2019年07月19日

コミュニケーション・ギャップが生じる訳


なぜ、あの部下は聞いていないと言い張るのか?

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京都で痛ましい事件がありました。
強い恨み・・・
今後、解明されていくでしょう。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。

さて、気を取り直して。

たとえば
「言った」「聞いてない」

こんな言葉のやりとりは、
職場でも、あるいは家庭でもよくある会話ですね。

話し手と聞き手で、
理解の仕方や内容に食い違いが生じることは
往々にしてあります。

そんなコミュニケーションの食い違いを
「コミュニケーション・ギャップ」といいます。

コミュニケーション・ギャップについては、
いくつかこのブログでも紹介しています。

今日は、こんな理論はいかがでしょう。


■ 選択的知覚・選択的記憶

出典は、
「ビジネス心理学100本ノック」榎本博明著(日経文庫)

コミュニケーションの食い違い、
すれ違いが起こる理由は、
「だれもが自分に都合よく知覚し、記憶している」
からというのです。

書籍には
「食い違いやすれ違いが起こる理由には、
人間の自己中心的性格が絡んでいるから。
実は、だれもが、自分に都合よく物事を知覚し(選択的知覚)、
自分に都合よくものごとを記憶している(選択的記憶)
のだ」とあります。

この理論、納得ですよね。

たとえば、
納期などの約束事。
それも口約束だと、どうしても都合よく解釈しがちです。

特に、上司からの指示命令では、
経験豊富な上司としては
「部下は、このことくらい知っているハズ」と思い込み、
端折って(あいまいに?)指示してしまうもの。
一方部下の方は、自分勝手に解釈、判断したように
仕事をする。
と、そこに間違いが生じてしまうのです。

ということで
「記憶というもは都合よく変容するため、
コミュニケーション・ギャップを防ぐには、
メールなどを使ってその都度確認し、
記憶を共有しておくことが不可欠である」

としています。


■ おわりに

確かに私たちは、自然と自分に都合の良いように
解釈しがちですね。

あるいは、自分に都合の悪いことは
なぜか耳に入ってこない、なんてことも。

リーダーとしては、
誰にもこの「選択的知覚」と「選択的記憶」があることを念頭において、
部下に指示、命令する必要があります。

「聞いていません!」と言われないようにね。



posted by suzumura at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション