2018年10月25日

記者会見に必要な準備


炎上させない!は 今や必須?

20181076時.JPG

古い資料を整理していたら、興味深い記事発見!

ちょいと古いですが、
(出典:日経ビジネス 2017.12.18号)
今でも通用するポイントありますよ。

特集は
「2017 謝罪の流儀」
サブテーマは「日産、神鋼は何を間違えたのか」
・・・ああ、そんなこともあったよね。

20年程前の牛肉偽装や三菱自動車の問題の頃から、
不祥事や事件、事故が発生したら、
しっかり記者会見して謝罪することが主流、
となってきました。

そして、その記者会見においても、
的を外さないことが肝要です。
つまり、せっかく記者会見を開いても、
その内容しだいでは、炎上させてしまう可能性もあるのです。
今年に入ってからも・・・ありましたよね。

夫々のお会社では、広報担当、法務部門、危機管理担当のなど部署が
危機管理における戦略や方針、手順、マニュアルなど、
整備されていることでしょう。

今日は、
日経ビジネスにある
「炎上しない記者会見に必要な準備」を
ご紹介しましょう。


■ 不祥事発生に際してのステップ

以下、日経ビジネスからの引用です。

1.事前に危機管理マニュアルを整備しておく

不祥事発生

2.経営トップを本部長とする緊急対策本部を設置
・事実確認。重要性を判断し公表手順を決定
・社会的影響、類似の事案などの調査
(これは、自社で起こりうる不祥事を想定して事前に調べておき
マニュアル化しておくといいでしょう。
もちろん、刻々と事態は変化しているのでマニュアルの更新は必須です)

・事案の概要と影響、当面の対策、原因、再発防止案を
簡潔にまとめた「ポジションペーパー」を作成。
・・・ポジションペーパーとは
 被害者などへの謝罪、現状報告。 公式見解。
 ネットにはひな型もありましたよ。

日経ビジネスにはポイントとして
「被害者への対応は誠意をもって最優先かつ継続的に。
不祥事における報道陣の最大関心事」とありました。

・・・大切な意識ですね。
これは社内で共有しておくこと(経営トップをはじめ社内全体)
が大事です。

また
「所管官庁に現状報告・相談。
報告義務がなくとも一報を。
官庁とのコミュニケーションを滞ると致命傷になりかねない」

・・・そうなんです。日頃から所管官庁との良好な関係づくりが
必要なんです。
警察署、消防署、労働基準監督署、労働局などです。

「法務部門を含めた対応策の策定」
・社内関係者は事態を「矮小化」して捉えがち。
必ず外部の役員や弁護士、コンサルタントの意見を聞く。

・・・これも大事ですね。
顧問弁護士、コンサルタントと契約している企業は
多いです。
私的には、実力と経験豊富な弁護士さんが
いいと思います。
最近は、弁護士さんの指示なのか、
発言を誤り、炎上してしまう案件も多いので。

3.プレスリリースやウェブ発表文の作成と記者会見準備
・事実の概要、経緯、原因、今後の対策と再発防止策を
盛り込む。
・開示できる図、写真等、参考資料を用意
・責任・処分・補償を含め収束までの道筋を検討。

4.プレスリリース、ウェブ発表
・時系列で経緯をまとめるサイトを用意。
・事実関係を分かりやすく整理しておけば
 不正確な報道による被害拡大を防ベル。
・「謹告」掲載と広告・CMの差し止めを判断
・事実関係の調査方法の決定
 社内調査委員会か、外部専門家による第三者委員会か。
 「社内調査」と発表した後に批判を浴びて、
  後から第三者委員会に変更すれば、
  企業姿勢による不信感を持たれかねない。

・・・ああ、最近はすぐに「第三者委員会を立ち上げる」という
案件、多いですね。合言葉みたい・・・。

5.記者会見の準備・連絡
・案内は2時間以上前に
・重大な事案なら可能な範囲で広く声をかける
・会見場は、記者クラブか自社かホテルか、事案によって判断する

6.記者会見
・想定問答は必ず準備。可能な範囲でリハーサルを
・会見時間は区切らず十分に質問を受け付ける
・服装やマナーは謝罪の社会常識を守る

・・・この雑誌、2017年12月に発行されています。
でもその後の今年になって、これらの注意から外れた記者会見が
行われていますね。


■ おわりに

広報、法務、危機管理の部署に所属していなくても、
こうした危機管理の知識や手順を把握しておくこと
必要ですね。

不祥事案件が発生するごとに、
世論の見方も移り変わっていく現状。
したがって危機管理の方法も変わっていくでしょう。

他山の石として
注意することも必要です。


posted by suzumura at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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