そこで、おさらいです。


■ Will/Skillマトリックスとは

部下を、やる気(Will)と能力(Skill)で
4つに分類します。

縦軸がWill、つまり部下の「やる気」が高いか低いか。
上に行くほど高く、下に行くほど低い。

横軸はSkill、つまり能力や技能が高いか低いか。
右に行くほど高く、左に行くほど低い。

これで四分割、つまり四つのタイプに分けるのです。


■ 四つのタイプと仕事の任せ方

この四つのタイプについて、
それぞれの仕事の任せ方が異なります。

これも諸説あるのですが、
私が気に入っている考え方をご紹介します。

・やる気も能力も高い部下
「委任する・任せる」

手出しをしないで当人に任せます。
本人の意向を尊重しながら支援もします。

私は、やる気も能力も高い優秀な部下でも、
ほめたり、励ましたりすること、
つまり「承認」することが必要だと考えています。

「任せたよ」とほったらかしにしない方がいいでしょう。

ほったらかしにされると、
「丸投げされた」とか、
「自分には関心がない」とか、感じてしまいます。

特に最近の若者は、評価されたい、気にしていてほしい、
といった気持ちが強いと言われています。

決してほったらかしにしないで、
きちんと認める言葉をかけることが肝要です。

・やる気はあるが能力は低い部下
「指導する・教える」

このタイプには、新入社員や異動後間もない社員があてはまるでしょう。

新入社員や異動後間もない部下は、
新しい職場でやる気はあるでしょう。

まあ、そうともいえない場合もあるようですが。

一方、能力面では、
新しい職場、職種での技術や技能が伴っていないケースが
多いでしょう。

このタイプの部下には、きちんと教えることが大切ですね。
OJTなどで計画的、重点的に指導すると効果的でしょう。

もちろん、適度な承認も必要です。

・やる気はないが能力は高い部下
「やる気を出させる」

このタイプには、
五〇歳で役職定年になった部下、
六〇歳定年後の部下など、
高齢者に当てはまるといわれています。

昨今では、六〇歳以上の部下も多くなっているでしょう。

そんな「やる気」が感じられない部下に対しては、
ほめることが大事ですね。

ほめられると、誰しもやる気につながるものです。
本人の持っている能力を評価したり、
頼りにしていることを伝えることもいいでしょう。

・やる気もなく、能力も低い部下
「指示する・命令する」

一番やっかいな部下といえるでしょう。

「能力が低い」という点では、細かな指示や命令をし、
進捗状況を確認する必要があります。

「やる気がない」といった点では、うまくいったことや、
達成したこと、成長したことを細かく観察して、
それを都度伝えることが大切です。


■ おわりに


先日も、とある企業の管理職研修で、
この「Will/Skillマトリックス」を紹介したら、
「参考になる!」
「シンプルでわかりやすい!」という声が多くありました。

特に、多くの部下を抱えるリーダーには、
いつも参考になるようです。

あなたの部下を分類してみて、
どんな育成が適切かを再度考えてみませんか。

もちろん、
人は絶えず変化していきます。
細かな変化を見逃さないように、観察することも
必要ですね。

結局、
上司は部下をよく観察して、
その人にあった育て方や声掛けが必要だということですね。

おっと、自分の上司に対しても、
観察が必要です。


posted by suzumura at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング
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