2018年10月26日

Need/Wantマトリクスを自分に当てはめてみる


Need/Wantマトリクスで、自分の仕事を分析しよう

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自分の今の仕事を分析する方法として、
「重要度・緊急度マトリクス」が有名ですが、
「Need/Wantマトリクス」という方法もあります。


■ Need/Wantマトリクスとは

組織にとってのNeed(必要性)とWant(欲求)の2軸で
マトリクスを構成し、
それぞれ高い⇔低いで4象限をつくり、
業務のふりかえりを行うフレームワーク。

・必要性とは
組織が掲げているMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)、
および戦略や戦術に対して、
どれくらい必要性がある業務か、
どれくらい貢献度が高い業務かを考える。

・欲求とは
業務を遂行するメンバーが、
その業務をどれくらいやりたいと感じているかを評価する。

Need/Wantマトリクスは、
これら2つの評価軸で業務を振り返ることで、
組織と個人のベクトルを合わせていく手法と言えます。
以下、4つの各象限について見ていきます。

・組織としての必要性も個人の欲求も高い業務
組織が目指すビジョンや目標に直結する業務であり、
かつ個人のキャリアを形成する上でもプラスとなる重要な業務。
この領域の業務に集中できるほど組織は強くなる。

・必要性は低いけれど欲求は高い業務
趣味やライフワーク的な要素がある。
高いモチベーションで臨むことができるが、
組織としての持続性が低いため、
全体のバランスや全体への貢献の仕組みに関する工夫が必要。

・必要性は高いが個人の欲求は低い業務
組織としての必要性は高いものの、
個人の欲求に結びついていない領域。
義務的な要素が分類される。
成果を求めるあまりここの領域での業務の割合が増えすぎると、
メンバーには疲労が溜まるため要注意。

・必要性は低く、個人の欲求も低い業務
この領域の業務は業務の省略や簡素化など、
可能な限り避ける方向で考える。


■ Need/Wantマトリクスを個人用に考える

ファシリテーションをはじめ、仕事に役立つ数々の手法で有名な
堀 公俊(ほり・きみとし)さんが提唱しています。

Need/Wantマトリクスで自分の業務を分析し、
どこに偏っているのか、全体のバランスや傾向を調べるのに
最適です。

・縦軸は、組織や社会にとっての必要度(Need)
上が「必要である」、下が「必要でない」

・横軸は欲求度(Want)
右が「自分がやりたい」、左が「自分はやりたくない」

次に、自分がやっている仕事や活動を洗いざらい
ピックアップして4つの象限に振り分ける。


■ 分 類

@ 組織にとって必要であり、自分もやりたい業務
ライフワーク(Life Work)
使命感のある仕事、人生をかけた活動

A 組織にとって必要ではあるが、
自分としてはやりたくない業務
ライスワーク(Rice Work)
生活のための仕事、義務や奉仕活動
・・・まさに、ライス=お米のための仕事という訳です。

B 組織にとってはさほど必要ではないが、自分はやりたい業務
ライクワーク(Like Work)
好きな仕事、趣味や息抜き的な作業

C 組織にとって必要でなく、自分もやりたくない業務
ライワーク(Lie Work)
見せかけの仕事、単なる暇つぶし

堀公俊先生は、
「一般的にはこの数字の順番で優先順位が高くなります。
どこを増やしてどこを減らせば望ましい姿に近づくか。
Need/Wantマトリクスを見ながら考えてみましょう」
としています。


■ おわりに

時間があるときに、ちょっとやってみてください。

確かに、「ライワーク」はできるだけ減らし、
「ライフワーク」を増やしていくことが必要ですね。

長期的なキャリアを考えるときにも
参考になるでしょう。
なんせ、70歳まで働き続けなければならないのですから・・・