2019年07月30日

「がんばれ」の使い方


「がんばれ」を使い分けよう

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相手を「励ましたい」「元気づけたい」という思いで、
よく口に出すのが「がんばってね!」。
私的には口癖になっているほどです。

ところが、この「がんばれ」を
言ってはいけない場合もあるのです。

時にはその言葉が、応援や励ましではなく
相手を追いつめる言葉になることもあるのです。
例えば、災害に遭われた方に「がんばって」は要注意、
という指摘もあります。

「がんばれ」の使い方とタイミングを考えてみましょう。


■ 応援するときの「がんばれ」

「がんばれ!」「がんばってね!」という声をかけてもらうと、
力が湧いてきて自分が応援されている、
そんな気持ちになる経験は誰にでもあるでしょう。

誰かを応援したい、励ましたいとき、
元気づけたいときには、「がんばれ」と声掛けします。


■ 「がんばれ」が否定系の言葉に変わるとき

しかし、時には、この「がんばれ」という言葉が、
応援や励ましにならずに、逆効果に働くことがあります。

それは、すでにがんばっている人に使ったときです。

「自分は一生懸命がんばっている」と感じている人にとっては、
否定されたように感じることもあるのです。

たとえば
「こんなにイッパイイッパイがんばっているのに、
まだこれ以上がんばらなきゃいけないの?」
とか
「まだがんばりが足りないのか・・・」
とプレッシャーに感じてしまうこともあります。

では、どのように使えばいいのでしょう。


■ がんばれの肯定的な使い方

「がんばってね」とか「がんばれ」と
相手を応援したい気持ちで伝えたつもりなのに、
相手が元気をなくしてしまう、
不安な表情になる、
不機嫌な態度をとるようになる。

そんなとき相手は、プレッシャーに感じたり、
否定されているように感じているときです。

そんなときは、
「がんばっているね」「がんばったね」
と伝えます。

「がんばっているね」は現状のがんばりを肯定し、
「がんばったね」は、過去、
つまりこれまでのがんばりを肯定する言葉です。

肯定的な言葉は、相手の心を癒したり、
自信をつけたりすることができます。

自分のがんばりを認めてもらえ、肯定されると、嬉しく感じて、
心がホッとしますね。


■ 「がんばれ」のまとめ

・「がんばれ」には4つの形がある。
未来形「がんばってね」
現在形「がんばってるね」
過去形「がんばったね」
長期過去形「がんばってきたんだね」

私は次の形もあると思います。
・共有形「いっしょにがんばろう!」

<使い方>
・目標に向けてドンドン努力している人には「がんばって」。

・精一杯がんばり続けている人には
「がんばってきたね」「がんばってるね」。

・悩み続けている人には、
長期過去形の「今まで、ずっとがんばってきたんだね」。

自分がこれまでがんばってきたことを認めてもらえると、
それだけで背負ってきた重荷が軽くなる、
そんな気持ちになるものです。

心身ともに疲弊している人に「がんばって」は禁句。
とにかく相手の気持ちを汲み取ることが大事ですね。

・チームで新しいことに挑戦するときや
部下の成長を応援するときは「いっしょにがんばろう!」

部下だけに努力を押し付けるのではなく、
自分も一緒になって努力する姿勢を示すことは大事です。
部下にとって、頼もしく思えるでしょう。


■ おわりに

相手を励まし応援する「がんばれ」。

でも、相手の状況にあわせた使い分けが必要ですね。
そのためにも観察や共感が必要です。

周りの人に対し、効果的に使いたいですね。

ところで、
あなたは、自分自身にはどんな声掛けをしていますか?
未来に向けて「がんばろう!」?
現状を認める「自分はがんばっている!」?
そしてこれまでを認める「自分は、本当によくがんばった!」?

あなたにも、
あなたのそばにいる人にも励ましや承認の言葉をかけませんか?



posted by suzumura at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション