報連相を上司としてチェックする
4月も後半です。
来る5月のゴールデンウィーク明けには、新入社員が配属されてくる職場もあるでしょう。
また、すでに自職場に若手が人事異動してきた部署もあるかもしれません。
新入社員をはじめ、若手社員に必須のコミュニケーションスキルは、「報連相」です。
「報連相」とは、ご存知、職場で必要な、報告、連絡、相談の頭文字をとったものです。
もう40年ほど前、1986年に山種証券の山崎富治会長「報連相が会社を強くする」
という書籍にて発表。
チーム内の対話を促し、知恵やアイデアを最大限に活用する
コミュニケーションツールとして一大ブームとなりました。
以後、いろんな論評はありますが、新人、若手社員に必要なスキルでしょう。
上司としては日ごろの業務において、
報連相の重要性、必要性について部下に指導していることと思います。
では、そんな報連相を指導している上司、としてはどうでしょう。
ということで、日ごろの職場での自分についてセルフチェックしてみましょう。
■ 上司としての報連相指導セルフチェック(20問)日ごろの自分に当てはまるものに〇を付けてください。
1.( )組織の目標を部下は明確に理解していると思う。
2.( )部下が、どのような価値観や使命感をもって仕事をしているのかは、把握している。
3.( )職場では「開かれたコミュニケーション」が行われていると思う。
4.( )だれに対しても同じコミュニケーション方法を取るようにしている。
5.( )部下の言っていることに対して「理解」と「賛同」を分けている。
6.( )自分は「話しやすい」方だと思う。
7.( )自分はよく部下を褒める方だと思う。
8.( )自分は部下に対して「どう思うか?」と、部下の意見や考えを聞いている。
9.( )細かい指示をする前に、まずは部下自身で考えさせるようにしている。
10.( )部下に対して、報告してほしい事柄、連絡してほしい事柄を明確に伝えている。
11.( )「○○したほうがいい」「○○すべきだ」というアドバイスを、よく部下にする方である。
12.( )「成果の上がらない部下は必要ない」と思うことがたまにある。
13.( )報告・連絡・相談とは、部下が上司のためにするものだと思っている。
14.( )仕事に必要な情報について、部下から聞いてこないと伝えない場合もある。
15.( )部下の話を途中でさえぎることがある。
16.( )どちらかと言えば、部下に任せるよりも、自分が単独で仕事をした方が
生産性は高い場合が多い。
17.( )部下の仕事の問題点や課題は聞かなくてもだいたい理解しているので、
あえて聞く必要はないと思う。
18.( )部下と話をするとき、部下を自分の席に呼び寄せるようにしている。
19.( )非常に忙しいので、忙しいオーラを出しているかもしれない。
20.( )席を外す業務が多いので、部下から報連相を受ける時間を設けていない。
■ おわりにいかがでしたか?
もう、おわかりだと思いますが、問1〜問10までは、よい行動。
一方、問11〜問20までは、よくない行動、だといえます。
部下は。積極的に報連相してくれているでしょうか?
自分は、部下から報連相されやすい上司でしょうか?
ちょいと立ち止まってふりかえってみてもいいでしょう。
そして、どうする?