2020年03月18日

セレンディピティ 探し物を見つける力


こんな世の中だからこそ、
偶然の発見やひらめきを引き寄せよう!


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思いもしなかった「新型コロナウィルス」の蔓延。
世界中への拡大。
終息どころか、まだまだ続きそうです。

そんな不安定な今、
ふと「セレンディピティ」なる言葉がひらめきました。

この混乱期、
「セレンディピティ」を意識すると
画期的なビジネスチャンスが発見できるかもしれません。

ということで、ネットで調べてみました。


■ セレンディピティとは

セレンディピティについてはいろいろ解釈があるようです。

私が気に入っているのは、
「自分が探しているものを偶然に見つけ出す能力」

他の解釈としては、
「予想外のものを発見すること」、
「何かを探しているときに探しているものとは別の価値があるものを
偶然見つけること」
「なんでもないようなものによって予想外の発見・ひらめきを得ること」
と、その能力などなど。

「セレンディピティ」は、
1754年にイギリスの政治家であり小説家の
ホレス・ウォルポールがつくった造語であり、
彼が子供の頃に読んだ「セレンディップの三人の王子」
という童話の主人公が持っていた
「幸運を招き寄せる力」から着想を得ているとのことです。

ホレス・ウォルポール自身も、
「自分が探している物を見つけ出す探索能力を
『セレンディピティ』と私が名づけたことも不思議な力によるものだ」
と友人への手紙に書き記しているようです。

「セレンディピティ」は、サイエンス部門でよく使われるそようです。

思い出すのが私の会社勤務時代のこと。
研究開発部門の技術者が様々な研究、試行錯誤を重ねに重ねたあるとき
解決策やアイデアがひらめき、新製品開発に結び付いた、というお話。
何度も耳にしました。
まさに「セレンディピティ」が働いたのですね。

あるいは、
ある課題について集中して考え、練りに練っていると、
ふと打開策がひらめく。

そんな経験をされた方も多いでしょう。


■セレンディピティを起こすためには

では、その「セレンディピティ」をどう開発するか?

Netには、セレンディピティを発生させるための3つの要素
「Action(行動)、Awareness(気付き)、Acceptance(受容)」
が挙げられていました。

で、私流に解釈しなおすと・・・

・Action(行動)
偶然が起こる状況を創造するため、
とにかく行動し、数多くの試行錯誤を繰り返すこと。

ある課題に集中することも必要でしょう。

・Awareness(気付き)
Actionを前提として、偶然生じた価値に気づくこと、
見落とさないこと。
あるいは、身の回りで発生するあらゆる出来事、
耳や目に入ってくる情報を見逃さず気づきにつなげること、
ともいえます。
この力はセレンディピティが起こるかどうかの中核をなすとされています。

・Acceptance(受容)
気づいた価値を受け入れること。
発生した事柄はポジティブなものとは限りません。
「ネガティブ」と思える事柄も受け容れることが肝要でしょう。
それがひらめきつながり、成果にもなる、ということです。

Netには、他の方法も紹介されていました。
ご興味のある方は、検索してみてください。


■ 参考「シンクロニシティ」との違いは?

セレンディピティによく似た言葉に「シンクロニシティ」があります。

シンクロニシティとは、
心理学者のカール・ユングが提唱した概念で
「意味のある偶然の一致」という意味。

日本語では「共時性」と訳され、
因果関係のない複数の出来事が関連した意味を持ちながら
同時に起こる現象のことをいいます。

よく言われことが、
「ふと、ある人のことを思っていたらその人から電話がきた」など。

ユングは、精神世界と知覚による現象世界との間にあるものとして
シンクロニシティの概念を説明しました。

・・・私はこの「シンクロニシティ」という現象が気に入っていて、
信じてもいます。

セレンディピティは「偶然の幸運を手に入れる」という意味で
「能力・成果」の意味も含まれます。

これに対し、シンクロニシティは「意味のある偶然の一致」という
「現象」であり、何かをなすことで得られた成果ではないとされています。

両者の意味は異なるというのが一般論です。

つまり「セレンディピティ」は、
何かを得ようとして努力した結果、偶然に発生するひらめき。

「シンクロニシティ」は、特に何かをする訳でもないのに、
自分に意味のある出来事が発生する。

ということでしょうか。


■ おわりに

「セレンディピティは、
棚から牡丹餅(ぼたもち)のように単なる偶然で手に入る幸運ではない」
といわれています。

ノーベル化学賞の受賞者の言葉にも
「何もやらない人にはセレンディピティが起こらない。
一生懸命に真剣に新しいものを見つけようと行動している人には
顔を出す」
というものがあるそうです。

日々の知識や経験の積み重ねや行動することによって、
自分が探しているものを偶然に見つけ出せる力「セレンディピティ」。

この混迷期の今、
まさに自身の「セレンディピティ」を研ぎ澄まし、
探い物を見つけ出すチャンス、
新しい価値を生み出すチャンスかもしれません。


posted by suzumura at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる