2023年04月30日

ゴールデンウィーク セルフコーチング「後悔しない生き方」


1.逆境を機会に変える

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今年も始まりました2023年のゴールデンウイーク。
多い方は昨日から9連休も。
一息つけますね。

今朝はあいにくの雨ですが、コロナ禍を経て、楽しめることイッパイありますね。

さて、この連休中は、セルフコーチングで自分を見つめたり、
ふりかえったり、将来をイメージする時間にしたいと思います。

出典「後悔しない生き方(No More Regrets!2011)」
マーク・マチニック著 Discover

今日のテーマは「逆境を機会に変える」です。

本書にはこんな書き出しで始まっています。

「人生はときおり試練を与えて意志力を試し、後悔にさいなまれるかどうか調べる」。

確かに。
人生に試練や失敗はつきものです。
後悔することも多々。

そんなとき、自分はどんな意志で向き合うか、立ち向かうのか。
大切ですね。

自分の成長のため、学習のため、と気持ちを切り替えて向き合うと、
それは後悔ではなく成長、向上の機会となる。

・・・私事ですが、ちょいと今、試練であると思っています。
これからどうするのか、今の私の課題です。

さて、本書では、障害を克服した人の生き方を
「絶対に後悔しないという積極的な姿勢と、逆境を機会に変える粘り強さ」
としています。

「あなたは自分が不利だという現実に屈して後悔するか、
自分の強みを生かす創造的な方法を探し求めるか、どちらを選ぶだろうか?」

と結んでいます。

「逆境を機会に変えるという気概を持って試練に立ち向かおう!!」


■ 質問
「他人と比べて不利だと思う分野は何か?」
「それを機会(チャンス)に変えるにはどうすればいいか?」


外部環境や内部環境が激変する今。
誰にも逆境や試練が訪れます。
そのときそれをどう受け止め、向き合うか?
さらに、どうチャンスに変えるか?

今の私、この試練を、絶対、チャンスに変えたい!と決めました。
あなたはどうする?


posted by suzumura at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月28日

人材育成B 経験学習サイクル


経験学習サイクル 「仕事を通じて成長する経験学習サイクル」

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明日から、ゴールデンウィーク、と言う方も多いかも。
なんだかウキウキ?
TVでも、ゴールデンウィーク気分満載。
私は、昨日チョーがんばって、早めに床について、
したら、今朝、はやく目が覚めて。
今に至っています。
気分はゴールデンウィークモードでも、
今日中にやり遂げなきゃならないという方も多いかも。

今日は、人材育成の代表的なモデル「経験学習サイクル」をご紹介します。


■ 経験学習サイクルとは

社会人の能力開発は、その70%が日常の仕事経験から生まれている
と言われています。

米国の組織行動学者「デービッド・A・コルブ」は
「人は実際の経験を通し、それを省察することでより深く学べる」とする
「経験学習サイクル=経験から学びを得る4つのプロセス」を提唱しました。

「経験学習サイクル」を回すことで経験が知恵に変換され、
人はより成長し、能力開発ができるとしています。

また、経験から気づきや教訓を得て、身をもって実践することで
失敗を予見できるようになります。

そのプロセスは「経験⇒振り返り⇒概念化⇒実践」の4つであり
、これを繰り返すことで経験から学びを得て成長できるとコルブ氏は提唱しています。


■ 経験学習サイクルの4つのプロセス

1.まずは経験
経験学習サイクルでは、まずは経験から始めます。
この「経験」とは、人から教えてもらった間接的なものではなく、
自分で「体験」したことを指します。

2.経験に対するふりかえり
直接的な経験を経たあとは、経験に対する「ふりかえり」をします。経
験学習サイクルでのふりかえりは、最も重要であり欠かせないプロセスです。
「ふりかえり」は「なぜその結果になったか」を
徹底的に深く掘り下げていく作業です。

3.ふりかえりを経た概念化
経験学習サイクルでいう概念化とは、
「経験し、ふりかえった内容を大まかにまとめて他の経験に活かせるようにすること」
です。
気づきを得ながら物事の本質を捉えることで、
「この気づきは別の事例(経験)にも共通するのでは」という点を見つけていきます。

一つの経験から教訓を見出し、他者に伝えられるレベルまで概念化できることがベスト
とされています。

また、同じような経験をもとにふりかえりと概念化を繰り返すことで、
自身の経験則になります。
そうすることで、さらに先のトラブルや失敗を予見できるようになります。

4.実践へ
ふりかえりや概念化で得た気づき、教訓をもとに「実践」します。
ふりかえりや概念化でとどまっていては、実力として身につかず、
自身の成長につながりません。

これまでのプロセスで見出した気づきや教訓、予測が正しいものであるかどうかを
実践を通して確認します。

再度の経験を通して「実践」することで、また新たな気づきを得ることができます。
それにより、さらに深い振り返りをおこない、
以前より精度の高い予測を立てられるようになります。

経験・振り返り・概念化・実践という、4つのプロセスをひとつひとつ繰り返すことが
大きな成長へとつながるでしょう。


■ おわりに

学び、成長、向上するためには、
まずは、実践、経験することが大事ですね。
そしてその経験をしっかいふりかえる。
さらにそのふりかえりから、得たことを確認する。
それを概念化する。
それらの結果を得て、再度、実践していく。

この繰り返し、ということですね。
やっぱ、ふりかえりは大事、ということですね。

posted by suzumura at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2023年04月27日

今の心の状態は?


今の自分の心の状態に向き合う 気づく

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日中は暖かいのに、朝晩は寒い。
昨日(4月26日)も寒くて、そのうえ夜からの雨が続いて、
身も心も縮こまっている状態の私でした。
そんなネガティブな気分のとき、あえて自問します。

「今の私の心の状態は?」

つまり、「自分の今の心の状態を確認する」という作業です。

私も人間。
心の状態の浮き沈みっていろいろあります。
ガンバレて集中できる日と、な〜〜ンもしたくない日。

そんな、自分の今のネガティブな心の状態を確認し、
向き合うだけで、ちょこっとだけほっとします。
「マインドフルネス」では、「自分の気持ちに気づくことが第一歩」とあります。
自分のネガティブな気持ちに気づくだけで、心が楽になる、と。
その理由は、気づくことで、それを解決しようという意識が働くから。

あるいは、自分の気持ちに気づいたら「しょうがない」「放っておこう」と思う。
それで、気持ちが休まる。

一方、「心を磨く11のレッスン」ナビ・バーデン、河合克仁、クリシャナラジ著 サンガ
では、次の方法を紹介しています。

「苦悩を解消する4つのステップ」とし、ステップ1として、
まず「自分の心の状態が『苦悩の状態』であること」に気づきます。つまり焦点をあててみる。
そして、その心の状態の自分を受け容れる。
今ここの自分と向き合い、受け容れることで、少しは楽になります。
自分の苦悩の状態になっていることを気づくことで、「苦悩を解決しよう!」と思える、としています。

さらには、「ならば、どうする?」と自問につなげることもいいでしょう。

まら、最近の脳科学では次のような作業を提示しています。
まずは自分のネガティブな心の状態を確認し、口に出してみる。
そして、その後、ポジティブな言い方に変えてみるのです。

たとえば、
「今、自分はすごくイライラしている」
⇒「でも、落ち着こう。その方がいい。自分にとっても」
「今、自分は無性に腹が立っている」
⇒「でも、大人になってもいい。自分は成長するから」
「今、自分はな〜〜んもしたくないよ」
⇒「よし、今日は、積極的無気力DAYにしよう」


■ おわりに

繰り返しますが、昨日は、ホントにやる気が起こらなかった。
その心の状態に気づき、向き合い、ならばな〜〜ンもしない日もいいじゃん。と。
ま、時々そんな日が続く、気ままな日々です。
さあ、今のあなたの心の状態は?


posted by suzumura at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月25日

人材育成➁


新人育成に必要なこと

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新入社員が入社して1カ月。
来るゴールデンウィーク後に配属される会社もあるでしょう。
そこで、新入社員の育成に必要な柱をご紹介します。


■ 新人育成に必要な「働くことの動機づけ」と「仕事の3つの柱」

1.働くことの動機づけ
・新人社員の長所や存在価値を認める
・ほめる・叱る・相談相手になる
・夢や思いを共有する
・いっしょにキャリアを考える
・活発にコミュニケーションを図るとともに、信頼関係を作る

2.会社の決まりごとの指導
・会社の方向性
 理念、社是、ビジョン、目標など
・会社のルール
 就業規則、コンプライアンスなど

3.仕事の進め方の指導
・基礎知識、専門知識
・基礎技能・技術、専門技能・技術
・報連相、チームワーク
・PDCA、5S、QCDS など

4.ビジネスマナーなどの指導
・身だしなみ ・あいさつ
・言葉づかい・電話対応・メール
・接客応対 ・執務態度  など


■ おわりに

なんでも、はじめが肝心。
だと思いませんか?

ビジネスマナーや執務態度についてもしっかり指導することが肝要ですね。



posted by suzumura at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2023年04月23日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


この一週間をふりかえる

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四月も早、後半。
その後には、華のゴールデンウイークが待っています!
楽しみにされている方も多いでしょうね。
コロナ禍後の初のゴールデンウイークですから。
天候がやや心配の様子ですが・・・。

さて、そんな日曜日はセルフコーチングの日です。
今日も定番で行きます。
「この一週間をふりかえって」

ちなみに「ふりかえりの効果」を確認しておきましょう。
日常的に振り返りを行うことで、
@ 今まで意識していなかった細かい作業の改善点に気づける。
A 自分の癖や行動も認識することができる。
B 日常的な作業にも意味づけを行うことができる。
C より深い学びや気づきや繋がる。

などの効果があります。

いいと思いませんか?
紙とペンだけで、他の費用はかからずに、自己成長につながるなんて、
素晴らしい!!

ということで
この一週間をふりかえって
・うまくいったことはなんですか?
・うまくいった理由はなんでしょう?
・では、うまくいかなかっかったことはなんですか?
・うまくいかなかった原因はなんだと思いますか?
・次回うまくいくようにするためにはどうしたらいいでしょう?
・明日からの一週間、取り組むべきこと、達成すべきことはなんですか?


ゴールデンウイークに向けて、気を引き締めて仕事に取り組む。
その前に今日の晴れやかな日曜日、ぞんぶんに楽しみましょう!
日焼けにはご注意を。


posted by suzumura at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月22日

今週の教訓「訓練は裏切らない」


教訓「訓練は裏切らない」

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今週もイロイロありました。

そんな中、先週の土曜日に起きた、首相襲撃事件。
先の元総理の襲撃事件もあり、ショックでしたね。

漁師さんのとっさのタックル、何度もTVで観て、すごいなあと。

一方、警察の方は?といえば、
素早く首相を防弾カバン(?)で保護し、退避させています。

イロイロ意見はあるようですが、
TVでの警察関係、警備関係の方からは「よくやった」との見解。

そういえば、警察関係や施設関係の人が、事件の発生を想定した
訓練をしている報道をときどき、目にします。

ああ、まさにその通りだった・・・

そこで「訓練は裏切らない」と思ったのです。
これが、今週の教訓です。

他にも、
津波とか豪雨、地震に備えて、日頃から訓練をしている団体は、
実際に災害にあってもうまく避難できた、という話をよく耳にします。

やはり、日頃の訓練って、大事ですね。

企業などあらゆる組織も、避難訓練や、火災や自然災害発生時の訓練には、
余念がないでしょう。
いつかその時、生きますから。

私的にちょいと心配なのは、社外の研修会場で研修を行っているときに、
地震や火災が発生したら、どこへどう批難するのかしら・・・というもの。
多分、その会場の責任者が誘導してくださるのでしょうね。


面倒がらずに、日頃の訓練は大切です。
真剣に取り組んだ方が、身のためでもありますね。



posted by suzumura at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2023年04月20日

人材育成@


人材育成の基本

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4月も中半、
組織変更に加え、新入社員が配属されたり、人事異動で新しい部下が来たりと、
慌ただしい日々が続いていると思います。
しばらくは落ち着かないですね。

そんな日々ですが、
マネジャーの大きな役割の一つ「人材育成」について考えてみます。

人材育成とは、企業の経営戦略や業績向上に貢献できる人材を育てることです。
単に知識、能力、技術などの指導・教育・訓練に留まらず、
キャリア形成やスキルアップを支援し、
主体性・自立性のあるリーダーシップを発揮できる人材を育てましょう。


■ 人材育成とは

ビジネスの成果や結果は、
すべて社員一人ひとりの「行動の集積」によって成り立っているといえます。

結果や成果を向上させるためには、
社員一人ひとりの「行動」そのものを変え、向上させる必要があります。

「仕事を教えること」とは、学び手に、
良い結果を出すための望ましい行動を身につけさせたり、
望ましい行動に改善させたりすることといえるでしょう。

最近注目されている「行動科学マネジメント」は、
この「行動」に焦点を当てた教え方を提唱しています。

多様な背景、考え方、価値観を持つ社員の集まりである職場において、
行動に焦点を当てることで、感情にとらわれることなく、
客観的、具体的な対策がとれます。

上司が「部下が成長していくのを見ることは楽しい」と思えるような職場にしましよう!


■ 人材育成の土台

人材を育成するうえで、基本となることがあります。

1.部下との信頼関係
どんなに立派なマニュアル、資料、教育環境が整えられていたとしても、
優秀な上司であったとしても、
そして優秀とされている部下だとしても、
お互いの信頼関係がなければ、どんな指導をしてもうまくいかないのは
当然ではないでしょうか。

うまく育てる、うまく育てられるという環境の土台は、信頼関係にあります。

信頼関係は指導・育成のための前提・土台であり、ここがぐらついたままでは、
どんなに指導してもうまくいきません。
まずは教える側として次の項目を心がけましょう。

・言行一致である
言うこととやっていることに矛盾がない。
相手や状況によって発言が変わるとか、上長の言動によってころりと態度が変わる、
というようなことはない。

・強い意欲がある
お客様満足、目標達成、課題解決、よりよい職場づくり、といったことに、
強い熱意や意欲をもって取り組んでいる。
その熱意が勢いとなって表れている。

・部下の味方である
要求や叱責は厳しくとも、その根底に部下のことや部下の成長を願う気持ちがあふれている。
常に部下に対して温かい関心を注いでおり、部下の立場に立って考えている。
部下との約束を守り、知りえた秘密は守る。

・部下を尊重している
部下を尊重していること、大切に思っていること、
チームにとって必要な存在であることを伝えている。

・部下の話をよく聴く
業績を上げている上司は、そうでない上司と比べて、
部下や関係者とのコミュニケーションの量が3倍以上多かった
という調査結果がある。
部下との会話を増やしたり、部下の話をよく聴くことが大切である。

2.目的・目標の共有
上司と部下全員の意識や行動のベクトルが、ピッタリ合っていることが必要です。

・組織目標、育成目標の共有
会社が目指す方向や目標とともに、
自分たちのチームが果たすべき役割と自チームをどのような集団にしていきたいか、
といった自らの「ビジョン」を明確に打ち出し、部下の共感を得られるよう熱く語る。
加えて、部下がどんな人材に育ってほしいかを明確に伝える。

・育成計画の共有
部下の特徴を把握して、成長を促す視点から育成目標・課題などを設定して
育成計画を作成し、共有する。

・部下の思いや目標(キャリア)の共有
部下の仕事に対する思いや将来の目標などをじっくり聴いて、
本人の目標達成や行動しやすくなるように、働きかけや支援を行う。 

1on1ミーティングなど、月に数回、5分や10分程度、個別に話す機会を必ず設ける。
部下の価値観(仕事を通じてどんなふうに成長したいと考えているかなど)を把握し、
部下が行動を起こしやすくするための働きかけをする。
また、上司としても自分自身の目標や夢を語る。


■ おわりに

人材育成について、再確認してみませんか?
この続きは、また後日。


posted by suzumura at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2023年04月19日

今のあなたにとって大切なことは?



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突然ですが、
「今のあなたにとって大切なことは?」

ときどき、立ち止まって自分と向き合ってみるのもいいのではないでしょうか?

本当に大切なこと、見失っていないでしょうか?

私は、日常の忙しさにかまけて、都度、本当に大切なこと、
忘れていることあります・・・


posted by suzumura at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月18日

チームワーク 再考する


チームワーク30のポイント

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このところのコロナ禍による、在宅勤務、時差出勤など
これまでにない職場環境の変化に加え、人事異動とか、組織改編とかで、
組織運営するマネジャーにとっては、頭を悩ませる課題が次々と発生しています。

とはいえ、組織目標の達成には、チームワークが欠かせません。

そこで、再度、自チームについて、考えてみませんか?
チームワークについては、諸説ありますが、
簡単にふりかえられるチェックリストをご紹介します。
これまで何度もUPしていますが、再確認もいいでしょう。


■ チームワークチェックリスト30

自分のチームに当てはまる項目に〇をつけてください。

1.会社の方針や理念が明確になっている
2.チームの方針や目標が明確になっている
3.メンバー全員が、チームの方針や目標を理解し、名言できる
4.チームの目標を達成するための手段や方法が明解になっている
5.メンバーは、チーム目標達成のための手段や方法を理解している
6.メンバーは、チーム目標達成のための手段や方法を実践している
7.問題解決のステップが明確になっており、メンバーは理解している
8.目標達成のための様々なアイデアやそれを実現する方法をメンバーが提案している
9.メンバーの知識、技術や技能は、高い方である
10.メンバーの技術や技能を高める教育訓練は、十分に行われている
11.メンバーのそれぞれの役割は、はっきりしている
12.メンバーは、自分のすべきことを理解し行動している
13.メンバーはチームの目標達成のために、率先して問題解決にあたっている
14.現場の必要に応じて、メンバーは役割以外の働きを行うことがある
15.メンバー全員、自分が何らかの責任を負っていることを認識している
16.自分のチームは、会社や他部署から認められている
17.自分やメンバーは、メンバー全員がチームに貢献していることを認めている
18.メンバーは、チームの成果を認めている
19.メンバーは、他のメンバーから認められ、支持されていると感じている
20.メンバー全員、自分は尊重されていると感じている
21.メンバー全員、お互いに積極的にコミュニケーションをとりあっている
22.メンバーが意見を述べるとき、他のメンバーはいつも熱心に聞いている
23.メンバー同士、お互いの意見の違いを尊重している
24.チーム内では、思いやりや他人を受け入れる気持ちが素直に表現されている
25.チーム内では、時には本音をぶつけ合うことができ、お互いに認めている
26.メンバー同士、協力し合っている
27.メンバー全員が、前向きに仕事に取り組んでいる
28.メンバーは自信に満ち、やる気にあふれている
29.メンバー全員が、今の仕事に誇りを持っている
30.自分のチームは、団結力が強い


■ おわりに

やや細かいチェックでした。いかがでしたか?

もちろん、これらすべてができているとは、理想像といえます。

が、チェックすることで自チームができていることは確認できて自信がもて、
モチベーションに繋がります。
一方、できていないことに対しては、意識して取り組もうという気持ちになります。
もちろん、できることからですが。

メンバー全員にチェックしてもらい、
どうしたら自チームのチームワークをもっと強固にできるか、
話し合ってもいいですね。
本音や奇抜なアイデアが出てくるでしょう。

この混沌とした時代、チームワークは欠かせませんから。

posted by suzumura at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2023年04月17日

最近の若手社員の傾向


最近の若手社員の傾向とは?


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4月も中半。
そろそろ新入社員研修も終わり、新入社員が職場に配属される会社もあるでしょう。
あるいは、ゴールデンウイークの後かも。

いずれにしても、最近の若手社員、新入社員の指導について、
ちょいと心配だと思っている方、多いのでは?

コロナ禍などで採用を手控えて、久々に新人が入ってくるので、
どう指導したらいいのか分からない、などの声も耳にします。

時代は変わり続け、世代によって価値観や仕事への考え方が異なり、
指導の仕方のみならず、コミュニケーションの取り方についても
工夫が必要だといわれています。

そこで、最近の若手社員の傾向について、調べてみました。
様々な情報、指摘がある中、研修講師をしている私として、まとめてみました。


■ 最近の若手社員の意識

1.会社や組織のためよりも、社会・世の中、自分のために働きたい
20代は他の世代よりも「人や社会の役に立つために働きたい」と考える割合が多く、
かつ自身のスキルアップや成長に対しても意欲的。
若手社員は、テレワーク等で組織やチームメンバーとの繋がりを感じにくくなっており、
仕事を個人的なものとして捉える感覚が従来よりも強まっている。

・・・つまり、まずは会社の存在意義、そして組織や仕事の意義や意味を
明確にすることが大事ですね。
そして、チームワークの大切さや意義も伝えられるといいですね。

2.失敗は避けたいが、成長意欲が低いわけではない
最近の新入社員の79.0%が「失敗したくない」と回答しており、
他世代と比較して高い。
一方、自身の成長やキャリアアップに繋がることを重要視し、
自己研鑽も積極的に行っている。
その背景として、コロナ禍以降、自宅で一人で過ごす時間が増えたことや、
生まれ育った時代がずっと不景気続きであり、将来的な不安からという点がある。

ここで注意したいのが、人事担当者や職場の上司、先輩は、
「失敗を恐れずに挑戦することが若手社員にとっての成長につながる」
という考えを持っている人が多いという点。

一方、若手社員は「成長したいし学ぶ意欲もあるが、失敗はできるだけ避けたい」
と考えてる。

・・・つまり、上司や先輩は失敗が若手社員の成長に繋がると考え、
若手社員にむやみに失敗するよう仕向けることは、
若手社員のモチベーションを削ぐことになるので注意が必要。

3.一社にとらわれない意識が強く、自分なりの働き方を模索する
20代は他年代と比べて転職に対するイメージがポジティブに変化しており、
「転職を積極的にしていくほうがよい」と捉えている。
とはいえ、20代で実際に転職する若手社員が増加しているわけではない。
すぐに転職という決断をするのではなく、
自分らしい働き方を情報収集しながら模索して、
タイミングが合えば転職をする可能性が高いといえる。
・・・企業によっては若手社員の転職を想定内のこととし、
そのうえで自社での活躍とキャリアアップに基づく指導育成をしているところもあるようです。
若手社員をはじめ、社員の多くが「転職あり」と考える時代です。
会社も、人事も、上司もそのことを念頭に育成する必要がありますね。
・・・あなたの部下も? いやあなた自身も?

4.情報処理能力やサーチ力が高い反面、周囲を巻き込むことは苦手
若手社員は、「デジタルネイティブ世代」とも言われ、
物心ついたころからパソコンやスマートフォン、インターネットなどに触れる機会が多く、
分からないことがあったらまずはネットで検索することが当たり前。
そのため、膨大な情報からキーワードを抽出し、正解を見つけ出すことは得意であり、
自分一人で何とか正解を探そうという意識が強い。

一方、若手社員の77.7%が他人からの評価が気になり、
他人からどう思われているのかを気にする傾向がある。
従って、上司や先輩に対し、助けを求めることが苦手だったり、
報連相ができなかったりするなど、周囲を巻き込むことへの苦手意識が強い。

・・・リサーチ力の強さを強みとして生かし、
一方で他メンバーとの話し合いによってより有効な回答が見いだせたり、
リサーチだけではわからない考え方があることを知らせておくことが必要ですね。
自分の偏った見方で進めていく可能性もありますから。

なお、スマートフォン依存に拍車がかかっており、
休憩時間も他者とのコミュニケーションを図らず、
じっとスマートフォンの画面を見続けているという傾向が強いこともあるようです。
ある企業では、休憩中のスマホ禁止指導もあるとか。
休憩中の同僚との雑談の意義も伝えておくといいですね。

5.その他
@受け身の傾向がある
令和の新入社員には、自発的に行動するよりも相手からのアクションを待つ傾向がある。
そのため仕事においても指示されるのを待ってから動くことが多い。
人よりも目立たないようにし、周囲を気にし過ぎるあまり、
余計なことをしないように、言われた範囲だけをしている可能性もある。
・・・新入社員時代は、上司や先輩は細かく指示を出すことが多くなりますが、
それが続くと新入社員の自発性を削ぐことにもなるので要注意です。

➁心を開く人の範囲が狭い
自分の本心を話せる人の範囲が狭いのも新入社員の傾向。
SNSの影響で他の人と違う意見を述べると目立ってしまうため、
苦手な人や意見の異なる人とのコミュニケーションを避ける傾向がある。
・・・ビジネスシーンでは意見の異なる人や苦手な人ともコミュニケーションをとって
仕事を進める必要があります。
苦手な人とのコミュニケーションの意義を伝えておくことが必要です。

➂プレッシャーに弱い
新入社員の世代には間違ってはいけないという思い込みから、
自分に強いプレッシャーをかけてしまう傾向がある。
育ってきた社会の状況や学校教育などからの影響を受けているのではないか
と考えられている。
・・・この点も、初めからあまり過度な期待をかけることなく、
都度フォローしていくといいでしょう。

C強い承認欲求を持っている
Z世代は、自分を認めてくれるのが当然と考える傾向がある。
SNSに投稿すると「いいね」と承認されると、さらに認められたいという欲求が高まる。
そのため承認されたいという気持ちが強いことも新入社員の特徴。
人に認められるために頑張るけれど、認められないと働く意欲を失いがちになることも。
・・・この承認欲求が満たされないと不満を抱えやすくなるという点には注意が必要です。
日頃から、細かな成長や努力を観察し、都度、認める声掛けが大事ですね。

D報連相に苦手意識を持っている
報告・連絡・相談に苦手意識を持つ新入社員が増えている。
他人からどう思われているのかを気にし、
「つまらないことを言っている」と思われたり、間違えていたらどうしようなどと、
考え過ぎてしまう傾向がある。
また報連相をしないで、検索して情報を集め、独りよがりで仕事を進めることも。
・・・報連相の意義やメリットを新人に伝えるとともに、
  報連相がしやすい雰囲気づくりも大事ですね。


■ おわりに

以上、特徴をあげてみました。
もちろん、すべてのことがすべての新入社員に当てはまる訳ではなく、
個人によってさまざまです。

いずれにしても、
仕事や会社に対する価値観が変わってきていることを押さえておいて、
新入社員が早く職場に溶け込み、楽しく仕事ができ、仕事で成長を実感できるように
気配りを続けることが大切ではないでしょうか。


posted by suzumura at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり

2023年04月15日

今週の教訓「出来事の意味を考える」


意味を考える


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今週の教訓「出来事の意味を考える」


人生、日々、イロイロな出来事があります。

嬉しいコト、楽しいコト、ばかりではありませんね。
嫌なコト、辛いコト、理不尽なコト、苦しいコト・・・。

とりわけ、ネガティブな出来事ほど、多いもので、
自分ってついていないなあ、と考えてしまいがちです。

そんなとき、
自分にふりかかってきたそのネガティブな出来事の「意味」を考えてみませんか?

今週の教訓は「出来事の意味を考える」です。

なぜ、こんな嫌な出来事が自分に起こったのか?
その意味を考えてみる。

たとえば、
・前々から、好きではない、合わないと思っていた上司が異動してきた。
 ⇒気の合わない上司(人)とうまくやる技術を身につける絶好のチャンスである。

・まったく経験のない仕事に異動させられた。
 ⇒もしかして、自分の新たな可能性が、あるいは潜在能力が見つかるかも!

・大変な失敗をしてしまった。
 ⇒失敗の回復、おわびなどに最善を尽くし、
  この失敗を教訓に、今後、二度と起こさない!
  この失敗が、自分を成長させてくれる!

・なにをやってもうまくいかない。
 ⇒自分の考え方、捉え方が間違っているかもしれない。
  原点に戻って、すべてを見直そう!!


自分に降りかかってきた出来事には、必ず、自分にとっての意味があります。

意味を考えることで
すべての出来事が、自分の今後のため、成長や向上、
あるいは、戒めを知らせるために自分に降りかかってきたのだ、
と思えるでしょう。

ぜひ、今、あなたに起こっているネガティブな出来事の意味を考えてみましょう。
無理くりにでも。

もちろん、ポジティブな出来事にも意味があります。
これも、確認しておくといいですね。

ポジティブな出来事、ネガティブな出来事の意味を考えることで、
地に足のついた明日につながる人生の道が開ける、
と思いませんか?


posted by suzumura at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2023年04月11日

パワーカード「楽しむ」


WBC。

優勝から随分経ちますが・・・。

優勝後の様々な報道から、感じること、イロイロあります。

昨日も、「しゃべくりセブン」で栗山監督が出演していて。

そこで、再確認しました。

人生、仕事、楽しむべし!!と。

そこで、久々に描きました。

20230411楽しむ.JPG

楽しんでいる人に勝るものなし。

大変だけれども、楽しいと感じる。

なんてことないけど、楽しいと感じる一日。


仕事、人生、楽しんでいますか?

楽しむ者は救われる!
なんてね。

posted by suzumura at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | powercard

2023年04月10日

余談


余談ではありますが。

20230328土原丘からの眺め.JPG


先日UPした日常のふりかえりフレーム「4行日記」、実践していますか?

あるいは、ちょいと前UPした「感謝日記」はどう?

あれもこれもでは、お腹一杯?

区分として、落ち込んだり、ネガティブな気分なときは、
ぜひ「感謝日記」をつけるといいでしょう。

「感謝日記」は、とても簡単。
一日をふりかえって、感謝すべきことを書き出します。
ひとつでも、いくつでもいいんです。
すごく小さなことでもいいですね。
例えば、「無事に目が覚めた」とか。
つまり、眠っている間に・・・・・・なんてこともありますから。

そんな小さなことでも「感謝すべきこと」を考えることで、
なんだか幸せな気分になります。

一方、日々の仕事に奔走している場合は、「4行日記」をつけてみましょう。
なんだかダラダラ仕事をしているときも「4行日記」は有効です。

「今日は特になんもないなあ〜〜」と思える日でも、なにかあるはず。
強いて言えばと、一日をふりかえり、
これも小さなことで記憶に残っていることをピックアップし、
「気づいたこと」⇒「教訓として考える」、
そして「宣言する」ことで、新しい気づきがあります。

ということで、新年度、「感謝日記」、
もしくは「4行日記」を書く習慣を身につけてみませんか?

今日からでいいので!!




posted by suzumura at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 余談

2023年04月09日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


一週間をふりかえる

20230331芝桜.JPG


なんだか寒い4月の日曜日です。
4月でこのように寒いと、またまた身も心も縮こまってしまう私です。
ま、そんなときは、ゆっくり在宅を楽しむとしましょうか。

日曜日はセルフコーチングの日。
今日も定番でいきます。
「この一週間をふりかえって」

ちなみに、ふりかえりの効果を再確認したおきたいです。

■ ふりかえりの効果
日常的にふりかえりを行うことで、
@今まで意識していなかった細かい作業の改善点に気づける。
➁自分の癖や行動を認識することができる。
➂日常的な作業にも意味づけを行うことができる。
Cより深い学びや気づきや繋がる。
・・・いいことばかり?

ちなみに、ふりかえる場合、ふりかえりの項目、テーマ、
つまり質問事項を考えておくほうが効果的のようです。

ということで、
この一週間をふりかえってみましょう。

1.うまくいったことは?
2.うまくいった理由は?
3.ではうまくいかなかったことは?
4.うまくいかなかった原因は?
5.次回うまくいくようにするためにはどうする?
6.これからの一週間、成し遂げるべきことは?
7.それを成し遂げるためにどうしたらいい?

さてと。
今日は県議、市議の投票に、ゆっくり行ってきましょうか・・・


posted by suzumura at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月08日

経験が人を成長させる


人は経験によって成長する


20230329桜?.JPG

WBCは2週間前に終わっていますが、勝利の余韻はまだまだ続いているようです。

そんな中、先日のネットで、あの「佐々木朗希」投手の記事がありました。
「WBCへ行って、彼は変わった、成長したと・・・」。
いい経験したよな〜〜

そうなんですね。
あの大舞台で、出場した選手、スタッフの方々、出場の機会がなかった選手も、
多くの得ることがあったのではないでしょうか。
経験って、すごい!!

そこで今週の教訓は「経験が人を成長させる」です。

多くの方は、これまでの人生で出会った経験が、自分を成長させてくれた、
と感じておられることでしょう。

そう、ビジネスパーソンにとっても、経験って大事ですよね。

若手、中堅社員なら、出向など自職場以外で仕事をしたり、
プロジェクトチームに参画したり、公募研修に参加したりすることで、
自職場では得ることのできないことを経験することができます。

管理職でも、経済団体のワーキングチームに参加したり、業界団体の会員になったり、
異業種交流会へ行ったりすることで、全く違った視点や思考が得られるでしょう。

これらは、人脈作りにもつながりますね。

ということで、これからも、ドンドン新しい経験、挑戦してみましょう!
ちょっと難しいかな?と思われる仕事なら、確実に成長できます。

さあ、今、これから、何を経験したらいいでしょう?


posted by suzumura at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2023年04月07日

短所をどう伝える?


短所をうまく伝える

20230328青空.JPG


先日(2023年4月4日)の日経新聞「就活のリアル」は、
興味深いテーマでした。


いわく「面接で短所聞かれたら」

この記事は、就活生に向けて、さまざまな角度から
専門家からの解説、アドバイスがあり、とても参考になります。
毎回楽しみです。

ことに、最近の転職関係にも役立ちます。

今回の記事をまとめると
・面接では、長所だけでなく短所を聞かれることがある。
・そのために一応答えを用意しておくとよい。
・答え方としては「短所を伝え、その短所をどのようにカバーしているのか」
 まで伝えること。
・同様に「困難だった経験」、「失敗談」などのネガティブ質問も多く出されるので、
 そのためにも「どう乗り越えたか」を伝えること。

短所をカバーする例として
「慎重すぎるところがあるので、計画を立てたら即行動するようにしています」
とあります。

確かにね・・・。
面接官としては、就活生からこういうふうに回答があると、納得できますねえ。


ということで、
あなたなら、短所をどう伝えますか?
というか、あなたの短所はなんですか?

おっと、そもそも短所が出てこない? それは困りましたねえ。
ぜひとも、一つか二つ、明確にしておいた方がいいですね。

では、今の私なら、
「私の短所としてせっかちすぎるところがあるので、
相手のペースに合わせるようにしています」
なんてね。



2023年04月06日

セルフコーチング「今の自分にとって大切なことは?」


今の自分にとって大切なこと

20230326桜花.JPG


新年度に入って4日目です。

あれやこれやで多忙な日々を送られていることでしょう。

そんな中、ちょいと立ち止まってみませんか?

ということで今日は、こんなことを考えてみましょう。

「今の自分にとって大切なことは?」

忙しい時だからこそ、ぜひ、考えてみましょう。
忙しさにかまけて、大切なことを見失っているかもしれません。



posted by suzumura at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月03日

4行日記で一日をふりかえる


ふりかえりの効果と4行日記

20230329日の出.JPG


新年度が始まりました。
4月3日(月)の今日は、ほとんどのお会社で入社式をされていることでしょう。
私も、朝早くリクルートスーツの女性を見ました。

職場でも人事異動や組織変更などがあり、勤務先が変わったり、
上司が変わったりなど、変化のスタートの一日となっていると思います。
そんな忙しい4月3日ですが、
新年度スタートにあたり、ご自身の成長、向上の役立つご提案があります。

それは、ずばり「ふりかえり」です。
まず、ふりかえりの効果を考えてみましょう。


■ ふりかえり(リフレクション)が次のステップに繋がる


自分に起きた出来事や自分の行動、経験、感じたことなどをふりかえることは、
出来事を思い出すだけではなく、
取り組んだ仕事や物事の意味、自分の考え方を理解することにつながります。

また、自分が設定した目標が達成できたかどうかの確認にもなり、
どこが良かったのか、良くなかったのかが明確になって、
計画や目標、進め方を練り直すことに役立ちます。

とはいっても、慣れない最初のうちは、
ふりかえりがうまくいかない場合が多いでしょう。
というのも、多くの人は、日常業務の様々な出来事、経験に対し
あまり意識をしていないからです。

何か特別な日ではなくとも、日々必ず何かしらの出来事(客観的事実)があり、
そこに意識をもっていくことが発見につながります。

従って、意識しなければ「ひらめき」や「気づき」といった発見はありません。
ふりかえりを実践することで、日常の様々な出来事を意識するようになります。

一方、過去の失敗をふりかえり、原因を追求する「反省」だけで終わってしまっては、
学びや向上、成長にはつながりません。新しい目標の達成にはつながらないのです。

特に仕事におけるふりかえりは、失敗の原因追求のみを目的とするのではなく、
事前に目標を設定し、その目標に対して
今後どうすれば目標を達成できるのかを考えることが重要です。

設定した目標の進捗状況などをふりかえることは気づきにつながり、学びを生み、
工夫、改善、成長をもたらすのです。

・・・もしかしたら、今注目の「大谷翔平選手」も、日々ふりかえっているかも・・・


■ ふりかえりのフレーム例

ふりかえりのフレームはいくつかあります。
・YWT ・KPT ・PDCA ・経験学習モデル ・ 4行日記 
今日はその中で、シンプルかつ簡単な「4行日記」をご紹介します。

これまでもUPしていますので、すでに実践されている方もおられるかも。
あるいは、1回はやってみたけれど、忙しさにかまけて今はやっていない、という人も。
再度、メリットを踏まえて、取り組んでみませんか?


■ 4行日記とは?

●4行日記の構成は「事実」「気づき」「教訓」「宣言」
4行日記とは、文字通り4行で完結する日記のこと。
FFS理論で有名な小林惠智氏によって考案され、多くの人に支持されています。

書く内容は至ってシンプル。
「事実」「気づき」「教訓」「宣言」の4項目を、
4行にわけて書きます。
従って、1日5分程度で実践できるのでお手軽です。

4行日記をつけるメリットはさまざま提示されていますが、主な効果は次の4点です。
●4行日記をつける4つのメリット
1. 自分がどういう考えを持っているのかがわかる
2. 自分の強みがわかる
3. 自分の目標が明確になる
4. 目標達成により近づける

他にも、論理的思考力を身につけられることができたり、
思考や生き方がポジティブになったりなどと、副次的効果も期待できます。

強みや自分の意見を文章にして可視化することで、自信につながっていく。
今の自分に自信を持てず、少しネガティブになっているかもしれない・・・という人は、
ぜひチャレンジしてみませんか。


■ 4行日記の書き方

@「事実」
4行日記の1行目には「事実」を書きます。
今日の出来事を振り返り、一番印象に残っていることや
アンテナに触れたものを一つ選んで書き出します。

自分の思いや感想を交えず、客観的事実だけを書くのがポイント。
たくさんの出来事をずらずらと書くのではなく、
一つの出来事をできるだけ単文で書きます。

事実を書くことは、まさに「自分の行動」や「癖」を表しているといえます。
またどのような事実を抜き出しているかで自分の考え方の傾向もつかめます。

4行日記の「事実」によく登場する出来事は、
自分にとって優先順位の高いものといえるでしょう。

A「気づき」
2行目には「気づき」を書きます。
「気づき」は、「事実」から得られた発見や感想などです。
あまり深く考えすぎず、自分が直感的に思ったことを書くようにしましょう。

ここに書かれたことから、自分がどのようなことを考え、
何を見つけようとしているのかを知ることができます。

4行日記の「気づき」に共通することは、自分の強みといえます。

B「教訓」
3行目には「教訓」を書きます。
「教訓」とは「気づき」からどのようなことを学んだのかということ。
自分に起こった出来事から学んだことを一般化、抽象化するとどうなるか、
ということが教訓です。

教訓として、例えば、「油断大敵」「努力は裏切らない」「継続は力なり」
「他山の石」など、ことわざや慣用句をイメージするといいですね。
この「教訓」によって、理解が深まり、かつ自分が今後どうしたらいいかなどが
明確になります。

C「宣言」
最後は、自分がありたい姿を「宣言」します。
「宣言」では、自分がなりたい姿を現在進行形でなれているという仮定を
言い切る形で書くことがポイントです。

「こうありたい」という姿をイメージし、そうなれている自分を想像して書く。
注意として、ネガティブな言葉は入れないようにしましょう。

「宣言」を書くことによって、自分の目標やありたい姿が明確になります。
宣言することによって、潜在意識の中に達成できている姿が描かれるため、
目標達成に近づくといわれています。


■ まとめ

この「事実」「気づき」「教訓」「宣言」という4要素は、
連動するように書くと効果が上がるといわれています。
とくに“気づき”から“宣言”にかけて、流れが通じるようにすることで
よりイメージしやすくなります。

また1ヶ月ごとに日記を振り返る時間をとると、自分の成長を見ることもできます。
自己の成長を今ひとつ感じられない……という人は、ぜひやってみてみましょう。

4行日記は1日5分、寝る前にたった5分間時間をとるだけで
自分の成長につなげることができます。
普通の日記は面倒くさいという人も、1日5分ならば、取り組みやすいのではないでしょうか?


■ おわりに

まずはやってみましょう。
その日のふりかえりをその日のうちに書いてみる。
最初は時間がかかるかもしれませんが、
そのうちに慣れてきて5分程度で済ませることができます。

ちなみに、習慣化するには2週間程度でできると言われています。

ぜひ、新年度の今日から、始めて見ましょう!
自身の成長や潜在能力の開発のために・・・


2023年04月02日

セルフコーチング「この3カ月をふりかえって」


この3カ月間をふりかえる

トキワマンサク20230331.JPG


4月が始まりました。
いよいよ明日から新年度ですね。
人事異動や組織変更で新しい環境で働く人も多いでしょう。
ワクワク、ドキドキの日曜日かもしれません。

このように新年度が始まる訳ですが、
ちょいとこれまでをふりかえってみましょう。

2023年1月〜3月の三か月間をふりかえって
1月とか2月のこと、忘れてしまっているかもしれませんが、
しっかり、ふりかえってみませんか?

@ うまくいったことベスト5は?
A その中で「実績」として語れることは?
  ・・・実績としてとらえることで、自信につながりますし、
    転職時の強みとなるでしょう。
B では、うまくいかなかったことベスト3は?
C そこから導き出した教訓は?
  ・・・教訓として確認しておくと、今後に生かすことができます。
D 新年度を迎え、キャリアとして身につけたいことは?
  ・・・リカレントとか、リスキリングとか、キャリアアップが
    注目されています。
    もしかして、今後、転職する機会が訪れるかもしれません。
    その時に備えて、今から準備しておきませんか?

お花見も今日がピークでしょうか・・・
楽しい日曜日にしたいですね。




posted by suzumura at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2023年04月01日

今週の教訓「油断大敵」


今週の教訓「油断大敵」

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4月が始まりました。あっという間に、2023年の4分の1が過ぎた、という訳。
速いですねえ。
あたしは、緊急ではないけれど重要な雑務に取り組んだ一週間でした。
プラス、花粉症も酷くて、疲れたなあ。

さて、そんな今日は土曜日。「今週の教訓」の日です。

今週もイロイロありましたね。
WBC優勝の余韻もありました。
次々に興味深い裏話が出てきて、楽しい一週間でした。

そんな中、びっくりしたのは川下りの事故。
すると、イロイロな不備が露呈してきています。


そこで、今週の教訓「油断大敵」です。

油断大敵とは、
「大丈夫だろうと気をゆるめて注意を少しでも怠ると、
思いもよらない失敗や危険を招くことになる」
と言う意味。

油断(気をゆるめること)は大失敗を招くから、
どんなものより恐るべき敵として気をつけよ、
という意。

たぶん・・・
船頭さんたちも「大丈夫だろう」とか「うちはいいから」などと
考えていたのかもしれません。
あの、知床の遭難事故もあったのだけれど・・・

私たちも、油断していること、多々ありますね。
「自分は大丈夫だから」、「うちの会社は大丈夫だから」・・・
なんて思って、手を抜いたり、準備を十分しなかったり、杜撰になったり・・・。
ほんと、気をつけなければなりません。

新年度が始まります。
今一度、油断していないか、確認して当たりましょう!


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