2019年03月12日

お手軽で効果バツグン「ピア・コーチング」


ピア・コーチングでメンバーの行動変革を手に入れる

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アメリカでコーチングが生まれたのが1970年代。
スポーツ界でのコーチ手法をビジネスの現場に取り入れたのでした。

日本で導入されたのが1990年代。
以後徐々に広まり、
10年ほど前からは、
ビジネスパーソンには欠かせないスキルとして定着しました。

コーチングは、組織とメンバーの成長には欠かせないとし、
特にリーダー、マネジャーには必須スキルとされていますが、
一方で、「続かない」という声もあります。

最大の理由は、時間がとれないというもの。
さらに面倒くさいし、飽きる。

コーチングは、コーチ役のリーダーが部下と面談で成り立っています。
毎週、あるいは隔週、30分から40分の時間をとって、
個別面談をします。

プレイングマネジャーでもある上司は、
毎週、あるいは隔週であっても、
部下全員と30分の個別面談時間を作るのは難しいというのが
現実ではないでしょうか。

そこで考えられたのは、
効率よくコーチングを実践し、成果を出そうというアイデア。

たとえば「グループコーチング」。
リーダーと部下一人という1対1形式ではなく、
リーダーがメンバー全員に対し実践するというもの。

これを実践されているチームもあると思います。
朝礼やミーティングの時間の一部を
グループコーチングに充てるという手法です

さらに「ピア・コーチング」なるものも登場しました。
参考になるかもしれません。


■ 行動変革を促すピア・コーチング

ピア(peer)とは、同僚、仲間の意味。

「ピア・コーチング」は、上司と部下の間ではなく
同じ立場のメンバーや同僚同士で行うコーチングです。

メンバー同士で対話し自己変革を促し合う。
そんな基盤がチームに根付けば、
さまざまなメリットがあります。

例えば同僚同士なら、手軽に取り組めます。
進め方も、いたくシンプル。

夫々の行動変革テーマを実践したかどうかを
確認し合うという方法なので、
短時間で進めることができます。

自分ひとりでなく、
他者との連携、交流のなかで実践するので、
より達成しやすい、という効果も望めます。

同僚同士のコミュニケーションを促進され、
共感する雰囲気も生まれます。


■ ピア・コーチングの進め方

ピア・コーチングの進め方にも諸説あります。
状況、環境に応じて、
あるいは指導者によって、
様々な形に進化、改訂されているのです。

ここでは、
私流の進め方をご紹介します。

1.行動変革テーマの洗い出し
仕事やプライベートで成果をあげるために、
自分自身を変えたいと考えることを5個以上書きだす。

2.テーマ決定
その中で、今一番、実行すべきテーマを選ぶ。
そのテーマを実践することでどんなメリットがあるかも
明確にしておく。

3.実践方法の決定
そのテーマを実現するための実行方法を
質問の形式でシート(ピアコーチングシート)
に3つ以上記入する。

<例>
テーマ:「毎日、始業30分前に会社に出社する」
メリット:始業前に一日のスケジュールが確認できたり、
 優先順位を決めたり、段取りが組める。
実践方法:
・30分早起きするために前夜に夜更かしせず早めに寝たか?
・寝る前に目覚まし時計を3つセットしたか?
・寝る前にストレッチ、ヨガ、瞑想のいずれかをしたか?
・翌日に着ていくスーツやカバンなど、前夜に準備したか?

4.ピア・コーチングの相手決定

5.お互いのテーマについて「アドバイス」し合う
・質問があれば、受ける。
・参考になるアドバイスがあれば、質問例に加える。

6.ピア・コーチングの実施日程決定
<例>
・毎日(あさイチ、昼食後など)OR 毎週・隔週(何曜日の何時から)
・期限 (1ヵ月間、3ヵ月間など)

7.宣言
テーマを実現できたらどんないいことがあるかも宣言する。

8.実践
結果をたたえ合う。


■ おわりに

まずは、コーチングや自己変革に興味を持っている同僚と
実践してみませんか?

方法は、面談でも、メールでもいいでしょう。
自分たち流にアレンジすることをお勧めします。

続ければ、必ず達成できます。

効果が実感できたなら、
それをチーム内に浸透させていくことも
考えてみませんか?


posted by suzumura at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり