WBCの何を教訓とする?
まだまだ熱冷めやらぬ、侍ジャパンの優勝の軌跡。
さまざまなトピックスは、何度見ても飽きません。
さらに、コメンテーターの解説も納得です。
そんな土曜日のテーマは「教訓」です。
とうぜん、WBCに関わる教訓となります。
あなたは、どんな教訓を得ることができましたか?
私としての教訓、2点に絞りました。
「適材適所」と「説明責任」です。
1.適材適所
まったく、栗山監督の采配は素晴らしかった。
この場面ではこの選手のこの力、得意技を活かして勝つ。
すごく明解であります。
かつそれを導き出すためにすごく調査、観察のでしょう。
そのうけで状況に応じて、人材を配置する。
これ、マネジメント力の極意ですね。
ビジネスの現場では、「帯に短したすきにながし」的な状況でしょうが。
それでも、ここぞという場面では、適材適所をしたいですね、
2.説明責任
日本代表ですから、当然、日本中の実力者を集めています。
誰もが力を発揮できるでしょうし、そうできるように調整もしているはず。
とはいえ、上記の適材適所の観点から、状況に応じて、選択せざるを得ない。
そこで、
日本で一流と言われている選手が、選ばれないこともある。
栗山監督は、その選ばれない選手に対して、きちんと説明したというのです。
大切なことですね。
なぜ、今、自分は選ばれないのか・・・。
その人が納得できるように、きちんと向き合って、説明する必要があります。
だから、腐ることなく、一丸となって優勝を喜べる。
ネガティブ情報は伝えにくいものです。
特に日本人は。
それでもマネジャーとしては、その部下の将来にむけて
きちんと説明すべきですね。
■ おわりに
もちろん、今回の侍ジャパンは、実力者ばかりを集めています。
我々の日常マネジメントとはちょいとちがう。
それでも、縁あって預かった部下の能力を最大限引き出し、
部下の将来を見据え、部下の力が発揮できる分野に登用する。
大切です。
加えて、状況に応じて登用できないとか、
意見を取りあげることはできない、
希望しない部署に異動させる、
といった場面も多いでしょう。
そんなとき、決断した理由をきちんと説明することも大切です。
学ぶこと、多いですよね。
・・・栗山監督の新しいリーダー論の本も出版されるかも