2023年11月30日

2023年の十大ニュースは?


2023年 11月も今日でおしまい。

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ほんと、早かったですね。

ということで、ちょいと気が早いですが。

「2023年のあなたの、十代ニュースは?」


ふりかえることで、
気づくこと、いっぱいあるのでは?

特に、月日の経過が早く感じられる昨今。
しっかりと、自分の足跡を確認しておくこともいいのではないでしょうか。

もちろん
よかったことも、
よくなかったこともね。



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2023年11月28日

パワハラする人、録音する人


パワハラする人、それを録音する人

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今や、録音、録画することは茶飯事となっていますね。

先日の、東京の宝飾店の強盗事件なども。

近くにいる人が、録画しています。

ビジネスシーンでも、録音が定着している、といってもいいのではないでしょうか。

あちらこちらでハラスメントを訴える報道がなされています。

ハラスメントをする人。
声が非常に大きい人、受け狙いの人、フレンドリーに対応する人。
本人は気づいていないけれど、相手は苦痛を感じている。

これまでも、ハラスメントについて取り上げられ、
多くの組織で対応策や研修がなされているはずなのですが。

なんでだろう?
自分は、大丈夫だと、思い込んでいるから。
自戒も必要ですね。

そして
改めて、思います。

自分の発言は、録音されているかもしれない。

そして、何かあったら、録音しようと。


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2023年11月26日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」

11月も残すところ、今日を入れて5日間。あっという間ですね。
冬支度、進んでいますか?

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日曜日の今日は、セルフコーチングの日。
今日も定番でいきます。

この一週間をふりかえって、やりとげたこと、うまくいかなかったことなどから、
気づきを得て、これからの自分の糧にしてみませんか?

この一週間をふりかえって
1.うまくいったことは? 
2.うまくいった理由はなんだと思いますか? 
3.では、うまくいかなかったことは? 
4.うまくいかなかった原因はなんでしょう? 
5.次回、うまくいくようにするには、どうしたらいいでしょう? 
6.残りの11月中にやり遂げるべきことはなんですか?
7.やり遂げるためにどうしたらいいでしょう? 

一日一日、大切にして充実して日々を送りたいですね。



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2023年11月25日

今週の教訓「承認欲求」


教訓「承認欲求」

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今週もイロイロありました。
注目したのが、国会でも取り上げられた、悪質ホストによる売掛金問題。

ホストにハマる若い女子。
なんともいえない気持ちになります。

その根底には、「承認欲求」があるといいます。

承認欲求とは、
「他人に認められたい」「褒められたい」「自分を価値ある存在として認めたい」
という欲求のこと。

きっと、賢いホストのみなさんは、
女性客たちをきちんと認め、ほめちぎり、励ましたりすることが上手なのでしょうね。

まさに、マニュアルもあるのでしょう。

それが、女性たちをとりこにする。

つまり、女性客たちは、自分を承認してくれることが、嬉しくてしかたがない。
だから、通い続け、お金も払う。

また、以前話題になった、「おねだり女子」。
彼女も男性に甘い言葉を言って、お金をねだっていた。

つまり、お金を払ってしまう男性も、
自分の承認欲求を満たしているから、という訳。

誰にも承認欲求があります。

でも、このような罠にはまってしまうのは、日常で承認されていない、ということかも。

なんだか、哀しい世の中です。

私たちは、他者をきちんと承認することを意識した方がいいですね。
と、つくづく思います。

職場でも、家庭でも・・・。


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2023年11月24日

協力したい人、協力したくない人


あなたは、協力したくなる人?

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困ったとき、いつでも誰かが手を差し伸べてくれる。
そんな人でありたいですね。

特にビジネスシーンでは、仕事が溜まっていたり、急に難題を指示されたり、
ニッチもサッチもいかない場合って、よくありますよね。

そんなとき、チームの誰かや、関係する人々が助けてくれたり、協力してくれたら、
嬉しいです。

一方、そんな自分が困っているときに、周囲は知らんぷり、なんてことも・・・
仕事をしているときも、他者からの協力は不可欠ですね。

ということで、
あなたは他者から協力したくなる人か、
協力したくないと思われているか、
セルフチェックしてみましょう。


■ セルフチェック 

下記事項について、
できているか(YES)、できていないか(NO)確認してみましょう。

<発信力>
・事実を伝えるとき、固有名詞、数字を確認して
 正確に伝えている
・何かを説明するとき、結論を先に伝え、
 次に根拠・経緯・補足を言っている
・何かを説明するとき、受け手の状況を確認したうえで
 タイムリーに伝えている
・緊急でなければ、受け手に余裕がないときには無理に伝えない
・何かを伝えたら、受け手が本当に理解したかを
 何らかの方法で確認している
・話の内容によって、面談、電話、メール(SNS)、
 文書など手段を使い分けている

<傾聴力>
・人の話を聞くときは、聞くことに専念して理解しようとしている
・人の話を聞くときは、先入観なくできるだけ素直に聞こうとしている
・人の話を聞くときは、あいづちを打ったりうなずいたりしている
・アイコンタクトや表情など言葉以外のリアクションも大切にしている
・相手の話は原則さえぎらず、話しやすい雰囲気づくりを心掛けている

<柔軟性>
・国籍が違うなど文化的背景が違う人と協力して仕事をするときは、
 お互いの文化について情報交換をするようにしている
・考え方や感じ方は人によって違うことが当たり前だと考え
 受け入れる努力をしている
・相手が負っている役割や立場を理解しようとしている
・自分と違う意見でも、よく聞いて理解しようと努めている
・自分と違う意見でも、対立を恐れず話し合おうと努めている

<情報把握力>
・チームで仕事をするとき、自分の役割を理解している
・チームで仕事をするとき、周囲の人が自分に何を求めているか考えて、
 その期待に応えようと努めている
・その場の状況に応じて、自分の感情や行動をコントロールできる
・相手の気持ちを予測して、気配りしている
・TPO(時間、場所、状況)をわきまえて行動している


■ おわりに

セルフチェックをしてみるとできていないこと、忘れていること、
あるかもしれません。

もしかしたら・・・
協力したくない人になっているかもしれませんね。

あなたは、発信力、傾聴力、柔軟性、情報把握力を発揮できていますか?
改めて意識してみませんか?
定期的にチェックすること、お薦めします。
・・・もちろん、私も・・・






posted by suzumura at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション

2023年11月23日

今の心の状態は?


勤労感謝の日、でした。

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ポカポカと晴れて、まさに「小春日和」でしたね。

そんな秋の祝日。

私事ですが、仕事に追われれいます。

そこで、思うのが・・・

「今の私の心の状態は?」

・・・焦っていますね。不安なのですね。

と、自分を見つめると、いくらか落ち着いてきます。

イッパイ・イッパイになっているとき、
行き詰っているとき、
自問してみませんか?

きっと、気持ちを切り替えることができるでしょう。


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2023年11月22日

powercard「磨く」


いろいろ、いろんなことが起こる毎日です。
いいことも、よくないことも。

そんな、今日、ふと、閃いて、
今の気持ちをしたためたいと、思いました。

それは、「磨く」です。

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いろいろあります。

が、今のところ、結局は「自分磨き」かな、と。

いいことも、よくないことも、
すべて、自分磨きのためのこと。

あるいは、自分磨きのために、なにをすべきか・・・

努力も、失敗も、成功も、失意も、後悔も、謝罪も・・・
すべて、自分磨きのことですものね。


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2023年11月21日

ヘンリー・フォードの名言


ヘンリー・フォードの元気づけられる言葉

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今日(11月21日)の日経新聞、朝刊に、
米国の自動車王「ヘンリー・フォード」の名言が全面広告に掲載されていました。

「何をやってもうまくいかないと感じたときは、思い出そう。
飛行機は追い風ではなく、向かい風によって離陸することを」


いい言葉ですね。
元気づけられます。

広告主は、米国の高級腕時計ブランド「ボールウォッチ」。

自分を助けてくれる「追い風」ではなく、
障害のように感じられる「向かい風」も
考え方、受け取り方、使い方によって助けてくれる力になる、
ということでしょうか。


今のあなたに吹いているのは、「追い風」?「向かい風」?
それとも無風状態?



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2023年11月20日

感情の若さを保つ


感情も老化するらしい

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先日、とある知人と、久しぶりにお目にかかる機会がありました。
すると、若い!
10年ぶりぐらいの対面です。
若い!
素晴らしい!と思いました。

そこで思い出したのが、「感情も老ける」という説。
PC資料で見つけました。
イオングループが発行している月刊雑誌「mom」の切り取り記事です。

タイトルは「無自覚のうちに進行する“感情の老化”にご注意!」
この記事は以前、3回UPしましたが、
やはり確認しておきたいですね。
何度も・・・


■ 感情の老化とは

著名な精神科医「和田秀樹」先生は、
著書「40歳から始める『脳の老化』を防ぐ習慣」で
「老化は感情から始まる」と指摘しています。

「イライラすることが多い、気持ちの切り替えが遅い、なかなかやる気が出ない・・・。
以前と比べてこうしたケースが増えてきたら、それは感情の老化かもしれない」

「原因は、ホルモンバランスの変化に加え、
脳の中で感情や意欲、創造性などをつかさどる『前頭葉』の萎縮」。

・・・「前頭葉」って萎縮してしまうのですねえ・・・。
なんと、早い人は「40代」から始まるそうな。
私事ですが、思い起こせば、40代にウツウツとしていた時期がありました。
もしかしたら、そのころ私の「前頭葉」は委縮していたのかも。

記事は
「筋肉や関節と同じように、前頭葉も日常的に活性化させることで老化を抑えることができる」
と続きます。


■ 感情の若さを保つ5つの秘訣

感情の若さを保つ秘訣が掲載されていました。

・いつもと違うものを選ぶ
「安全」を求めることが感情の老化の原因に。
使ったことのない食材での調理や、大胆な色の服を着るなどしよう。
・・・コロナ禍が落ち着いて、なんだかまったりとしていたい、なんていう気分もあるでしょう。
それがヤバいかも。
意識的に、いつもと違うもの選ぶようにすることが大事なのですね。

・新たなチャレンジをする
何かを企画して行動することで、前頭葉は刺激される。
入ったことのない店での食事や、初めての観光地巡りなどが効果的。
・・・この記事を見たのが、3年くらい前。
以後、ときどき新しい料理づくりに挑戦しています。

・変化を楽しむ
家庭菜園などは、天候の変化に合わせた臨機応変な対応が必要。
判断力や分析力が養われ、興味や好奇心も旺盛になる。
・・・私的には、少しでも違ったことをやろう、小さなことでもいいので挑戦しようと
意識しています。例えば、
早朝ウォーキングのルートを変更するなどですが・・・。

・時には自分を優先する
好きなことをしたいという「欲望」は、人間が生きるための原動力、だそうです。
我慢や遠慮をせずに羽ばたけば、興味の幅も広がる。
・・・私的には、独立して以来、ずっと自分優先な生き方、働き方をしていますが。

・ドキドキときめく
恋愛感情により前頭葉は大いに活性化し、ホルモン量も増加する。
芸能人などに夢中になり、恋焦がれる気持ちが、脳を若いままに保つ。
・・・確かに、K-POPやジャニーズ、宝塚などにハマっている人。
ハツラツとしているでしょう。
いくつになっても、心ときめくって、大事ですね。
あたし的には、ときめくことほとんどありませぬ。

■ まとめ
感情の若さ。大事ですね。
意識して、工夫して、せめて感情面での若さを保ちたいものですね。
感情面での若さが、見た目にも反映されるでしょうから。



posted by suzumura at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2023年11月19日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


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はやいもので、11月も後半に入りました。
きっとアッという間に12月になり、師走も過ぎ、
そしてお正月もあっという間に過ぎる、ということかしら・・・。

さて、今日、日曜日はセルフコーチングの日。

今日も定番でいきます。

この一週間をふりかえって
1.うまくいったことは? 
2.うまくいった理由はなんだと思いますか? 
3.では、うまくいかなかったことは? 
4.うまくいかなかった原因はなんでしょう? 
5.次回、うまくいくようにするには、どうしたらいいでしょう? 
6.明日からの一週間で達成すべきことはなんですか?
7.達成するためにどうしたらいいでしょう? 

一日一日をしっかり過ごしたいですね。
とはいえ休養日も必要です。


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2023年11月18日

今週の教訓「適材適所」


今週もイロイロありました。

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大谷選手のMVPは、素晴らしく!!
日本国民として嬉しいことです!!

一方、
歴史ある団体での案件、哀しいです。
今、活躍している歴史ある、実力ある団体の負の部分が露呈されてきているようです。
また、羽生結弦氏の離婚は、ビックリですね。人気者なるがゆえの苦悩。

そんな今週ですが、注目したのは「適材適所」なる発言。

適材適所とは、
「その人の能力・性質によくあてはまる地位や任務を与えること」。

ビジネスシーンにおける「適所適材」とは、
従業員の特性や経験/スキル・資格を把握した上で、適任だと思う部署へ配置させるという意味。
事業や組織のニーズに対して、人的資源の最適化を実現することで、
組織の仕事の効率性や意思決定の有効性を実現することが目的のようです。

会社員時代のことを思い出します。
すごく前のことですが、先輩A氏が「適材適所で配置してほしい」と強く訴えていました。

ひとつ意味は、A氏の上司こと。
つまり、A氏にとって新しく上司になった人は、適材ではない。
チームを動かし引っ張る人材ではない。と訴えたかったようです。

もう一つの意味は、自分自身をもっと活躍できる地位に挙げるべき、ということ。
A氏は、ベテランに入りますが、なかなか昇進できていませんでした。

部下側にとっては、自分が重用されていないことへの不満、
つまり自分の実力をわかっていないという不満が根底にあります。

あるいは、無能な(と部下は思っている)上司に来てもらって困る。
トップの目は、節穴か、なんていう想いがあります。

そこで思うのです。
「適材適所」とは、言うが易し、行うは難し。

誰しも、部下、メンバーの真の実力を把握しきれること、難しいですよね。

ただし、いままで埋もれていた人材の実力を見抜き、抜擢して、大成功を果たす、
なんてこともあります。

いずれにしても、トップたるもの、部下たちの実力を見極める眼力は必要ですね。


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2023年11月15日

やる気のある人とない人の違い


やる気のあるなしは、達成動機の違い


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先日、とある研修で、
「やる気のない部下に困り果てている」という声がありました。


そこで、質問です。

あなたは、仕事に対し、
やる気がある方ですか?ない方ですか?

今日は「仕事へのやる気」についてご紹介します。

今回も「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著(日経文庫)からの引用です。
・・・ホントに役立つ本ですので、興味のある方はAmazonへ。


■ やる気のある人とない人の違いとは

榎本氏は
「学生時代の勉強や部活でも、就職後の職場でも、
全力で取り組んでいる人もいれば、やる気がなくて適当に流している人もいる。
そこにあるのは達成動機の違いである」
としています。


■ 達成動機とは

達成動機とは、困難を乗り越えて物事を成し遂げたいという欲求のことで、
これが強い人と弱い人がいると、榎本氏は論じています。

そして、
心理学者マレーの達成動機の強さを測定するためのチェックリストを紹介しています。


■ 達成動機チェックリスト

自分が次の項目にどの程度当てはまるか、チェックしてみましょう。
1.絶えず努力を続けている
2.人生において大きな業績を残すことが何より大切なことだと思う
3.仕事上で大きな成果を出したときに気持ちの平安や自信が得られる
4.無理な計画を立て、その達成に向けて努力する方だ
5.将来を夢見るよりも、目の前の仕事に全力を傾ける方だ
6.切羽詰まってくると、自分の仕事に集中するあまり、
  他人への配慮がおろそかになりがちになるところがある
7.価値ある仕事をうまくなしとげたときに、はじめて心から安らぐことができる
8.何かにつけて競争心を刺激されるほうだ
9.何かにつけて納得のいく結果が得られるまでがんばり続けるほうだ
10.仕事も遊びと同じように楽しい


■ 結果

榎本氏は
「もし、ほとんどの項目が当てはまらない場合は、達成動機が著しく低いことになる。
そのままでは仕事ができるようになるのは難しいので、
自分にとってのやる気のスイッチを見つけることだ」とし、
様々なモチベーションのあげ方を本書で紹介しています。


■ おわりに

確かに、仕事にやる気満々の人も、まったくやる気の見えない人もいますよね。
「仕事に対しては、まったっくやる気はない」と公言する人も。

いずれにしても、生きていくために仕事は必要。

ならば、やる気をもって取り組んだ方が、快適な仕事人生ではないでしょうか。

やる気のスイッチは人それぞれ。
この際、自分にあったモチベーションアップの方法を見つけることも必要ですね。

*追伸
本書には、「達成動機のチェックリスト」について
「身近な気になる人物についてもチェックしてみよう」とあります。

つまり、自分の周囲の「やる気のある人、ない人」
特に、部下についてチェックしてみてもいいかもしれません。

その上で、やる気のない部下に対しては、
その部下にあった、やる気スイッチを見つけること、必要かも。

おっと、
ところで、あなたの上司の達成動機は、いかがでしょう?



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2023年11月14日

コミュニケーション・ギャップ


「コミュニケーション・ギャップが起こる理由」


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コロナ禍を経て、リモート会議、リモート面談など、
対面でない場も定着してきました。

そんな中、きちんと指示したのに(指示したはずなのに)、やっていない部下。
それを指摘すると、「聞いていませんが・・・」と。

「言った・言わない・聞いてない」

話し手と聞き手で、理解の仕方や内容に食い違いが生じることがあります。
上司ならば、特にそんな場面に遭遇することも多いのではないでしょうか。

そんなコミュニケーションの食い違いを
「コミュニケーション・ギャップ」といいます。

コミュニケーション・ギャップについては、
このブログでも何度か紹介しています。
改めて考えてみましょう。


■ 選択的知覚・選択的記憶

「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著(日経文庫)からの引用です。

コミュニケーションの食い違い、すれ違いが起こる理由とは
「だれもが自分に都合よく知覚し、記憶しているから」。

食い違いやすれ違いが起こる理由には、人間の自己中心的性格が絡んでいる。
実は、だれもが、自分に都合よく物事を知覚し(選択的知覚)、
自分に都合よく物事を記憶している(選択的記憶)。

本書には
「たとえば、納期を決めたとしても、早く手に入れたいと思っている側は、
もっと早い納期だったような気がしてくる。
納期がキツイと考えている側は、もっと遅い納期だったような気がしてくる。
そこにすれ違いが生じる」

ということで
「記憶は都合よく変容する。
そんなコミュニケーション・ギャップを防ぐには、
メールなどを使ってその都度確認し、記憶を共有しておくことが不可欠である」
としています。

・・・確かに。私も、特に日程については、メールで共有するようにしています。
なんせ、研修の日程が違っていたら・・・。考えるだけで恐ろしや。


■上司と部下のコミュニケーション・ギャップ

以前にもアップした、
「上司と部下のコミュニケーション・ギャップ」についての
アンケート結果を思い出します。

かいつまんでいうと、
「上司と部下の間で情報の共有がなされているか」との問いに、
共有されているとの回答は「上司57.7%」で「部下45.1%」。

「部下をほめているかどうか」の問いに対し、
「部下をほめているという上司は80.3%」。
一方、「上司はほめる方だと考えている部下は51.4%」

ということは、部下、つまり指示命令を受ける側、地位が下の者、聞き手側としては、
「選択的知覚や選択的記憶」になりがちのようです。
これも、納得ですねえ。

ちなみに、「率先して仕事に取り組んでいるかについて」は。
そう思っている部下は78.3%。
ところが部下の仕事ぶりに満足している上司は37%。

これもやはり、双方の「選択的知覚や選択的記憶」が影響しているようです。


■ おわりに

確かに私たちは、自然と自分に都合の良いように解釈しがちです。
あるいは、自分に都合の悪いことはなぜか耳に入ってこない、
なんてことも。

総合すると、
情報を伝える立場の人、他者に何かをお願いする立場の人、
また立場の上の人は、
聞き手には「選択的知覚や選択的記憶がある」ことを念頭に、
わかりやすく具体的にていねいに、
そして何度でも、真剣に説明する必要があるようです。

「相手はわかるはず」、「部下は納得するはず」では、うまくいきませんよね。
伝える側、上の者が、意識すべきことです。

ちなみに、このところ定着してきたリモート会議。
私的には、PC越しでは、より一人ひとりの顔、表情が確認できますので、
ある意味、コミュニケーション・ギャップは解消されるかも?

リーダーは、だれにでも「選択的知覚」と「選択的記憶」があることを念頭において、
部下に指示、命令する必要があります。
「聞いていません!」と言われないようにね。


posted by suzumura at 03:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション

2023年11月13日

報連相チェック



報連相できていますか?

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職場運営に欠かせないのが「報連相」。
ビジネスシーンでは定着している、報告、連絡、相談のことです。

今日は、自職場に「報連相」が浸透しているか、
セルフチェックしてみましょう。


■ 報連相チェック

質問は全部で23問です。

1.組織の目標を、部下は明確に理解している
2.「○○したほうがいい」「○○すべきだ」というアドバイスをよく部下にする
3.部下が、どのような価値観やキャリア展望をもって仕事をしているかを
 把握、理解している
4.「成果の上がらない部下は必要ない」と、思うことがたまにある
5.職場では、「開かれたコミュニケーション」が行われていると思う
6.だれに対しても、同じコミュニケーション方法を取るようにしている
7.部下の言っていることに対して、「理解」と「賛同」を分けている
8.報告・連絡・相談とは、部下が上司のためにするものだと思う
9.自分は、「話しやすい上司だ」と言われる方だと思う
10.自分の成功体験やアイデアについて、部下から聞いてこない限り伝えない
11.自分は、よく部下をほめる方だと思う
12.部下の話を、つい途中でさえぎることがある
13.自分は部下に対して、「どう思うか?」などと意見を聞く方だと思う
14.部下と話をするとき、部下を自分の席に呼び寄せるようにしている
15.部下は「何のためにこの仕事をしているのか」を理解していると思う
16.どちらかと言えば、部下に任せるよりも、
  自分が単独で仕事をした方が、生産性は高い場合が多い
17.細かい指示をする前に、まずは部下自身で考えさせるようにしている
18.職場で自分は「なぜ?」という言葉を、よく使う方だ
19.部下に対して、報告してほしい事柄、連絡してほしい事柄や基準を
  明確に伝えている
20.部下の仕事の問題点や課題は聞かなくても、だいたい理解しているので、
  あえて聞く必要はないと思う
21.報連相の時間をあえて、作っている
22.悪い報告がくると、つい不機嫌になってしまう
23.常々、報連相のメリットを部下を伝えている

チェックを終えたら、
奇数番号のチェック数と、偶数番号のチェック数を数えてください。


■ まとめ

いかがでしたか?
奇数番号と偶数番号、どちらのチェック数が多いですか?

気づかれたたと思いますが、
奇数番号の質問は「報連相」ができている状況であり、
偶数番号は、できていない状況です。

■ おわりに

「自分の部署は風通しが悪いから・・・」なんて声も聞こえてきます。
「風通しのよい職場」にするには、報連相を浸透させることも有効ですね。
自職場にあった「報連相」を考えてみませんか?




posted by suzumura at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2023年11月12日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


11月も、はや、半ば。

今日は寒い日曜日でしたね。

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日曜日は、セルフコーチングの日。

今日も、定番でいきます。
「この一週間をふりかえって」
・・・ふりかえることで、明らかになってくることもあるでしょう。

1.うまくいったことはなんですか?
2.うまくいった理由はなんでしょう?
3.では、うまくいかなかったことはなんですか?
4.うまくいかなかった原因は、なんだと思いますか?
5.次に、うまくいくようにするためには、どうしたらいいでしょう?
6.明日からの一週間、やりとげたいことはなんですか?
7.うまくやり遂げるためには、どうしたいいでしょう?

忙しい日々が続いていると思います。
業務をこなしつつ、楽しめるといいですね!!


posted by suzumura at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年11月11日

今週の教訓「一喜一憂」


教訓「一喜一憂しない」

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今週もイロイロありました。

熊の出現、怖いですね。
柿の木にも要注意です。

大谷選手のグループ配布。
さすがですね!!

そんなこんなの一週間でしたが、私の注目は・・・

一喜一憂(いっき-いちゆう)。
支持率について、一喜一憂しないと言ったとか・・・。

一喜一憂とは
状況の変化などちょっとしたことで、喜んだり不安になったりすること。
また、まわりの状況にふりまわされること。

そこで思い出すのが、私の会社員で広報担当時代。
当時の社長は「株価に一喜一憂しない」と語っていきました。

そうか、イチイチ状況に振り回されないことは必要だなあ、と思いました。

その企業の株価は、今や、すごいことになっています。
現社長をはじめ、前社長の手腕が素晴らしいと、陰ながら思っています。

それにしても、「伝える能力」の向上、なんとかならないのかしら・・・


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2023年11月09日

今できることに専念しよう!!



万事休す、ならば今できることに専念しよう!

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ビジネスパーソンは、多忙な日々が続いています。
やってもやっても追っつかない。

しかも、新規の指示や依頼が、どんどこ押しよせてくる。

経営トップは経営環境の激変に伴って常に経営判断が求められ、
マネジメントも、経営環境のみなならず事業環境の激変に直面し、
経営トップとともに事業運営判断が求められています。

中堅社員も新入社員も、上司や顧客からの指示変更や、
後工程、前工程からの様々な要望に、遅滞ないように対処しなければなりません。

そんな多忙な日々、イロイロ手を打っているのに、準備をしているのに、
ついに「万事休す」となる場面もあります。

「万事休す」とは、
「もう施すべき手段がなく、すべて終わりである。何事も全く見込みがない」
という状況に陥ること。

ビジネスパーソンなら、経験がありますよね。

もしかしたら、今、「万事休す」状態かも。

そんなときは、「今できることに専念しよう!」。

やや開き直りのように見えるこの決断は、きっと道を開いてくれるでしょう。
解決策はある。
かならず、第三の道がある。
それを信じて!!





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2023年11月07日

心配性


「心配性もいいじゃん」と受け容れる

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最近、というか、仕事が立て込んでくると、ついつい陥りがちなのが「心配性」。
不安とか、焦りとかで、落ち着かない時間を過ごします。

若い時はまったくそうではなく。
「なんとかなる」的な、根拠のない自信がありました。
・・・若いっていいなあ〜

母親はすごく心配性でしたので、「そんなに心配しなくても・・・」と思っていました。
が、年を経るごとに、心配性を自覚するようになりました。

今は、「ああ、今、不安だなあ〜」と、自分の今の気持ちに向き合っています。

このブログにも何度もアップしていますが、
そんな心配性な自分に気づくときに思い出すのが、「防衛的悲観主義」という考え方。

出典は「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著 日経文庫
職場で役立つ心理学が満載です。

■ 不安の強い人の方が、仕事ができる

かいつまんでいういと不安だからこそ用意周到になることができ、その結果うまくいく、
というもの。
これを「防衛的悲観主義」と言うそうです。
思い当たることありませんか?
ちょっと詳しく見ていきましょう。

■ 防衛的悲観主義

Netで調べてみると、心理学系の大学の先生が、あれこれ論文を出しています。

代表的なのは、心理学者のジュリー・ノレム先生の概念です。
先生は「防衛的悲観主義」を提唱し、書籍「ネガティブだからうまくいく」を発表しています。
原題:The Positive Power of Negative Thinking
ネガティブシンキングのポジティブな力

防衛的悲観主義者(DP者・・・Defensive Pessimists)は、
方略的楽観主義者(SO者・・・strategic optimists)に比べて自尊心が低く不安が高い一方で、
パフォーマンス前の準備を入念に行い、
その結果SO者と同程度に高いパフォーマンスを示すとされている。


■ 不安だからこそ用意周到になれる

この書籍では
「防衛的悲観主義者は、これから起こることを考えるときには
徹底してネガティブに考え、不安をもちやすく、
最悪の事態をあらゆる角度から想像しては失敗するのではないかと怖れる。
しかし、結果的にはもっともうまくいくタイプなのです」

「悲観的で不安が強いために、用意周到に準備を行い、あらゆる状況を想定し、
失敗についてもあらゆる想像をしながら対処法を検討しておくことで、
ものごとを滞りなく進行させます」

つまり、失敗を恐れるあまり入念な準備を行い、その結果うまくいく。
ということですね。


■ おわりに

ポジティブ思考が喧伝されている昨今、自分のネガティブさを嘆く、不安になる、
そんなときもあるでしょう。

でも「そのネガティブさが成功に導く!」。
と、思えると、人生、もっともっと楽しくなりますね!

ちなみに書籍のこのテーマの最後には・・・。
「このように防衛的悲観主義者は、不安だからパフォーマンスが良いのであって、
楽観的になって不安が消えると、のんきに構えてしまい、準備がおろそかになり、
かえってパフォーマンスが低下してしまいます。
それは実験でも証明されています」
と、結んであります。

いい仕事をしていくためには、自信もある程度必要だけれど、不安も必要。
自信があっても、なにごとにも入念な準備も不可欠、ってことでしょうね。

不安をパワーに変えましょう!

2023年11月06日

部下を動かす質問



部下の気づきを促す良い質問


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職場において、部下への質問はとても効果的です。
部下に考えてもらい、自ら行動してもらうためには、
上司から一方的に指示命令するよりも、質問して本人に考えてもらうことが有効です。
質問をすることで、部下の考えや思いを引き出すことができます。

人は、自分で気づいたときに飛躍的に成長するといわれています。
そこで上司が部下に対し的確な質問をすることによって部下に気づきが生まれ、
その結果、部下の成長を促すことができるのです。


■ 良い質問(気づきを与える質問)と成長のポイント
・大事なのは「自分で気づく」こと。

・人間の認識のステップ 
「頭で理解する」⇒(質問に答えることで)「心で納得する」
 ⇒「腑に落ちる状態になる」⇒「行動しようと思える」
・更に、答えを書きだすことによって、気づきのパワーが倍増する。

答えの内容は時代によって変わっていくが、質問自体は変わらない。

ということで、「いい質問」を身につけましょう。
部下への質問だけでなく、自分自身への自問も効果的です。
「いい質問」に答えることで、成長のための気づきを得ることができます。


■ 良い質問の例

良い質問として、簡単なのは「ど」から始まる質問です。
たとえば、
「どう思う?」「調子はどう?」「どうしたい?」
「どうしてそう思うの?」「どうしてそうしたの?」
「どんなときにそう思うの?」「どうやればいい?」
などなど・・・


■ おわりに

良い質問は、良い効果を生む。
しかし、質問責めではいけませんね。

また、部下から質問された時、自分に答えがなくて
すぐに「君はどう思う?」と質問返しする上司もいるようです。
そんな上司の下では、「どう思う?」などという質問を受けるのは
苦痛でしかないと言う声もあります。

まずは、つい自分で答えを出してしまいがちな場合に、
意識してD質問をして部下に考えてもらう。

その根底には、部下の気づきや成長のためという気持ちが必要です。



posted by suzumura at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション

2023年11月05日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


この一週間をふりかえってみよう

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11月5日。
三連休、最後の日です。
穏やかな秋晴れ、気持ちもいい日が続いています。

私的には、怒涛の一週間でした。
一段落し、ちょっとホッとはしていますが、まだまだやることがあります。
気は抜けません。

そんな日曜日はセルフコーチングの日。
今日も、定番でこの一週間をふりかえってみましょう。

1.うまくいったことは? 
2.うまくいった理由はなんだと思いますか? 
3.では、うまくいかなかったことは?
4.うまくいかなかった原因はなんでしょう?
5.次回、うまくいくようにするには、どうしたらいいでしょう?
6.明日からの一週間で達成すべきことはなんですか?
7.達成するためにどうしたらいいでしょう? 

過ごしやすい日々が続いています。
イロイロなことにチャレンジしたいですね。



posted by suzumura at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年11月04日

教訓「伝える力」


今週の教訓「トップリーダーの伝える力」 

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今週もイロイロありました。

「鯛は頭から腐る」・・・組織は上層部から腐っていくという意味
「引き際」・・・年長者の司会者の引退

それにしても、
トップリーダーとして様々な手を打っている、
と、思います。

が、伝わらない。

なぜ?

熱意でしょうか?

リーダーは、部下、メンバーに共感を与えるような伝え方が必要だ、
とつくづく思う今日この頃です。

今からでも遅くありません。
部下たちに伝える力を磨くことが必要ですです。


posted by suzumura at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2023年11月03日

教訓「なんとかなる」


今日は、文化の日で祝日。

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一般的には、秋の三連休ですね。
出勤日の人もいるようですが。

私は、といえば、もう大変です。
今週中、2本の宿題。
1本は完了。
もう一本は、今日のお昼までに提出しなければなりません。

しかも、このPC、ちょいと調子が悪い。
クリックがうまくいきません。
駆使しすぎたのか・・・
ということで、ヤマダ電機さんで、新しいPCは購入済み、
ではありますが。
色々、設定しなきゃならないので、とりあえず、この古いPCを使っています。

そこで思うのです。
「なんとかなる」って、割り切る。

そう。
なんとかなる。
なんとか、なるもんですよねえ。

あまり、こだわりすぎて、時間をむやみに使ってしまう、
なんて結果も、多々ある私です。

ときには「なんとかなる!」って思うこと、大切ですよね!!
まさに、なんとかなりますから・・・





posted by suzumura at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2023年11月01日

「ありたい自分とは?」


11月がはじまりました。

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このところ、というか、今日も、焦っている私です。
仕事で、ですが・・・。


さて、最近、キャリア開発、キャリアアップなど、
キャリアを考える風潮が定着していますね。

就活生のみならず、働く人、いやすべての人にとって、
自分の働き方、あり方が問われる時代です。

そんな中での定番テーマは、「ありたい自分とは?」です。

まずは「ありたい自分」を設定するというものです。

ということで、考えてみませんか?
「ありたい自分とは?」

「ありたい自分」は、一生つづく場合もあるでしょうし、
環境や取り巻く状況によって変化する場合もあります。

それでは、今のあなたにとってありたい自分とは? 
ちょっと考えてみませんか?


posted by suzumura at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング