2023年03月27日

仕事のモチベーションをあげるもの「外発的動機づけ・内発的動機づけ」


仕事のモチベーションをあげるものは?外発的動機づけ・内発的動機づけ

20230327満開桜?.JPG

まだまだ、WBC優勝の熱気が冷めやまぬ月曜日です。
選手の熱意や努力とともに栗山監督のリーダーシップについても、
次々に裏話が出てきていますね。

中でも栗山監督のメンバーのモチベーションをあげる力、素晴らしいですね。

そこで、思い出すのが、仕事のモチベーションをあげる要因として有名な
「外発的動機づけと内発的動機づけ」理論です。
「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著(日経文庫)からの引用です。


■ 外発的動機づけと内発的動機づけ

本書では、心理学者マレーの理論を紹介しています。
「探索行動や遊びのように、何ら報酬なしに、活動それ自体のためにとられる行動に着目し、
外発的動機づけと内発的動機づけを区別する必要がある」とし、
「私たちは、外からの報酬や罰に関係なく動く性質がある」と指摘しています。

これをビジネスの場面にあてはめ「給料、賞与、昇進、賞賛、表彰など
外的報酬によってモチベーションを高めることを外発的動機づけ」としました。

一方「好奇心、使命感、達成感、責任感、成長感、熟達感、充実感などの
内的報酬によってモチベーションを高めることが内発的動機づけ」です。

いつもいきいきと働いている人は、内発的動機づけされているとしています。

「仕事にやりがいを感じるから厳しさにも耐えられる、
仕事をしていると自分の成長が感じられる、
仕事をしていると時間を忘れ充実したときを過ごせる」
このような思いで仕事に当たっている場合は、
やりがいや成長感、充実感、達成感が仕事を動機づけていることになるとしています。

そうした内発的動機づけがあるからこそ、仕事の厳しさや、収入の少なさにもかかわらず、
熱心に仕事に取り組める、
という訳ですね。


■ 今のあなたは?

そこで質問です。
今のあなたのモチベーションを刺激しているのは「外的報酬」ですか?
それとも「内的報酬」ですか?

もちろん、生活をし続けるためには、給料は必須です。
でもそれだけではなく、使命感や達成感、成長感も大きいですね。

特に、今回のWBCの選手たちは、なによりも使命感や責任感などの
内的報酬が大きいでしょう。

あるいは、WBC選手に選ばれたという「賞賛感」や、
ここで活躍したらさらに評価が上がるという、これも他者からの評価も大きいでしょうね。

私的には、身も心も自由も休憩も犠牲にして有名になって億万長者になるって、
あまり興味がありません。
・・・だから今の状態なんだよ!って突っ込みが入りそう。
ま、普通に生活できて幸せを感じられる日々が続けばそれでいいと、
今は考えています。


■ おわりに

まずは、自分のモチベーションをあげる要因を考えてみましょう。
外的報酬の方が大きいか、内的報酬が大きいのか?
その中身はなんなのか?

次に部下たちのモチベーションを高めるためにどうしたらいいか。
個別に考えた方がいいかもしれません。
価値観が多様化している昨今、いろいろな考え方あるのでしょうから。

さらには、ミーティングなどでメンバー全員で共有しても面白いでしょう。
お互いの理解が深まるというものです。

それにしても、WBCのいろいろな舞台裏、面白いですね。
ずっと聞いていたい感じ。
彼らはすでに本拠地に戻り、これまでの生活、試合に黙々と取り組んでいます。
頭がさがりますね。


posted by suzumura at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | モチベーション