2025年02月28日

感謝すべきこと




今、感謝すべきことは?


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2月も今日で終了。
今年の2月は28日のみなので、はやい!
あっという間でしたね。

仕事や雑務で忙しかった私も、あっという間でした。

そこで、2月が終了する今日は、こんな自問、いかがでしょう。

「今、感謝すべきことはなに?」

私自身、感謝したいと思っている人がいます。
・・・口には出しませんが。
その人のおかげで、充実した日々を過ごすことができました。

また、イロイロ不調はあるものの、なんとか生きていられるこの身体にも感謝です。
そして、私を取り巻く、いろいろな人たち、ことにも感謝です。

ほかにも・・・

ちょっと立ち止まってふりかえってみれば、
感謝したいこと、感謝すべきだと思うこと、ありますよね。

そう、私たちは、周囲の人や周囲の環境の中で、支えられている、育まれているともいえます。

もちろん、良くない出来事、うまくいかない関係者もあります。
でも、そういったことも、私に何かしらの「気づき」を与えてくれ、
それが「学び」につながります。

さあ、今日は、ほんの少し時間をとって、「今、感謝すべきこと」考えてみませんか。

すると、なんだか嬉しい気持ちになるでしょう。






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2025年02月27日

部下のやる気を引き出すコツ


部下のやる気を引き出すコツ

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部下のやる気を引き出すにはどうしたらいいか?

これは、部下を持つ人の永遠のテーマといえるでしょう。

部下もいろいろ。
多様な価値観をもっていて、それぞれ心に響く言葉もいろいろです。

そんな中、一般的な「部下のやる気を引き出す」声掛けを紹介します。


■ 一般的な「やる気のスイッチ」とは

ビジネスパーソンとして、やる気のスイッチが入るのは、
仕事を通して得られる「達成感」「満足感」「周囲から認められること」
と言われています。

マネジメントを担うあなたにとっても、
この3点はやる気のスイッチとして納得いくのではないでしょうか。

そこでこれらを伝えるための言葉がけを紹介します。


■ やる気を高めるための配慮や声掛け

1.仕事を通して成長しているという充実感を伝える
以前と比べて成長したと思われることは、
たとえ小さなことでも具体的にとりあげて、称賛の言葉をかけよう。
<言葉掛けの例>
・ミスが少なくなったね
・レポートのまとめ方がうまくなったね
・随分速くできるようになったね
・司会進行がうまくなった

2.仕事の目標を成し遂げたときの達成感 業務の習熟を伝える
指示された仕事の完了などに対し、ねぎらいと称賛の言葉をかける
<言葉掛けの例>
・○○業務がしっかりできるようになった。がんばったね。
・難しい案件だったけど、やり遂げたね。
・途中は大変だったけど、最後までよくがんばった!!

3.チームで信頼しあえる仲間として認めていることを伝える
チームの一員として、期待している点を言葉で伝える
<言葉掛けの例>
・Aさんに任せてよかった。ありがとう。
・Bさんが来てくれてみんな助かっているよ。
・この件はCさんが中心になってほしい。大変だと思うけど一度トライしてみて。
 私も応援するよ。

4.本人の知識や能力が仕事に活かせるという達成感を伝える
本人の得意分野を事前に把握して、仕事に活かせている点を具体的に称賛する
<言葉掛けの例>
・Aさんは、○○知識が豊富だね。助かるよ。
・Bさんは○○が得意と聞いていたけれど、さすが○○は上手だね。
・Cさんの○○技術はすごいね。後輩に指導してもらえるとありがたい。


■ おわりに

あなたが、部下のやる気を引き出すために、どんな言葉をかけますか?

だれしも、上司からの前向きな声掛けは嬉しいもの。
部下の努力、がんばりを見逃さないで、声をかけてみましょう。



posted by suzumura at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2025年02月26日

ピンチはチャンス


ピンチはチャンス


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人生イロイロあります。

良いこともあれば、良くないことも。
いや、人生、良くないことの方が多いですよね。

自分でやっちまったミス。
ちょっと気を抜いたために、やっぱり、やらかしちゃったこと。
がんばったのに、うまくいかなかったこと。
力不足で、想定通りうまくいかなかったこと。
期待していたのに、思い通りいかなかったこと。

そして・・・

予期せぬ危機。
なんでもない状況の中に、潜んでいるピンチ。

あれこれ、次々に降りかかってくることもあります。

そこで思うのです。
これは、思考を変えなければならない、と。
そこで、こんな名言が浮かんできます。

「ピンチはチャンス」

こりゃあもう「チャンス」と、捉えるしかないでしょ。

今、発生しているピンチを、自分にとってのチャンスと捉えるなら・・・

すると・・・。

なんとなく、前向きになれる。
なんとなく、意欲も湧いてくる。
今まで考えもしなかったアイデアも浮かんでくる。
「よし、やってやろう」と、挑戦的にもなる。

ピンチの多い人生ですが、
ぜひ、今日は、「ピンチはチャンス」を念じてみませんか?


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2025年02月25日

SWOT分析C キャリアデザイン


SWOT分析「キャリアデザイン」

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これまで、SWOT分析について3回にわたって説明してきました。

簡単にまとめると、
まず、自社や自部門に影響を与える「外部環境」について「機会と脅威」を洗い出す。
そして「内部環境」、つまり自社や自部門が保有する資源(ヒト、モノ、カネ、情報)について
「強みと課題」を洗い出します。

そして、それぞれを組み合わせて、どういう方策があるか、
どんな戦略を立てたらいいのかを分析する方法です。
マトリックス図にして考えます。

今日は、SWOT分析を使い、自分自身のキャリアについて分析してみましょう。
マトリックス図にするとわかりやすくなります。


■SWOT分析、自分のキャリアをデザインするステップ

1.自分を取り巻く外部環境について機会と脅威に分けて洗い出ます。
例:私の10年前のSWOT分析
(研修講師として考えました。環境の変化、隔世の感ですよね)

●外部環境
@ 機会
・定年延長により増加するシニア社員対策
 (コミュニケーションやモチベーションの維持向上など)が求められている。
・元気な高齢者が増え、高齢者対応の仕事が増える。
・価値観がますます多様化することで、仕事の幅が広がり、機会が増える可能性がある。

A 脅威
・大手研修業者もシニア社員対策研修を進めている。
・研修業界は多様化、高度化が進んでいる。
・個人コーチングへの要望はあるものの、時間的、金銭的に利用する人は少ない。

2.次に内部環境について強みと弱みを洗い出します。
 キャリアデザインでは自己分析し、自身の強み、弱みを挙げます。
@自分の強み
・企業の管理職経験がある。
・ビジネスコーチの資格を持っており、経験もある。
・専門の「ヒューマンスキル分野」ではわかりやすいと定評がある(かも)
・メーカー社員対象の研修ができる。

A自分の弱み
・人脈がなく知名度低い。
・営業活動は苦手。
・シニア対象では、私の専門外の分野が求められている。(年金、家族問題、後見人など)

3.次に、それぞれのクロスする部分の戦略を考えていきます。
@機会に対し、自分の強みを生かす戦略とは?(積極攻勢)
 ・・・強みを機会かけあわせ、強みの強化や拡大をねらう。
A脅威に対して、自分の強みを生かすには?(差別化)
 ・・・強みを生かして、脅威を機会に変える。
B機会に対し、自分の弱みを克服するにはどうしたらいいか?(弱点強化)
 ・・・弱点を克服して、機会をうまくとらえる。
C脅威に対し自分の弱みをどう考えるか?(防衛、撤退)
 ・・・最悪の事態にならないように手を打つ。


■ おわりに

私の例は、独立後の分析です。
現在の状況についてもSWOT分析してみました。
漠然と捉えていたかことがある程度明確になり、今後の戦略も明らかになってきました。

会社員としての現在の状況を分析してみてはいかがでしょう。

ただ、一人で実施すると、やや視野が狭くなりがちで、
限定的な分析になってしまうこともお忘れなく。
友人や同僚と行ってみて共有するのもいいですね。
アイデアが得られるかも・・・

2025年02月24日

セルフコーチング「今の自分にとって大切なことは?」


三連休、最後の日です。

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寒いですね。
ここ名古屋では、6時半頃雪が舞い、うっすら積もっていました。
でも、晴天に恵まれそうです。

さて、振替休日の今日も、セルフコーチングでいきます。

テーマは「今の自分にとって、大切なことは?」

今朝、目覚めたときに閃きました。

というのも、先週金曜日の午前中に仕事が片付き、ほっとしました。
すごく。

そしたら、気が抜けちゃって、何にもしたくない日々、
ある意味、乱れた日々を続けてしまいました。

ちょっと反省。

そこで自問したのです「今の私にとって大切なことはなに?」と。

その応えは、ズバリ「しっかりせい!!」です。
「このままではいかん!」「ダメダメな日々に埋もれてしまう!!」
そして「ダメな自分になる」という気持ちになりました。
つまり、このままでは「悔いの残る人生になる」ということ。

そこで、「今の自分にとって大切なコト」を探求することにしました。
すると
「もう少し〜〜をしよう」とか、
「〜〜はもうやめよう」とかが思い浮かんできます。

気分も一新。
自分に大切なコト、再確認してみませんか?


posted by suzumura at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2025年02月23日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


この一週間をふりかえって

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2月も、あと1週間足らずで3月になります。
まさに年度末、到来ですね。
更に忙しい日々が続く方も多いでしょう。

2024年度、当初の目標は、達成できましたが?
世の中が激変しているので、難しい時代です。

そんな2月末の日曜日。
セルフコーチングの日です。

今日も定番です。
この一週間をふりかえって
1.うまくいったことは何ですか?複数挙げてみましょう。
2.うまくいった理由は何だと思いますか?
3.ではうまくいかなかったことは何でしょう?
4.うまくいかなかった原因は何だと思いますか?
5.次回うまくいくようにするためにはどうしたらいいでしょう?
6.これらのことから気づいたこと、学んだことは何ですか?
7.そこから「教訓」を導き出すとしたら何になりますか?
8.2月残りの一週間。できることはなんでしょう?やるべきことはなんですか?

私の教訓は「改めて原点に戻って、これからの人生を俯瞰してみよう眺めよう」です。

充実した一週間にしたいものですね。
・・・今朝の報道のプーチン氏、嬉しそうですね。なんだかなあ


posted by suzumura at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2025年02月22日

今週の教訓「一寸先は闇」



今週の教訓「一寸先は闇」 

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2月も末。
特に2月は28日なので、あっという間に3月ですね。

それにしても、寒い。
なので、仕事もあり、引きこもり日が続いています。

さて、土曜日。
今週の教訓の日です。

今週もイロイロありました。

今朝、なんと、あの、
ドジャーズの佐々木朗希労基選手が結婚したとか。
びっくり。
新天地ロジャーズでの活躍、期待しています。

そんな中、先週のホンダと日産の破断に続いて、
やはり、台湾の鴻海がホンダに協業を提案したとか。

今日の日経新聞の一面記事です。
「台湾電機大手・鴻海精密工業がホンダに協業を提案したことが21日分かった」
そのうえだ「鴻海は電気自動車(EV)事業の強化に向けて、
(中略)
日産、三菱を加えた日台による4社での協業を視野に入れている」とか。

