2018年10月09日

ダイアログで語り合おう!


「1on1ミーティング(個別面談)」もいいけれど、
ときにはメンバーたちとじっくり語り合おう


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職場での上司と部下との定期的な個別面談、
例えば今なら「1ON1ミーティング」などと呼ばれる面談方法が
注目されています。

上司と部下との個別面談は、
おたがいの現状を共有したり、理解を深め合ったりするには
非常に効果的です。
・・・定期的に実施することがポイントです。
忙しいでしょうが・・・。

とはいえ、一つのテーマ、
たとえば職場での問題などについて、
メンバーたちとじっくり話し合うことも、
情報共有、共感、気づき、チームワークにつながります。

ということで、
今日は、じっくり語り合うための「ダイアログ」という
ワークをご紹介します。


■ ダイアログの起源

ギリシャ語で「会話」の意 (DIA‐ +‐LOGUE)。
(建設的な)話し合い,「対話」。

簡単に説明すると。

米国の物理学者であったデヴィッド・ボーム博士が
中心になって開発された。

1990年代に入ると、MIT(マサチューセッツ工科大学)の
SoL(組織学習委員会)の研究グループによって、
ダイアログは「ラーニング・オーガニゼーション」の
中心的なプロセスとして位置づけられ、
欧米の企業・組織を中心に広がり、大きな成果を上げるようになった。

ちなみに、
デジタル用語でもダイアログがあります。
Windowsにおいて、ユーザーに入力を求めたり、
何らかの通知を行うために表示される小さなウィンドウ
「ダイアログボックス(dialog box)」の略称。

ダイアログ、あるいはダイアローグともいわれます。
英語発音では、延ばす方ですね。

いろいろな進め方がありますが、
私が一番わかりやすいと考える方法をご紹介します。


■ 組織における話し合いのダイアログ

共通するテーマについての話し合い。

意見をまとめる必要はなく、
ルールを守りお互いに尊重しあってじっくり話し合うことで
状況や意味や、意識、気持ちなどが共有できる。

自分の言葉の中から、あるいは他者の言葉の中から、
新たな気づきや学びが生まれてくると好評で、
研修などで取り入れられている。

・ダイアログの効果
目標達成や自分の成長、向上のためには、
経験からの学びが大きい。

経験から気づきを得て学びをより深めるためには、
他者との深い対話(ダイアローグ)が効果的である。

ダイアログを通して、他の人の考えや背景にあるモノの見方や
とらえ方などを分かち合うことによって、
問題解決の考え方や行動の参考にすることができる。


■ ダイアログの心得

1.体験談や主観をオープンに話す。
2.聴き手は話を否定せず、良いところは素直に承認する。
3.質問をして、より深い想いに耳を傾ける。 
4.意見や考え方などの違いがあったら、それを楽しむ。
5.結論を無理に決める必要はない。


■ ダイアログの5つのルール


・相手の話や相手の考え方を否定しない
・問いかけて掘り下げる
・答えたくないこと、わからないことは答えなくていい
・自分で(自分たちで)できることを見つけ出す
・聞いた話は他言しないこと

この「心得」と「ルール」を事前に全員で共有し、
ルールなどを守ることを意識することが大事です。


■ ダイアログの進め方(例)

1.共通するテーマについて、現状や経験談、その時感じたこと、
などを事前にメモする。

※共通するテーマ例
「今の職場の問題は?」「仕事で困っていることは?」
「チーム目標を達成するには?」「働きやすい職場にするには?」

2.グループ内で、話し手がメモした内容に基づいて、
出来事やその背景、思ったこと、気づいたこと、
苦労したこと、困っていることなどを、じっくり語る。 

※グループは、人数が少なすぎても多過ぎても効果が低くなりがちです。
4人から5人がいいでしょう。

3.聴き手たちは、話し手の「経験や成果、物の見方、考え方など」
をルールに従ってじっくり受け取った上で、
質問やフィードバックを行い、相互理解を深める。

4.時間は、一人当たり15分〜20分〜30分。
じっくり時間をとって語り合うことが効果的です。

5.ダイアローグ終了後、感想や気づき、学びなどをふりかえり、
グループ内で共有する。


■ まとめ

実は先日、とある企業様の研修で実施しました。
人事担当者から、あるテーマについてじっくり話し合いたいとの
ご要望があり、ダイアログを使うことにしました。

その結果は・・・。

熱心に語り合っていて、盛り上がっていました。
気づきや学びにつながったことはもとより、
仲間意識も芽生えたようです。

語り合うって楽しいとの意見がありました。

ときには腹を割ってじっくり話し合うこと、
大事ですね。

もちろん、話し手の話を否定しないとか、
承認するなどのルールも必要です。

Netにもいっぱい情報があります。

あなたのやり方、あなたのチームにあったやり方で、
挑戦してみませんか?


posted by suzumura at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 働きやすい職場づくり