2022年02月28日

部下のモチベーションをあげるには?


「認めまくる」という説


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先日うっかり、以前購入したものと同じ本を買ってしまった私。
大嶋祥誉著
「マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣」です。

2014年に購入したもの。
ちなみに、その本にいくつもポストイットが貼り付けてあることから、
参考になったようです。
で、改めて読み返してみると・・・。
若手・新入社員向けの働き方の教科書といえるのではないでしょうか。
そうはいっても、若手・新人でない私にも参考になる箇所も多くありました。

その中の一つをご紹介します。


■ 部下の能力を引き出すコツ(私がキャプションしました)

著者「大嶋祥誉」さんは、「できる上司」の特徴を次のように述べています。

マッキンゼーでは上司にとって重要な仕事ひとつは「部下の能力を引き出す」こと。
マッキンゼーの「できる上司」の特徴。
1.部下を認める。
2.部下に共感する。
3.部下をインスパイア(刺激)する。

部下の能力を最大限引き出すためには、部下を「認める」ことが何より大切。
「認める」と「褒める」は大きく違う。
「認める」とは、その人の存在そのものを認めること。
 その人のすばらしさを知っているということ。
「褒める」は、こちらが期待したことを、
 その部下が達成したときに行うもので、いわば条件つき。

人は条件好きで褒められるより、
存在そのものを認めてもらっていると感じたときにこそ、
やる気のスイッチがオンになる。
そして成長していく。

部下を成長させる上司とは、部下を「認める」上司のことだ。

その上で、「簡単な方法」を言及しています。
部下をとにかく認めて、認めて、認めまくること。
「この部下の強みは何か?」を、最低10個リストアップする。
そしてその強みを、部下自身に伝えてみる。

「○○君はいつも元気で、周りを明るくしてくれるね。それは君の才能だよ」

その結果、
「部下は、認められている、共感を得られたと考え、
居心地がよくなって能力が引き出される。
認めてくれた上司を信頼するようにもなる」
としています。

みなさんはいかがでしょう?

私が研修で「部下を認めることが大事」的なことを伝えると、
多くは「部下を認めるとつけあがる」という発言が必ず出てきます。

それでも、つけあがって、いい気になって、思いあがったとしても、
いいのではないかと思うのです。

それで本人のモチベーションがあがって仕事に前向きに取り組むとなれば、
ハッピーだと思うのです。

で、もし羽目を外しすぎたら、キッチリと注意したり、
叱ったりすればいいのですから。


■ 部下を認めるポイント

続いて、次のように述べています。

大切なのは、成果を出したから認めるのではなく、
その部下のありのままの存在を認め、
それをちゃんと知っているよ、感謝しているよ、と伝えること。

つい怒ってしまいがちな上司は、
一度、相手が誰であろうと「過剰に認める」くらいの勢いで接してみよう。
その部下が、現状ではバリュー(価値)を出せていなかったとしても、
ひとつや2つ、得意なこと、がんばっていることが必ずあるはず。

(例えば)
「返事が快活、笑顔がステキ、服や持ち物のセンスがいいなど、
なんでもいいのでいいところを見つけ、そこをまず、きちんと認めること。
問題点を指摘するのは、そのあとで十分。
認められた部下は、どこを認められようと、
テンションが上がることで結果として全体的なバリューの向上が期待できる。


■ おわりに

まずは、自分の部下一人一人の良いところ、10点以上挙げることできますか?
日頃から部下一人一人を観察していないと、厳しいかも。

ともあれ、部下を認めて、認めて、認めまくる。
褒めるのではなく、認める。
やってみてもいいかもと思います。

コロナ禍でコミュニケーション不足もある日常。
外見でもいいので、見つけて認める。
ちょっとしたあなたの一言が、部下のモチベーションをあげるでしょう。
もしかしたら、あなたの一言が、部下の転機になるかもしれません!!



posted by suzumura at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション

2022年02月27日

セルフコーチング「2月をふりかえる」


2月も今日から2日間。

1月も早いですが、2月も早いですね。

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日曜日。

セルフコーチングの日です。

今日も定番の質問です。

2月をふりかえって

1.がんばったことは?
2.その中でうまくいったことは?
3.うまくいった理由はなんだと思いますか?
4.では、うまくいかなかったことは?
5.うまくいかなかった原因はなんでしょう?
6.そのことについて、どうしたらいいと思いますか?
7.3月に達成すべきことはなんですか?

3月も素晴らしい日々になるといいですね。



posted by suzumura at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2022年02月26日

今週の教訓「平和が一番」


教訓「平和」平和のありがたさ実感。


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突然の「ウクライナ侵攻」
驚きました。

そういえば、少し前から、危ない気配が報道されていましたね。

怖いですね。

地続きに国が接していると、どこから攻められるかわからない。
今日の報道では、北、東、南の三方から攻撃されているとか。

当事者には彼らの言い分があるのでしょうが、侵攻するなんて。
ドーピングの問題など、
「自国(自分)のためには何でも有り」という感じです。

ロシア国民はどう思っているのか?
イロイロ考えさせられます。


やはり、戦争は怖い。戦争はイヤだ。と改めて思います。

私たちは、何気なく暮らしていますが、
やはり平和が一番だとつくづく考えさせられます。

コロナ感染も怖いですが、平和に感謝です。

それにしても、続けて気になるのが、
台湾、尖閣、そして沖縄のこと。

ロシアが併合に勝利したら、
これらにも波及するなんてこと、
ありませんように。

さて、岸田首相はどう手を打つか?

平和に感謝しつつ、2月の終わりを過ごします。



posted by suzumura at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2022年02月25日

同じ本、二冊目購入


またやらかした「同じ本二冊」

平日の先日、久しぶりに「イオン長久手」へ行ってきました。
時間もたっぷりあったので、アチコチ見て歩きました。

「イオン長久手」、広いですね。
土日祝日は、きっと多くのお客さん、子供連れでにぎわうことでしょう。
エントランスからエスカレーターまで、
入口・出口がきっちりロープで分かれていましたし。
半日ほど、楽しく過ごせると思います。

あちらこちらブラブラして、やはり立ち寄ったのが、大型書店の「未来屋書店」。
コロナ禍もあり、大型書店訪問は久々です。
やはり大型本屋さんは、いいですね。
興味津々ですし、意外な本にも出合えます。

アレコレ見回っていると、
「欲しいな」「読んでみたいな」「買いたいな」と思える本ばっかり。
amazonや、新聞などの書評欄にはない興味深さ、面白さが伝わってきます。

とはいっても、最近の私は、余程仕事に関連する書籍でないと、
読み続けられなくなっています。
集中力が続かない・・・。

だから、「ああ、これ無理かも」とか「これ、値段高いなア」なんて思い、
逡巡していました。

会社を辞めたばかりの頃は、片っ端から気に入った本を購入してましたが、
その馬力も、金力も低下している今です。トホホ


となると「文庫本」かあ。手軽で読みやすいし、お値打ちだし、

なんて思って物色していると、気に入った本、ミッケ。
中味をパラパラ見てみると、読みやすそう。

ということで、2冊購入しました。

その中の一冊であるビジネス書は、
数年前に注目されていた「マッキンゼー系」の本。

ちょいと前、大手コンサルティングファーム「マッキンゼー」の
在籍者や卒業者が執筆した本がベストセラーになった時期がありました。

今でも、なんだか引き寄せられた私は、手にとったのです。

それが「マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣」大嶋祥誉著。
確か、大嶋氏の本は1〜2冊ほど購入した記憶があります。
が定かではありません。
ま、680円(税別)ならいいかと購入しました。

で、今朝、ふと思い立ち、本棚をチェックしてみると・・・。
ありました!同じ本です! 単行本で1,300円(税別)、2014年第一刷。

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ああ、またやらかした。
同じ本を、また買ってしまった・・・トホホ。

今回の本は、前のを「加筆、改筆したもの」とあり、
確かにジャケットの明記は違っていました。

(細かいですが)
2014年は(マッキンゼーのエリートが大切にしている仕事の習慣の抜粋)
ジャケットの表側
・習慣1・・・つねに「ゼロ発想」をする
・習慣6・・・イシューからはじめる
・習慣13・・・30秒で、3つの要点を話す
・習慣14・・・「事実」をベースに「仮説」を考える
・習慣26・・・自分の主張は「質問」に込める
・習慣32・・・会議は4種類に分ける

ですが、今回(2020年10月改訂版)は
ジャケットの裏側に記載。
習慣6の替わりに
・習慣7・・・「バリュー」にこだわる
があり、
習慣16・・・メールの件名に「○○」と書く
は割愛されていました。

また、ジャケットの表側には
・問題解決
・伝え方
・段取り
・部下の育成
・感情コントロール
・自己成長・・・他
即役立つ働き方の基本!