「ホンダ」は否定しているという報道もありますが・・・。

今後、どうなるのやら。

まさに「一寸先は闇」ですね。

「一寸先は闇」とは、
「ほんの少し先のことも全く予知できないことのたとえ」。

そういえば、お笑い芸人さんの「オンラインカジノ」の件も。
2019年、つまり6年前のことらしい。
今や、昔のことでも追及されます。
野球の選手もやっていたとか。

知らない間に、よくないことに手を出している。
そんな世の中です。

タイでの日本人監禁事件も、ショックですね。
世界中の人が何千人と、監禁されているとか。
なんとか、希望を見つけようと渡航したのでしょうが・・・。

まったく、「一寸先は闇」。

何が身に降りかかってくるかわからない時代です。

そんな時代をなんとか、乗り切っていかなければなりません。

ということで、今、心配していること、気になっていることありますか?
それに対して、どう、対応したらいいでしょう。

posted by suzumura at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2025年02月17日

今週の教訓「朝令暮改」


今週の教訓「朝令暮改」

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「今週の教訓」は、毎週土曜日にアップしていますが、前回UPできなかったので、今日アップします。

先週もイロイロありました。

ホンダと日産の「破談」の件。
双方の社員のみなさん、どう受け止めているのでしょうか?
特に日産さんには、今回の件で、発奮されることを祈ります。

アメリカ、ドジャーズの日本人3人も、注目です。

そんな中、日本でも注目されているのが米国大統領のトランプ氏の言動。

最近の報道を見ていると、
まさに「朝令暮改」。
朝令暮改とは、
「朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと」。
中国語の故事に由来「法令等がすぐに変更されて一定しないこと」。

ビジネスシーンでは、
「部長は朝令暮改で、言うことがコロコロ変わる」というように使われていますね。
「トップとして方針が定まらない。軸がない。思いつきで命令する」といったマイナス評価です。

だから、「朝令暮改はNG」、「朝令暮改の上司は能力がない」なんて思われています。

ところが、トランプ大統領は、たやすく朝令暮改している。
昨日出した方針が、今日は変わっている。
周りの人ばかりでなく、他国も振り回されています。

TVでコメンテーターが、
「状況を見て、その時その時で一番『有利な』方策を打ち出している」
というような発言をしていました。

なるほどね。

これまでの
「一度、方針を出したなら、余程のことがない限り変更しない」
という考え方は、今や通用しないかも。
すべてが激変している時代では・・・。

それにしても、
関税のことも、日本製鉄のことも、なによりもウクライナのことも先行きが心配です。

ちなみに、日本のビジネスシーンでは、
「朝令暮改」したら、その理由、意図を明確に説明することが必要です。
でないと、部下も納得しませんから。



posted by suzumura at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2025年02月16日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


2月も半ばです。

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このところ、暖かい日が続いて、なんだかホッとしますね。
先日の、風の強い日は、ホント堪えました。

さて。
日曜日は、セルフコーチングの日です。
今日も定番で行きます。

この一週間をふりかえって
1.うまくいったことは何ですか?
2.うまくいった理由は何だと思いますか?
3.では、うまくいかなかったことは何でしょう?
4.うまくいかなかった原因は何だと思いますか?
5.次回うまくいくようにするためにはどうしたらいいでしょう?
6.これらのことから気づいたこと、学んだことは何ですか?
7.明日からの一週間、どんなことを達成したいですか?

今年の2月は、28日のみ。
残りの日々を充実させたいですね。

posted by suzumura at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2025年02月13日

SWOT分析➂


SWOT分析B

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これまで、「SWOT分析」について進め方などを説明してきました。
今日は、もう少し深堀りします。


■SWOT分析が重要な2つの理由

1.既存事業の改善点が見つかる
既存事業が行き詰っている場合、どこから改善を始めればいいか分からないこともある。
SWOT分析の4つの要素に従って、外部環境・内部環境について把握している
事実を書き出すだけでも、
これまで見落としていたポイントを簡単に発見することができる。

2.新規事業の将来的なリスクも見つかる
今現在、事業が好調であっても今後ずっとそうであるとは限らない。
特に新しい市場で事業を始めた場合は、
最初は競合がおらず一人勝ち状態であっても、
より資金力がある企業が参入することで負けてしまうケースもある。
SWOT分析を活用することで、競合に負けないために必要な要素を把握することが可能になる。


