2018年07月13日

人生の正午


「人生の正午」をみつめてみる

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人生80年、いや、いまや人生100年時代といわれています。
長い長い人生を、自分なりに生き切ること、
大切になってきました。

そんな人生100年時代を見据え、
そして今の不確実な時代において、
PRESIDENT、日経Associéなどのビジネス雑誌では
40代をターゲットにキャリアやマネー、老後についての特集が組まれます。

そう40代って、ひとつのターニングポイントなのです。
その40歳に焦点をあてた理論をご紹介しましょう。


■ ユングのライフサイクル論

スイスの心理学者「カール・グスタフ・ユング」先生は、
人生を一日の太陽の動きになぞらえました。

つまり人間の一生を、日の出から日没までの4つの時期に分け、
それぞれ「少年期」「成人前期」「成人後期(中年)」
そして「老人期」としたのです。

それぞれの時期と時期の間を転換期(ターニングポイント)とし、
ある種の「危機」があると指摘しました。

その転換期こ立ち止まってこれまでの自分をふりかえり、
これからの自分の生き方を確立することが大事だ
という説です。


■ 人生の正午

その4つの時期のうち、成人前期と成人後期(中年期)との間、
つまり人生の中間地点といえる40歳を、人生の正午と呼んだのです。
(ただし、
人生100年時代の現代では、50歳が人生の正午といえるかも・・・)

人生の午前から午後への移行期である中地点である「人生の正午」の時期、
いわば中年期への転換期を人生最大の危機と考えたのです。

午前とは、太陽がどんどん上昇していく時間帯ですね。
人間にとっても「これから」という時期です。
心身ともにどんどん成長し、
自分を取り巻く世界もどんどん広がっていき、
頂点をめざしイケイケ・ドンドンな時期といえますね。

あなたの人生でもそんなイメージありませんでしたか?
ふりかえってみれば、私自身もそんな感じでした・・・。


これに対して午後は、日没に向けて暮れていく時間帯です。
日没をめざすしかない?
人生では、老いていくプロセスに入るといえます。

ちょいとネガティブな感じのする人生の正午。
ユング先生はそんな人生の正午における課題は、
人生の前半で排除してきた自己を見つめ、
それを自己の中に取り入れることである

と考えました。

かく言う私も40歳のころ、
「果たしてこのままでいいのかしら?」
「今のままで満足なのだろうか?」
「これからどう生きていけばいいのだろう?」
なんてことをふと考えたり、
同世代の友人からも同じような考えを聞かされたことがあります。
「えっ、あなたも?」てな感じで。
誰しも立ち止まって考えざるを得ない時期かもしれません。

人生の正午を迎える時、
人は「自分自身について」「これからの生き方について」を
真剣に考えることを迫られます。

そんな時期、生き方や価値観の転換をうまくできないケースも
珍しくないといわれています。

それがアメリカン心理学者「レビンソン」先生が提唱した
「中年の危機」です。

なんだか、いやな言葉ですねえ。


■ 人生の正午になすべきこと

レビンソン先生は、人生の正午である40歳になすべきことを
挙げています。

・若い時代をふりかえって再評価すること
・それまでの人生で不満が残る部分を修正すること
・新しい可能性を試してみること
・人生の午後に入るにあたって、生じてきた問題を見つめること


レビンソン先生は、
この危機的時期をうまく切り抜けることができれば、
よき指導者、そしてよき助言者として自立できると説いています。

ちなみに先の「ユング先生」自身も中年の危機を経験し、
それを乗り越えてきたようです。
「中年の危機を乗り越えることで、
その後の人生を深く、創造的なものにすることができる」

としています。


■ おわりに

今、40歳前後のあなた。

ただでさえ周囲の環境が激変している今、
もしかしたら不安や焦り、イライラが募っているかもしれません。

そんなときは、
今が人生の正午だ、これからは日没に向かって人生の午後に入る。
そうした現実を直視することで
自分なりの新たな価値観が確立できるでしょう。


自分にとって大切なことは何なのか?
これからの人生はどのように過ごしたいのか?

そんなことを考えてもいいかもしれませんね。

おっと、中年期をとうに越えた私も、
人生末期を見据えて前向きな転換をするとしましょうか。

posted by suzumura at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方
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