人生100年時代 お金にまつわる誤算あり
土曜日発行の「日経プラス1」には興味深い記事満載。
「何でもランキング」も楽しみにしています。
7月5日は「人生100年時代、お金の誤算」です。
確かに、最近になって人生100年時代と言われるようになり、
長生きすることが当たり前になってきました。
ほんの5〜6年前には、思いもしなかったこと。
80歳まで生きられるのかなあなんてぼんやり思っていましたが、
いやいやそれから20年も長生きすることになるとは。
確かに「誤算」ですね。
記事には「専門家が選ぶ10の注意点」がランキングされています。
専門家とは、お金のスペシャリスト
「ファイナンシャルプランナー」の先生方です。
ちょいと長くなりましすが、
対策も載っていますので、参考になると思いますよ。
■ お金にまつわる誤算ランキング1位 介護費用の負担が重い
⇒お金の準備でパニック防ぐ記事には
「介護はある日、突然やってくる。
ある種の『危機管理』と考え、お金の準備をしないとパニックになる」
「介護が始まると、資産が減るスピードが速くなる」とあります。
・・・確かにそうかもしれません。預金などを残しておく必要がありそうです。
2位 老後も支出が減らない
⇒生活水準下げる選択も記事には
「老後に『交際費』が大幅増になる世帯は多い」
「退職金で気が大きくなり、浪費に気づかない人もいる」
・・・これもアルアルです。
私も会社を辞めた時、退職金が入ってなんだか気が大きくなりました。
さらに「これまでがんばってきたご褒美」などと自分に言い聞かせ、
結構散財していました。
ご注意を。
3位 住居費がかさむ
⇒家の「老い」にも対策記事には
「戸建ては自ら屋根や外壁の定期修繕の費用を工面しないといけない。
マンションも古くなると、修繕積立金の値上げが現実味を帯びる」
「古くなると給湯器やトイレなども壊れ、交換・修理費が家計を圧迫する」
・・・これもアルアルです。
ほんとアチコチガタがきて、修繕しなきゃならないし、
家電製品も買い替えの時期です。ああ・・・
4位 住宅ローン問題
⇒「退職金で返済」は慎重に記事には
「晩婚化などで住宅購入が後ろ倒しになり、
定年直前でも多額の住宅ローンが残る世帯がある」
「退職金で完済を目指す例が多いが、
実行すると貯蓄がほぼ残らない人も。これでは老後の家計が行き詰まる」
・・・住宅ローンの問題は以前からも指摘されていました。
対策としては
「まだ比較的若い世帯なら、早い段階で計画的に繰り上げ返済する」か、
「定年後もできるだけ働いて返済を続ける」そうな
5位 預貯金が足りない
⇒長生きを念頭に計画記事には
「しっかり老後の計画を立てたつもりでも寿命が延び
資金が不足する例は多い」
そして
「男性はなぜか『75歳で亡くなる』と思い込む人が非常に多い」そうで
「長寿が誤算のタネとならないように計画を練ること」
・・・やはり貯金ですかねえ。
6位 年金が想定より少ない
⇒高年収者ほど注意記事には
「現役時代に高収入だった人ほど年金額が思ったより少ないという人は多い」
そうです。
対策としては、
「ねんきん定期便などで正確な年金額をつかむことだ。
早めに把握できれば、長く働きつつ(月単位で受給額が増える)
繰り下げ受給を選ぶなど対策はいくらでもある」
とのこと。
7位 高齢者狙う金融商品で失敗
⇒運用丸投げは禁物記事には
「退職金が入って資産運用が必要かと焦り出すと、
そこを狙い澄まして金融機関のセールスが入る」。
対策としては
「自分で仕組みがわからない商品に手を出さない。
金融機関に丸投げせず、運用は自分で考える姿勢が必要だ」
とのことです。
8位 認知症問題
⇒「自分事」として備える記事には
「認知症で意思を示す能力がなくなると、
預貯金の引き出しも自宅売却もできなくなることがまだわかっていない人は
多い」
「自分に限って大丈夫と思い込むことが問題を深刻化させる」
とあります。
そこで「できるだけ具体的な準備をしておきたい」とし、
「私は認知症になったら入居する介護施設を決めてあり、
その具体名と費用の工面法まで娘に伝えている」という専門家もいた」
とのことです。
・・・確かに、私も「私はまだ大丈夫」なんて思っちゃっていました。
が、ある日突然、あるいはジョジョにやってくるかも。
この準備も大切ですね。
9位 リタイアできない
⇒働き方、再検討を記事には
「定年退職後は悠々自適の生活を送りたいと思っていても、
現実には、年金や退職金を全く調べていなかったため、
いざ定年となってもお金が足りず、やむなく働き続ける人が少なくない」
とあります。
そこで
「何歳までどう働くか、真剣な検討が欠かせない」ようです。
10位 保険がムダに
⇒家族と情報を共有 記事には、
「生命保険や医療保険にしっかりと加入しているだけで安心と思い込むと、
落とし穴がある。
まず、加入した本人でも(特約などの)保障内容が理解できておらず、
請求し忘れて保険金を手にできないケースがある」
そこで
「帰省などで親子が顔を合わせた時には保険も含めて、
お金のことをしっかり話し合う場を設けたい」とあります。
■ おわりに身体の健康や心の安定や幸福感など、100年生きつづけるには必要です。
が、そもそも「お金」があってこそなのですね。
改めて、お金にまつわる誤算に気づかされました。
やはり、節約と準備ということでしょうか。
あなたはいかが?