2020年05月18日

今「プロテウス的生き方」がピッタリかも


先が見通せない時代の生き方「プロテウス的人間」

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「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著(日経文庫)には、
ビジネスシーンで役立つ心理学が満載です。

先日も読み返していたら(何度も読み返しています)、
今の緊急事態にピッタリの心理学を見つけました。

■ 先が見通せない時代

この本が出版されたのは初版で2018年。

今から2年程前のことですが、その前から不確実性の時代、
そして「VUCAの時代(変動、不確実、複雑、曖昧)」という概念が
日本にも浸透しはじめていました。

著者「榎本氏」は、
「ITの発達により人々のライフスタイルも仕事の形態も
めまぐるしく変化する時代に、
自分のキャリアの可能性を力強く切り開いていくには、
不透明さに不安を感じるのではなく、
不透明だからこそワクワクするといった心構えが求められる」
とし
「そのためには先を読むことにあまりとらわれず、
よくわからないことにエネルギーを注いでも仕方がありません」
と断言しています。

・・・今は、2年前よりも更に世の中は混沌とし、
まさに仕事の形態もライフスタイルも一変する時代に突入しています。
また、緊急事態宣言解除で、
少しはワクワクする気持ちに、なれるでしょうか・・・?

その上で、社会学者リプトンの「プロテウス的人間」を紹介しています。

「世の中が変動社会に突入し始めたころ、
リプトンは、プロテウス的人間こそが変動の時代の適者だとした。
プロテウス的人間とは、自分の姿を恐ろしいヘビ、ライオン、竜、
火、洪水などに変幻自在に変えることができるものの、
自分自身の真の姿を現すことができない
ギリシャ神話のプロテウスにヒントを得て、
リフトンが命名した人間のタイプ」


■ プロテウス的人間の特徴
・環境の変化に応じて自分自身を柔軟に変化させながら
 自己を発展させていく
・今の自分をあくまでも一時的な仮の姿とみなし、
 次々と新しい仕事や生き方に全力でぶつかっていく
・たとえ何かでうまくいっても、そこに自分のアイデンティティを
 縛りつけたりせずに、別の可能性にも自己を開いておく
・新たな自己の可能性を求めて終わりなき実験を繰り返すため、
 特定の生き方に傾倒することができず、
 不条理の感覚を心の奥底に抱えている

・・・ああ、これらの生き方は、まさに今の時代にも有効かもしれません。
特に新型コロナウィルスの拡大により、より取り入れてみるべき
生き方かも・・・

榎本氏は続けます。
「このような人間は、いつまでもフラフラしているとして
否定的に評価しがちだが、
変動の激しい時代には、むしろ適応的とみなすことができる。

経験を糧にして自分自身を変身させ、環境に適応すると同時に、
どこまでも自分の可能性を開発していく姿勢は、
まさに先を見通せない時代にふさわしいといえる」

そのうえで
「決定しないことによって高い適応力を保つ。
あらゆることがらに心を開いておく。
とりあえず今気になることをやってみる。
このような開かれた心の構えが、これからはますます求められるのではないか」
と結んでいます。

・・・この3点、まさにまさに今、必要だと思いませんか?


■ おわりに

まさに先が見えない時代。
日本も、固定的な生き方、働き方が幸せとは限らない時代に
突入しています。

このコロナ期を経て、一変する暮らしや働き方。
コロナとの共存する生き方が安定したとしても、
その後どうなるかわかりません。

これを機に「プロテウス的人間の特徴」の中で、
自分に取り入れられることを意識してもいいかもしれませんね。

私は、どのような変化があろうと、必ず可能性があることを示唆している点に
励まされました。



posted by suzumura at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方