■SWOT分析のメリットとデメリット

【メリット】
SWOT分析は社内外における強みだけでなく、弱みにも向き合えることや、
客観的に全体の状況を捉えて分析できる点がメリット。
また、各項目について議論を進めることで、分析対象となった事業などへの理解が深まり、
参加者の意思の統一やすり合わせがしやすい。

【デメリット】
環境の各特徴を「強み」と「弱み」のどちらに分類するかは、
考え方や分析者によって変わる。
また、強み・弱みに分類しにくい要素もある。この点がデメリットとされることもある。
分析手法の特徴をとらえたうえで、正しく活用しよう。


■ SWOT分析を行う上での注意点

1.目的・目標は必ず決めておく
SWOT分析を行うにあたっては、目的と目標を必ず明確にしておく。
SWOT分析は、あくまで現状を把握するための「手法」に過ぎない。
目的が明確になっていない場合、
分析を行うこと自体が目的となってしまうという“手法の目的化”にもつながる恐れがある。

2.「機会」と「強み」を混同しない
S・W・O・Tの4つの要素は、実際に分けて見ると、
どの要素に入れてよいのか悩む場合もある。
とくに混同しやすいのが「機会」と「強み」。
「機会」は会社の外に存在するチャンス、「強み」は自社内に存在する要素と区別しよう。

3.万能の分析法ではないことを理解しておく
どのような分析方法であっても、必ず正確な分析ができるという万能の手法はない。
S特性やメリット・デメリットを理解した上で活用することが大切。


■SWOT分析で新たなビジネスチャンスを発見しよう

SWOT分析は、社内・社外のプラスマイナスの各要素を客観的に把握することができ、
現状の理解を深めることができるというメリットがある。
また、うまく使えば弱みを強みに転換する戦略へ落とし込むこともできる。

SWOT分析を存分に活用して自社の可能性を広げ、新たなビジネスチャンスを手にしよう。


■おわりに

一連のSWOT分析、お分かりになりましたか?
いろいろなことを挙げましたが、
まずは、やってみることです。

posted by suzumura at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション

2025年02月12日

swot分析A


SWOT分析A 


20250107柿樹と青空.JPG


ちょいと前になりますが、
企業の戦略立案の定番フレームワークである「SWOT分析」の基本を考えてみました。

今日はその続きです。
やや長めになりますが、ご容赦ください。


■SWOT分析の手順

SWOT分析は一般的に以下の3段階で進められます。
1.内部環境の分析
2.外部環境の分析
3.クロスSWOT分析の実施
内部環境と外部環境をそれぞれ洗い出し、最後に両方を掛け合わせます。

1.内部環境の分析

@内部環境の分析を行います。
内部環境とは、自社が保有する経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)のこと。
つまり、自社の経営に影響を与える各種要素ともいえる。
強みと弱みの両方の視点から各種要素を洗い出し、それぞれ列挙していく。

<内部環境の要素の例>
自社製品のブランド力や品質、価格、消費者の認知度合、立地状況、人材の数や質、
蓄積されたノウハウなど。

要素とは、自社内に現存する「状態」や「事象」を指す。個人的な意図や気持ちなど、
自社内の共通認識でない「考え」や「思い」は含めない。

A次に強み(S)を見つけます。
「自社の強み」は、自社内における売上や信頼を獲得する要素などを
洗い出していくと見つけやすい。
ブランド力やノウハウ、セールスポイントとともに、
業界や自社特有の視点からもピックアップする。

<強み(S)の例>
通り沿いの店舗で立地が良い、当社ならではのノウハウと人脈があるなど。

B次に弱み(W)の見つけます。
自社の弱み(W)は、自社内の課題をピックアップする。

<弱み(W)の例>
商品やサービスの品質が低い、商品やサービスの料金が高い、知名度が低いなど。

・・・グループでSWAT分析をする場合、弱みを見つける作業は
「社員が心に留めている自社の課題を吐き出す機会」にもなる。
あらためて自社の課題を洗い出せるメリットもある。
なお、愚痴の言い合いとなって話が脱線しないように注意すること。
とくにマイナス要因は、個人的な思いが乗りやすいので、
事前に「フラットな目線で現状把握する」という目的を共有しておくのがおすすめ。

なお、強み・弱みは他社と比較しての相対的なものでよい。
固定観念で安易に振り分けないこと。
迷うときは両方に入れてもいい。
というのも「弱み」と思っていることが、「強み」に転化することができたとき、
起死回生の戦略が生まれる。

2.外部環境の分析
外部環境とは、自社の外に存在する、自社に対して影響を与える各種要素のこと。
「機会」と「脅威」の視点から要素をピックアップし、それぞれ割り振っていく。

<外部環境の要素の例>
業界全体の市場規模と成長性、国内経済の状況、流行や話題性、周辺の環境、
競合企業の動向、国内外の政治状況

外部環境は、業界全体や国内経済の状況といった大きなものから、
競合企業の動向のような小さなものまで、規模はさまざま。
視点を変えると多くの要素が見つかるため、多角的な視点を大切にする。

@「機会(O)」の見つけ方
「機会」は、外部から自社を見たときにチャンスとなり得る要素を探すと見つけやすい。
第三者目線に立って、外部から自社を見つめ直そう。

<機会(O)の例>
エリア内に競合店が少ない、同じ商品やサービスを扱う競合店舗がない、
競合店における商品やサービスの品質が自社より低い、など。

機会を見つける作業は、自社のポジションを見直すことでもある。
自社がどのような理由から、有利なポジションに立っているのかを理解するチャンスにもなる。

A「脅威(T)」の見つけ方
「脅威」は、自社外に存在する、自社の立場を脅かし障害となる要素のこと。

<脅威(T)の例>
競合商品の需要が増えている、業界の需要が縮小している、近隣に競合店が出店したなど。
脅威は、明確に把握できても排除することは難しい場合も多い。
さまざまな脅威があるなかでどう動いていくか、自社の今後の動向を決める要素となる。

3. クロスSWOT分析を行う

内部環境と外部環境の書き出しが終わったら、
それぞれの要素を掛け合わせて方向性を考える「クロスSWOT分析」を行います。

@縦軸と横軸をクロスさせ、4分割の枠を作る。
A縦軸を「外部環境」とし、上半分に「機会」、下半分に「脅威」を書き出す。
B横軸を「内部環境」とし、左半分に「強み」、右半分に「弱み」を書き出す。
C内部と外部の強みと弱みを掛け合わせることで、
 それぞれの組み合わせから考えられる4種類の戦略が導き出せる。

1.<強み(S)×機会(O)>
自社の強みを活かし、機会をとらえる方法を考案する。
導き出される戦略を「SO戦略」という。

SO戦略の例:
「品質の高さ(S)」×「需要の多さ(O)」=品質の高さをウリに積極的なPRを行う。

2.<弱み(W)×機会(O)>
自社の弱みを改善し、機会に挑戦する方法を考案する。
導き出される戦略を「WO戦略」という。

WO戦略の例:
「商品の生産力が低い(W)」×「商品需要の拡大(O)」=商品の生産力を上げて販売拡大を狙う

3.<強み(S)×脅威(T)>
自社の強みを活かし、脅威を避ける方法を考案する。導き出される戦略を「ST戦略」という。

ST戦略の例:
「品質の高さ(S)」×「商品需要が縮小している(T)」
 =品質の高さで選んでもらい縮小した市場の中での生き残りを図る。

4.<弱み(W)×脅威(T)>
自社の弱みを理解し、脅威の影響を最小限に止める方法を考案する。
導き出される戦略を「WT戦略」という。

WT戦略の例:
「商品の生産力が低い(W)」×「商品需要が縮小している(T)」
 =ポジションが取れない場合、事業撤退する

■おわりに

今日はここまで。

いかがでしたか。
時間を作って、じっくり取り組んでみてもいいでしょう。

またチーム内や、関係部署など複数人数でやってもいいですね。

そして、経営環境が激変する今、定期的に見直してもいいでしょう。



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2025年02月08日

教訓「準備が大事」


我が国の総理、石破氏がアメリカに行って、
トランプ大統領と面談しました。


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そこで見えるのが、
入念な準備。

トランプ大統領とうまく渡り合うために、必要なことでしょう。


報道では、うまくいった、まずまずなど、
肯定的です。

ことほどさように、
ことにあたる場合、できるだけ「準備」をしたほうがいい。

必要な準備、していますか?

今週の教訓は「準備することにこしたことはない」
です。





posted by suzumura at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2025年02月07日

経営統合 廃止


数日前から、報道されていた「経営統合の廃止」。

なんだかなあ。

ここ愛知では、地元の日本の製造業の雄である自動車会社に否が応でも興味があります。

なので、この報道、つまり「ホンダと日産の統合」は、すごく驚きでした。
それに、三菱も加わるとか。
それが、昨年末。

ところが、今週に入って・・・。
双方の社員の心持は、いかばかりか・・・。

それぞれが車づくりに、信念と愛をもって、取り組んでいることでしょう。

本当に、これで日産が、そしてホンダが、今後うまくいくのでしょうか?
あらゆる可能性を探っていると思います。

一方で、その記事の横に、トヨタの利益増の記事。

なんともいえませんなあ・・・

もし、あなたが、「ホンダ」、「日産」の社員なら、どう動く?



posted by suzumura at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の新聞

2025年02月05日

今の自分にとって大切なことは?


唐突ですが、今日、閃いたこと、
です。

今のあなたにとって、大切なこととは?

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ときには、考えてみませんか。





posted by suzumura at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2025年02月04日

SWOT分析@


SWOT分析

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戦略策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化などを行うための
フレームワークのひとつに、有名なSWOT(スウォット)分析があります。

ご存知の方も、日ごろ活用されている方もおられるでしょう。

このフレームは、自分のキャリアデザインや起業のための分析に使うこともできます。

それでは、今日はまず、SWOT分析の基本について考えてみましょう。


■ SWOT分析(スウォット分析)とは

企業の戦略立案や、目標達成のための意思決定の参考にするために、
自社を取りまく外部環境(競合、法律、市場トレンド)と、
内部環境(自社の資産、ブランド力、品質、価格)を洗い出し、
それぞれプラス要因とマイナス要因に分類して分析する手法です。


■ SWOT分析を行う目的

SWOT分析を実施する目的は、効果的な経営・マーケティング戦略を立案すること。
ビジネスにおいて戦略や計画を立てるためには、
自社の現状や競合企業、市場の将来性といった複数の要素を
正しく把握・分析することが必要不可欠です。

それらの要素を、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、
Threat(脅威)の4つの要素に整理することで分析しやすくなり、
戦略立案に役立てることができます。

ちなみにSWOT分析は戦略決定の前後両方で活用されることがあり、
SWOT分析を元に戦略を決定する場合と、
決定した戦略についてSWOT分析を用いてレビューをする場合もあります。

・Strength(強み)
 自社や自社商品の長所や得意とするところ。内部 環境のプラス要素。
・Weakness(弱み):
 自社や自社商品の短所や苦手とするところ。
 悪影響を及ぼすと考えられる内部環境のマイナス要素。
・Opportunity(機会):
 社会や市場の変化などにより、自社や自社商品にとってプラスに働く外部環境のプラス要素。
・Threat(脅威):
 社会や市場の変化などにより、自社や自社商品に悪影響を及ぼすと考えられる
 外部環境のマイナス要素。


■ おわりに

今日はここまで。

どうですか?
初めての人は、ちょっとやってみたくなったのでは?
個人でやるもよし、グループや仲間とやってみてもいいでしょう。

明日は、より詳しくみていきましょう。



2025年02月03日

立春大吉


昨日の節分を過ぎ、今日は立春です。
今年も、朝イチで「立春大吉」を描きました。

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立春大吉とは、
「立春」の早朝に、一年間の除災招福の願いを込めて
「立春大吉」と書いたお札を門に貼る習慣が由来と言われています。

禅宗のお寺などでは「立春大吉」とかかれたお札を、家の入口に貼る風習があり、
一年の始まりに、招運来福を願う意味があるとされ、
門をくぐって家に入ってきた鬼もこのお札を見ると出ていくのだとか。

家の入口や、勉強部屋など大切な部屋の入口に、目より高い位置に貼り付けます。

大きなお寺や、神社などでも購入できるほか、自分で書いて貼ってもいいそうです。


ということで、毎年描いて、玄関に貼り付けました。

今年一年の福を祈って・・・


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2025年02月02日

セルフコーチング「2025年1月をふりかえって」


2月がはじまりました。

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2025年、新年が始まって1か月がたちました。
はやいですねえ。

そこで、今日の日曜セルフコーチングのテーマは、「2025年1月をふりかえって」です。

ちなみに、今日は「ふりかえり」の効果を見てみます。
日常的にふりかえりを行うことで、
@ 今まで意識していなかった細かい作業の改善点がわかり、業務改善につながる。
A 自分の癖や行動を認識することができる。
B 日常的な作業にも意味づけを行うことができる。
C よくない点だけではなく、よかった点も確認できるため、
  自分の成長を実感でき、前向きになり、挑戦意欲が高まる。
D より深い学びや気づきに繋がる。
などの効果があります。

私が実施する研修でも、
一日の終わりに「本日をふりかえって」というワークはもちろん、
それぞれの研修テーマにそって、日常の行動や考え方をふりかえるワークをしています。

考え、メモし、さらにグループ内で共有することで、
「気づき」がより深まり、「学び」につながます。
さらに、自己改革、行動変革に反映させる受講生も多くいます。

では、いきます。

「2025年1月をふりかえって」
1.うまくいったことは何ですか?
  複数挙げてもいいですし、一つに絞ってもいいでしょう。
2.うまくいった理由は何だと思いますか?
3.ではうまくいかなかったことは何でしょう?
4.うまくいかなかった原因は何だと思いますか?
5.次回うまくいくようにするためにはどうしたらいいでしょう?
6.2025年1月のうまくいったこと、うまくいかなかったことから、
  気づいたこと、学んだことは何ですか?
7.そこから「教訓」を導き出すとしたら何になりますか?

2月も充実した日々となりますように!!


posted by suzumura at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2025年02月01日

今週の教訓「一難去ってまた一難」



今週の教訓「一難去ってまた一難」

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今週もイロイロありました。

大きなものは、やはりフジテレビ系。
2回目の記者会見。
ビジネスパーソンとしては、教訓ありますよね。

さらに、文春さんの訂正記事。

なにがなんやら。
多方面への影響もあるようで、当事者のみなさん大変です。

大変と言えば、埼玉の道路崩落。
怖いですねえ。
住処の地質確認が必要ですね。

そんな中、私といえば・・・。
体調の不調があり、収まったと思ったら、別の不調が。
まさに、「一難去ってまた一難」。

一難去ってまた一難とは、
「一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること」。

人生、災いが続くことって、ありますよね。

「踏んだり蹴ったり」とか、「泣きっ面に蜂」とか、「弱り目に祟り目」とか。

「これでもか」って、災いやマズい、あるいはヤバい出来事が続くことって、あります。

それでも、そんな災いをなんとか乗り越えて、生きていけるのが私たち。

その災いから気づきや教訓が得られることも事実。

まさに、
「艱難汝を玉にす=人は多くの苦しみや困難を経てはじめてりっぱな人間となる」。

と、前向きに捉えるしかありませんね。

それが人生ですから。


posted by suzumura at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