2020年02月27日

肯定的な言葉を使おう


誰でも自分を認めてほしい

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先日、とある研修で
「自分からあいさつしても、返事もしない部下がいる」
と受講者の男性が嘆いていました。

「あいさつ」は、マナーやコミュニケーションの基本中の基本で、
誰でも「あいさつすべき」と知っているはずです。

それでも、あいさつをしない、あいさつを返さないという人がいることも
事実。

よほど嫌なことがあったのか、よほど相手を嫌っているのか、
あるいはまったく気づかなかったのか。

上司としては、そうした態度をとる部下の「理由」を考えてみても
いいかもしれません。
なにか問題や困り事が発生しているからかもしれませんから。

とはいえ、「あいさつを返してくれない」と、
自分が無視されたように感じます。

無視されるのは辛いもの。
だれでも、認められたいと思っています。

あいさつばかりでなく、注意の仕方、叱り方にもコツがあります。
上司が部下を叱るのは、部下に行動、言動を改めてもらい
成長してもらいたいからです。

ではどういう言葉がけがいいのでしょうか?

こんな原則を知っておくといいでしょう。


■ 自尊感情

誰でも自分自身を認めてくれた上で発せられた
肯定的な言葉遣いは受け入れやすい。


人間には「自尊感情」があります。

自尊感情(セルフ・エスティーム)とは、
自分自身を価値ある者だと感じる感覚です。
自分自身を好きだと感じること、自分を大切に思える気持ちのことです。
自己肯定感と訳されることもあります。

誰でも「自分は価値ある存在だ」と感じていたい。
自分自身でそう思えることも大切ですが、
他者から認められることも更に重要です。


■ 自尊感情を尊重したものの言い方

相手の自尊感情を尊重した言い方が「肯定的な言葉」です。

つい口に出してしまっている「否定的な言い方」と
「肯定的な言い方」を比べてみましょう。

・頭ごなしの「否定的な言い方」
@「ダメじゃないか、遅れて!」
A「こんなことわからんのか!」
B「どこに目を付けているんだ!」
C「いつまでかかっているんだ!」
D「できないなら早く言ってくれなきゃ困るよ!」

・自尊感情を尊重した「肯定的な言い方」
@「君が来るのを待っていたんだぞ!」
A「ここまではわかっているんだね?」
B「ここに注意してやるとうまくいくよ」
C「どこまでできた?いつまでにできる?」
D「どこまでできた?わからないことはなに?」


■ おわりに


繰り返しますが、「叱るべき場面」では、きっちりと叱るべきです。

そんな場合でも、肯定的な言い方を加えることで、
相手も受け入れやすいというもの。

日頃から、肯定的な言葉づかい、意識してみませんか?

部下にも家族(子供さん)にも。




posted by suzumura at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり