2020年03月10日

人間は自分の変化すら予測できない


自分や世の中の未来は、予測できない

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最近、読んでいる本がすごく興味深いです。
「科学的な適職」
著者はコピーライターの「鈴木祐」氏、
出版はクロスメディアパブリッシングです。

内容を一言でいうと、
「巷にはびこっている職業選択のための様々な考え方や職業診断テストは
当てにならないよ」
というものです。

もちろん「ではどうしたらいいか」という答えも用意されています。

ご興味のある方は、チェックしてみてください。

キャリアや職業選びについて「目からうろこ」の内容が満載ですが、
今日はその中から、
最近の状況から改めて考えさせられるテーマをご紹介します。


■ 私たちは自分の変化すら正しく予測できない

いわく
「専門家の未来予想が当てにならないように、
あなたが自分自身の将来にくだす予測もまた当てにならない」

「私たちは自分自身の変化すら正確に予測できない」
と断言しています。

書籍にはハーバード大学が行ったリサーチ結果が紹介されています。
簡単に言うと
1900人に対し、自分の好きな人のタイプや好きな趣味、
お気に入りの職業などを調べ、
その上で被験者に次の質問をした。

・今後10年であなたの価値観や好みはどこまで変わると思いますか?
・過去10年であなたの価値観や好みはどこまで変わりましたか?

「その結果、ほぼすべての被験者が10年のあいだで自分の身に起こる変化を
過小評価していた」というのです。

・・・確かに。
自分に当てはめて考えてみると、
10年前、今の状態が予測できたか?といえば、
まったく想定外の今があります。

そしてこれから10年後も、自分はどうなるかわからない。

さらに、人生が一変するような出来事も予測できないものです。
3月11日の東日本大震災や数々の自然災害。
そして今の「新型コロナウィルス」。
想定外の惨事、発生するものですね。

考えさせられます。

書籍にはこんなくだりもあります。
「専門家だろうが有望な業界など予測できない」
「人間は自分の個人的な興味の変化も予測できない」

・・・確かに。
ITやAIの進化によって、将来の業界や仕事がどうなるかなどの研究が
発表されています。
が、10年前に今の情報化時代はまったく予測していませんでした。
だから、当てにならないかも。

また、個人的興味も変化しています。
これから10年後、自分が何に興味を持っているか、
予想がつきません。

最後に米国の国防担当「リントン・ウェルズ」の言葉で
締めくくられています。
「未来の状況はわからないが、
少なくともわれわれが想定しているものとはまるで違うことだけは
はっきりしている。
そうして認識に沿って計画を立てるべきだ」と。


■ おわりに

私が担当している研修では
「10年後の理想の自分」をイメージするワークを取り入れています。

自分にとっての理想のライフスタイルをイメージすることで、
今から何かしらの準備をしておこうという
モチベーションの一助にするためです。

確かに、未来の状況、未来の自分はわからないし、
イメージしたところでそうなれるとは限らない。

そもそも自分の興味や嗜好も変わっているだろうし。

となると
「自分の未来はわからない」ということを前提に
できるかぎりの準備をしておく。

もしくは、最近注目されている
「将来のことはわからないから、今を精一杯生きる」
そんな生き方もいいと思います。

人類は、「新型コロナウィルス」から何を学ぶのでしょうか?
将来、映画化されるかもしれませんね。

とにもかくにも、早い終息を願うばかりです。




posted by suzumura at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事で自分を育てる