とありました。

つまり、時代の変化にあわせてある、という訳です。

記憶が薄れ、同じ本を購入してしまった自分が情けなや。
でも、どんな「加筆、改筆」があるのか楽しみ、とは思いますが。
前の本のこと、覚えていないのにねえ・・・。


posted by suzumura at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年02月24日

ブレスト、KJ法


色々な効果が期待できる
「ブレスト」と「KJ法」

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私が若手の会社員時代の研修で問題解決手法として学んだのが
「ブレスト=ブレーンストーミング」と「KJ法」です。
ご存知の方も多いでしょう。

以降、社内勉強会などでも、ブレストとKJ法の良いところを融合させ、
問題解決に当たってきました。

研修講師になってからも、それらのメリットを生かせる場面では、
積極的に実施しています。

考えてみると、私的には「ブレスト+KJ法」が好きなようです。
理由は、
@全員が意見を出せる(口下手な人でも)
➁思いもよらぬアイデアが出まれる
Bメンバー同士の距離が縮まる
から。

今日は、その「ブレスト」と「KJ法」をご紹介します。
・・・ちょいと長いのですが、ご勘弁を・・・


■ ブレストとは

ブレストとは、ブレーンストーミング(brainstorming)の略。
1953年ころ(?)米国の広告代理店の副社長
「アレックス・F・オズボーン」が考案したアイデアを出しある会議の一種。

「頭」に「嵐」を巻き起こしアイデアを出すことから
「ブレーンストーミング」と名付けられたようです。

概要は、複数の参加者が自由にディスカッションを行い、
アイデアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を導き出していく手法。

従来の会議などとは違って、
既存概念や先入観にとらわれずに自由に発言することで、
お互いの発想を利用して新たなアイデアを生み出すことができる
という考えに基づくものです。


■ ブレーンストーミングの効果

1.さまざまな考えが得られる
特定の問題に対し、想定外のアイデアやクリエイティブな解決法を
手に入れることができる。
ひとつのアイデアから連鎖反応が起きたり、
一人では考えつかないアイデアが効率的に早く収集できる。

2.スキルアップが図れる
制約を受けず、他メンバーの意見やアイデアを聞くことができるため、
刺激を受け、参加者一人ひとりの能力を大きく向上させるきっかけになる。
メンバーのクリエイティブな創造性が開発される。

3.信頼感生まれ、チームがまとまる
他者の考えを共有することでチームの結束を固め、目標達成への意欲を高める。


■ブレーンストーミングの4つのルール

1.批判厳禁・・・どんな意見が出てもそれを批判しない
2.自由奔放・・・奔放な発想を歓迎し、トッピな意見でもかまわない。
3.量を好む・・・数で勝負。たくさんの量から質のよいものが生まれる。
4.便乗発展・・・他者の意見に便乗して、発展させていく。

その他にも
1.すぐに結論を出さない
2.質にこだわりすぎない
などもあります。


■ ブレーンストーミングの進め方

1.テーマ選定と現状把握、理由の共有(10分程度)
2.アイデア出しと収束作業(30分〜40分)
3.アクションプランの設定(10分程度)
合計、1時間程度です。


■ ブレーンストーミングが失敗する理由

1.アイデアが出ない
2.質問自体がそぐわない
3.発言する人が偏る
4.緊張して発言しづらい(上の立場にいる人が参加している)
5.アイデアがまとまらない


■ KJ法

上記ブレストの欠点を補う方法のひとつにKJ法があります。
KJ法も、問題解決のアイディアを出す手法のひとつです。
KJ法の呼び名は、考案者・川喜田二郎氏のイニシャルを由来とします。
(川喜田二郎氏の著書「発想法(中公新書、1967年)、
  続・発想法(中公新書、1970年)」は有名)
私は、ブレーンストーミングをKJ法の手法で展開しています。

★ 私の進め方
1.テーマ決定(ブレストと同様)
  模造紙やWBを使う場合は、上にテーマを書出し、常に共有できるようにします。
2.アイデア記入
  まず全員が、テーマに沿った意見やアイデアを、カード(ポストイットが効果的)
  に書き出します。所要時間10分程度。
  この際「一人10枚以上書こと」などをルールとして伝えると、
  無理くりにもアイデアを考え、創造性につながります。

  また、事前にテーマを伝えてアイデアを書いてもらっておくと、
  意見が出やすく時間短縮にもなります。
3.カード読み上げ
  一人ずつ、カードを読み上げ、カードに書かれた言葉の理由や背景も語ります。
  この際、一人一枚ずつ、順番に読み上げると、発言の偏りを防げます。

なお、他メンバーの発言で閃いたことがあればその場で追加してもらいます。
(便乗発展、便乗歓迎の精神で)

4―@アイデア収束
 全部のカードが出そろったら、似たような意見をまとめて、
 分類したり、図解して、全員が見やすいように整理します。
 次に、まとめられたカード群を表す言葉(表札という)を中テーマとし、
 大きめのカードに書いて貼ります。

4−➁カード読み上げと収束の合体型
 私は、研修の場などで、
 一人がカードを読み上げた後、似たようなカードを持つ人が発表していく
 という手法を使っています。
 もちろん理由や背景も同時に発表してもらいます。
 こうすると、時間短縮になります。
 また、最初は同じような意見だ思っても、
 発表するうちに違う意味合いがある場合もあり、盛り上がります。

4−Bテーマ再設定
 全員が発表した後、さらに討議を発展させたいテーマを選定し、
 そのテーマに対して同じ要領で討議を進めます。
 これらを繰り返し、最終的な結論(合意形成)に結びつけます。

5.アクションプラン
 問題解決の場合は、必ずアクションプランに結びつけましょう。
 最終的に合意形成された解決手法について、
 基本的には「5W1H」でまとめます。
 誰が、どこで、どのように、いつまでになどを決めます。
 せっかく多様な意見が出され、合意形成されても、
 アクションプランにつなげないと、実践が伴わず、
 ただの井戸端会議になってしまいます。


■ 応用

ブレストやKJ法の進め方はとてもシンプルです。
更に効果的にするためには「アイデアの数量目標を高めにする」、
「いいね!と声を掛け合う」
「多グループで実施する場合は数を競い合う」などの方法もあります。

また、ブレスト(KJ法)が終わった段階ではまさに玉石混交と言った状態といえます。
そこから使えるアイデアにするには、
「効果性」「実現性」「新規性」などの評価基準を設けて、
みんなで投票して取捨選択するやり方もいいですね。


■ おわりに

すでに、ブレストもKJ法も職場で活用しておられる方も多いでしょう。
組織変更などがあり、最近忘れていたという方もいるかもしれません。
Zoomを使ってのブレストも有効ですね。

柔軟なアイデアを引き出し、メンバーの創造力を向上させ、
メンバー同士の距離を縮める、ブレスト(KJ法)、ぜひ実践してみませんか?

何度もいいますが、私が好きな問題解決法です。



posted by suzumura at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる

2022年02月23日

GROWモデル



コーチングの代表的な進め方「GROWモデル」


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今や部下育成には欠かせないスキルの一つ「コーチング」。

最近は、「コーチング」を進化させた「1on1ミーティング」も注目されていますね。

今日は、コーチングの代表的で有名な手法「GROWモデル」をご紹介します。

GROWモデルはシンプルかつ実用的で、
システマティックに進めることができます。

ランダムに質問を発するよりも、GROWモデルのガイドラインに沿って進める方が、上司にとってわかりやすいと好評です。

ご存知の方も多いと思いますが、おさらいしてみましょう。


■ GROWモデルとは

GROWモデルとは、
コーチングを実施する際、目標達成のために相手に自発的に考えさせ、
行動させるための気づきと学びの質問サイクルです。

GROWは「(食物)育てる、育成する」を意味し、
部下(相手)を育てるという意味合いになります。

ビジネスコーチングを広めた権威でもある英国の
John Whitmore(ジョン・ウィットモア)氏が開発したといわれており、
彼の著書「Coaching Performance(1992)」で、用いられていたようです。

GROWとは、5つの言葉の頭文字からなっています
G:Goal、R:Reality/Resource、O:Options、W:Will
の頭文字をとったものです。

「G」Goal「目標の明確化・目標設定」
  ・・・目指す姿、あるべき姿、出すべき結果、着地点
「R」Reality「現状の把握」
  ・・・goalに対しての現状、状況確認、立ち位置の確認
「R」Resource「資源の発見」
  …人、モノ、可燃、情報、スキル、利用できる資源の洗い出し
「O」Options「選択肢の創造」
  ・・・実現するためのいくつかの方法、選択肢の設定
「W」Will「意志の確認、行動計画、目標達成の意志」
  ・・・本人の意思確認、最初の一歩、行動開始への後押し

コーチングをする相手に、GROWに準ずる質問をすることで、
相手に明確に気づかせて自発的に考える力を養い、
確実に実行に移すことを目的にしています。

マネジメントだけでなく、
日常的なシーンにも活用できる問題解決のプロセスでもあります。


■ GROWモデル質問例

参考までに、具体的な質問例をご紹介します。

「G」・・・Goal 目標設定、目標の明確化
<どうなりたいかを具体的にイメージさせる>
・あなたが、今一番達成したいと願うことはなんですか?
・仮になんでもできるとしたら、何をやってみたいですか?
・5年後に自分がどうなっていたら満足を感じますか?

「R」・・・Reality 現状把握
<今どうなっているのか。現状はどう作り出されたか。原因は何なのか>
・その目標に対して、今、どれくらい進んでいますか?
・課題を3つ挙げるとしたら、何と何と何がありますか?
・それに対して、今までにどんなことをやってきましたか?

「R」・・・Resource 資源発見
<使えるものはなにか。人、モノ、金、情報、時間、スキルなど利用できる資源を抽出する>
・実現に向けて、誰かの力を借りるとしたら誰ですか・
・どんな情報が手に入れば、前に進むことができますか?
・過去に一案うまくいったという経験はどんなものですか?

「O」・・・Options 選択肢創造
<最低3つ以上の選択肢を設定する。選択肢がないと人はやらされていると感じる>
・他に、今までにない新しいやり方は考えられませんか?
・まだ試していない方法には、どんなものがありますか?
・あなたらしい方法には、どんなやり方がありますか?

「W」・・・Will 意志確認
<具体的に行動することを約束する。実行席にを持ってもらう>
・一番やりやすいものから始めるとしたら、どれですか?
・それを、いつまでに、どれくらいやることにしますか?
・うまくいったら、どのような気持ちになると思いますか?

これらのステップを踏むことで、部下は自分で答えを見つけることができます。


■ おわりに

部下育成スキルのコーチングは、かなり浸透してきましたが、
実際にはうまく使えないという声もあります。

特に「質問」が難しいというのです。

「質問」が難しいのは、
相手の状況に応じてどのような質問が最適なのかがわからない、
質問自体の語彙がすくない、
と言ったものでしょう。

そこで、この「GROWモデル」を利用して進めてもいいとおもいます。

ただし、くれぐれも「詰問調」になったり、質問攻めにしたいこと。

もちろん、話を聴くことが基本です。
話す配分が、上司2割、部下8割が理想としられていますので。


posted by suzumura at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスコーチング

2022年02月22日

今日の楽しみは?


楽しいことを探す、創リ出す

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■ 今日の楽しいことは?

突然ですが、
「今日のあなたの楽しみはなんですか?」

「突然そんなこと言われても、特にないよ」
ですよね。

多くのビジネスパーソンにとって、
「今日の楽しみはない」というのが現実ではないでしょうか?

もし「今日の楽しみ」がスラスラ出てきた人は、素晴らしいです!!
充実した仕事人生、送っておられますねえ。
羨ましい!!

もし「今日の楽しみ」があるとしたら。

たとえば、若手のビジネスパーソンなら。
・就業後の友人との飲み会
・就業後の恋人との食事会

では中年のビジネスパーソンなら。
・仕事帰りのイッパイ
・仕事帰りのお気に入りのスイーツ購入
・専門店での買い物
などなど。

ということは、いずれも仕事外のこと。

私自身も、会社員時代、仕事帰りのイッパイが楽しみでした。
これ、考えてみると、ちょいと寂しい人生ですね。

あなたはどうですか?


■「楽しいこと」を見つけ、創り出そう

仕事中、就業中に「楽しむことまったくはない」。
ということは、
楽しくないコト(仕事)に8時間以上、日々費やす人生か・・・。

そこで、
同じ8時間、10時間ならば、できるだけ楽しく過ごす方がよい、と思いませんか。

イヤイヤなのか、あえて楽しいと思って取り組むのか。
おのずと結果も変わってきて、なによりも自分自身の成長や向上につながるでしょう。

だから、あえて、今日の楽しみを創出、つまりひねり出してみる。

たとえば、
「いつもの長時間(無意味)会議」を楽しむとしたなら、
・マンウォッチングしてみる…誰がどんな状態で過ごすか観察する
・突飛、かつ正常な発言をして、会議の流れを変えてみる
 (自己責任で)
・聴いているフリをして、別のことをコソコソしてみる
 (見つかったらヤバいですが)

あるいは、ファシリテーションを学び、
思い切って「会議の進め方」の効率化を提言し、自分が進行役になる。
なんて方法はベストだと思いますが。

他にも
「自分にとっては苦役(辛い仕事)だと考える業務の中に楽しみを創造してみる」
なんてことも、やってみる価値はあると思うのです。

・顧客への電話営業○○件
⇒ これはもう「ゲーム感覚」で楽しむしかないでしょう。
  「○○件できた」「○○件、良い反応が得られた」などなど達成感につながります。

・日報作成
「毎日毎日、同じようなことばかり書かされて、上司は見ていないのに(ハンコを押すだけ)」
 とのとの声も多いのですが。
⇒ 自分のための「1日のふりかえり作業」として自分のために有効活用する。
  しっかりふりかえって、良かったこと、反省点、それらの理由と、
  改善点を導き出し、今後につなげる。これはもう、成長間違いなしです!
  となると、楽しみに変わるかも・・・

・ハードルの高い仕事
「できない」「自分には無理」「指示されたからイヤイヤやる」
などネガティブな気持ちで取り組む業務も多いでしょう。

そんなときも、その仕事から自分にとってのメリットを無理くり導き出してみると、
これらも自分の成長、スキルアップに大きく影響することに気づきます。
難関を乗り越えて得られたモノ、大きいですよね。


■ おわりに

実は、今朝、ふと「今日の楽しみは?」という自問が閃いたのはいいのですが、
「ないなあ〜」
が本音でした。

それに気づいて、このブログにまとめることにしたのです。

あえて言う、強いて言う、見方を変える、
自分にとってのメリットとしてとらえてみる。

つまり、視点を変える、思考を変えることによって、
物事は好転し、「楽しむ」という本来私たちの特権を取り戻すこともできる
という訳です。

ということで、「今日の楽しみ」考えてみませんか?


今の私は、このブログをまとめてアップすることが達成感につながり、
それは楽しみであると思うのです。

ちなみに、今朝は時間の余裕もあったので「起承転結」でまとめてみました。
内容はともあれ、達成感はあります。

ほかには、とても俗っぽいことですが
「夜の体重を○○g減らす」なんてことも楽しみとして自覚しました。
「楽しみ」として自覚することで「達成できるかも!!」



posted by suzumura at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる

2022年02月21日

フロントガラスのお話2022



「思い込み」に気づこう


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最近、人の悪い癖のひとつ「思い込み」についてアレコレ考えています。

人間には思い込みがつきものですね。

年をとり、良い経験や良くない経験を重ねると、
それによって思い込みも多くなるというもの。

「いやいや自分には思い込みはないよ」という方に、
こんなお話をご紹介します。

少し前にもUPしたものです。
覚えていますか?

■ フロントガラスのお話

ある男が妻と自家用車で旅に出かけ、ガソリンスタンドに立ち寄った。

店員がフロントガラスを拭き終ると、
男は「まだ汚いから、もっときれいに拭いてくれ」と言った。
店員が再びフロントガラスを拭いて料金を請求したところ、
「まだ汚い。キミはフロントガラスの拭き方も知らないのか?」
と腹を立てた。

すると助手席に座っていた妻が夫のメガネを取って、ティッシュで拭いた。

夫はふたたびメガネをかけると、
フロントガラスがきれいになっていることに気づいた。

(さて)
あなたは、世の中をながめるとき、どんなメガネをかけて見ているだろうか?

朝起きたとき
「やれやれ、今日もまた嫌な一日になりそうだ」と考えるか、
「さあ、これから素晴らしい一日がはじまるぞ」と考えるか、どちらだろう?

一日の見通しが「悲観的」だと不愉快な一日を経験する結果になりやすい。

「楽観的」な見通しをもっていると、愉快な一日に過ごせる可能性が高くなる。

悲観的な思考で心の中がイッパイになっていると、
ネガティブな人や環境を引き寄せるが、
楽天的な思考で心の中を満たすと、ポジティブな人や環境を引き寄せる。
どちらの思考も驚異的な正確さで現実になる。

出典「The Golden rules of Growth(邦題:自分を磨く法)」
アレクサンダー・ロックハート著 discover出版

何度読んでも、考えさせられます。
曇ったメガネで観ていると、見えない、わからないことがありますね。


■ おわりに

自分では気づいていないけれど、
実は「曇ったメガネ」をかけていて、
つまり自分の思い込みのフィルターを通して
世の中、特に他者を見ている、のでは?

それは、思い込みであり、偏見であるといえます。

たとえば、
最近の若手社員は〜〜だ。だから使いづらい。
あるいは、
年配の部下は〜〜だ。だから使いづらい。
課長(会社)の言うことは絶対だ。だから黙って従うべき。
自分は、〜〜は経験ないし、できない。だからやりたくない。
自分はもう年だから、新しいことには挑戦したくない。
だから〜〜は勘弁してほしい。
○○さんはもう年だから、融通が利かない。
だから新しいことを任せるのはやめよう・
部下の○○さんは、正論で論破してくる。
話がややこしくなるので黙って見過ごそう。

などなど。

私たちは
もしかして、
曇ったメガネをかけ、相手を、周りを、環境を、世界を、
そして自分自身を、
見ているのかもしれません。

今日は、自分のメガネをちょっと磨いてみませんか?
あるいは、自分のメガネをはずして周囲の人たちを観察してみませんか?

すると、まったく違った景色が見えるかも!
新しい発見もあるかもしれません。

2月も終盤です。
やり残しのないように、一日一日をすごしましょう。



posted by suzumura at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Creative mindset

2022年02月20日

セルフコーチング「自分の価値観」


自分の価値観を考えてみる


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日曜日の今日は、セルフコーチングの日です。

今日は、ちょいと込み入った質問に挑戦してみませんか?
テーマは、自分の価値観探索です。

参考文献
「セルフ・コーチグ入門」本間正人・松瀬理穂著 日本経済新聞出版社


■ 価値観リスト

価値観とは、ものを考えたり、行動したりするときに、
何を大切にしているのか、その判断基準になること。

普段の行動パターンをふりかえってみて、
その傾向を見つめ直し、
その中から自分が依拠(基づいているコト・よりどころにしているコト)
している価値観を抽出する作業をしてみましょう。

1.自分の変えたいと思うところは?
2.自分が大切にしていることは?
3.自分が嫌いなことは?
4.自分がやってみたいことは?
5.自分が価値を置いていることは?
6.自分が許せないことは?
7.自分がまず先に手をつけることは?
8.自分が得意なことは?
9.自分が後回しにすることは?
10.自分が一番好きなことは?
11.自分が言われたくない言葉は?
12.自分がこうだといいなと思うことは?


■ ふりかえりのポイント

1.全部記入し終わったら、見直してみましょう。
  自分で書いてみて、意外だと思ったこと、
  あらためて気づいたことはなんですか?
2.このリストには、自分のどんな価値観が反映されていると
  思いますか?
3.その価値観を漢字一文字で表すと、どの文字になりますか?
4.これまでの人生の中で、
  その「漢字一文字」はどんな意味を持っていましたか?


■ おわりに

ちょいと、しつこい質問でした。
最後まで進めると、なにか気づくことがあるのではないでしょうか。



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2022年02月19日

今週の教訓「自分は正しい」


教訓「自分は正しい」と思っているボスがいる


20220208樹.JPG


今週もイロイロありました。
やはり北京五輪の話題が多いですね。
観ている私も一喜一憂。
みんながんばっています。
泣ける場面も・・・感動も。

そんな中、注目されるのは「疑惑」。

今回の北京で明らかになっているのが「ズブズブの関係」とか、
「疑惑のデパート?」「腐敗体質」などなど。

そしてつくづく思うのは、
彼らはいずれも「自分は正しいと考えている」のだなあということ。

「国のため国民のため」という大義名分を引っ提げて、好き勝手やっている。

だから、誰が何を言おうと聞く耳はもたないでしょう。

一方、ビジネスシーンでも、「自分は正しい」と思い込んでいるボス、多いですよね。
「上司の悪い癖」の一つは「自分は正しい」という思い込みです。
だから、余程のことがない限り、自説を変えようとはしません。

しかし、「魚は頭から腐る」ということわざがあるように、
組織のボス、一国のボスがとんでもないと、
徐々に下にも悪影響をおよぼしていき、
とんでもない組織、そしてとんでもない一員になってしまいます。

なんだかなあ。

今回の件、どうなるか?
「トカゲのしっぽ切り」で治まっていくという論調が多いようです。

アスリートたちの努力が正しく報われますように。


posted by suzumura at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2022年02月18日

目的は目標に替わる



目的は、次の目的を達成するための目標や手段になる


昨日は、仕事や人生において目標を設定することの重要性とともに、
目的を明確にすることの大切さも考えました。

実は、目的は目標や手段に替わることがあります。

目標を設定する際、目的、目標、手段の区別がつかなくなってしまう、
なんてこともあるのではないでしょうか。

また、ビジネスシーンで上司が部下に対しよく指摘するのが、「目標と手段がゴッチャになっているヨ」ということ。

では、経験豊かでない「若手営業員」の場合を考えてみます。

一般的にいうと、
・目標(ありたい姿):〇年後までに一人前の営業員になる。
・目的(なんのためにそうなりたいのか):先輩に頼らない自立した
    自信の持てる営業員になりたいから
・手段(目標達成の方法):商品知識やビジネスマナー、プレゼン力、
    業界情報などをよく学び、身につけ、実践し続ける・・・などなど

ここでの目的を目標として設定したら
・目標(ありたい姿):○年後、確実に自立し、自信の持てる営業員になる。
・目的(なんのためにそうなりたいのか):できるだけ早く一人前になって、
    ○○課の売上に貢献できる営業員になりたいから。
・手段(方法):知識や営業能力などを身につけ、ステップアップしていく・・・などなど

このように、環境や周辺状況の変化、意識の変化に応じて、目的が目標に替わったり、
目標自体が変更されたり、従って方法も替わっていく、
というものです。

ところで、「目標と手段が混同している」というケースもよく耳にします。

経験の浅い若手社員が目標としてよく設定するのが、
「毎月○○件、顧客に連絡を入れる」とか
「商品知識の関連本を○○冊読む」というもの。

確かに「達成したいこと」ではありますが、手段といえます。
「で、どうするの?」と突っ込みたくなりますね。

経験が浅いので、目標が設定しにくい人が多いようです。

こんなときは、次の2つの質問が効果的です。

1.「なんのためにそうなりたいのか?」
「毎月○○件、顧客に連絡を入れる」ならば、
その理由・目的としては、
たとえば「とにかく売上を増やしたいから」などが挙げられ、
それを具体化し、
「目標=半年後に売上を○○円達成する」となるでしょう。

さらに「売上達成」という目標の、目的(なんのために?)を確認してみると
「一人前の営業員になりたいから」などとなり、
そこでそのための方法「手段」に落とし込んでいきます。

2.「〇年後の営業社員として、ありたい姿はなにか?」
こうした目標設定でよく議論されるのが
「あるべき姿」か「ありたい姿」かです。

色々な解釈がありますが、私的には・・・
「あるべき姿」=客観的に見て、本来あるべき状態、そうでなくてはならない状態、
  必ずそうなるべき状態などで、
  周囲からの強い期待があり、当然の状態レベルの姿。

「ありたい姿」=主観的に考えて、実現できたら嬉しい、
  そうしたいなどの願望や欲求レベルの姿。

マネジャークラスなら、「あるべき姿」を設定すべきですが、
経験の浅い「若手社員・新入社員」なら「ありたい姿」を設定するといいでしょう。


本題に戻ります。

若手社員の「手段が目標になっている」というケースで困ったら、
「1.なんのために」や「ありたい姿」を質問し、
「目標」を再設定するといいと考えます。


■ おわりに

えっーと、何が言いたかったのかなあ・・・?
そうそう、思い出しました。

・「目的」が「目標」になることがある。
  目的を目標に設定しなおし、向上していこう!
・若手社員は、「目標」設定がうまくいかず、
 当面の達成したいことを「目標」に設定しがち。
 なので、質問をして目標を引き出すことが効果的。
てなことでした。

以上。
おしまいです。
参考になりましたかねえ・・・



2022年02月17日

目的


「目的」について再度考える
目的があるか?目的は明確か?


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「いったい、なんのためにこうも変更が多いのか」
「なんで、こんなに組織が変わるのか」
「なんのために、事業所が閉鎖になるのか」
「なぜ、自分は異動させられるのか」

こういった疑問は、
ビジネスパーソンなら日々沸き起こってくるものではないでしょうか。

理由もわからず、目的も知らされず、理不尽とも思える仕打ち・・・。

一方、上司として、
部下に対し、「目的」や「理由」を明確に伝えて指示、命令を出しているでしょうか?

ことほどさように、「理由」、ことに「目的」を明確にすることは、
組織を引っ張っていくリーダーとして、非常に大切なことです。

コロナ禍の拡大が続く昨今、いや、それ以前でも、
国民がトップに不信感を抱いているのは
「なんのために・・・、なぜ・・・」
が明確でないからではないでしょうか。

そこでまずは、目的、目標の意味を確認してみましょう。


■ 目的と目標

端的にいうと。
・目的
 「何のために」であり「取り組むための理由」である。抽象的でも可。

・目標:
 的を果たすために達成したいこと。達成すべきこと。具体的であること。
加えて
・手段
 目標を達成するために行うこと。方法。


■ 明確な目的を持つことが大切

あなたは、仕事や人生において、
「目標=達成したいこと、達成すべきこと」と
「目的=なんのために」
を明確にしているでしょうか?

仕事上の「目標」、つまり業務上の目標は、
多くのビジネスパーソンは明確に設定しているでしょう。
(望むと望まざると、でしょうが・・・)。

企業目標が期ごとに明確に掲げられ、
それに基づいて下部組織も各々目標が設定され、
社員もそれぞれ目標を設定する、。
これが昨今のルーティン(決まりきった習慣的な仕事や手順、手続きのこと)
となっています。

では、「目的=なんのために、理由」はどうでしょう?

コロナ禍が続き、企業を取り巻く外部や内部環境の激変が重なり、
指示命令が変更されることも日常茶飯事です。
その時、その変更の目的、あるいは理由を明確に説明しているでしょうか?

もしかして、上司自身、目的がわからず、
上からの指示をそのまま部下に投げ渡しているかもしれません。

とすると、部下たちは目的も理由もわからず、
ただ黙々と業務をこなすだけになり、
そこには自主性や自立性、創造性はありません。

もし何らかの不具合やアクシデントが発生した場合、どうなるか。

明確な目的がない業務なら、指示もブレブレになって混乱をきたすでしょう。
これも、昨今の国のトップに見られることです。

どのような業務であっても、どのような指示、命令であ
っても、目的(理由)を明確にして、部下に伝えることが大切です。

目的が明確で、メンバー全員が共有できていれば、
どのような難問が発生しようと、一致団結して解決に取り組むことができるでしょう。

次々と発生する課題についても、目的という軸にそって解決していくことができます。

もちろん、目標も目的も、状況の変化に応じて変更せざるを得ない場合もあります。
そんなときは、変更の明らかな理由、納得できる理由の提示が必要です。
それを「面倒だ」と怠ってしまうと、長期的にみてよい結果にはならないでしょう。

ところで、自分の生き方や人生の目標を設定している方は多いと思いますが、
その「目的」はどうでしょう?
それぞれの目標に対し、目的を明確な言葉にすることできますか?

私自身は、人生の目標を設定するごとに、
あるいは、新しい仕事をいただくたびに、
その目的も明確にしています。

つまり「なんのために、〜〜を成し遂げたいのか」を考えるのです。

目的が明確ならば、思考や行動がブレることはありません。


■ おわりに

めて、「目的」を設定する大切さを考えてみました。

上司であるあなた自身はもとより、
あなたの部下に対しても「その目的は何か?」「理由はなに?」と
質問してみてもいいでしょう。

混沌とした今、目的を自分で設定することが必要な時代です。


posted by suzumura at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2022年02月16日

脳疲労



「脳」疲れているかも


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知人の中で、「疲れた〜」が口癖の人がいます。

先日も、会ったとたん「疲れた〜」でした。
「疲れているんだなあ」と同情。
が、これって「脳疲労かも」と思ったのです。

たとえば、一日が終わると、ぐったりしてしまう。
疲れた〜が口癖。
朝も、目覚めからぐったり。

肉体労働、力仕事をしたわけでもないのに疲労感がある。
ずーーと疲労感を抱えながら暮らしている。
しかも、休息を取ったのに疲れがとれない、そんな不条理なことも。

そこで、思い出すのが
このブログでも紹介している「脳疲労」という曲者です。

身体的には疲れていない、そんなに力仕事をしたわけではない、
けれど、脳が疲れているとぐったりと疲労を感じてしまう。
その疲れの元凶は、「脳疲労」かもしれません。
脳の疲れは、心の病の原因になるともいわれています。

ということで、自分の「脳疲労」状態をチェックしてみませんか。


■ 脳疲労度チェック
(出典:キャリカレ通信教育「マインドフルネス実践講座」)

次の項目で、自分にあてはまるものにチェックをつけてください。
当てはまるものがなければチェックをしなくても大丈夫。
すべて終えたら、チェックのついた点数を合計します。

<食欲>
・好物がおいしくない(2点)
・わざわざ外食しようと思わない(1点)
<睡眠>
・夜中に何度も目が覚めて、寝た気がしない(2点)
・疲れているのに、目覚まし時計よりも早く起きる(1点)
<遊び>
・週末に遊びに行く元気がない(1点)
・何を見ても、まったく興味を感じない(2点)
<仕事>
・ケアレスミスが増えた(1点)
・上司の指示や連絡事項を忘れる(2点)
<気分・感情>
・最近、めっきり笑わなくなった(1点)
・悪いことは自分のせいだと感じてしまう(2点)

チェックのついた点数を合計します。


■ 診断結果

3点以上だと、脳の疲れがたまっているかもしれません。
5点以上は要注意。うつ病予備軍です。
これ以上、疲れをためないように、マインドフルネスを意識して
過ごしましょう。


■ おわりに

脳疲労を予防する方法や、脳疲労を解消する方法は、ネットに色々出ています。

マインドフルネス、たとえば瞑想や深呼吸は役立つようです。

マインドフルネスと同様、呼吸法も、昨今のビジネスシーンで注目されています。
マインドフルネスは実用的なスキルであり、
スキルを身につけることが今の時代を生き抜くためには必要である、
という説もあります。

コロナ禍が続く今、様々なストレスフルの日々を送っている方も多いことでしょう。
もし、自分が脳疲労だと気がついたら・・・
日常の中で、深呼吸するとか、心からリラックスできる時間を過ごすとか、
マインドフルネスを実践してみるとか、考えてみませんか。
気づくことが、第一歩ですから。


2022年02月15日

左腕が痛い


今日の朝、目覚めてルーティンのノビノビをしたところ、
左腕が痛い。

えっ??と不思議に思ったら、
実は昨日、コロナワクチンの3回目を接種しました。
・・・イロイロあって、ありがたいことに早めに接種ができました。
   感謝。

ああ、そういえば1回目も2回目も、接種した左腕が痛かったよなあ・・・
と思いながら。

今日は、な〜〜んにもせん日にしようと決意しました。
多くの接種者は、接種後の一日を休暇にしていますし。

それでも午前中は、資料をまとめることができました。
が、正午を過ぎると、左腕の痛さは、さらに強まって。

パンツを上げるとき、痛くて大変。

夕方には、体温が上がったのか、だるい。
計ってみたら、通常余に1〜2度、高かったです。

さらには、頭痛もして。

酷い一日となりました。

明日は、治まるでしょうか?

実は、三回目を接種して研修に出向きたかったので、
その点は、ほっとしています。


posted by suzumura at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年02月14日

思い込みからの脱却


まず、なにから変えてみる?
自分は変われる。いつなんどきでも


20220125青空と雲と.JPG



「こうあるべき」「こうすべき」という思い込み、
あるいは「ずっとこうやってきたので・・・」という今までのやり方への固執。

このように、無意識のうちに思い込んでいること、あるのではないでしょうか。

こうした状態は、その場を難なくやり過ごすことができるでしょう。

しかし、状況が激変している今、無意識のうちに同じようにやり続けていることで、
実は効率が悪くなっていたり、変化に対応できなかったり、
新しい価値を生み出す機会を失っていることもあるのではないでしょうか。

私事ですが、以前から、このような自分の思い込み、固定観念を払拭するべき
と意識してやってきました。
確実に実践できているかどうかは別ですが。まだまだ私、頭固いので。

さらに、最近、
マインドセットとかマインドフルネスといった概念が注目されるようになり、
より意識しています。

最近読んだ「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室」
ジェレミー・ハンター著 プレジデント社
からも、強く影響を受けている私です。

最近、その意識、
つまり「思い込みからの脱却」が実現したことがあります。

私事ですが。


私は、早寝早起きが信条です。
若いころから、朝早いことは苦にならず、朝のテンションは高い方です。

早寝早起きは無意識に私のパターンになっていて、
「早寝早起きがいいに決まっている」、
「心身の健康は早寝早起きから生まれる」などと思っていました。
というか、ずーーーと思い込んでいて、疑うことなく実行していました。

ところで、
ここ数年、「冬型うつ」を感じるようになりました。
年末年始から春にかけて、夜明けが遅く、日照時間も少なくなり、
寒さを感じたりすることで心身に不調をきたすというものです。

やる気が出ない、疲れがたまる、身体が重いなど、しんどい状態が続きます。
それをカイゼンするために、まずは太陽の光を浴びようと思う訳です。

そんな今年の1月末。
ふと、暗い朝に目覚めるのはイヤだ。
太陽の光を感じて目覚めたい、と強く思いました。

ならば、夜遅くまで起きていれば、夜明け頃、
つまりいつもより遅く目覚めることができ、太陽の光も感じられると、考えたのです。

家での仕事はあるものの、外出仕事のない日が続いていたので、
思い切って、夜遅くまで起きていることにしました。

これまでは、飲酒もあり9時30分には眠くなっていました。
が、ガマンして12時、1時すぎまで起きていて、
本当に眠くなったときに眠るようにしました。

とうぜん、朝、6時、あるいは7時ころ目覚めます。

これ、すごくいい。
目覚めはスッキリし、「よく寝た〜〜!」と大満足です。

この「深夜12時頃に眠りにつき、朝6時過ぎに目覚める」というパターンは、
若い頃以来のことです。

早寝早起きが40年近く定着していたので、
身体や精神が大丈夫かいな、とやや心配でしたが、
遅寝遅起きにチャレンジしてみると、これが、できる。

「ぐっすり眠れる」という効果のほかに、良い結果も。
1.夕方から深夜の時間が、有効に使える。
夜のTVのお気に入り番組を楽しむのもいいのですが、
寝るまでの時間が長いので、仕事などに取り組めるのです。
特に、興味のないTVをつけっぱなしにしておくという習慣はなくなり、
TVを消して、ヒーリングミュージックを聴きながら
読書したり、まとめたり、仕事をしたりすることができるのです。
・・・ちなみに、このブログも、夜の9時ころからまとめ、
今、upしています。

この「夜の仕事mode」は、初めてといっていい経験です。

2.昼間、夕方ウォーキングを楽しめる。
これまで、早朝ウォーキングが一番!と思い込んでいましたが、
この遅寝遅起きにより、昼間や夕方に歩くようになりました。
太陽を浴びて歩くことができ、
ちょっとした買い物にも車をやめ、歩いて出かけることができます。

一方、デメリットも。
1.午前中が、使い物にならないことが多い。
元気ではありますが、昨夜の仕事modeの残滓を感じ、仕事modeになれません。
もちろん、切迫した仕事がある場合は否が応でも取り組まなければなりませんが。


■ おわりに

言いたいことは、
「早寝早起きがベストだ!」という私の思い込みから脱却することができた。
ということ。

「いくつになっても、自分を変えることができる」、
とちょこっと自信になりました。

朝は得意だけど夜は苦手、という思い込みも払拭できたようです。

ちなみに、この「遅寝遅起き」習慣は、初夏頃には戻そうと思っています。
つまり、「夜明けとともに目覚める」を一義にするという訳です。
自営業ならではの特権ですね。

でも、会社員であっても、
リモートワークにより通勤時間をさけることができるならば、
この遅寝遅起きもできそうですが。
・・・子供さんへの示しがつかない、かもしれませんが・・・

ということで、「思い込みを払拭できた」私でした。
さあ、次はどの思い込みから脱却しようかしら。
可能性が拡がるかも・・・

あなたも、いかがですか?
思い込みから、脱却しませんか?


posted by suzumura at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方

2022年02月13日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


待ちに待った三連休も今日で終了。

昨日は晴天で、暖かな冬の日曜日でしたね。

20211224青空.JPG

今日は、どんより曇りで、午後から雨カモ。

気候も、日々刻々と変化します。

さて、そんな日曜日。
セルフコーチングの日。

今日も定番でいきます。

この一週間をふりかえって

@ がんばったことは?
・・・いくつでも挙げてみましょう。
   ガンバッタ一週間ですね。

➁ その中でうまくいったことは?
➂ うまくいった理由は何だと思いますか?
C では、うまくいかなかったことは?
D うまくいかなかった原因はなんでしょう
E 次にうまくいくようにするには、どうしたらいいでしょう?
F これからの一週間達成したいことは?


2月も後半に入ります。
2月は28日しかないので、あっという間でしょう。

そして、あっという間に新年度が始まります。
新年度に備えることも必要ですね。




posted by suzumura at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2022年02月12日

今週の教訓「まさか」


教訓・・・人生「まさか」もある
「まさか」のとき、どうする?


20220116樹.JPG


今週もイロイロありました。

北京冬季オリンピック、盛り上がっていますね。
応援、盛り上がりもいいのですが、ちょいと期待しすぎ、
なんて思っちゃいます。

メダル、特に金メダルをとれば、もろ手をあげて賞賛し、
何度も何度も放映される。
それはそれでいいのですが、
そうでなかったら・・・。

なんとも、厳しい世界です。


さらに予想外の出来事も起こっています。

ジャンプのスーツでまさかの失格、羽生選手のまさかの転倒、
去年12月の検体でのまさかのドーピング陽性・・・などなど。

いずれも「まさか」という出来事ですね。

「まさか」といえば、
結婚式での上司のスピーチに出てくる定番の言葉を思い出します。

「人生の3つの坂」と「3つの袋」

ちなみに「人生の3つの袋」とは「胃袋、堪忍袋、お袋」で、
新郎新婦に大切にして人生を歩んでいってほしいという気持ちで伝えます。
「胃袋、給料袋、堪忍袋」となる言葉もあります。
でも、今の時代では、いずれもちょいとピンとこないかも。

それはさておき、本題にもどって「まさか」です。

人生には「3つの坂」があるというもの。

調べてみると、「3つの坂」は、松下幸之助の言葉として有名です。
人生には「(順風満帆な)上り坂」も「(うまくいかない)下り坂」、
そして「(思いもよらない事態)まさか」がある。
色々なことがあるけれど、常に希望をもって歩み、自分と未来を信じよう。
心を定め、希望をもって歩むならば必ず道は開けてくる。


■ まさかの事態が起きたとき

思いのよらぬことや想定外のことが起きた時、どう反応し判断するべきか。冷
静になって行動する必要がある。
まさかの時にこそ自分が試される時であり、真価が問われる場面が「まさか」の時だ。

私的には
「しっかり向き合って、あらゆる打てる手を考え実行して乗り切る。
まさかの出来事から教訓などを学びとり、次に生かす」
でしょうか。

ちなみにこの「3つの坂」は、
昔からある仏教の言葉で「親鸞聖人」が先に唱えている、
といいう説もあります。

松下幸之助は仏教の教えを元に企業経営していたようなので、
そこから引用したのでしょうか?わかりませんが。


■ おわりに

人生に「まさか」はつきものです。
「まさか」や「下り坂」をバネにして、人間的に成長して生きたいですね。

オリンピックの選手の皆さんも、
乗り越えて更に飛躍をしていただきたいと願います。



posted by suzumura at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2022年02月11日

powercard「原点」


2022年も1か月と半月ほど。
あっという間です。
2月もすぐに過ぎ去るのでしょう。

今日は憲法記念日。
待ちに待った三連休。

とはいえ、ここ愛知でも「まん延防止等重点措置」が3月6日まで延長されるとか。
またか〜。

私の仕事にも影響が出ています。
集合研修にするか、Zoom研修にするか、あるいは延期、さらには中止という選択肢も。

しかたありません。誰のせいでもありゃしないので。
いや、もしかして、ワクチンの遅れのせい?
なんて発言もありますが。

そんな今朝、ふと閃いたのが、この言葉です。
「原点」
早速、したためました。

20220211原点.JPG


・原点とは、物事を考えるときの出発点。
・物事のはじまりや基(もと)、基準、根拠となるところ。
・人の人生、企業などの歴史を振り返る際に、
 出発点という意味で比喩でも用いられる。
・物事を改めて考えたり、行動したりするときなどに立ち帰るべきもとになるところ。

「原点回帰(げんてんかいき)」なる言葉もあります。
基本に立ち返ること。初心に立ち戻ること。そもそもの事の起こりに再び忠実になること。


つまり、
そもそも私はどうしたいのか?
どうありたいのか?
目標はなにか?
理想像はなにか?
どうなれば最高なのか?
なにを目的にしているのか?

などなど、立ち止まって確認したいと思ったのです。

激動の今、環境も状況も刻々と変化する中、
もしかしたらブレブレかもしれない。
なんてね。

ときどき立ち止まって、原点を確認する作業は必要ですね。

あなたの原点とは?


posted by suzumura at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | powercard

2022年02月10日

戦略的な休息


ご褒美の休みではなく、次の成果につなげる休みにする


20211231➁.JPG


明日から、久々の三連休です。

日頃のガンバリのご褒美で、美味しいものを食べに行ったり、
ちょっと小旅行に行ったり、買い物に行ったり、身体を動かしたりと、
楽しい計画を立てている方も多いでしょう。

三連休を楽しむのはいいのですが、連休明けの月曜日が心配なのでは?

楽しむ、遊ぶで疲れ切って月曜日を迎える方も多いと思います。
私もそのタイプ。

そんな私たちビジネスパーソンですが、
先日読んだ本「セルフマネジメント教室」に興味深い記事があり、
納得したのでした。

出典:「(ドラッガー・スクールの)セルフマネジメント教室」
ジェレミー・ハンター著
 プレジデント社


■ 休息の役割

かいつまんでいうと。

多くビジネスパーソンは、
「一生懸命働いた見返りとして、つまり自分へのご褒美として休息をとる」
と考えている。

あるいは
「平日は仕事で忙しいため、子育ては妻に任せきりなので、
週末は子供たちと一緒に過ごし、遊んであげなければならない」
と考える。

また
「週末は登山やハイキングなどに出かけ、
その予定がないときは自己研鑽のためにセミナーに参加する」

これらの結果、「週明けの月曜日に疲労を抱えたまま出社することになる」

そこで、著者は
「休息の役割に対する考え方を変えることはできないか」
と訴えます。

「休息は戦略的にとることが大事である。
心身ともに心から『休まっている』状態を知ることが必要なのである」
としています。

結論として
「休みは報酬ではなく『パフォーマンスを出すために必要な時間』と考えると、
『休みを戦略的にとる』
という発想ができるようになる」としています。

ちなみに日本人の休み方も指摘しています。
「日本人はとりわけ休むのが下手。
『休むことがどういう感覚なのかわからない』
『どうやって休めばいいのかわからない』という声を何度も聞く」

確かに。

私たち日本人の多くは、「休む」ということがどういうことなのかわからない、
という人、
多いでしょうね。
哀しいかな・・・

もちろん、中には休日に遊ぶために仕事をしているといった、
休みを満喫している人もいますが。

そこで著者は次のようにアドバイスします。

「休日はいくつかのレイヤー(層や面)で考える必要がある。
まず、毎日の生活にどのように休息を取り入れるか。
週ごとや月ごとでどう休息を考えるか。
中長期的(四半期、半年、一年など)にどう設計するか。

その参考例も掲載されています。
●毎日   散歩する、熱いお風呂に入る、健康的な食生活を心掛ける
●毎週   3回はジムに行く
●半年ごと 週末どこか近場に旅行する
●毎年   瞑想リトリート、国内・海外旅行、内観セラピー

「どのレイヤーにおいても本来の自分を取り戻し、
モチベーションの源泉が得られるような休暇の内容を考えてみよう。
(中略)
月1回、本当に自分が行きたい場所や、最も興味のあるテーマに絞って参加し、
そのほかの週末は思い切って何もしない日を作るなどすれば、
月曜日まで疲れをひきずることもなくなるのではないでしょうか」
と結んでいます。


■ おわりに

私にとってこれは、目からうろこでした。

私的には、ずーーと、ガンバッタごほうびとして、
自分に色々なものを与え、許していました。
が、結果的には、疲れたり、不調になったりしていました。

「これ、本末転倒だった!」と気づいた訳です。

過去へのごほうびではなく、次のパフォーマンスにつなげる時間、
と考えてみると、すごく納得です。

あるいは、企業戦士(古い言葉ですが)の私たちは、
「休む」ことがわからない。
どう過ごしたらいいのかわからない、なんていう人も多い。
そこで
「パフォーマンスを出すために必要な時間」ととらえると、
糸口がみつかりやすいでしょう。

もしかして、あなたも「ごほうび」と捉えていませんか?
ちょっと見方を変えて見ませんか?
「休みを戦略的にとる」
では、あなたにとって「戦略的な休息とは?」

明日からの三連休、
本当に自分がしたいと思えることをやってみたり、
2月14日にイキイキと仕事に出かけられるようなことに挑戦したり
してみませんか?

さあ、私、なにしよう・・・
・・・おっと、明日、打ち合わせでした・・・





posted by suzumura at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Creative mindset

2022年02月09日

リーダーの役割



リーダーが果たすべき役割とは?

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私は研修講師として、階層別研修やリーダー研修を担当することがあります。
それらの研修では、リーダーの役割を確認することからスタートします。

リーダーの役割を実践しておられる人も多いのですが、
忘れている、おろそかになっていることがある、と言う声も聞きます。

定期的にリーダーの役割やリーダーに求められる能力を再確認することも
必要だと考えます。

ということで、今日は、リーダーの役割をおさらいします。

ちなみに、リーダーの役割は、
多くの研修機関で様々な切り口で論じられています。
一つの考え方として参考にしていただければ幸いです。


■ リーダーの4つの役割

リーダーには、組織の中の責任ある存在として全力で仕事に取り組み、
積極的に人や事柄に関わって、高い成果を求めていく姿勢が求められます。

ビジネスパーソンとしては「目標を達成すること」が重要課題のひとつです。

また、リーダーならば「組織目標の達成」とともに、
「職場力の強化」も求められます。
この2点を達成するために必要なのが、次の4つの役割です。

1.目標達成のマネジメント
目標達成に向けて確実に仕事を回す。
・目指す姿の実現に向けて、目標を設定して実行し、
 評価していくプロセスを実践する。
・職場目標を達成するために何をすべきか考え、具体的な計画に落とし込む。
・期限内に完了させるよう、進捗状況を管理する。
・状況に合わせて的確な判断をして決定し、変化に対応する。

2.職場の問題解決
目標達成の過程において発生した問題の解決や問題の防止、
潜在的な問題の発見・解決を図っていく。
・必要な情報や事実を収集し、現場で何が起こっているかを把握する。
・発生した問題のみならず、潜在的な問題を把握し、
 問題の本質を明らかにするととともに的確な判断をして解決する。
・発生した問題を繰り返さないように、カイゼン、定着、ルール化を図る。

3.部下の育成
部下の特徴を把握して育成計画を立て、成長を促す視点から
業務の分担や目標設定を行い、その完遂・達成や学ぶプロセスを支援していく。
・業務遂行における計画や手順を明確にして、具体的に部下に指示を出す。
・部下の技能、技術やモチベーションに合わせた指導をする。
・部下に合わせた承認(叱りる、ほめるなど)を行い成長を促す。
・部下からの意見やアイデアが言い出しやすい雰囲気を作り、とりあげる。
・仕事の意義や目的とともに、部下に何を期待しているかを伝える。

4.イキイキとした職場づくり
チームの業務が円滑に進むように協働する関係づくりや、
お互いに励まし合い、刺激し合い、向上を図ってく切磋琢磨の関係づくりをする。
・職場・仕事のありたい姿・理想像を、部下に伝える。
・職場内で活発なコミュニケーションが行われるよう率先して取り組む。
・メンバー同士、お互いに認め合い、助け合う雰囲気作りをする。
・メンバー全員が、仕事にやりがいを感じ、
 前向きに取り組むような環境づくりをする。
・新しいことにチャレンジすることを推奨し、そのメリットも
 部下に分かりやすく説明する。

【設問1】
上記4つの役割の中で、今、一番力を入れていることはなんですか?
その理由は?

【設問2】
最近、なおざり(深く心にとめないさま。本気でないさま。いいかげん)
になってしまっている役割はなんですか?
その理由はなんでしょう?


■ 参考「リーダーの役割を達成するために必要な5つの能力」
・課題形成力 = 何をすべきかを設定していく力
・課題遂行力 = どうすべきかを考え、やり遂げていく力
・対人対応力 = 関係者を巻き込んでいくコミュニケーション力
・知識・技術・技能 = 担当する業務遂行に必要な知識、技術、技能
・執務姿勢 = 自主的・主体的に取り組み、やり遂げていこうとするマインド


■ おわりに

コロナ禍もあり、多忙な中で、おろそかになっている役割、ありませんか?

もちろん、状況や変化に応じて、それぞれの注力度合は変わってくるものです。
とはいえ、リーダーとしては、4つの役割を意識して
日々業務に取り組むことが必要ではないでしょうか。

ちなみに、「目標達成」「問題解決」「部下育成」「職場環境整備」は、
役職が上がっていっても求められる役割です。

異なるのは、それぞれの責任範囲が広大になっていくということであり、
自分が直接担当するのではなく、部下に委ねてマネジメントし、
達成するということです。

今一度、リーダーの役割確認してみませんか!

posted by suzumura at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | リーダーシップ

2022年02月08日

目につく上司の悪い癖

上司のクセ


上司の悪いクセにうまく対応しよう!


20211224.JPG


世の中、
「自分と合うな」と思える上司もいますが、
「自分とは合わない!」と思える上司もいるものです。
こちらの方が多いかも・・・。

仕事はできても、尊敬できない、受け容れられない、腹立たしい、
なんていう上司もいます。

まあ、客観的にみてみると、
上司としても、立場上、そうせざるを得ない、
なんていう場合もあるでしょう。
だとしても、部下としてはたまったものではありません。

上司の言動がどうしても受け容れられないとき、どうするか。
上司の悪いクセへの対処方法があります。

参考になるといいのですが・・・。


■ 上司の悪いクセと本音、そして対処方法

1.思いつきで部下に指示を出す
・上司の本音
「湧いてきた(思いついた)アイデアは、口にしないと忘れてしまうから・・・」
「本当は、自分のアイデアを実行するかどうかは、
 部下に任せているのだが・・・」

・対処方法
@ 仕事にとってプラスになると思えるアイデアのみ選別して、実行する
A アイデアを自分流に(現場感覚で)解釈して実行する

・・・アルアルですよね。
 まさに「思いつきだなあ」と思える指示。
 部下としては、吟味することが必要ですね。
 なかには、即座に吟味し、ほったらかしにしている部下も多いのでは。

2.仕事の良いところ取りをする
・上司の本音
「組織の業績を高めることこそ上司の仕事なので・・・」

・対処方法
A 大人になる。つまり気にしない
@ その仕事の責任は結局上司にある、と心得る

・・・良いとこ取りする上司。
腹が立つものですが、まあ、しかたないか。
「所詮、自分がかわいい器の小さな人間なのだ」と、見限るしかありませんね。
そして、ビジネスライクで付き合うとか。

3.大事なところで(ミスが発生した場合)責任を部下に転嫁する
・上司の本音
「自分も人の子、つい保身に走ってしまう」

・対処方法
@ 上司に借りを作る気持ちで、潔く受ける
A 「私が間違えました」堂々と主張する

・・・この対処方法、できますか?
@の場合、上司は部下に借りを作ったなんて絶対思っていないし、
すぐに忘れてしまうでしょう。
私なら、責任転嫁されたことを利用します。
つまり、その上の人、あるいは関係者に堂々と「私のミスです」と謝ります。
その結果、好印象を与えるのではないでしょうか・・・なんてね。

4.行きたくないのに飲みに誘う
・上司の本音
「コミュニケーションを大事にしている」
「部下を大切にしていることを伝えたい」

・対処方法
@ 3回に1回は同行する
➁ 最初に「今日は○○時まで」とクギをさす

・・・確かに、プライベートまで上司に付き合うのはいやだ
 というビジネスパーソン、多くなってきました。
 とはいえ、上司との飲み会は距離を縮める方法の一つでもあります。
 上司の本音が聞けたり、自分の本音や希望をこっそり伝えることもできます。
 ならば、上司との飲み会は有効に使いたいですね。
 ちなみに私は、上司との飲み会、大好きでした・・・

5.長々と自慢話を語る
・上司の本音
「本人は教育の一環だと思っている」
「実は、自慢話は心地よい(部下なら反論せずに聞いてくれるので)」

・対処方法
@ しっかりと聞き、受け入れる
A 質問して、自分のためになることを引き出す

6.話を最後まで聴かずにすぐにアドバイスをする
・上司の本音
「経験からすぐに答えが分かってしまう」
「部下のためを思って、アドバイスをする」
「自分が経験豊かで知識もあることを伝えたい」

・対処方法
@ とりあえずは、耳を傾ける
A トンチンカンなアドバイスを始めたら、すごく怪訝な顔をする
B 上司に話をする時、結論や目的を先に言う

・・・そうなんですよ。
忙しい上司は、部下の話の途中で答えが分かってしまい、
良かれと思ってアドバイスや指示をしがち。

やはりBの結論や目的から話すことが肝要ですね。

7.気分屋で話しかけるタイミングが難しい
・上司の本音
「案件が多すぎたり、色々な人とのトラブルで頭がいっぱい」
「心配事があり、つい顔に出てしまう」

・対処方法
@ 「またか」と気にしないで、話しかけてもいいかを聞く
A 緊急時には、かまわないから結論や目的で口火を切る

・・・仕事のできる上司に、「気分屋さん」もいます。
部下なら声をかけるのをためらってしまうもの。
しかし、バッドニュースファストといわれるように、
悪いニュースこそすぐに上司に伝えるべき。
たとえ今以上に機嫌が悪くなったとしても。
大事になる前に知らせることが大切です。
そして、部下としても鋼の心臓が必要ですね。

8.挨拶をしても返してくれたことがない
・上司の本音
「挨拶は部下がするもので、自分からする必要はない」

・対処方法
@ 自分から挨拶を続ける
A メンバー同士で楽しく挨拶をする雰囲気をつくる

・・・これだけコミュニケーションの必要性が叫ばれている今、
それでも自分から挨拶をしない上司、
部下が挨拶をしても返さない上司っているものです。

自分から挨拶をし続けるに限ります。
それも、明るく元気よく。
あるいは、朝礼などで、「コミュニケーションの勉強をしている」
ことを紹介し、「自分から挨拶する上司は好かれる」
なんてことを発表してもいいかも。


■ おわりに

こうしてみてみると、上司の悪い癖、多いですよね。
まさに、アルアル。

いえることは、上司も人間。
良い点もあれば、困った点もあるもの。
完璧な人、自分の想い通りの他人って、いませんから。

ならば部下としては、賢く上司と対応するに限ります。

だって、自分の評価や将来を決めるのは、
まず直属の上司なのですから・・・


posted by suzumura at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる

2022年02月07日

ダイワハウスの建築現場



基本に忠実な現場に感心


ここ天白でも、といってもご近所ですが、スクラップ&ビルドが盛んです。

古くなった民家やアパートは次々と取り壊され、
新しい家やマンションが建てられます。

そして、新しい住人が入っていく・・・。
まだまだ、天白は人気エリアのようですなあ。


少し前のこと、確か古家があったところが建築現場となっていました。

確認しようと、近づいてみると、目にしたのが、この看板。


20211218大和ハウス.JPG

「すべては準備で決まる」「凡事徹底」


いずれの言葉にも、納得、感心させられました。

当たり前のことですが、忘れているときもある。

ちなみに「凡事徹底(ぼんじてってい)」とは
なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと。
平凡で当たり前のことを他の追随を許さないレベルまで高めること。

確かにそうですよね。

まず「準備」は、とても大事です。
充分な準備をしておくことで、
ミスや遅滞なく高品質な結果を招くことができる、
というもの。

また、当たり前のことを徹底的に突き詰めることも大事ですね。

今、改めて、目の前の業務について
「準備ができているか」と「凡事徹底できているか」
確認してみませんか?


posted by suzumura at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年02月06日

セルフコーチング「この一週間をふりかえって」


日曜日です。
雪が積もりました。

20220206雪➁.JPG


今シーズンは、よく雪が降りますね。
寒い冬です。
・・・堪える

さて、日曜日の今日は「セルフコーチング」の日。

今日は恒例の質問です。

この一週間をふりかえって
@うまくいったことはなんですか?
➁うまくいった理由はなんでしょう?


・・・今週もがんばりましたね!

➂ではうまくいかなかったことはなんですか?
Cうまくいかなかった原因はなんでしょう?


・・・次回につなぐためには、どうしたらいいでしょう?

Dこれからの一週間やりとげたいことはなんですか?

2月も半ばに入ります。
あっという間に過ぎ去ります。
充実した日々に過ごしたいですね。


posted by suzumura at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2022年02月05日

今週の教訓「永遠はない」


今週も大きな訃報が報道されました。

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石原慎太郎さん、ブックオフ・俺のフレンチの坂本孝さんがご逝去されました。

そこでつくづく思うのが、「永遠ってないんだなあ」と。

もちろん「生きとし生けるもの」すべてに寿命というものがあり、
いつかはこの世をさることになる。

「人間は生まれ落ちたときから、死に向かっている」
なんて言葉もあります。

それはわかってはいるのですが、
署名人や身近な人の訃報に接すると、改めて気づかされます。

人生100年時代ではありますが、自分自身がいつどうなるかわかりません。

とならば、今をいかに生きるかに注目せざるをえない。

いつ最期がきても後悔しない人生を送りたい。
そんな今週でした。

おっと、ほかにも、
「北京オリンピック」が開催されました。

コロナ禍での超厳戒態勢。
日本では考えられない規制の状況が報道されています。
が、かえってそれが選手や関係者に安心をもたらす。
なんとも皮肉。

「禍を転じて福と為す」というか「ピンチはチャンス」というのか、
「したたかさ」「知恵」を感じます。
すごいなあ・・・

また、報道からですが「厚顔無恥」な人も。
まあご本人は「自分は正しい。これが正しい」と思っておられるのでしょうが。


なにはともあれ、選手のみなさんのご活躍をお祈りしたします。




posted by suzumura at 08:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 教訓

2022年02月04日

セルフコーチング「感謝すべきことは?」


木曜日ですが、セルフコーチングです。

石原慎太郎さんも、ブックオフ・俺のフレンチの坂本孝さんも
ご逝去されました。

中国の冬季オリンピックも始まります。

オミクロン株について、ああだこうだと議論百中。

時は過ぎていきますね・・・


202201189時青空.JPG


ふとこんなことを思いました。

「今、感謝すべきことはなに?」って。

日々の忙しさに流されて、忘れていること。
それが「感謝」ではないでしょうか。

大きな感謝でもいいですが、
小さな感謝も考えたいですね。

当たり前のことでも、感謝すべきこと、ありますよね。

ちょっと、考えてみませんか?






posted by suzumura at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフコーチング

2022年02月01日

「代役」はチャンス


代役を活用しよう


20220118.JPG


2月に入りました。

オミクロン株の感染拡大が止まりません。
2月がピーク、との声もあります。
どうなのかな・・・?

感染者が増大するなか、T
V出演者の中にも感染者や濃厚接触者が判明し、
出演を見合わせるという事態に陥っています。

出演できない人に代わって、代役の人が出演する、といった番組もあります。
アナウンサーも代役が多いですね。

ビジネスシーンでも、
代役が担当することも増えているのではないでしょうか。

TVでは、代役となる人は相応の人を当てる場合が多いようです。
バイキングで「おぎやはぎさん」が言っていました。

一方、ビジネスシーンでは、
同僚、あるいは部下が担当することになるでしょう。

代役を指示された場合、
「そんな大役、受けられるわけないでしょ」とか
「自分には無理」とか、
「うまくいくわけない、嫌だなア〜」
なんて思う人も多いかもしれません。

が、ここは考えどき!

代役に指名されるのはピンチではなく、チャンスなのです!

なによりも、代役に指名されることは光栄なことです。

なぜなら、代役にふさわしいと判断されたから、指名されたのです。
ふさわしくないということなら、指名されることはないでしょう。
と、考えると、ちょっとやる気もあがりますね。

代役のチャンスとして、イロイロ挙げることができます。
先輩や上司の代役を担うことになったら、現時点では携わることはない、
背伸びをした経験ができます。
一歩上の、プレゼンテーション力、説得力、そして判断や決断も経験できます。
いずれも自分を試すチャンスです。

なににも増して、自分をアピールする機会になります。
もしかしたら、自分が避けてきたこと、できないと思っていたこと、
あるいは、気づかなかった能力が顕在化するかもしれません。

もちろん、代役として通用するように十分な準備をすることは必須です。
身に余る大役だとしたら緊張するかもしれませんが、
念入りな準備をしておけば大丈夫です。
分からないことがあったら、徹底的に調べたり、周りの人に質問、確認しましょう。

代役となると、準備の時間は限られるでしょう。
徹夜もいとわず、挑戦してみませんか。
うまくいったら大きな自信と周囲からの信頼につながります。

たとえうまくいかなかったとしても、その努力は必ず自分の血や肉となり、
うまくいかなかった理由は教訓となり、自分を成長させてくれるでしょう。

そんなことを考えていると、実は、私にも、昨日、
講師の代役依頼がありました。
かなりハードであり、経験の浅い分野もあります。
が、「代役はチャンス」で、新しい経験ができるのが楽しみです。
なにより、私に代役を指名してくださったことに感謝です。

さあ、代役を楽しみましょう。自ら代役を申し出てもいいかも・・・

もっというと、代役を指名されても困らないように、
日頃から準備をしておくこと、必要ですね。


posted by suzumura at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる