2018年06月05日

口に出してみる効果「オートクライン作用」


言葉に出してみては?

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私が担当する研修では、
受講者同士で話し合うことに時間を割いています。

ここ数年、多くの研修やセミナーでも、
受講者同士が話し合う時間をとるケースが増えてきました。

私の場合も、テーマについて概論などを説明したあと、
そのテーマについての自分の考えや、
これまでの行動をふりかえって、語り合っていただきます。

すると、これがすごく効果的なのです。
テーマと説明が自分の中に入ってくるだけではなく、
つまり講義を聞き流すのでなく確認作業になるのです。

また、他者の意見はとても参考になり、
さらには、語ること、口に出すことで
自身の気づきにもつながるのです。

もちろん、受講者同士の距離は縮まり、
楽しく研修を受けることができます。

この作用を「オートクライン」といいます。


■ オートクラインとは

そもそもオートクラインとは、医学生理学用語で
「細胞から分泌された物質が、その細胞自身に作用すること」
「自己分泌」という意味です。

コーチングでは、これをとりいれ、
「自分が発した言葉が自分自身に影響を与える」
あるいは
「自分が話すと、それを自分自身が聞くことによって、
自分が考えていたことに気づく」
とし、
オートクラインを起こすことをコーチングの目的の一つに
したのです。

人が「話す」ということは、
単に相手に情報を伝達するだけではなく、
会話をすることによって自分が何を思っているのかを
自分自身が知るという目的も含まれているのです。

つまり、相手に話しかけながら、
自分でも自分の声、自分のアイデアを聞いているのですね。

コーチングは、コーチとクライアントが話し合う場ですが、
クライアントからの考えを引き出し、
言葉に出してもらうことによって、
クライアント自身が自分の思いやアイデアに気づく、
という訳です。


■ 自分との会話

オートクライン作用は、
他者との語り合いのみならず、
自分自身との会話の中でも発生します。

たとえば、「よし、がんばろう!」とか
「やってやる!」「絶対勝つぞ!」など、
自然に自分の口から出てくること、ありませんか?
(あのアメフトでも・・・)

これもオートクライン効果で、
自分を鼓舞する言葉を発することで、
自分自身に大きな影響が与えられるのです。

私も、「くっそ、このままじゃいかん!」
なんて発することありますが・・・(口が悪い・・・)

自分が言葉を発することの効果は3つあります。

1.自分自身の説得
自分が決めたことならやるしかない。
ですよね。
だから、何か行動を起こす場合、
口に出して言ってみると、
自分を説得でき、行動に移せるという訳です。

2.自問自答による気づき
自問自答。
これも大きな効果です。
例の「セルフコーチング」です。

「このままだと、どうなる?」
「今一番大切なことはなに?」
「自分の理想の状態って、なんだろう?」

こんな自問に答えることによって、
自分の真意や問題が明らかになります。
これらの答えも、口に出して言ってみると更に効果的です。

3.背中を押す効果
自分の言葉で口に出すことで、
自分の背中を押す効果もあります。

なにかに挑戦するときは、
それを言葉に出すことで、自分の中で確信や決断が生まれ、
やってやろう、と思えるのです。


■ おわりに

オートクラインの効果、いかがでしょう。

職場でもメンバーと話し合うこと、語り合うこと、
とても大事なのです。

自分の言葉にしてみる。
それを口に出してみる。

今日は、ぜひメンバーと語り合ってみませんか?

あるいは、
誰もいないところで、
自分の決意や思いを口に出してみましょう。

オートクラインの効果、
実感できますよ!

「今日もがんばって、充実した日にするぞ!!」
なんてね。
posted by suzumura at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる
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